公務員試験の合格を目指す方にとって、どの予備校を選ぶかは大きな決断です。数多くの選択肢がある中で、どれが自分に最適なのかを見極めるのは難しいですよね。
そこで今回は、元公務員の私まさちゃんが、実際に試験に合格した経験をもとに予備校を徹底比較しました。各校の特徴やメリット・デメリットを詳しく解説していきます。この記事を読めば、迷うことなく自信を持って、受講する予備校を決断することができるでしょう。
具体的には、以下の疑問が解消できます。
- 各予備校の強みや特徴は?
- 予備校の費用はどのくらいかかるのか?
- 合格実績はどうなっているのか?
- どの予備校が自分に合っているか?
- 予備校の口コミや評判は?
マイナス面も包み隠さずにガチで比較していきます。
それでは、内容に入っていきます!
公務員予備校・通信講座おすすめランキングトップ10
まずは公務員の予備校・通信講座おすすめランキングトップ10を紹介していきます。
前年度までの実績などを踏まえ、2024年版のランキングを作成しました。
元公務員の僕が、実際に公務員試験に合格した経験をもとに作成しているので、多少の独断と偏見は入っていますが、自信を持っておすすめできるランキングとなっています!
ぜひ参考にしていただければと思います!
10位 ユーキャン
まずは皆さんご存じ、通信講座のユーキャン。
ボールペン字講座などの趣味講座のイメージが強いかと思いますが、実は公務員試験対策の講座も開講しています。
基本情報
受講スタイル | ■通信 |
費用の例 | ■国家一般職・地方上級コース 89,000円 ■教養試験対策コース 54,000円 ■市役所コース 59,000円 ■警察官・消防官コース 59,000円 |
合格実績 | 具体的な数字の掲載なし |
公式サイト | https://www.u-can.co.jp/ |
講座の種類は「国家一般職・地方上級コース」「教養試験対策コース」「市役所コース」「警察官・消防官コース」の4種類。
国家総合職や、国家専門職に対応したコースはありません。
特徴
- 通信専門の講座として知名度抜群
- コースは全4種類から選択できる
- 費用が手頃で受講しやすい
- 面接・論文対策もある
注目ポイント①費用が安い
ユーキャンは知名度抜群という安心感と、費用の安さが特徴ですね。
講座料金は「国家一般職・地方上級コース」でも10万円を切ります。
この価格で面接対策や論文対策もついているので、かなりお得ですね。
マイナスポイント①合格実績が公表されていない
とはいえ実績面が少し不安でして、公式サイトでは「合格者の声」すら公開されていない状況…
ユーキャンは他の資格の合格者の声は掲載しているので、単純に公務員試験は実績不足と見るのが妥当かなと思います。
マイナスポイント②基本的にはテキストでの自主学習
ユーキャンは通信講座なので、送られてくる教材を使って自主学習するのが基本の進め方です。
挫折防止のために添削課題があったり、一部動画講義も用意されていますが、フォロー制度はあまり充実しているとは言えません。
勉強することが得意な方なら問題ないかもしれませんが、そうでない場合には最後まで走り切ることが難しいかなと思います。
同じ通信講座でも、手厚いサポートが用意されているところがたくさんあります。
敢えてユーキャンを選ぶ必要はないかなと、個人的には思います。
9位 東京アカデミー
続いて9位は東京アカデミー。
公務員試験対策の予備校としてはかなり知名度が高いので、検討している方も多いのではないでしょうか。
基本情報
受講スタイル | ■通学 ■Web通信 |
費用例 | ■オンライン行政クラス(9月生) 275,900円 ■オンライン教養クラス(9月生) 155,200円 ■総合対策(教養+専門)コース(通信) 99,000円 |
合格実績 | ■2020年度 3,362名が最終合格 ■2021年度 2,869名が最終合格 ■2022年度 2,916名が最終合格 |
教室 | 全国に教室を展開 |
公式サイト | https://www.tokyo-ac.jp/ |
特徴
- 受講は通学・オンライン・通信から選べる
- 全日制・土日部など、受講時間帯を選べる
- 生講義にこだわっている
- 全国に教室があるので、通いやすい
- 全国の合格者から集めた豊富な試験情報
- 受験者数延べ3万人以上の模試がある
- 面接、論文対策ももちろんある
注目ポイント①生講義が最大の売り
東京アカデミーは「生講義」にこだわっているというのが最大の特徴。コロナで教室に通いづらくなってからはWeb通信受講でも手厚いサポートを実施し、高い実績を残しています。
講座料金については、「いつから受講するか」「どの受講スタイルか」によって変わってきますので、参考までにWeb通信で受講する場合の費用を載せています。
通学で受講する場合は安いコースだと20万円台、高いコースだと40万円台という感じなので、相場通りの受講料となっています。
注目ポイント②合格実績が高い
実績は合格者の人数を公表していて、2022年度は2,916名の合格者を輩出しています。生講義が売りの東京アカデミーですが、Web通信が主流となったコロナ時代も高い実績を維持しています。
公式サイトでは「合格者の声」も多数掲載されていて、教室ごとに実績公表もしています。「生講義」を重視して予備校選びをしたい方は検討してみるのも良いですね。
8位 資格の学校TAC
抜群の知名度を誇る、「資格の学校TAC」が8位です。
こちらも有名どころですね。
公務員試験対策の予備校と聞いて、真っ先にTACを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
基本情報
受講スタイル | ■教室通学 ■映像通学 ■Web通信 |
費用の例 | ■地上・国一・市役所 総合本科生 352,000円〜 ※別途入会金10,000円 ■国家総合職 法律本科生 539,000円 ※別途入会金10,000円 ■国家総合職 経済本科生 440,000円 ※別途入会金10,000円 ■警察官・消防官 総合本科生 220,000円 ※別途入会金10,000円 |
合格実績 | ■2023年度最終合格先 国家公務員(大卒程度):2,897名 地方公務員(大卒程度):2,849名 |
教室 | 全国に教室を展開 |
公式サイト | https://www.tac-school.co.jp/kouza_komuin.html |
特徴
- オールインワンのカリキュラムがある
- 担任講師制度がある
- 優秀な講師陣がいる
- 面接対策がある
- 受講スタイルが自由に選べる
- 論文・専門記述対策がある
- オリジナルテキストと問題集の評判が良い
注目ポイント①オリジナル教材の評判がいい
TACの大きな特徴は、「オリジナル教材の評判がとても良い」ということです。テキストとして使用する「Vテキスト」、問題集として使用する「V問題集」はどちらも完成度が高く、受講生の満足度は90%以上というアンケート結果が出ています。
特に「V問題集」は良問が詰め込まれており、これだけで十分に合格ラインの実力を身につけることができる内容になっています。どちらの教材も外部販売されていないので、TACの講座を受講した人でないと入手できません。
この教材目当てでTACを受講する方もいるほど、評判の良い教材です。
注目ポイント②全国に教室展開していて、通いやすい
TACは教室を全国展開しています。都市部には基本的に教室があるので、通いやすくていいですね。
知名度も高く、受講生の数も多いので、安心感、安定感で選ぶならTACがおすすめです。
ただしやはり最終的には「予備校の雰囲気が自分に合っているか」という部分が大事なので、一度現地に行って確認してみると失敗しない予備校選びができますよ!
