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ストレスで休職してる公務員の数がやばい件【退職したので全部暴露します】

いつも当ブログ(masablog)をご覧いただきありがとうございます。資格についての情報を発信しているブログになりますので、参考にしていただけましたら幸いです。

今回は「公務員のストレス」について、僕の公務員時代の経験をもとに書いていきます。

  • ストレスで休職してる公務員の数は?
  • ストレスが溜まるのはどんなとき?

こういった疑問にお答えしていく記事になります。

公務員への転職を考えている方に向けて、リアルな情報をお届けできたらと思います!

以下が、簡単な僕の経歴です。

  • この記事を書いている僕は、29歳のときに公務員試験を受験して合格。
  • 国家公務員一般職として勤務した経験があります。
  • 5年間働き、やりたいことを見つけたので現在は退職しています。
  • 公務員受験生時代の経験をもとに、この記事を書いています。
  • なので記事内容は信頼していただいて大丈夫です。

本題に入る前に少しだけお知らせさせてください!

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ストレスで休職してる公務員の数がやばい…

まず最初に、公務員の休職者数について、推移を見ていきましょう。

人事院が公表している「年次報告書」の中に、「精神及び行動の障害」によって休職となった国家公務員の人数データがあったので、過去6年分を以下にまとめました。

なお、以下の表には、令和5年6月9日に発表された、令和4年度年次報告書の内容まで反映しています。(※令和3年度までの数字ですが、これが最新版です。)

年度男性女性全体
令和3年度3,376人1,384人4,760人
令和2年度3,084人1,193人4,277人
令和元年度3,110人1,076人4,186人
平成30年度2,898人920人3,818人
平成29年度2,902人939人3,841人
平成28年度2,700人787人3,487人

上記の通り、令和3年度は全体で4,760人の国家公務員が「精神及び行動の障害」により休職しています。これは全体の1.54%にあたる人数です。

なお、厚生労働省が発表している「労働安全衛生調査」によると、民間企業のメンタルヘルス休職者の割合は0.5%とのこと。

国家公務員の場合は「精神及び行動の障害」、民間企業の場合は「メンタルヘルス」ということで、対象者が違うため単純に比較することはできませんが、それでも公務員の休職者がかなり多いということは間違いないですね。

実際に働いていた感覚では、公務員として真面目に働こうと考えている方ほど、メンタル不調で休職に追い込まれてしまう傾向にあると感じました。

とはいえメンタル不調に陥っても退職に追い込まれるのではなく、休職してしっかり治療期間が取れるのは公務員の良いところで、「安心して治療に専念できることから休職者が増えている」という可能性もあるとは思います。

公務員のストレスにはどんなものがあるのか

では実際に、公務員にはどんなストレスがかかるのかを見ていきます。

僕が実際に現場で感じたストレスや、見たり聞いたりしてきたストレスを、以下に挙げます。

  • 頻繁にある人事異動によるストレス
  • 年功序列社会によるストレス
  • 仕事の非効率によるストレス
  • 公務員批判によるストレス
  • 長時間労働によるストレス
  • ノルマなどによるストレス
  • ハラスメントによるストレス

他にもいろいろありますが、上記の7つが主なところです。

以下で詳しく説明していきます。

頻繁にある人事異動によるストレス

まず、公務員なら基本的に避けては通れない「頻繁な人事異動」がストレスの原因の1つとして挙げられますね。

  • 公務員は長期間同じ部署にいると、関係する民間企業などと癒着が生じる可能性があるため、基本的に2〜3年周期で異動を命じられます。

職種にもよりますが、国家公務員なら全国、地方公務員ならその地域内が異動範囲になるので、全く知らない土地で1から人間関係を築いていかなければならないときがあります。

