こんにちは、まさちゃんです!
今回も公務員試験の情報や対策について記事にしていきます。
テーマは「教養試験について」です。
といった方向けに、教養試験の「科目別の重要度」と「得点の目安」を解説していきます。
こういった疑問にお答えしていきます!
この記事を読んでいただくと、「具体的にどの科目をどのくらい得点すれば合格点に乗るのか」がはっきりイメージできるようになるかと思います。
簡単に自己紹介を挟みつつ、本題に入っていきますね。
この記事を書いている僕は、29歳のときに国家公務員一般職の試験に合格し、地方出先機関で5年間勤務しました。いい大学をでたわけではありませんし、理系だったので法律や経済などの知識も全くない状態からそれなりの順位で合格したので、記事の内容は信用していただいて大丈夫です。
目次
そもそも公務員試験の教養試験って??
公務員試験の教養試験は、「高校までに学ぶような一般的な教養が身についているか」を試される試験です。
ポイントを以下にまとめました。
思考力や読解力が必要な「一般知能分野」と、知識の有無を問われる「一般知識分野」の2つがあり、合計得点が教養試験の得点になります。
出題数については受験する試験の種類や自治体により出題数が異なりますが、40題出題されるのが一般的です。
そして教養試験の合格ラインは6割と言われています。
公務員試験の具体的な合格ボーダーについては「公務員試験のボーダーライン【教養6割、専門7割でギリギリ】」で詳しくまとめているので、気になる方はこちらをチェックしてみてください。
一般知能分野の目標点と科目別重要度
それでは、それぞれの科目について詳しく見ていきましょう!
まずは一般知能分野から。
この分野の出題は大きく分けて2種類ありまして、以下の通りです。
数的処理と文章理解の2つです。
それぞれ具体的に見ていきます。
具体的にどの程度得点すれば合格ボーダーに乗るのか。
目標点も合わせて記載しました。
数的処理 出題数:16問前後 目標:11点
数的処理はその名の通り、「数学的な思考力」を使って解いていく問題です。
公務員試験の受験生は文系の人がほとんどなので、多くの受験生にとって鬼門となる分野となります。出題数が多いため、捨てるわけにもいかない厄介な科目ですね。
といっても、数学のように方程式を立てたりして解く問題は数的推理くらいなもので、そのほかは数学が苦手な人でも慣れれば解ける問題かなと思います。
判断推理は「証言をもとに嘘つきを当てる問題」や「席の並び順を当てる問題」などが出題されるので、順序立てて選択肢を絞っていくことで答えが導けます。クイズみたいなものだと思ってください。
空間把握はその名の通り図形の問題ですね。これもパターンが大体決まっています。過去問を解きまくればなんとかなります。
資料解釈は、グラフや表などを読み取って正しい選択肢を選ぶ問題です。これも難しい数学の知識は全く使わないので、慣れれば余裕です。
過去問をたくさん解いて問題のパターンに慣れていけば、かなり得点できるようになります。
文章理解 出題数:11問前後 目標:6点
文章理解もかなり出題数が多い科目です。
ですが正直、今さらこの分野を本気で勉強するのはもったいないと思います。
日本人なので、現代文はある程度は得点できるでしょうし、英文も今から英単語を覚えていくのも効率が悪すぎます。完璧を目指すなら別ですが、そうでないなら他の科目の勉強に時間を割いた方がいいですね。
ちなみに僕はテキストを1周しただけです。どんな感じで出題されるのかを確認して、基本の解き方だけ頭に入れて終了です。それくらいで十分だと思いますね。
英文なんて意味不明すぎて全部テキトーにマークしましたが、それでも余裕をもって合格できたので、文章理解は「それなり」で大丈夫です。
一般知識分野の目標点と科目別重要度

人文科学 出題数:4問前後 目標:1点
人文科学については、範囲が広い割に出題数が少なすぎるので、無理して勉強する必要は無いと思います。
例えば世界史。
世界史って言われてもめちゃめちゃ範囲広いですよね。なのに出題されるのは1問か2問。コスパ悪すぎです。
そんなコスパの悪い科目を勉強するなら他にいくらでも大事な科目はあります。今ある知識で得点できる問題を確実に得点するだけでいいでしょう。
最悪全部わからなくても5択です。「確実にこれではないでしょ。」という選択肢をいくつか省ければ、1問くらいは正解できるはずです。
気になるようであればテキストを一周読んでおくくらいでいいと思います。
ちなみに僕は全く勉強しませんでしたね。テキストを1ページも読んでないです。それでもかなり余裕をもって受かりましたよ。
自然科学 出題数:3問前後 目標:1点
自然科学も出題数が1問ずつくらいなので真面目に勉強しすぎるのはコスパが悪いです。
ですが、中学レベルの問題も多く出題されるので、基本的なところだけでも頭に入れておくのがいいと思います。
自分が読みやすいと感じたテキストを一冊買って、それを2周くらい読んでおけばいいかと思います。化学、生物、地学は暗記で得点できることが多いので、一瞬で答えを拾える問題もあります。
社会科学 出題数:6問前後 目標:5点
社会科学については捨てずにしっかり勉強しておく必要がありますね。
といっても専門試験の勉強をしている人はそれだけでOKです。出題範囲が被っているので改めて勉強する必要はないですね。
唯一やっておいて欲しいこととしては「時事対策」くらい。直前に「速攻の時事」を使って固めておけば万全です。
反対に、専門試験の勉強をしていない人はしっかり対策しておく必要があります。市販のテキストなどを使って固めておきましょう。専門科目を勉強している人は余裕で得点できてしまうので、ここで得点できないのは致命的すぎますので。。。
頑張ってください。
まとめ
というわけで今回は「教養試験」について、科目や目標点などを詳しく解説しました。
かなり科目数が多いですね。。。泣
全てを完璧にするのではなく、大事なところに力を入れて効率良く学習していかないと大変です。重要度3の科目を中心に、学習を進めてみてください!!
ちなみに目標点を書いておきましたが、これで合計24点、6割の合格ラインです。
5択の問題なので、適当にマークしても正解する可能性があると考えると、意外と簡単に合格ラインに乗せられることが分かりますね!!
今回は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
「これから公務員試験の教養試験の勉強を始めようと思ってるんだけど科目数が多すぎて何から始めればいいかわからない!」