公務員試験合格までのロードマップはこちら▷

【令和4年度】東京都Ⅰ類B採用までの流れ【日程・科目・倍率・年齢制限などまとめ】

こんにちは、まさちゃんです!

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今回は「東京都Ⅰ類Bの採用までの流れ」というテーマで、試験日程や出題科目、過去の実施状況などを1記事にまとめました。

この記事の内容
  • 東京都Ⅰ類Bの採用までの流れが知りたい。
  • 東京都Ⅰ類Bの試験内容が知りたい。
  • 東京都Ⅰ類Bの過去の実施結果が知りたい。

こういった疑問が解消できます。

東京都Ⅰ類Bにはいくつか試験区分がありますが、今回は事務職についてをメインにまとめています。ご了承ください。

この記事を書いている人
  • 大卒
  • 新卒で塾講師
  • 29歳で国家公務員一般職に合格
  • 地方出先機関に5年間勤務
  • 現在は退職し、エンジニア

ざっくりですが、僕の経歴は上記の通りです。

実際に公務員試験を受験し、内定をもらった経験をもとにこの記事を書いています。公務員試験については熟知している人間が書いた記事なので、内容は信頼していただいて大丈夫です。

それでは早速、内容に入っていきます。

東京都Ⅰ類Bの一般方式と新方式

東京都Ⅰ類Bの試験には「一般方式」「新方式」の2種類の受験方式があります。

それぞれ試験で課される内容は以下の通りです。

東京都I類B一般方式新方式
1次試験教養試験、論文、専門試験教養試験、プレゼンテーションシート作成
2次試験口述試験(個別面接)口述試験(プレゼンテーション、個別面接)
3次試験口述試験(グループワーク、個別面接)

一般方式は2次試験まで、新方式は3次試験まで課されます。

大きな違いとしては「専門試験の有無」ですね。

公務員試験は専門試験の対策に最も時間がかかるので、プレゼンに自信がある人は新方式で受験することで学習時間を短縮することができます。

それ以外の人は専門試験の勉強を頑張って、一般方式での合格を狙いましょう。

【令和4年度】東京都Ⅰ類Bの日程

続いて東京都Ⅰ類Bの日程を見ていきましょう。

令和4年度は以下のスケジュールとなっています。

東京都Ⅰ類B一般方式新方式
申込受付期間4月1日(金)午後3時〜4月7日(木)午後3時まで(受信有効)4月1日(金)午後3時〜4月7日(木)午後3時まで(受信有効)
1次試験日5月1日(日)5月1日(日)
1次合格発表6月8日(水)6月3日(金)
2次試験日6月24日(水)〜7月1日(金)までの間で指定する1日6月17日(金)または6月20日(月)のうち指定する1日
2次合格発表6月30日(木)
3次試験日7月12日(火)または7月13日(水)のうち指定する1日
最終合格発表7月15日(金)7月27日(水)

申込は4月7日の午後3時まで。1次試験は5月1日です。

それ以降は一般方式と新方式で日程が異なっています。

最終合格発表は一般方式が7月中旬、新方式が7月下旬となっています。

【令和4年度】東京都Ⅰ類Bの年齢制限

続いて気になる年齢制限について。

東京都職員採用サイトによると、以下の通りです。

  • 行政・技術・その他の試験区分(獣医・薬剤除く)
    平成5年4月2日から平成13年4月1日までに生まれた人
    →22歳〜29歳
  • 獣医・薬剤
    平成5年4月2日から平成11年4月1日までに生まれた人
    →24歳~31歳

一般方式も新方式も、同じ年齢制限になっています。

獣医・薬剤以外の職種は、「平成5年4月2日から平成13年4月1日までに生まれた人」が受験可能です。年齢に直すと、29歳までの方が年齢制限の上限ですね。

獣医・薬剤は31歳までの方が受験可能です。

【令和4年度】東京都Ⅰ類Bの採用予定数

採用予定数についても気になるところですね。

今年度の採用予定数を、こちらも東京都職員採用サイトから情報をまとめました。

職種採用予定者数
行政(一般方式)360名
土木(一般方式)130名
建築(一般方式)10名
機械35名
電気33名
環境検査10名
林業5名
畜産2名
水産6名
造園8名
心理29名
福祉A34名
福祉C1名
衛生監視9名
栄養士16名
獣医10名
薬剤A1名
薬剤B8名
行政(新方式)105名
ICT(新方式)10名