7位 STUDYing(スタディング)
7位はスタディングです。
比較的新しい予備校ですが、最近はテレビCMも入り、一気に知名度をあげてきていますね。
基本情報
受講スタイル | ■Web通信 |
費用の例 | ■地方上級・市役所 教養・専門合格コース 132,000円 →11月30日まで:105,600円 ■地方上級・市役所 教養合格コース 66,000円 →11月30日まで:52,800円 ■警察官・消防官合格コース 66,000円 →11月30日まで:52,800円 ■社会人経験者合格コース 66,000 →11月30日まで:52,800円 |
合格実績 | ■2023年度 公式サイトに「合格者の声」掲載 |
合格特典 | ■内定した場合 お祝い金10,000円 |
公式サイト | https://studying.jp/komuin/ |
特徴
- 圧倒的に費用が安く抑えられる
- オンライン特化のWeb通信専門予備校
- スマホ1台でいつでもどこでも学習できる
- テレビの情報番組のような見やすい講義
- 論文・面接試験対策もあり
- キャリアカウンセラーの相談サービスあり
- エントリーシートの添削もあり
注目ポイント①費用が圧倒的に安い
スタディングの最大の特徴は「費用の圧倒的な安さ」です。公務員予備校の費用相場は30万円〜40万円くらいなのですが、スタディングだと6万円〜20万円程度で受講できます。安すぎて心配になるくらい安いですね…笑
それでも公式サイトに「合格者の声」がたくさん掲載されていることから、しっかり合格できる内容の講座が提供されていることがわかります。費用をなるべく抑えたい方にとてもおすすめしたい予備校ですね。
注目ポイント②学習ツールが使いやすい
それからスタディングの学習ツールはとにかく隙間時間で学習しやすいように作られているのも特徴です。穴埋め形式の暗記ツールがあったり、検索機能がついていたり、間違えた問題だけを出題してくれる問題集機能があったり、テストや添削、ノート作成まで全てがスタディングのツールでできます。
通勤や通学の電車の中や寝る前の時間など、ちょっとした空き時間を有効活用して学習を進められるのは嬉しいですね。忙しい中で効率よく学習したい方にもスタディングはおすすめです。
マイナスポイント①専門試験の対策が手薄
スタディングは教養試験対策がメインで、専門試験の対策は手薄です。全く無いわけではないのですが、マイナー科目まで対策できるコースは無く、専門記述の対策も無いです。
より万全な専門試験対策を希望する方は、スタディングではなく他の予備校を選びましょう。
6位 伊藤塾
6位は法律系試験専門の予備校、伊藤塾です。
公務員試験に限らず、法律系難関資格で高い合格実績を誇る予備校です。
基本情報
受講スタイル | ■通学 ■Web通信 |
費用の例 | ■国家一般・地方上級コース 328,000円 ■国家総合職(法律区分・教養区分)コース 598,000円 ■裁判所事務官一般職コース 259,000円 |
合格実績 | ■2023年度国家総合職 内定率:80.2% |
公式サイト | https://www.itojuku.co.jp/shiken/komuin |
特徴
- 法律系の資格に特化した予備校
- 国家総合職の実績が圧倒的
- 教育力、カリキュラムの充実度が高い
- サポート制度も充実している
- 面接・論文対策もあり
- 司法試験などの難関資格で圧倒的合格実績
注目ポイント①国家総合職試験で高い実績を出している
伊藤塾は、公務員試験の中でも最難関と言われる「国家総合職」の試験でとても高い実績を残しています。2023年の国家公務員総合職では、内定率80.2%という驚異的な合格実績を叩き出しています。
平均の2倍以上の数字なで、国家総合職を受験予定の方は伊藤塾がおすすめですね。
マイナスポイント①Web通信で受講した人の評判があまり良くない
不安な点としては、「Web通信で受講した人の評判があまり良くない」ということが挙げられます。伊藤塾のWeb通信講座は、「講義動画の画質や音声が悪くて視聴しづらい」という口コミが多いです。「教室での講義をただ収録しただけ」の動画もあり、Web通信講座を専門でやっている予備校と比べると見劣りしてしまうようです。
なのでWeb通信での受講を考えている人には、伊藤塾はあまりおすすめできないですね。そして残念なことに、伊藤塾の公務員講座はコロナ以降Web通信の講座のみしか開講されていません…(最新情報は公式サイトを確認してください。)
それでも講義自体のクオリティーがとても高いことは間違いないので、国家総合職を目指す場合は、やはり選択肢に入れておくべき予備校かなと思います。
5位 資格の大原
5位はCMなどでもお馴染みの予備校、資格の大原です。
大原といえば「専門学校」というイメージが強いかと思いますが、社会人向けの講座も開講していて、しっかり実績を残しています。
基本情報
受講スタイル | ■教室通学 ■映像通学 ■Web通信 |
費用の例 | ■公務員合格コース 355,400円 ※別途入学金6,000円 ■国家総合職(法律)合格コース 518,000円 ※別途入学金6,000円 ■国家総合職(経済)合格コース 446,000円 ※別途入学金6,000円 ■警察官・消防官合格コース 225,000円 ※別途入学金6,000円 |
合格実績 | ■2023年度 警察官:323名 消防官:169名 |
教室 | 全国に教室を展開 |
公式サイト | https://www.o-hara.jp/ |
特徴
- 実績豊富な講師陣がいる
- 研究し尽くされた合格カリキュラムがある
- 大原独自のオリジナル教材がある
- サポート・フォローが充実している
- 自習室など快適な学習環境がある
- 自己分析から模擬面接まで徹底指導
- 模擬試験も受けられる
注目ポイント①高卒程度試験で高い実績を出している
大原の特徴として最初に挙げられるのは、「高卒レベル試験の実績がとても高い」ということですね。毎年多くの合格者を輩出していて、以下の通り。
2023年度の公務員試験では警察官323名、消防官169名の最終合格者を輩出しています。専門学校を運営していることもあり、高卒で公務員を目指す方への指導ノウハウは充実しているようですね。
注目ポイント②熱意のある講師が多い
また、大原には熱血指導でモチベーションを上げつつサポートしてくれる「学校の先生のような講師が多い」という口コミがたくさんありました。
公務員試験の対策は長丁場になるので、勉強する気持ちが高まらないときもありますよね。そんなときに気持ちを盛り上げてくれる先生がいるというのは、とても安心感があっていいですね!
注目ポイント③全国に教室展開していて、通いやすい
TAC同様、大原も北は北海道から南は沖縄まで、教室を全国に出しています。通える範囲に大原の教室がある方は、一度見学などに行ってみるといいですよ!
大原は先ほども書いた通り専門学校がメインなので、他の予備校とは違う雰囲気が味わえるかと思います!
