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資格についての情報を発信しているブログになりますので、参考にしていただけましたら幸いです。
今回は、公務員試験を20代後半以降で受験するときに気になる「年齢による有利不利」について、僕の実体験を記事にしていきます。
といった疑問にお答えしていきます!
公務員試験には年齢制限がありますが、その年齢制限ギリギリで受験した場合に「どのくらい不利になるのか」について詳しく解説していきます。
実際に年齢制限に近い歳での公務員試験を経験しているので、リアルな情報をお伝えできると思います!
本題に入る前に少しだけお知らせさせてください!
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目次
公務員試験は年齢が高いと不利になるのは事実。
公務員試験は年齢制限ギリギリだと不利になるのかならないのか。
いきなりですが、結論からお伝えします。
公務員試験は年齢が高いと確実に不利になります。
これは間違いありません。
実際に僕が公務員試験を受けたときも、明らかに年齢を理由に落とされたことがありました。
公務員試験は年齢制限内であれば平等な評価が受けられると思いますよね。
ですが実際にはそんなことはなく、年齢が高ければ高いほど不利になることは間違いないです。
一般企業と同じで、同じ能力の人間が2人いれば当然若い人が採用になります。
というより、公務員は即戦力の人材をあまり求めていないので、能力が高くても落とされる可能性があります。
例えば22歳の新卒の方と、27歳の民間企業経験がある方が受験し、採用枠が1つだったとします。
27歳の方が圧倒的に能力値が高かったとしても、22歳の方の5年後がその方を上回ると判断されれば、27歳の方は落ちます。
伸び代をみている。
という表現が正しいかもしれません。
現時点で能力が高い方が良いのは言うまでもありませんが、能力が高いからといって合格できるわけではありません。
高齢で受験する方は、この辺り、覚悟しておいた方がいいです。
というわけで公務員試験は年齢が高いと不利になるのは確実です。
年齢が高いという理由で公務員試験に落ちた体験談
実際に年齢が理由で公務員試験で不採用となった僕の体験談を書きますね。
これは29歳で国家公務員一般職の試験を受けたときの話です。
国家公務員一般職の試験はざっくり以下のような流れで選考が進みます。
- 一次試験に合格
- 官庁訪問で内々定
- 二次試験に合格
- 内定
一次試験に合格した後、二次試験の前に官庁訪問という選考があります。
官庁訪問は、自分が働きたい省庁を実際に訪問し、省庁ごとの採用試験を受けるようなイメージです。
なので仮に不採用の通知が来たとしても、他の省庁を受験することができるのでまだ公務員になれる可能性があります。
ここで内々定をもらえたとしても、最後の二次試験に不合格となれば公務員として働くことはできません。
僕が年齢で落とされたのは官庁訪問初日に訪問した霞ヶ関の某省庁。
ここで面接を受けたときのことです。
1対1での面接で、良い感じにアピールできたと思っていたのですが。。。
最後の最後で面接官から思いがけぬ言葉が発せられました。

「コミュニケーション能力が高くて人柄はとても良いのはわかったんだけど、年齢がなあ。。。」
そのままお見送りされました。笑
面接官の方もとても深刻そうな顔で頭を抱えて放った「年齢がなあ。。。」の一言。
どうしても採用できない理由があったんでしょうね。
僕としても29歳で公務員試験に挑戦するにあたり、年齢で不利になることは覚悟していました。
インターネットでいろいろ調べ、高齢でも採用される可能性が高い省庁を選んだつもりだったのですが、現実は厳しかったですね。
先ほども書きましたが、公務員に即戦力の能力は必要ないんです。
僕の能力より他の受験生の伸び代が高いと判断されたわけですね。
僕の力不足といえばそれまでなんですが、思ったより年齢でのマイナスは大きかったということですね。
公務員試験で年齢が不利になるのは「面接のとき」です。

公務員試験は年齢が高いと不利になるという話をしましたが、筆記試験については不利になることはありません。
しっかり対策をしていけば問題なく合格することができます。
年齢が高いから減点されるとかそんな無茶苦茶なことはさすがに行われないのでご安心ください。笑
反対に、面接試験の場合は年齢が高くなればなるほど不利になる可能性があります。
先ほども書いた通り、同じ能力なら当然、若い人が採用になります。
民間企業と同じですね。
人が採点するのでこの辺りは仕方ないです。
とはいえ、年齢が高くても公務員試験の合格を勝ち取る方法はあります。
- 年齢が高くても不利になりにくい公務員試験を受ける。
- 一次試験でなるべく高得点を叩き出して差をつけておく。
例えば上記の2つの方法が考えられますね。