また、全くやったことのない業務をする部署にいきなり異動になったりするので、「上司なのに部下より仕事を知らない」といったことも頻繁に発生します。

これは経験がありますが、かなりつらかったです。

上司なのに部下に教えてもらいまくりで、頼りにならない自分が腹立たしかったです。

年功序列社会によるストレス

今はかなり解消されてきていますが、依然として公務員は年功序列社会であると言えます。

  • 大きな問題を起こさなければ出世できるので、全くやる気のない上司がいたりします。

そんな上司の下につくと、本当にストレスが溜まります。面倒なことには一切関与しようとしないので、部下の負担が大きくなるというのはもちろん、最悪の場合はそいつの尻拭い業務も発生します。

また、「大きな問題を起こさない」ということしか考えていないため、新しいチャレンジがなかなかできないというストレスも溜まります。

とはいえ公務員の年功序列社会については徐々に改善されてきています。以下の「公務員の年功序列はおかしいから廃止!成果主義で給料にこれだけ差がつく!」に詳しくまとめたので、気になる方はチェクしてみてください。

仕事の非効率によるストレス

これもよく言われていますね。

  • 公務員の職場は、新しいやり方を取り入れるのが圧倒的に遅いです。

古くさい文化がたくさん残っています。

ハンコ文化、書類文化が代表的なものでしょうかね。送られてきたメールをわざわざ紙に印刷し、回覧してハンコを集めたりするんです。

あとは未だにFAXが大活躍しています。

メールで送れば終わる報告を、いちいち紙に書いてFAXしていたのは、今となってはいい思い出です(嘘)。

ちなみにメールもFAXも、自分一人で送信することはできず、誰かに送り先をダブルチェックしてもらう必要があります。みんな忙しそうにしてるのに、「ダブルチェックお願いします」って声をかけるのも地味にストレスでした。

今は河野大臣の活躍もあり、ハンコやFAXを使うタイミングはかなり少なくなったと聞きますが、それでも完全になくなることはないでしょう。

公務員批判に対するストレス

はい、これもよくありますね。

公務員に対する理不尽なクレーム、めちゃくちゃ多いです。

電話や窓口で無理な注文をされたり、大声で怒鳴りつけられたり…公務員の現場も結構大変です。暴力をふるわれて警察に通報するパターンもちょこちょこあります。

まあそれでも業務時間中であれば仕事の一部と割り切って耐えられるんですが、休憩時間や勤務時間後の行動にまでケチをつけてくる人もいるんですよね。

  • トイレに行くときの歩くスピードが遅すぎる!(休憩中)
  • エレベーターに俺より先に乗った!(休憩中)
  • 勤務時間中に喫煙している奴がいる!(休憩中)
  • 帰りに歩きスマホしている奴がいる!(退勤後)

最後の歩きスマホは公務員側にも落ち度があるとして、その他は理不尽すぎるクレームですよね。

なんでしょう…公務員には自分のイライラを全てぶつけていいとでも思っているんでしょうか。公務員だって人間なんで、傷つきますし、ストレスも溜まるんです。マジでやめてもらいたい。