4位 クレアール
4位はクレアールです。
Web通信専門の予備校で、独自の学習法である「非常識合格法」が特徴です。
基本情報
受講スタイル | ■Web通信 |
費用の例 | ■行政系公務員併願総合コース 330,000円 ■教養スタンダードコース 210,000円 ■速修社会人経験者スタンダードコース 150,000円 ■心理系公務員スタンダードコース 370,000円 |
合格実績 | ■2023年度 合格者数:313名 |
公式サイト | https://www.crear-ac.co.jp/koumuin/ |
特徴
- Web通信講座専門の予備校
- 面接対策あり
- 挫折防止対策にも力を入れている
- オリジナル教材がある
- 翌年も無料受講できるセーフティーコース
- 最低限の学習で効率よく合格を目指せる
注目ポイント①非常識学習法
クレアールは最低限の学習で合格を目指す「非常識学習法」という独自の学習法が特徴的な予備校です。「最低限の学習で合格を目指す」というコンセプトの通り、徹底的に無駄を省いて、とにかく効率よく学習することに焦点を当てた講座内容になっています。
そのため、クレアールの教材は他の予備校と比較してかなり薄い作りになっています。勉強が苦手な人でも「これなら頑張れそう」と思えるくらいの薄さなので、モチベーションを高く保ちつつ学習が進められますね。合格するために絶対必要な超重要知識だけが盛り込まれています。
注目ポイント②事務系以外の講座も充実している
それからクレアールはWeb通信の予備校としては珍しく、「事務系以外」の公務員試験についても対策講座を開講しています。「技術系」「心理・福祉系」「公安系」などですね。
かなり豊富なので、これらの公務員を目指すのであればクレアールを選択肢に入れておくといいかと思います。
注目ポイント③費用が安い
クレアールはWeb通信専門の予備校なので、講座の費用が安く抑えられており、コスパ良しです。
また、その年の公務員試験に不合格だった場合に、翌年も最新講座が受講できる「セーフティーコース」もあります。不合格になることはあまり考えたくないですが、万が一の場合も考えるとありがたい制度ですね。
補足:資料請求でもらえるハンドブックがとてもいい
クレアールの講座自体に関する情報ではないのですが、補足です。公務員講座の資料請求をすると、「公務員転職ハンドブック」「公務員試験入門ハンドブック」という資料が無料でもらえます。これらの冊子はかなり有益な情報が載っているので、とりあえずゲットしておくのがおすすめですね。
公式サイトで無料サンプル講義も公開されているので、そちらもあわせてチェックしましょう。
3位 EYE公務員試験予備校
3位は都内に3教室のみの小規模な予備校、EYE公務員予備校です。
個別授業と面倒見の良さが売りですね。
基本情報
受講スタイル | ■通学 ■Web通信 |
費用の例 | ■シンプルコース 287,158円 ■プレミアムコース10 339,790円 ■教養シンプルコース 178,737円 ■教養プレミアムコース10 231,369円 |
合格実績 | ■2023年度 公務員試験一次合格率:94.5%(332名中314名が合格) 公務員試験最終合格率:78.0%(332名中259名が合格) ※EYEで個別相談を5回以上受けて受験した人が集計対象 |
教室 | ■東京本校 東京都千代田区神田猿楽町2-7-6 TK猿楽町ビル ■池袋本校 東京都豊島区南池袋2-32-13 タクトビル5階 ■渋谷本校 東京都渋谷区渋谷2-10-15 JPLビル3階 |
公式サイト | https://globaleye.co.jp/koumuin/index.html |
特徴
- 主要な公務員試験を幅広く狙える講座
- 教室・個別ブース・Web通信から選べる
- 論文指導、面接指導は回数無制限
- 少人数指導なので、講師との距離が近い
- 合格実績が高い
- 費用が比較的安い
注目ポイント①主要な公務員試験を幅広く狙える講座
EYE公務員講座にはいくつかコースがあるのですが、最もスタンダードなコースが「シンプルコース」です。こちらは主要な公務員試験に幅広く併願できるような講座内容となっています。
そしてこのシンプルコースの内容に個別授業10コマが付いたコースが「プレミアム10コース」です。個別授業では、苦手科目を集中指導や、通常の質問だけでは理解しきれない部分の確認など、受講する方それぞれの状況に合わせたオンリーワンの指導が受けられます。
その他にも「教養のみのコース」や「2年コース」もあるので状況に合わせて選択が可能です。
注目ポイント②少人数指導なので、講師との距離が近い
EYEの公務員講座は、講師との距離が近く、面倒見が良いという評判がたくさんあがっています。
個別相談やLINE相談の中で進捗管理をしてもらいながら、必要であればアドバイスを受けられる形式。EYEは少人数制なので、個別相談の予約も取りやすく、講師との密に連携を取りながら学習を進めていくことができます。
これらの個別相談やLINE相談は回数無制限で受けられます。不安や疑問を感じたらすぐに相談できるのはEYEの大きな魅力です。
注目ポイント③合格実績が高い
合格実績については「合格率」「合格者数」の両方を公表していますね。特に合格率についてはかなり高い数字を出していて、2023年度は最終合格率78.0%とのこと。公務員試験の合格率は大体20%前後なので、驚異的な合格率であることがわかるかと思います。
こちらの合格実績は「EYEで個別相談を5回以上受けて受験した人」が集計対象となっているので、個別相談で定期的に講師からアドバイスをもらった多くの方が合格を勝ち取っているということになりますね。
無料個別相談や7日間の無料体験が受けられるので、そこで講師やスタッフとの距離の近さを体験してみましょう。
2位 アガルートアカデミー
2位はWeb通信講座専門の予備校、アガルートアカデミーです。
Web通信講座とは思えないほどの手厚いサポートが魅力の予備校です。
基本情報
受講スタイル | ■Web通信 |
費用の例 | ■教養+専門型スタンダード対策カリキュラム/フル 294,800円 →11月28日まで:265,320円 ■教養型対策カリキュラム 162,800円 ■国家総合職(法律区分)カリキュラム 327,800円 →11月28日まで:295,020円 ■定期カウンセリング(オプション) 110,000円 |
合格実績 | ■2023年度 合格者数:210名 |
合格特典 | ■内定した場合 受講料全額返金 お祝い金30,000円 |
公式サイト | https://www.agaroot.jp/komuin/ |
アガルートは2023年の公務員試験で合格者210名を輩出しました。
2022年から2023年にかけて、合格者数が3倍に増加している勢いのある予備校です。
特徴
- スマホ1台でいつでもどこでも学習できる
- ホームルームや学習サポーター制度あり
- オンラインでいつでも質問可能
- 講師作成のオリジナルフルカラーテキスト
- 講師による論文添削が受けられる
- 面接対策が回数無制限で受けられる
- 講師による月1定期カウンセリングが好評
注目ポイント①手厚いサポートが受けられる
アガルートはWeb通信の予備校であるにも関わらず、回数無制限の模擬面接、講師に直接聞ける質問対応など、サポートがかなり手厚いです。
特に評判が良いのはオプションで付けられる「定期カウンセリング」でして、こちらは公務員講座担当の講師から直接指導が受けられるというもの。目標設定やモチベーション管理などはもちろん、併願先の相談などもできます。
Web通信の予備校でここまで手厚いサポート体制が整っているのはアガルートくらいですね。
注目ポイント②費用が安く、コスパが良い
国家一般職や地方上級、市役所などの幅広い試験に併願できる「教養+専門型スタンダード対策カリキュラム/フル」は20万円台の料金で受講できます。TACやLECなどの大手は30万円台なので、この料金は安いですね。
また、アガルートは合格特典として「受講料の全額返金制度」を設けています。その名とのおり、無事に公務員試験で内定をもらえたときに「受講料が全額返金される制度」のことでして、上記の「教養+専門型スタンダード対策カリキュラム」だと20万円以上の受講料が全て返ってきます。
合格できただけで嬉しいところに、さらにこのボーナスがあるということで、頑張った自分へのご褒美や、お世話になった方へのお礼などもできて最高ですね!
