こんにちは、まさちゃんです!
いつも当ブログ(masablog)をご覧いただきありがとうございます。
資格についての情報を発信しているブログになりますので、参考にしていただけましたら幸いです。
さて、今回は「公務員時代の給料明細を公開」というテーマで、僕が公務員時代にもらった実際の給料明細を公開していきます!
といった疑問が解消できる内容になっています。
この記事を書いている僕は、29歳のときに国家公務員一般職の試験に合格。地方出先機関で5年間勤務した経験があります。
今回公開するのは、そのときにもらった給料明細です。
お知らせ
本題に入る前に少しだけお知らせさせてください!
アガルートアカデミーの公務員講座を申し込む方にアマギフ10,000円をプレゼントするキャンペーンを実施しています。当ブログ内のリンクから対象講座に申し込んだ場合に自動的に適用されます。申し込む際には活用していただければと思います!
それでは早速、本題に入っていきます!
目次
公務員の給料を公開!する前にまず僕の経歴を…
いきなり公開!!といきたかったのですが、まず最初に僕の経歴を簡単に説明させてください。
民間企業での経験を経て公務員になった場合、給料にはその経験年数分が反映されます。100%全てが反映されるわけではないですけどね。
なので先ほど「29歳で公務員になった」という話をしましたが、それまでの経歴がどうなのかがわからないと、給料が高いのか低いのかの判断がしづらいかと思います。
というわけで、学校名や企業名を消した履歴書が以下です。

こんな感じですね。
というわけで民間企業での職歴としては6年弱といったところです。
今回公開するのは採用されてから4年7ヶ月目にあたる、令和1年10月の給料明細です。
公務員にはあれやこれやとややこしい手当が多いのですが、この月は全くありませんでした。なので「公務員の給料明細を初めて見る方」にもわかりやすいかと思い、この月の明細を選びました。
それでは見ていきましょう。
【公務員の給料明細を公開】34歳、5年目のリアル

こんな感じですね。
この月は半年分の定期券代が支給される月だったので、通勤手当の分だけ支給額が多くなっています。通勤手当がなければ、支給額としては20万円ちょっとといったところですね。
初めて見る方にはわかりにくい部分もあると思うので、主な内訳について以下で簡単に説明していきます。
公務員の給料は「俸給表」と呼ばれる給料表によって決まる!

給料明細の一番上に書いてある「俸給支給額」について説明していきます。
俸給支給額というのは、民間企業で言うところの基本給です。公務員の給与は「俸給表」という給料表に基づいて決まるので、この名前で呼ばれています。
俸給表にはいくつか種類があって、職種によってどの俸給表を使うかが決まります。
僕の場合は国家公務員一般職での採用なので、「行政職俸給表(一)」という俸給表が適用されています。
以下の表ですね。

当時の僕は2級26号俸だったので、左から2番目にある2級のところを見ていただいて、下から3番目の「235,500」という金額が支給される形です。
上の給料明細を見ると、確かにこの金額になっていますね。
ちなみにこの俸給表は、民間企業の平均をとるように作られています。なので1年に1回、金額が変更されます。最新の俸給表とは金額が違っている可能性があるので注意してください。
公務員の給料は手当が豊富!
手当についても説明します。
給料明細を見ていただくと、手当の項目がたくさんありますよね。先ほどの俸給支給額に、これらの豊富な手当の金額が上乗せされて、総支給額になります。
全てを説明してもわかりにくくなるだけなので、今回は主な手当をいくつか紹介していきます。
それぞれ説明していきます。
地域手当
勤務する地域に応じて支給される手当のことです。同じ仕事をしていても、働いている地域によって給料に差がつくようになっています。
例えば、東京23区内で働く場合には、俸給支給額の20%分の地域手当が支給されます。
東京は物価とか家賃が高いので、他の県と同じ給料だと不利になっちゃいますよね。なので地域手当としてプラスで給料が支給される感じです。
主な地域手当の支給地域は以下のような感じです。

