こんにちは、まさちゃんです!
今回も公務員試験について記事を書いていきます。
「これから公務員試験の専門試験の勉強を始めようと思ってるんだけど科目数が多すぎて何から始めればいいかわからない!」
といった方向けに、専門試験の科目ごとに「重要度」と「得点の目標」を解説していきます!
こういった疑問にお答えしていきます!
この記事を読んでいただくと、具体的にどの科目をどのくらい得点すれば合格点に乗るのかがはっきりイメージできるようになります。
気が遠くなるくらいの科目数がありますが、重要な科目に絞って効率よく学習していけば、そこまでしんどい思いをせずに合格ラインを超えることができます。
そのことに、僕は公務員試験に合格してから気付きました。
これから受験するみなさんには同じ苦しみを味わって欲しくない!!
という気持ちで、この記事を書いています。
お前誰だよ!!って話だと思うので簡単に自己紹介だけさせてください。
この記事を書いている僕は、29歳のときに国家公務員一般職の試験に合格し、地方出先機関で5年間勤務しました。いい大学をでたわけではありませんし、理系だったので法律や経済などの知識も全くない状態からそれなりの順位で合格したので、記事の内容は信用していただいて大丈夫です。
それでは早速、内容に入っていきます!!
目次
そもそも公務員試験の専門試験って??
専門試験は法律や経済、政治などの大学で学ぶような科目から出題される試験です。
多くの科目が出題されますが、その中からいくつかの科目を自分で選んで回答するのが一般的なパターンです。
このように受験する試験によって回答方法が異なるので、事前に調べておくようにしてください。
合格ラインは7割と言われていますね。
公務員試験の具体的な合格ボーダーについては「公務員試験のボーダーライン【教養6割、専門7割でギリギリ】」で詳しくまとめているので、気になる方はこちらをチェックしてみてください!
それでは、それぞれの科目について見ていきましょう。今回は国家公務員一般職を受験したと考えて、合格ラインに乗せるために必要な点数を考えていきます!!
専門試験の目標点と科目別重要度
法律系 目標:15問選択11点
など
法律系の科目は、憲法、民法、行政法が最重要科目です。
この3科目はどの公務員試験を受験する際にも出題される科目なので、本命の試験はもちろん、併願先の試験まで幅広く使いまわせる科目です。
それだけでも勉強する価値があるにもかかわらず、教養試験にも出題されるので、もう捨てるという選択肢は1ミリもないです。
科目数が多すぎて何から勉強を始めればいいかわからないという人は、この3科目からやり始めておけば間違いないですよ。
その他の法律系科目は捨ててしまってもいいのですが、例外的に労働基準監督官を本命で受験する人は労働法の勉強もしておいた方がいいです。
メインの科目なので。
その他が本命の人は時間がもったいないので迷わず捨てましょう。
経済系 目標:15問選択11点
など
経済系科目はミクロ、マクロ、財政学が学習必須科目です。
どの試験にも出題されますし、教養試験にも出題があります。
この3科目についても、捨てるという選択肢はありません。
法律系の3科目の勉強を一通り終えたら、すぐに経済系3科目の学習にとりかかりましょう。
財政学については、ミクロ・マクロ経済学と重なる範囲があるので、ミクロ・マクロの学習を終えてから手をつけるのがいいですね。
経済事情については特に個別に対策をする必要はないと思います。
直前期に時事対策をするときにサラッと頭に入れておけば大丈夫です!
時事対策については「【これだけやれば受かる】公務員試験おすすめテキスト【時事対策】」の記事にまとめているので、「直前期にさしかかったらこれをやればいいんだな。」くらいなイメージを持っておきましょう。
ちなみに。。。法律系科目と経済系科目を学習する順番ですが、先ほども書いた通り法律系科目から始めるのがオススメです。
経済系科目には、微分・積分などの高校数学の知識を必要とする範囲があるので、「関数が苦手!」という人が最初に経済系科目に手を出すと挫折につながる恐れがありますので。。。
もちろん「関数めっちゃ好き!」という人は経済系から学習にとりかかってもいいですよ!
政治系 目標:10問選択6点

など
政治系の科目はとにかくひたすら暗記していく科目なので、暗記が得意な人には得点源になってくれる科目です。
ただここで厄介なのが、暗記で得点できてしまう科目というのは本番の試験で問題の難易度が高い傾向があるんです。
易しくしすぎるとみんな得点できちゃって差がつかないので、レベルが高い問題を出題して得点を分散させようとしてる感じですね。
なので「暗記が超得意」という人でない限り、あまりコスパが良い科目とは言えないですね。
ちなみに僕は暗記が超苦手だったので、政治系科目の勉強にめちゃめちゃ時間がかかってしまったのですが、本番では聞いたこともないような学者の名前が出題されまくった影響で、自信を持って回答できた問題は皆無でした。
それくらい難しい。
政治学と行政学は教養試験での出題もあるので確実に勉強しておくべきですが、その他の科目は無理して手をつける必要はないと思います。
国際関係や社会事情は、時事問題が多く出題されるので、直前期に「速攻の時事」を読んでおけばかなり得点できちゃいます。
政治学と行政学は頑張って勉強して、その他は速攻の時事で最新の情報だけ頭に入れておく。
というのがベターです。
政治学と行政学はお互いの科目で範囲が重なっているところもあるので、まとめて勉強しておくと理解が深まって効率的です。
その他 目標:選択なし
など
これらの科目は、他の科目と出題範囲が重なることもないので、勉強する上ではめちゃめちゃコスパが悪い科目です。
大学で専門的に学んできた人であれば選択するのがいいと思いますが、そうでない人は選択すべき科目ではありませんね。
例外的に会計学だけは、国税専門官を本命で受験する人は勉強しておくことをおすすめします。
会計学を捨てても合格できますが、本命の対策は万全にしておきたいですよね。
国税専門官が本命じゃない人は、迷わず捨てて他の科目の勉強に時間を回してください。
まとめ
今回は公務員試験の専門試験の科目について細かく説明させていただきました。
目標点の欄に書いた点数を取れば、合格ラインの7割に乗ります。
教養試験と同様、思ったよりも簡単に合格ラインに乗せられそうな気がしてきませんか??
「なるべく多くの科目を勉強して、本番で簡単な科目を選択するべき!」
ということを言う方がいますが、実際に受験した感覚だと、40問解くだけでかなり時間を使うので、簡単な科目を選択している時間はないかなと感じました。
解くのが早い人ならできるのかもしれませんが。。。
ちなみに僕が国家公務員一般職に合格したときに選択した科目は、憲法、民法(5問×2の出題がありました。)、行政法、ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学、政治学、という感じでした。
経済と政治学がめちゃ難しくて吐きそうでしたが、なんとか合計で8割くらい得点することができました。
科目数が多すぎて勉強するのがしんどいという人は、最低限の科目だけ頑張るのでもしっかり合格点に乗せられるので大丈夫ですよ!!
今回は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!