注目ポイント③スマホ1台で学習できる
アガルートの公務員講座は、講義動画をスマホで視聴できるので、通勤や通学の電車内や休憩時間などのスキマ時間にコツコツ学習を進めることができます。
動画は1本あたり10分〜40分という短さなので、その点もちょうど良いですね。講義視聴の際に使う「受講生マイページ」の操作もしやすく、使い心地も文句なし。ストレスなく学習できます。
注目ポイント④評判の良い講師が揃っている
アガルート公務員講座を担当する講師は、大手予備校から移籍してきた講師が多いです。そのため、経験豊富なベテラン講師陣からの質の高い指導が受けられます。
特に法律系科目には評判の良い講師が揃っており、公務員試験全般を担当する小林先生や、国家総合職担当の谷山先生や渥美先生は人気ですね。
この辺りは公式サイトで公開されている各講師のサンプル講義動画を視聴した方がイメージがわくと思うので、受講を検討している方は必ず視聴しましょう。
1位 LEC東京リーガルマインド
そして堂々の1位はLEC東京リーガルマインドです。
資格試験の予備校として、知名度抜群の予備校ですね。
面接対策や論文対策、時事対策など公務員試験の合格に必要なものは全て揃っている予備校です。
基本情報
受講スタイル | ■教室通学 ■映像通学 ■Web通信 |
費用の例 | ■スペシャルコース(地方上級・国家一般) 349,000円 ■スーパースペシャルコース(地方上級・国家一般) 417,000円 ■国家総合職(法律・教養区分)Standardコース 468,000円 ■国家総合職(経済・教養区分)Standardコース 415,000円 ■市役所教養コース 215,000円 ■経験者採用専願コース 215,000円 |
合格実績 | ■2023年度 合格者延べ人数:3,567名 10位以内で合格した受講生:106名 そのうち1位合格者:15名 |
教室 | 全国に教室を展開 |
公式サイト | https://www.lec-jp.com/koumuin/ |
特徴
- 担任講師制度がある
- 合格実績がとても高い
- オリジナルテキストと問題集が優秀
- 47都道府県それぞれの対策がある
- 時事対策も受けられる
- 模擬試験が受けられる
- リアル面接シミュレーションが好評
注目ポイント①多くの合格者を輩出している
LECは合格実績がとても高く、公式サイトでも大きく掲載しています。2023年度は3,567名の合格者を輩出しました。この数字だけでもすごいのですが、さらにLECは各試験で上位合格者を多数輩出しているという実績も公表しており、2023年度は15名の方が1位合格したとのこと。
これだけの実績を出せるというのは、「LECの指導力がとても高い」ということの証と言えますね。安心して受講できる公務員予備校です。
注目ポイント②面接対策の評判がいい
それからLECは「リアル面接シミュレーション」と呼ばれる面接対策の評判が良いのも特徴です。こちらは回数無制限で模擬面接が受けられる他、関東の校舎ではエントリーシート作成や自己分析なども丁寧にサポートしてもらえます。
「上位合格を目指す人」「面接が不安な人」はLECを選択肢に入れておくといいですね。
注目ポイント③全国に教室展開していて、通いやすい
LECは大手の予備校ということもあり、北は北海道から南は沖縄まで全国に教室があります。通いやすいですし、それぞれの地域に合わせて47都道府県ごとの対策をしてくれる点も、LECの魅力です。
興味がある方は、一度教室に足を運んで、体験講義などで雰囲気を感じてみるのがおすすめです。公式サイトから資料請求などもできます。
【費用・料金で比較】安さならここ一択!
さて、ここからいよいよ本題の予備校比較に入っていきます!
まずは気になる「公務員予備校・通信講座の費用」について比較していきますね。
どの予備校・通信講座も「目標とする公務員試験の種類」によって様々なコースが用意されているので、いくつかピックアップして以下の表にまとめました。
公務員予備校・通信講座の主な講座料金
LEC | ■スペシャルコース(地方上級・国家一般) 349,000円 ■スーパースペシャルコース(地方上級・国家一般) 417,000円 ■国家総合職(法律・教養区分)Standardコース 468,000円 ■国家総合職(経済・教養区分)Standardコース 415,000円 ■市役所教養コース 215,000円 ■経験者採用専願コース 215,000円 |
EYE | ■シンプルコース 287,158円 ■プレミアムコース10 339,790円 ■教養シンプルコース 178,737円 ■教養プレミアムコース10 231,369円 |
大原 | ■公務員合格コース 355,400円 ※別途入学金6,000円 ■国家総合職(法律)合格コース 518,000円 ※別途入学金6,000円 ■国家総合職(経済)合格コース 446,000円 ※別途入学金6,000円 ■警察官・消防官合格コース 225,000円 ※別途入学金6,000円 |
伊藤塾 | ■国家一般・地方上級コース 328,000円 ■国家総合職(法律区分・教養区分)コース 598,000円 ■裁判所事務官一般職コース 259,000円 |
TAC | ■地上・国一・市役所 総合本科生 352,000円〜 ※別途入会金10,000円 ■国家総合職 法律本科生 539,000円 ※別途入会金10,000円 ■国家総合職 経済本科生 440,000円 ※別途入会金10,000円 ■警察官・消防官 総合本科生 220,000円 ※別途入会金10,000円 |
東京アカデミー | ■オンライン行政クラス(9月生) 275,900円 ■オンライン教養クラス(9月生) 155,200円 ■総合対策(教養+専門)コース(通信) 99,000円 |
アガルート | ■教養+専門型スタンダード対策カリキュラム/フル 294,800円 →11月28日まで:265,320円 ■教養型対策カリキュラム 162,800円 ■国家総合職(法律区分)カリキュラム 327,800円 →11月28日まで:295,020円 ■定期カウンセリング(オプション) 110,000円 |
クレアール | ■行政系公務員併願総合コース 330,000円 ■教養スタンダードコース 210,000円 ■速修社会人経験者スタンダードコース 150,000円 ■心理系公務員スタンダードコース 370,000円 |
スタディング | ■地方上級・市役所 教養・専門合格コース 132,000円 →11月30日まで:105,600円 ■地方上級・市役所 教養合格コース 66,000円 →11月30日まで:52,800円 ■警察官・消防官合格コース 66,000円 →11月30日まで:52,800円 ■社会人経験者合格コース 66,000 →11月30日まで:52,800円 |
ユーキャン | ■国家一般職・地方上級コース 89,000円 ■教養試験対策コース 54,000円 ■市役所コース 59,000円 ■警察官・消防官コース 59,000円 |
こんな感じで、かなりたくさんのコースが用意されています。もちろんここに書いたのはほんの一部なので、ここに記載がないコース料金について知りたい方は、お手数ですが公式サイトでご確認ください。
そして今回はこれらのコースの中から、「幅広い公務員試験に併願できるスタンダードなコース」をピックアップして比較していきます。
同様のコースを1つずつピックアップ!