東京以外でも地域手当が支給される地域がたくさんありますね。
大都市圏で働く方は、この地域手当が支給される可能性が高いです。
ちなみにこの辺りはややこしいのですが、前年度より地域手当の支給率が下がる場合は、前年度の地域手当の率がそのまま適用されるというルールがあります。
いきなり23区内から秩父への転勤を命じられて(普通はそんなことはない)、給与が20%カットされたりしたらしんどすぎますからね。
僕の場合もこのルールが適用されています。このとき勤めていた職場は6%の地域手当が支給される地域だったのですが、前年度もらっていたのと同じ12%の地域手当が加算されています。
住居手当
家賃補助のことですね。
この明細が支給された当時は、住居手当は家賃の額に応じて最高で27,000円の範囲内で支給されていました。
イメージとして、家賃のおよそ半分くらいが支給されると思っていただけるとわかりやすいかと思います。
僕の場合はさいたま市在住で家賃もそれなりに高かったので、上限の27,000円が支給されています。
ちなみに現在は住居手当の額が引き上げられ、上限は28,000円となっています。
扶養手当
配偶者や両親を扶養している場合、6,500円が支給されます。
子どもは年齢に応じて1人につき10,000円または15,000円が支給されます。
僕の場合は扶養家族がいなかったので、今回の明細だと支給額はゼロですね。
超過勤務手当
こちらは残業代のことですね。
今回公開した僕の給料明細だと超過勤務手当が0円になっていますので、前月は残業をしなかったということになります。
僕が当時勤めていた部署は、年度始めが忙しく、1ヶ月の超過勤務は60〜70時間くらいになります。それ以降は徐々に落ち着いてきて、夏からは0が続くといった感じです。
この部分は部署によって大きく変わってきますね。
公務員の残業実態については、以下の記事「公務員の残業は平均どのくらい?予算次第で残業代がでないこともあるという事実…」で詳しく説明しています。気になる方はチェックしてみてください!
公務員の給料は高いのか安いのか…
はい、というわけで今回の給料明細を見ていただいた上で、「公務員の給料は高いのか安いのか」ということについて考えていきたいと思います。
正直なところ、個人的には高い給料をもらっている感覚はなかったですね。同年代の友人たちは民間企業でもっと良い給料をもらっていたので…
34歳で手取り20万円ちょっと…
さいたま市に住んでいたことを考えると、扶養家族がいないとはいえ、裕福な暮らしはできないですね。
それでも地域手当があるだけいい方かなと思います。ない地域で実家暮らしだと、235,500円が総支給額。そこから諸々の税金やらが引かれて、おそらく手取りは20万円弱。
34歳でこの金額だと、「思ったよりもらってないな」と感じる方が多いのではないでしょうか。
少なくとも、世間で言われている高級取りのイメージとは違っていますよね。
ですが、感じ方は人それぞれ。人によっては、これだけもらえれば十分良い暮らしができると考える人もいるでしょう。
最終的にこんな結論になってしまって申し訳ないのですが、結局は「人による」というのが今回の結論かなと思います。
公務員は大卒ストレート組が有利!民間経験者の給料は低い傾向に…
というわけで、29歳で転職して5年目の給与明細という、なんとも参考にしづらいものを公開してしまいました。
需要あるのかなこれ…笑
少しでも参考にしやすいように補足すると、「僕と同い年で大学を卒業後ストレートで公務員になった方」は、僕よりも2万円くらい総支給額が高いはずです。
そうなると、僕と同じ状況の方でなんとか総支給額が30万円を超えてくる感じですかね。
先ほども少し書きましたが、民間企業での勤務を経験してから公務員になった場合、民間時代の経験年数が給料に反映されます。
ですがその反映分が100%ではない(70%くらい)ので、「民間経験組は大卒ストレート入庁組と比べると給料が低い」ということになります。
僕は民間企業で6年弱の経験がありましたが、実際に公務員時代の初任給に反映されていたのは5年分もありませんでした。
この辺りは民間から公務員への転職を検討している方は知っておいた方がいいですね。
公務員は年功序列なので、給料は順調に上がっていく
公務員の世界は年功序列なので、年齢を重ねるにつれて順調に昇給していきます。
給料の低さよりもこういった部分に魅力を感じる方は、ぜひ公務員を目指してみてください。
なお、「公務員は年功序列」と書きましたが徐々に変わりつつあるので、その辺りについては「公務員の年功序列はおかしいから廃止!成果主義で給料にこれだけ差がつく!」の記事を参考にしてみてください。
それから今回は月の給料明細の公開記事でしたが、ボーナスの明細を公開した記事が「公務員はずるい!宿舎・ボーナス・退職金・育休・年金など元公務員が実態を解説」になります。こちらもあわせてどうぞ。
その他、「公務員のなり方」や「公務員予備校のおすすめランキング」などをまとめた記事も作成しているので、記事の最後にいくつか掲載しておきます。
というわけで、今回は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。