行政(一般方式)は360名という採用数。昨年度が85名、その前の年が265名だったことを考えると、今年度はかなり多い採用数と言えますね。

新方式についても105名の採用予定なので、昨年度の25名と比べてかなり増加しています。

今年は狙い目ですね。

【令和4年度】東京都Ⅰ類Bの試験科目

次は試験科目について見ていきましょう。

行政(一般方式)

行政(一般方式)試験内容試験詳細
1次試験教養試験■内容
一般教養についての五肢択一式(40題必須解答)
■試験時間
2時間10分
■出題分野
①知能分野(24題必須解答)文章理解、英文理解、判断推理、数的処理、資料解釈、空間概念
②知識分野(16題必須解答)人文科学系(文化・歴史・地理)、社会科学系(法律・政治・経済)、自然科学系(物理・化学・生物・地学)、社会事情
専門試験■内容
職務に必要な専門知識についての記述式(10題中3題選択解答)
■試験時間
2時間
■出題分野
憲法、行政法、民法、経済学、財政学、政治学、行政学、社会学、会計学、経営学
論文■内容
課題式(1題必須解答)字数は1,000字以上1,500字程度
■試験時間
1時間30分
2次試験口述試験■内容
主として人物についての個別面接

まずは一般方式からです。

1次試験は筆記でして、教養試験、専門試験、論文の3つが課されます。

2次試験は個別面接ですね。

それぞれどんな内容なのかを詳しく解説していきます。

教養試験

教養試験は五肢択一式で40題が出題され、全て必須解答となっています。

公務員試験の鬼門である数的処理系の科目は、例年16問程度出題されています。他の公務員試験同様、東京都Ⅰ類Bも数的処理の出来が合否を左右するといっても過言ではないですね。しっかり対策をしておきましょう。

教養試験の合格ラインは6割と言われていますが、東京都Ⅰ類Bは人気の試験なので、7割くらいの得点を狙っていくといいですね。

教養試験の重要科目や勉強方法は別記事「【教養試験】公務員試験の科目【合格ラインは意外と簡単に超えられます】」にまとめてありますので、よろしければ以下の記事をどうぞ。

専門試験

続いて最重要試験の専門試験について。

こちらは法律や経済などの、大学で学ぶような専門的な内容を問われる試験になります。10題中3題の選択解答ということなので、自分の答えられそうな問題を選んで解答することができます。

注意しなければならないのは、記述式であるということ。よくある択一式の出題ではないので、より深い理解が求められる試験と言えますね。

とはいえ問題自体はそれほど難しくはないため、予備校や市販のテキストの内容をしっかり理解していれば大丈夫です。

参考までに、令和3年度の専門記述試験の問題を下に貼っておきます。

■憲法
憲法改正の意義及び手続きについて述べた上で、憲法改正の限界について学説に言及して説明せよ。

■行政法
行政立法の意義を述べた上で、法規命令及び行政規則について、それぞれ説明せよ。

■民法
連帯債権について説明せよ。

■経済学
ソローの成長モデルを用いて閉鎖経済における資本蓄積のメカニズムを説明し、貯蓄率の上昇が与える影響について述べよ。ただし、人口増加と技術進歩はゼロとする。

■財政学
政府間財政移転について、公平性、効率性の観点から機能及び課題に言及して説明せよ。

■政治学
マス・コミュニケーションの効果に関するクラッパーの学説を述べた上で、マコームズとショー、ノエル=ノイマン、ガーブナーが提唱した学説について、それぞれ説明せよ。

■行政学
日本における内閣機能の強化を図った中央省庁再編について、その背景及び内容を述べよ。

■社会学
ブルデューの文化的再生論について述べよ。

■会計学
資産会計のうち、繰延資産について、その意義と範囲及び内容についてそれぞれ説明せよ。

■経営学
ポーターの競争戦略論について説明した上で、競争優位の源泉の考え方について述べよ。

東京都職員採用サイトより

専門試験についても「【専門試験】公務員試験の科目【科目をしぼれば合格ラインは超えは余裕です】」に勉強方法などをまとめているので、よろしければ参考にしてみてください。

論文

論文は与えられた資料から課題を見つけ、その課題に対してどのような取組を進めるべきかを記述する問題が出題されます。東京都の課題をどのように解決していくかを考える力が問われます。