LEC | ■スペシャルコース(地方上級・国家一般) 349,000円 |
EYE | ■シンプルコース 287,158円 |
大原 | ■公務員合格コース 355,400円 ※別途入学金6,000円 |
伊藤塾 | ■国家一般・地方上級コース 328,000円 |
TAC | ■地上・国一・市役所 総合本科生 352,000円〜 ※別途入会金10,000円 |
東京アカデミー | ■オンライン行政クラス(9月生) 275,900円 |
アガルート | ■教養+専門型スタンダード対策カリキュラム/フル 294,800円 →11月28日まで:265,320円 |
クレアール | ■行政系公務員併願総合コース 330,000円 |
スタディング | ■地方上級・市役所 教養・専門合格コース 132,000円 →11月30日まで:105,600円 |
ユーキャン | ■国家一般職・地方上級コース 89,000円 |
国家一般職や地方上級などの専門試験が課される試験にも対応でき、市役所などにも併願できるコースをピックアップしました。
ユーキャンは通信講座ということで、送られてくるテキストを使っての自主学習が基本です。Webテストや面接対策などは一部Web上でできますが、他の予備校のように講義を受ける形とは違っているため、参考として掲載しています。
予備校は30万円〜40万円くらいが相場
こうやって並べてみると、大手予備校のTAC・LEC・大原は30万円台の料金設定になっていることがわかりますね。この辺りが相場と言えます。
合格して公務員になってしまえばすぐに元が取れる金額ではありますが、ちょっと高い気がしなくもないですね…
その点、EYEは30万円を少しだけ下回る料金となっています。予備校で公務員講座を受講する場合、安さ重視で選ぶならEYEということになりますね。
アガルートは内定特典で全額返金される制度あり
続いてWeb通信の予備校についてですが、まずアガルートアカデミーは20万円台ということで大手予備校と比較すると安いですね。
これに加え「内定を獲得した場合に受講料が全額返金される制度」がついています。全額返金してもらうには「合格体験記の提出」などの条件(詳しくはこちら)がありますが、合格してただでさえ嬉しいところに、さらに20万円以上の費用が戻ってくるというのは幸せすぎますね。
頑張った自分へのご褒美や、サポートしてくれた方々へのお礼などもできそうです。
クレアールは早く申し込むことで大幅な割引がある
それからクレアールについてですが、正直一般価格はあまり当てにならないですね。
毎月大幅な割引をしていて、早めに申し込めばかなり安く受講が可能です。時が経つにつれて徐々に高くなっていくので、受講を決断するなら早めの方がいいですね。
スタディングは圧倒的に安い
そして市役所などの「教養試験のみで受験可能な試験」を受験するのであれば、コスパ最強はスタディングですね。10万円を切る講座もあるので、文字通り桁違いの安さです。
ここからさらに期間限定で割引がきいたり、内定をもらうと合格お祝い金で1万円もらえたりと、もはや安さでは1強の状態です。「教養試験のみで受験可能な市役所」「最低限の専門科目のみで受験できる地方上級」や「警察官」「消防官」などを狙う方にとってはありがたいですね。
なるべくお金をかけずに公務員試験対策がしたい方は、スタディングで受講するのがおすすめです。
Web通信講座の費用が安い理由
というわけで、やはり費用面では「Web通信講座の方が安い」ということがはっきりわかる結果でした。
特にスタディングの安さは際立っていて、安さで選ぶなら一択ですね。
これだけ安いと逆に不安に感じてしまう方もいるかもしれませんが、Web通信講座の費用が安いのには理由がありまして、以下の2点が大きいかと思います。
- 教室のテナント料や清掃費など、維持費がかからない。
- 講師やスタッフの人件費が少なくて済む。
予備校だと都市部の通いやすいところに大きな教室を出している関係上、かなりのテナント料や清掃費、冷暖房費などの維持費がかなりかかります。Web通信講座はそれが全くかからないので、安く講座を提供できるという仕組みです。講師やスタッフについても、各教室に配属する必要がないので少ない人数で済みます。
「費用が安いから講座の質が低い」ということではないので、問題ないですね。というよりむしろWeb通信講座はその他の部分にお金をかけていて、講義動画や学習システムなどはクオリティーが高いです。コスパの面ではWeb通信専門の予備校が圧倒的に強いと言えます。
公務員予備校の費用比較についてさらに詳しく知りたい人は、「公務員予備校の費用平均はこのくらい!【目標試験ごとに最安を紹介!】」の記事で深掘りしていますので、チェックしてみてください。試験種ごとに費用を比較しています。
【合格実績で比較】予備校ごとに得意分野が違う!
続いて「公務員予備校・通信講座の合格実績」を比較していきます。
先にお伝えしておくと、公務員試験の合格実績は、予備校によって発表の仕方が異なるので、単純に比較することができません。「合格率」で数字を出している予備校もあれば、「合格者数」で出しているところもあります。「合格者の声」という形で公式サイトに掲載している予備校もありますね。
本当に様々なので、比較するのはかなり難しいです…ひとまず見比べやすいようにまとめたので、以下の表をご覧ください。
公務員予備校・通信講座の合格実績一覧
LEC | ■2021年度 10位以内で合格した受講生:91名 そのうち1位合格者:13名 ■2022年度 合格者延べ人数:3,439名 10位以内で合格した受講生:111名 そのうち1位合格者:24名 ■2023年度 合格者延べ人数:3,567名 10位以内で合格した受講生:106名 そのうち1位合格者:15名 |
EYE | ■2021年度 公務員試験一次合格率:90.1%(284名中256名が合格) 公務員試験最終合格率:69.7%(284名中198名が合格) ※EYEで個別相談を3回以上受けて受験した人が集計対象 ■2022年度 公務員試験一次合格率:89.4%(313名中280名が合格) 公務員試験最終合格率:70.6%(313名中221名が合格) ※EYEで個別相談を5回以上受けて受験した人が集計対象 ■2023年度 公務員試験一次合格率:94.5%(332名中314名が合格) 公務員試験最終合格率:78.0%(332名中259名が合格) ※EYEで個別相談を5回以上受けて受験した人が集計対象 |
大原 | ■2021年度 行政事務系公務員の最終合格者:2,864名 警察官:313名 消防官:154名 ■2022年度 行政事務系公務員の最終合格者:3,196名 警察官:302名 消防官:181名 ■2023年度 警察官:323名 消防官:169名 |
伊藤塾 | ■2021年度の国家総合職【法律区分】 一次試験合格率:40% 二次試験合格率:89% ■2022年度の国家総合職【法律区分】 内定率:76.0% 1位、2位合格者を輩出 ■2023年度国家総合職 内定率:80.2% |
TAC | ■2021年度最終合格先 国家公務員(大卒程度):3,024名 地方公務員(大卒程度):2,874名 ■2022年度最終合格先 国家公務員(大卒程度):2,797名 地方公務員(大卒程度):2,414名 ■2023年度最終合格先 国家公務員(大卒程度):2,897名 地方公務員(大卒程度):2,849名 |