長時間労働によるストレス

部署にもよりますが、残業が多くなるとそれだけでストレスですね。

  • 僕は国家公務員の地方出先機関勤務だったので、繁忙期以外はほとんど残業なく帰れていましたが、中央省庁で働く公務員は年間を通して残業が多く、大変そうでした。

国会対応や法改正の対応、コロナや震災の緊急時対応など、明け方まで仕事が終わらないケースもあるようです。

また、残業が多くても残業代が支払われればまだ納得できるんですが、予算をオーバーすると残業代も出なくなるため、そうなるともうストレスがエグいですね。

公務員の残業については以下の「公務員は残業が多い説、定時で帰れる説、どっちが本当なの??」で詳しく解説しています。気になる方はチェックしてみてください。

ノルマなどによるストレス

公務員は「ノルマがないので気楽だ」と思われがちですが、そんなことはありません。

  • 何をやるにしても数値目標があるので、その達成を求められます。

僕の場合だとハローワークでの勤務だったので、月間の就職件数の目標値がありました。

あとは面接会を何件やるとかいう目標もありましたね。

民間企業の営業職なんかと比べるとゆるいのは否定しませんが、ノルマが全くないと思って入ると「思ってたのと違うぞ」ってなりますのでご注意を。

ハラスメントによるストレス

ハラスメント関係も普通にありますね。

  • セクハラ、パワハラなど。

ひどいハラスメントなんかはニュースにも取り上げられているので、目にする機会もあるかと思いますが、ニュースにならないハラスメントもかなりありますよ。

GoogleやYahoo!で「公務員 パワハラ 事例」とかで調べるとたくさん出てきます。

もちろんそういった事例にすらならないハラスメントもたくさんあるでしょう。ハラスメントを受けても言い出せずに我慢し続けている方もいるでしょう。

この辺りは公務員だからといって、「ハラスメントが絶対にない職場」ということはないです。公務員も人間ですので。

なお、ハラスメント関係は相談窓口があるので、しんどいときはそこに相談することも可能です。ですが僕が公務員として働いていた頃は、残念ながら周りで使っている人を見たことはありません。今後使いやすい世の中になっていってくれることを祈ります。

公務員のストレスチェックは形だけで無意味?

公務員の職場では定期的に「ストレスチェック」が行われています。

いくつかの質問に回答して提出し、ストレスのレベルや精神状態をチェックするものなのですが、正直なところ形骸化しているように思います。

  • 僕が公務員として働いていたときもそうでしたが、なかなか本音で回答できないのが現実です。

上司を通さずに回答する形式なので、プライバシーに配慮されている形になってはいるのですが…

「ストレスに弱い」という烙印を押されてしまうと出世に響くのが公務員の職場なので、どこでどう流出するかもわからないストレスチェックに、100%正直に回答できない方が多いかと思います

正直に「ストレスを感じている」と答えられる方は、そんなチェックなどしなくても上司に相談できる方かと思います。

というわけで、効果がゼロとまでは言いませんが、実際にストレスを感じている方が確実にこのチェックで救われるかというと、そんな簡単な話ではないですよ。というのが僕の見解です。

面接でストレス発散・解消方法を聞かれたら…

公務員試験に限らずですが、面接のときにストレスの発散方法、解消方法を聞かれることってよくありますよね。

これから受験する方は、この質問には確実に即答できるように準備していった方がいいです

上記の通り、公務員は民間企業と違う形でストレスを受けることがあります。ストレス耐性に自信がある方でも、全てを受け流すのは難しいでしょう。

  • そのため面接試験では、何かしらのストレスがかかったときに溜め込むことがない人間かどうかを確認するため、「ストレス発散・解消方法はありますか?」といった質問をされることが多いです。

あまりストレスを感じない体質なので。

などと答えるのは、あまり良い回答とは言えないですね。身近なことで簡単にストレスを発散できるということをアピールしましょう。

  • ジムで筋トレすることです。
  • サウナでととのうことです。
  • 美味しいものを食べることです。
  • 1人でカラオケにいくことです。
  • 読書をすることです。
  • 猫と戯れることです。
  • お笑い番組を見ることです。

などなど、本当にその日のうちにすぐに実行できるものを答えるのが良いですね。面接前にしっかり準備しておきましょう。

給料に対する不満も、ストレスになる

「公務員は高給取りだ」というイメージがあるかもしれませんが、実際にはそんなことないですね。

詳しくは「公務員の給料明細を公開!34歳で手取り20万は高いのか安いのか」の記事で僕の公務員時代の給料明細を公開しつつ解説していますので、そちらを参考に。

タイトルの通り、僕が34歳のときは手取りが20万円という給料でした。もちろんボーナスももらえるので、年収ベースで言うとある程度の金額にはなるのですが、これが高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれかと思います。