年齢が高くても不利になりにくい公務員試験
基本的に年齢が高くなればなるほど合格率が下がるのはどの公務員試験でも同じなのですが、年齢が高くてもそこまで合格率が下がらない試験もあります。
結論から言うと以下のような試験です。
年齢が高くても不利になりにくい公務員試験は、採用予定数の多い試験です。
具体的には以下のような試験ですね。
などなどです。
これらの試験は採用数が多いゆえ、1人の面接官が全ての受験生の面接を担当することができません。
そうなると担当した面接官によって有利不利が生じてしまう可能性があります。
なので面接での採点方法について、めちゃめちゃ細かくルール決めされている可能性が高いです。
そしてそのルールの中に、「○○歳以上は○点減点。」なんていうヤバい文言が入っているわけないですよね。笑
というわけで、採用予定数の多い試験は年齢で不利になる可能性が低いです。
とはいえ国家公務員一般職の場合は官庁訪問で少ない採用枠を争うことになるので、僕のように年齢で落とされる可能性もあります。
地方出先機関は年齢が高くても採用してもらえる可能性が高いので、選択肢に入れておいた方がいいですね。
年齢の不利は公務員になった後もつきまとう
ネガティブな話になってしまうのですが、知っておいていただきたいことなのであえて書きます。
年齢の不利は、試験のときだけではなく、公務員になってからもつきまとうということです。
僕が実際に体験したものとしては以下の2つが大きかったです。
他にもあるのかもしれませんが、僕が不利だと感じたのはこの2つですね。
それぞれ説明していきます。
若いうちに公務員になった同い年の職員より、給料が安い。
まずは給料についてですね。
公務員の場合は「給料」ではなく「給与」と呼ぶのですが、ここでは公務員以外の方でもイメージしやすいように給料という言葉を使って説明していきますね。
民間企業を経験してから公務員になった場合、それまでの民間での経験年数分が「職歴加算」という形で給料に反映されます。
公務員での仕事に関係のある職歴であれば働いていた期間分が全て加算されるのですが、関係のない職歴であれば8割の期間分しか加算されません。
僕の場合は29歳で公務員になり、それまでに民間企業(学習塾)での経験が6年弱あったのですが、4年分くらいしか職歴加算されませんでした。
就職せずに遊んでいた期間があるのと、大学を5年かけて卒業したというのもあり、このくらいの職歴加算になっています。
僕が30歳のときに、大卒ストレートで入った27歳と同じ給料という計算になります。
同い年の公務員と比べると、月に2万円くらいの差がありました。
ボーナスの額にも反映されるので、年収で30万円くらいの差になる感じです。
公務員はまだまだ年功序列の面があるので、今後この差をつめることは難しいです。
つまり、定年退職するまでずっと、この差はつきまとうということになります。
そんなこと言ったって、公務員は給料高いんでしょ??
という方もいらっしゃると思うので、僕の給料明細を公開した記事を書きました。
気になる方は「公務員の給料明細を公開!34歳で手取り20万は高いのか安いのか」をチェックしてみてください。
もちろんですが、職歴が全くない状態で公務員になったのであれば、職歴加算がないので新卒で入った方と同じ給料ということになります。
そこからいい成績を出しまくって追いつくのはなかなか難しいです。
役職につくのは年功序列なので、責任が重くなるのが早い。
お金の面で同い年の公務員と差があるのは承知の上だったので問題なかったのですが、責任が重くなるのが早いというのは想定外でした。笑
僕の場合は公務員になって5年目で係長の役職につくことになりました。
地方出先機関の勤務でこれはめちゃめちゃ早いです。
もちろん僕が優秀だったとかそういうことはなく、歳の近い同期はみんなまとめて係長になりました。
まさに年功序列です。
ここで付け加えておきたいのは、特に給料が上がるとかそういった恩恵は無かったということです。
係長というと基本的には3級なのですが、公務員になってからの年数が浅い僕は2級のまま。
給料も上がらずに責任だけが重くなるという超絶貧乏くじを引いた感じです。笑
以上が公務員になってからの年齢での不利についてです。
それでもやっぱり公務員は魅力的な仕事!
これだけネガティブなことを言っておいて最終的にこれかよ!
と思われた方もいるかと思いますが、正直なところ公務員はやっぱりいろいろと恵まれている部分が多いと思います。
上記のような部分に魅力を感じる方は、頑張って公務員試験に合格すれば幸せな公務員ライフが送れるかなと思います。
ぜひ挑戦してみてください!
公務員になるためにやるべきことは、以下の「公務員になるためにやるべきこと【半年で安定を勝ち取る全手順】」にまとめたので、これから何をすべきかわからない方は参考にしてみてください!
今回は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!