東京アカデミー | ■2020年度 3,362名が最終合格 ■2021年度 2,869名が最終合格 ■2022年度 2,916名が最終合格 |
アガルート | ■2022年度 合格者数:70名 ■2023年度 合格者数:210名 |
クレアール | ■2021年度 合格体験記309名分掲載 ■2022年度 合格体験記325名分掲載 ■2023年度 合格者数:313名 |
スタディング | ■2022年度 公式サイトで「合格者の声」掲載 ■2023年度 公式サイトで「合格者の声」掲載 |
ユーキャン | 実績掲載なし |
TACは大卒程度試験、大原は高卒程度試験で高い実績
TACは大卒程度試験で毎年多くの合格者を出しています。2023年度は国家公務員2,897名、地方公務員2,849名という数字です。
大原は2023年度に警察官323名、消防官169名という実績を出していて、こちらもすごいです。
TACは大卒、大原は高卒の試験に強いと言えますね。
LECは上位合格者も多数輩出
そしてLECは2023年度試験の合格者延べ人数が3,567名となっていて、TACや大原同様に素晴らしい実績です。また、上位合格者の人数も掲載されていて、10位以内の成績で合格した方が106名もいたとのこと。
LECは司法試験などの難関試験対策でも実績を上げていることからもわかる通り、もともと指導力の高さには定評がある予備校です。公務員試験でもその高い指導力は健在だということがわかりますね。
アガルートは実績急上昇
Web通信の予備校だと、まずアガルートは2023年度の合格者数が210名という数字を出しています。大手予備校と比べると物足りない数字には見えますが、前年に比べて3倍の合格者数となっていることから、成長著しいです。
アガルートは司法試験や司法書士、行政書士など、他の難関資格でも高い実績を出しているので、高い指導力と手厚いサポートで今後も合格者数を伸ばしてくる可能性が高いですね。
クレアールも合格者数が多い
クレアールについては2023年の合格者数が313名という数字を出しています。以前は合格体験記の件数で公表していましたが、2023年度からは実数での公表となりました。
Web通信の予備校でしっかり数字を公表できているということで、アガルート同様にこちらも好印象です。
【受講生の評判・口コミで比較】悪い口コミもあり!
続いて「公務員予備校・通信講座の評判・口コミ」を比較していきます。
ネット上やSNS上に投稿されていた評判・口コミをいくつか集めてまとめました。
不公平がないよう、良い評判・口コミを3件、悪い評判・口コミを3件ずつで統一してご紹介しますね。
公務員予備校・通信講座の良い評判・口コミ
まずは良い評判・口コミから比較していきます。
LEC | ・授業のクオリティが高いと感じた。 ・リアル面接シュミレーションが良い。 ・これをやっておけば大丈夫と思える教材がある。 |
EYE | ・不安に思った時に、すぐ相談できる環境が整っていた。 ・丁寧かつ分かりやすい講義を受けられた。 ・個別授業が良かった。 |
大原 | ・講師にモチベーションを上げてもらえる。 ・テキストがとても分かりやすい。 ・講師は要領良くまとめてくれているのでわかりやすい。 |
伊藤塾 | ・面接カードの作成・添削指導が丁寧だった。 ・細かい部分まで徹底的に指導してくれたので、記述式問題にも自信がついた。 ・講義を聞いていただけで合格できた。 |
TAC | ・テキストや問題集の質がとても高いと感じた。 ・本番の面接で、面接復元シートに書かれていることが何度も聞かれた。 ・講師の予想問題がたくさん的中した。 |
東京アカデミー | ・面接対策が充実していた。 ・すべて生講義で質問しやすい点が非常に良かった。 ・社会人でも勉強がしやすい環境だと感じた。 |
アガルート | ・アガルートの講義を受けたら驚くほどわかりやすいし楽しい。 ・定期カウンセリングが原動力になった。 ・質問回数が無制限なのがとても良い。 |
クレアール | ・繰り返し講義を見直せるのがありがたい。 ・学習や試験等に関しての質問や相談がいつでもできるのはありがたい。 ・テキストは重要なポイントがひと目見てわかるので使いやすい。 |
スタディング | ・図表が豊富でイメージが湧きやすい。 ・マイノート機能で気になるところを保存できるのが良い。 ・この価格で動画講義と教材が手に入るのはありがたい。 |
ユーキャン | 口コミが少ないため割愛 |
こんな感じでした。
教材については、どの予備校も評判が良いですね。
TAC、LEC、伊藤塾は面接対策についての良い意見が多くあり、大原、EYE、クレアールはモチベーション管理などのメンタル面のサポートが手厚いと感じる方が多いようですね。
講義についてはLEC、伊藤塾、アガルートアカデミーに良い評判が多かったです。
公務員予備校・通信講座の悪い評判・口コミ
続いて悪い評判・口コミを比較していきましょう。
LEC | ・通信だと担任相談や面接練習の予約がなかなか取れない。 ・問題集が分厚すぎる。 ・講師によって当たり外れが大きい。 |
EYE | ・教材の解説がわかりにくい。 ・主要な自治体以外の面接情報が少ないと感じた。 ・映像授業の画質やカメラワークが悪いと感じた。 |
大原 | ・面接対策は予約がなかなか取れず、回数をこなせない。 ・講師によっては聞き取りづらかったりクセがあったりするのでわかりづらい。 ・生徒数が多いので、すぐに質問ができない。 |
伊藤塾 | ・教養試験の対策があまり充実していない。 ・学習のボリュームが多すぎる。 ・テキストがよくなくて、講義もわかりにくい。 |
TAC | ・人気講師の講義は混雑する。 ・受講生が多いため、質問時間が少ない。 ・面接対策が不十分だと感じた。 |
東京アカデミー | ・受講料が他の予備校と比較して高いと感じた。 ・面接練習の予約が取りにくい。 ・校舎によって講座内容や料金が異なるのでわかりづらい。 |
アガルート | ・講師が自分には合わないと感じた。 ・講師によってテキストの出来に差があると感じた。 ・相談メールの返信が遅いときがあった。 |
クレアール | ・予定通りに進めるのが難しいと感じた。 ・集中して学習できる環境を整えるのが難しい。 ・面接対策が水道橋でないとできない。 |
スタディング | ・論文の添削がないのがつらい。 ・模擬面接がないのがつらい。 ・講義は講師が教材を読み上げているだけで内容が薄いと感じた。 |
ユーキャン | 口コミが少ないため割愛 |
面接対策に対する不満が多い
こんな感じでして、面接対策に対する悪い評判・口コミが多くありました。「希望した通りに予約が取れない」との理由ですが、こればっかりは仕方ないですね。面接試験の直前に面接対策を受けたい気持ちはみんな同じなので、その時期はどうしても混み合ってしまいます。どの公務員予備校を受講するにしても、「希望した通りに予約が取れないことがある」ということは覚悟しておいた方が良いですね。
その点、LECは通学で受講する場合に面接対策に関する悪い評判は少なかったです。先ほどの良い評判・口コミの中にもリアル面接シミュレーションの高評価があったことからも、面接対策を重視して選びたい方はLECが候補に入りますね。