いい大学を出て、友達が大企業で働いている場合には、その友達と比べて自分の収入が低いと感じてしまうかもしれません。

そうなったときに、公務員の年功序列という特性により、「頑張っても大きな収入アップが目指せない」というのがかなりストレスになるかと思います

僕の場合は29歳で公務員になったということもあり、大卒ストレートで入った同い年くらいの方との給料の差が悲しかったですね。頑張って働いていい評価をもらえば

最近は公務員離れが進んできているとの話をよく聞きます。それに伴って中途採用の募集が増えてきていますが、この辺りをなんとかしないと優秀な人は集まらないかと思いますね。

限界を感じたら、公務員を退職するのもあり

ここまで公務員のストレスについてネガティブな内容を書いてきましたが、最終的に僕が一番言いたかったことはこれです。

  • 公務員の仕事にストレスを感じたら退職すれば良いだけなので、これから公務員試験を受けようと思っている方は必要以上に怖がる必要はありませんよ。

実際にストレスを感じて公務員を退職し、幸せに暮らしている人間がここにいます。

公務員になったら一生やめられない。

なんてことはないです。

しんどいと思ったら環境を変えれば良いだけです。

環境を変えたとしても、「あの難しい公務員試験に合格した」という成功体験は、今後の自信になります。無駄にはなりません。

というわけで、この記事に書いてある内容だけで、公務員試験の受験をやめる決断をするのはもったい無さすぎるので、早まらないでくださいね。

ちなみに僕が公務員を退職したときの体験をまとめた記事が以下の「公務員辞めたいと思ったから30代で転職した話をする【後悔なし】」です。これから公務員を目指す方にはあまり参考にならないかもしれませんが、気になる方はどうぞ。

反対に、公務員の仕事の魅力・やりがいとは

さて、今回は公務員のストレスというテーマでネガティブな記事を書いてきたので、この辺りで少しポジティブな話もしておこうかと思います。

公務員の仕事には、民間企業では味わえない魅力ややりがいがあったりもします。

例えば以下ですね。

  • 関わる地域の規模が大きい
  • かかる責任の規模が大きい

国家公務員であれば国全体に関わる仕事をしますし、地方公務員であればその地域全体に関わる仕事をします。仕事の規模感はかなり大きいですね。それに伴い、それなりの責任も発生します。

僕は塾講師からの転職だったのですが、「塾に通う生徒たち」という超限定的な規模感(これはこれで楽しかった)から、「国全体」という大きな規模感に変わりました。なかなか民間企業では味わえない規模感かと思います。

この辺りも含め、公務員の魅力とやりがいについては「公務員の魅力とやりがいを元公務員が解説【志望動機はこう書きました】」にまとめています。気になる方はどうぞ。

公務員のストレスについてまとめ

というわけで今回は「公務員のストレス」について、僕の実体験をもとに記事にしました。

簡単に、内容を振り返っていきます。

まずは統計データから。

  • 人事院の発表によると、「精神及び行動の障害」で休職となった国家公務員は急速に増えてきていて、令和3年度は4,760人。

「精神及び行動の障害」なので、全員がメンタル不調での休職というわけではありませんが、かなりの方がストレスで苦しんでいる現状がわかりますね。

続いて公務員が受けるストレスにはどんなものがあるのか、僕の実体験から主なものを挙げると、以下になります。

  • 頻繁にある人事異動によるストレス
  • 年功序列社会によるストレス
  • 仕事の非効率によるストレス
  • 公務員批判によるストレス
  • 長時間労働によるストレス
  • ノルマなどによるストレス
  • ハラスメントによるストレス

その他、以下の点についても解説しました。

  • 公務員のストレスチェックはあまり機能していない。
  • 面接でストレス発散方法を聞かれた時の答え方。
  • 給料に対する不満も感じるかも。
  • しんどかったら、退職するのもあり。
  • 公務員にしかない魅力ややりがいもある。

今回は以上となります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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