一般的な内容なので、通常の論文対策で十分対応できるでしょう。予備校の講義や市販のテキストで学習していれば大丈夫です。

こちらも参考までに、令和3年度の論文の問題を下に貼っておきます。

資料については著作権の関係でかなり省略されていたので、割愛しています。

(1)別添の資料から、誰もが安心して働き続けられる東京を実現するために、あなたが重要であると考える課題を200字程度で簡潔に述べよ。

(2)(1)で述べた課題に対して、都はどのような取組を進めるべきか、あなたの考えを述べよ。

東京都職員採用サイトより

口述試験(面接)

そして最後の関門、2次試験は個別面接になります。

東京都に限らず、公務員試験は面接の配点が高いと言われているので、1次試験の結果でギリギリ2次試験に進んだ方も、ここで逆転が狙えます。

逆に面接が苦手な方は、1次試験でかなりの点数を稼いでおかないと逃げ切るのは難しいでしょう。

1次試験の受験日から面接までは1ヶ月以上の期間があるので、しっかり対策しておいてください。

行政(新方式)

行政(新方式)試験内容試験詳細
1次試験教養論文■内容
一般教養についての五肢択一式(40題中35題解答)
■試験時間
2時間10分
■出題分野
①知能分野(30題必須解答)文章理解、英文理解、判断推理、数的処理、資料解釈、空間概念
②知識分野(10題中5題選択解答)人文科学系(文化・歴史・地理)、社会科学系(法律・政治・経済)、自然科学系(物理・化学・生物・地学)、社会事情(都政における重要施策を含む。)
プレゼンテーション・シート作成■内容
都政課題に関するプレゼンテーション・シート作成(1題必須解答)
■試験時間
1時間30分
2次試験口述試験■内容
プレゼンテーションおよび人物についての個別面接
3次試験口述試験■内容
グループワークおよび人物についての個別面接

続いて新方式についても見ていきましょう。

1次試験は筆記試験で、教養試験とプレゼンテーションシートの作成が課されます。

そして2次試験では個別面接に加え、1次試験で作成したシートをもとに実際にプレゼンテーションを行います。

最後の3次試験は個別面接とグループワーク、という流れで進んでいきます。

それぞれの試験の内容について、順番に説明しますね。

教養試験

教養試験は五肢択一式で出題されます。

40題の中から35題に解答する形式になっているので、苦手分野の問題を回避することができるのが一般方式との違いです。

とはいえ知能分野の問題は30問必須解答。一般方式同様、数的処理系の科目からは逃れられないですね。

数的処理系は例年20問程度出題されているので、ここで点数を伸ばせれば1次試験突破に大きく近づくと言えます。

教養試験の重要科目や勉強方法は別記事にまとめてありますので、よろしければ以下の記事をどうぞ。

プレゼンテーション・シート作成

2次試験で行われるプレゼンテーション用のシートを作成します。

資料を見て東京都の課題を指摘し、その解決に向けた取り組みを示していくものになります。

方眼用紙を渡されるので、そこに自由に書いていく形式です。

図や絵などを入れて自分なりにアレンジするのもOK。

シートに書いた内容について、2次試験までにしっかり整理してプレゼンできるようにしておきましょう。

ちなみに、令和3年度のプレゼンテーション・シート作成の問題は以下のようなものでした。

資料については著作権の関係で掲載されていないものが多かったので、割愛しています。

次の資料1及び2は、健康をめぐる状況を示したものである。これらの資料を見て、都民の健康づくりを推進するために、今後、都はどのような取組を行っていくべきか、プレゼンテーション・シートを作成せよ。

作成に当たっては、東京都職員として職場の上司に5分間でプレゼンテーションすることを想定して、あなたが考える表題を掲載し、重要な課題、解決に向けた具体的な取組、期待する効果などについて要点をまとめること。なお、図を用いるなど表現方法は問わない。

東京都職員採用サイトより

東京都の具体的な取り組みをしっかり理解しておけば対応できそうですね。

というより理解してなくてもそれなりに書けそうな気もします。

口述試験(2次)

新方式の2次試験では、プレゼンテーションと個別面接が課されます。

プレゼンテーションは、1次試験で作成したプレゼンテーションシートをもとに面接官に対して5分間のプレゼンを行います。

プレゼンの後は、そのプレゼンに対する質問タイム、その後に個別面接という流れになります。

口述試験(3次)