Web通信で面接対策を重視するなら、アガルートアカデミーが悪評も少なく、回数無制限で受けられるのでおすすめです。
講師の当たり外れに対する不満も多い
それから講師の当たり外れに対する不満も多くありました。ですがこれについても、ある程度は仕方ないことかなと思います。どこの予備校にも、「評判が良い講師」と「評判があまり良くない講師」がいますからね。特に全国に教室がある大手の予備校だとこの問題は起こりやすいです。自分が通う教室に良い先生が集結している可能性は低いので…
その点、Web通信の予備校であれば、その予備校で一番良い講師が動画講義を担当をしているはずなので、良くない講師に当たる可能性は低いかなと思います。公式サイトでサンプル講義が公開されているので、それを見れば講師の良し悪しを先に確認することもできます。
ランキングでも紹介した通り講義の評判が高いアガルートがおすすめですが、スタディングやクレアールのサンプル講義と比較しつつ、自分に合った講師がいる予備校を選ぶと、予備校選びで失敗する可能性を下げられます。
公務員の予備校・通信講座の合格者の声
ここからは各予備校の公式サイトに掲載されていた「合格者の声」を紹介していきます。
公式サイトの情報なので悪い情報は書かれていませんが、たくさん受講生がいる中で「あえて公式サイトに掲載している口コミ」なので、それぞれの予備校の良い部分がたくさん盛り込まれている声と言えます。その辺りも念頭におきつつ、参考にしてみてください。
4件ずつに統一して以下に引用しましたので、まとめてどうぞ。(※ユーキャンは公式サイトに受講生の声が掲載されていなかったので、割愛しています。)
TACの評判・口コミ
LECの評判・口コミ
大原の評判・口コミ
伊藤塾の評判・口コミ
EYEの評判・口コミ
東京アカデミーの評判・口コミ
ユーキャンの評判・口コミ
口コミが少ないため割愛
クレアールの評判・口コミ
スタディングの評判・口コミ
アガルートの評判・口コミ
公務員予備校の評判についてさらに詳しく知りたい方は、以下に予備校ごとの評判などをまとめた記事を置いておくので参考にしてみてください。
他にもある!公務員予備校・通信講座をまとめて紹介!
さて、ここまでおすすめの公務員予備校・通信講座10校についてランキングや比較などで特徴を紹介してきましたが、もちろんその他にも予備校・通信講座はあります。
全国にある全ての予備校を紹介することはできませんが、候補になる可能性のある予備校をいくつか紹介していきます。
資格スクール大栄
基本情報
受講スタイル | ■通学DVD ■Web通信 |
費用の例 | 費用は公開されていない。(無料ガイダンスで要確認) |
合格実績 | ■2023年度 最終合格者:1,711名 |
教室 | 全国に約90教室を展開 |
公式サイト | https://www.daiei-ed.co.jp/lp_koumuin/ |
特徴
- 通学DVD受講・Web通信受講から選べる
- 一部教室では生講義もあり
- 二次試験対策にかなり力を入れている
- 全国に100教室以上を展開
- キャリアナビゲーターによるサポート
- 社会人向け、高卒者向けのコースもあり
注目ポイント①二次試験対策に力を入れている
資格スクール大栄は、パソコンスクールとして有名なAVIVA(アビバ)の会社が運営しているスクール。早い段階から自己分析を開始するなど、二次試験対策に力を入れているのが特徴ですね。
地方上級・国家一般コース、教養のみのコース、専門科目のみのコースなど、様々なコースが用意されていますが、いずれも公式サイト上に料金は掲載されていません。ガイダンスや無料体験に参加し、確認する必要があります。
マイナスポイント①評判があまり良くない
そして評判についてはここには具体的に書きませんが、あまり良くないです。ただ中には良い口コミがあるのも事実なので、「通う教室による」というのが正直なところ。
受講を検討している方は、無料体験などで講師のレベルを確認しつつ、スタッフの対応が丁寧かどうかをしっかり見極めてから申し込むようにしましょう。
究進塾
基本情報
受講スタイル | ■通学 ■オンライン |
費用の例 | ■60分×月4回 30,800円+入塾金22,000円 ■90分×月4回 46,200円+入塾金22,000円 ■120分×月4回 61,600円+入塾金22,000円 ※その他管理費や、利用する場合には自習室利用料がかかる |
合格実績 | 公表なし |
教室 | ■池袋本校 東京都豊島区南池袋3-18-34-503 |
公式サイト | https://kyushinjuku.com/ |
特徴
- 教室受講・オンライン受講から選べる
- 完全マンツーマン個別指導が受けられる
- 数的処理や法律科目など一部科目のみ対応
- 論文・面接対策がある
注目ポイント①完全マンツーマン個別指導が売り
究進塾は、大学入試や高校入試などをメインに対策している塾でして、公務員試験対策にも対応しています。完全マンツーマン個別指導が最大の特徴ですね。
公務員試験については、全ての科目ではなく「数的処理」や「法律系科目」などの一部の科目にのみ対応しています。小論文や面接などの二次試験対策も受けられます。
注目ポイント②授業を受けたいだけ受けられる
上の表に書いた受講費用はあくまでも目安でして、これ以上の回数を受講することも可能。60分の授業を月8回受けたいということであれば、単純に月4回の受講料の2倍がかかるということになります。
「受けたいだけ受けられる」ということですね。
マイナスポイント①公務員試験対策としては物足りない
公式サイト上でも大学受験や大学院受験対策をメインとしていることがはっきりわかるため、公務員試験については大手に比べて手厚さはないかと…経済系科目の対策ができないなど、物足りない感じがしますね。合格実績の公表も無しです。
マンツーマンで苦手科目のみをピンポイントで学びたい方は検討してみても良いかもです。ちなみに体験授業は2人の講師分が受けられて、自分に合っている講師を選ぶことが可能です。
ゼロ塾
基本情報
受講スタイル | ■通学 ■オンライン |
費用の例 | ■民法 108,900円 ■憲法 59,400円 ■行政法 59,400円 ■ミクロ経済学 89,100円 ■マクロ経済学 89,100円 ■数的処理・数的推理・判断推理 1コマ9,900円(2時間)で必要な回数分 |
合格実績 | 具体的な数字の公表なし(合格体験記の掲載あり) |
教室 | ■東京都中央区日本橋2-1-17 丹生ビル2階TRIEL東京 |
公式サイト | https://www.zero-juku.com/ |
特徴
- 公務員試験対策専門の予備校
- マンツーマン個別指導
- スカイプ講義で全国どこからでも受講可能
- 会社帰りや学校帰りに受講できる夜間講座
- 面接・論文対策も受けられる
注目ポイント①マンツーマン個別指導が売り
ゼロ塾は公務員試験対策専門の予備校でして、マンツーマン個別指導が最大の特徴です。自分の必要な科目を選択して受講するスタイルです。
教室は東京の日本橋に1校のみ。通えない場合はスカイプでも受講可能です。
マイナスポイント①個別指導なので料金は高め