3次試験では、グループワークと個別面接が課されます。

グループワークは、6〜7名くらいのグループで東京都の課題について意見を出し合い、解決策をまとめていく形式です。民間企業の採用試験で行われているものと同じようなものだと思っていただいて大丈夫です。

当然ですが、グループメンバーはみんな最終試験まで残ったメンバーなので、優秀な方々が多いです。何もしなくてもスムーズに進んでいくと思うので、他のメンバーに頼れる部分は頼りまくっちゃいましょう。

というより他のメンバーに頼れない独りよがりな人は採用されません。出しゃばったり相手を否定したり、チームワークを乱す行為をしたら不合格ですね。

グループワークの後は2次試験同様、個別面接を受け、全ての試験が終了となります。

ちなみに、令和3年度のグループワークの問題の1つは下のようなものでした。

東京都では、人と人とがつながりを保ち、支えあいながら暮らしていくことができるよう、「住まい」と「地域」を大切にする戦略を推進している。あなた達は望まない「孤独・孤立」に陥る人を取り残さないよう対策・支援を行うプロジェクトチームの一員となった。

コロナ禍で社会に取り残される人が増えており、特に女性や若年層の自殺者数が増加傾向にある中で、どのような取組を行うべきか、チーム内で議論し、職場の上司に説明するために必要なポイントをホワイトボードにまとめなさい。

東京都職員採用サイトより

令和3年度までの実施結果

過去の実施結果も気になることかと思うので、以下にまとめました。

採用予定数や受験者数、倍率などを予測する際の参考にしていただければと思います。

行政(一般方式)

実施年度採用予定者数申込者数1次受験者数1次合格者数2次受験者数最終合格者数倍率
令和3年度85名2,313名1,507名252名245名110名13.7倍
令和2年度265名3,400名1,626名776名664名352名4.6倍
令和元年度290名3,198名2,276名843名797名403名5.6倍
平成30年度320名3,637名2,564名1,066名1,020名421名6.1倍
平成29年度340名3,929名2,751名1,137名1,093名439名6.3倍

一般方式については上の表の通りです。

令和3年度は採用予定数が少なかった関係で倍率が跳ね上がっていますが、その他の年は4倍台〜6倍台の倍率ですね。

今年度は360名の採用予定なので、例年通りの倍率に落ち着くかと思われます。

行政(新方式)

実施年度採用予定者数申込者数1次受験者数1次合格者数2次受験者数2次合格者数3次受験者数最終合格者数倍率
令和3年度25名616名443名83名72名47名44名31名14.3倍
令和2年度90名886名494名299名255名176名171名115名4.3倍
令和元年度100名1,070名806名329名292名192名184名123名6.6倍
平成30年度110名1,250名927名362名315名253名245名127名7.3倍
平成29年度110名1,414名1,043名340名299名235名222名132名7.9倍

新方式も一般方式と同じですね。

令和3年度だけ採用予定数が少ない関係で倍率が高いです。

今年度は105名の採用が予定されているので、例年通り4〜7倍台の倍率になるかと思います。

東京都Ⅰ類Bの初任給

そしてこちらも気になる初任給について。

東京都Ⅰ類Bの初任給は現時点で以下の金額です。

約220,400円

令和4年4月1日時点の給料月額に地域手当を加えたものが上記金額です。

今年度の試験を受験する方は令和5年4月1日に初任給をもらうわけなので、その頃には給与改訂などが入って若干変動があるかもしれませんね。

ちなみに地域手当というのは、勤務している地域に応じて支給される手当のことで、東京都庁がある新宿区は20%が支給されます。

東京都Ⅰ類Bの過去問

東京都Ⅰ類Bは過去問が公開されています。

掲載されているページへのリンクを以下にまとめておいたので、問題のレベル感などを確認する際にお使いください。

東京都職員採用サイトの該当ページに飛べます。

【令和4年度】東京都Ⅰ類Bまとめ

というわけで今回は「東京都Ⅰ類B」の試験について、詳細をまとめました。

採用までの流れや試験の内容など、具体的にイメージはできましたでしょうか。

行政職は一般方式と新方式でかなり試験内容が違うので、自分の特性に合った方を受験し、少しでも合格の可能性を上げていきたいですね。

難しい試験ですが、ぜひチャレンジしてみてください!

今回は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

読者の皆様の合格を、心よりお祈りしております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です