料金は科目によって様々ですね。数的処理・数的推理・判断推理については必要な回数分の受講料がかかるので、受講する方のレベルによって費用が変わってきます。
個別指導ということもあり、全体的に費用は高め。法律3科目だけで20万円オーバーです。ゼロ塾で全ての科目を受講しようとするとかなりお金がかかってしまいますね…他の予備校でまとめて対策しつつ、追加で対策したい科目のみをゼロ塾で受講するのがおすすめですね。
商法・労働法・会計学・財政学・行政学など、取り扱っていない科目があるのもデメリットですね。これらの科目が必要な試験を受ける場合は、他の予備校を検討しましょう。
喜治塾
基本情報
受講スタイル | ■通学 ■オンライン |
費用の例 | ■総合クラス 入塾金66,000円+月謝20,000円 |
合格実績 | 具体的な数字の掲載なし(合格者の声を掲載) |
教室 | ■東京都新宿区高田馬場3-3-1 ユニオン駅前ビル5・8階 |
公式サイト | https://www.kijijuku.com/ |
特徴
- 公務員試験対策の専門塾
- 教室受講・オンライン受講が選べる
- 1999年から20年以上の指導歴がある
- 教室定員40名の少人数指導
- 総合コースは合格保証制度がついている
- 行政事務系・公安系の試験に対応
喜治塾の良いところ①少人数指導にこだわっている
喜治塾は公務員試験対策を専門に扱う塾として、20年以上に渡る長い指導歴があります。1教室に最大で40名という少人数指導にこだわっており、講師と塾生の距離感の近さやコミュニケーションの取りやすさやが魅力ですね。
高田馬場駅から徒歩1分という好立地ですが、教室はこの1ヶ所のみ。通うのが難しい方はオンラインでの受講を検討しましょう。
喜治塾の良いところ②合格保証制度がある
総合コースは、公務員試験に合格できなかった場合に追加料金なしで翌年度も指導してもらえる「合格保証制度」がついています。あまりお世話になりたくはない制度ではありますが、万が一に備えられるのは嬉しいですね。
講座は毎月開講しているので、学習を始めたいと思ったタイミングでいつからでもスタート可能。
特別区経験者講座、氷河期講座などのピンポイント講座もあります。受講相談や体験受講もできるので、気になる方は話を聞きに行ってみると良いかと思います。
ヒューマンアカデミー
基本情報
受講スタイル | ■通信 |
費用例 | ■公務員上級【安心合格】講座 305,800円 ■公務員初級【安心合格】講座 159,500円 |
合格実績 | 具体的な数字の掲載なし |
公式サイト | https://www.tanomana.com/ |
特徴
- 総合学園ヒューマンアカデミーの通信講座
- 論文添削が受けられる
- 模擬面接は校舎で直接指導が受けられる
- クレアールと提携している講座
- 一人ひとりに担任がついてサポート
- 質問サポートもついている
資格取得の学校として全国に教室展開している、ヒューマンアカデミーの通信講座です。
注目ポイント①全国展開している校舎で直接模擬面接が受けられる
ヒューマンアカデミーの公務員講座は、おすすめで紹介したクレアールと提携している講座でして、最低限の学習で効率よく合格を目指す内容となっています。教材や講義動画はクレアールと同じものを使っているので、クオリティーの高さは間違いないですね。
クレアールと比較して良いところは、全国に展開している校舎で直接模擬面接が受けられるところ。これはありがたいですね。
マイナスポイント①費用面ではクレアールの方が安い
反対に費用面ではクレアールで受講した方が安いので、特に現地での面接対策にこだわらない方はクレアールで受講した方がコスパがいいです。あとはコースが2つしかないというのもデメリット。
こちらもクレアールなら幅広い選択肢があるので、基本的にはクレアールの受講で事足りるかと思います。
フォーサイト
基本情報
受講スタイル | ■通信 |
費用例 | ■教養試験対策コース 19,800円 |
合格実績 | 具体的な数字の掲載なし |
公式サイト | https://www.foresight.jp/koumuin/ |
特徴
- テキストはフルカラーで見やすい
- Web通信専門の予備校
- 専用スタジオ収録の高品質な講義動画
- 1コマ最大15分のコンパクトな講義
- スキマ時間を活用しやすい学習システム
- 教養試験の対策のみ
フォーサイトはWeb通信専門の予備校。他の資格試験では驚異的な合格率を叩き出すなど、最近は一気に実績を上げてきています。
注目ポイント①費用が圧倒的に安い
公務員試験の講座は教養試験のみにしか対応していませんが、費用は圧倒的に安く、19,800円という低料金で受講可能です。合格者の声などが掲載されていない点は不安ですが、費用を抑えたいならありですね。
講義動画のクオリティーにこだわっており、テレビ局レベルの専用スタジオで収録されています。画質や音声などは文句なしです。公式サイトでサンプル講義が視聴できるので、気になる方は覗いてみてください。
ここだけ読めば解決!今回の比較結果まとめ!
というわけで、ここまでがこの記事の本題「公務員予備校のガチ比較」の内容でした。結論をまとめますね。
こんな感じになります。もちろん、この記事を読んでいただいた皆さんの中には、上記結論以外の自分に合っていそうな予備校が見つかった方もいらっしゃるかと思います。その場合は、そちらの予備校を選ぶも良しです。最終的に大事なのは「受講する人と予備校の相性」なので。
このブログで紹介されていたからといって、自分が納得していないのに受講申込をしても上手くいくはずがありません。「この予備校なら、絶対に最後まで諦めずに頑張れる!」と自分が思ったところに申し込むようにしましょう!
この記事が少しでも、皆様の予備校選びのお役に立てていたのなら幸いです。
以下に、おすすめランキング上位8校について簡単にまとめたものを置いておきます。「記事が長すぎて最初の方の内容忘れちゃったよ!」という方はぜひ参考にしてみてください!
1位 LEC | 資格試験の予備校として知名度抜群で、全国に教室を展開している。公務員講座は基本テキストの「Kマスター」、問題集の「過去問解きまくり」など、評判が良いオリジナル教材が魅力。面接対策の「リアル面接シミュレーション」も好評。実績もさすがで、2023年度は合格者延べ人数が3,567名。上位合格者が多いのも特徴で、10位以内で合格した受講生が106名、そしてそのうち1位合格者が15名。国家総合職試験にも上位合格者を送り込んでいることから、その指導力の高さが窺える。47都道府県別の対策もあり、地方公務員試験の対策も万全。どなたにも幅広くおすすめ。 公式サイト:https://www.lec-jp.com/koumuin/ |
2位 アガルート | 豊富な回数の質問対応、学習サポーター制度、ホームルームなど、Web通信講座とは思えないほどの手厚いサポートが特徴。2023年度は合格者を210名輩出。昨年度から3倍に増えている勢いのある講座。スマホ1台で講義が視聴できるので、スキマ時間を活用した学習が可能。面接対策も回数無制限で、論文はオンラインで添削指導が受けられる。料金はWeb通信講座にしては高めだが、内定特典として受講料が全額返金される制度があるため結果的にコスパはかなり良い。大手予備校からヘッドハンティングした講師が多数在籍しており、評判も良い。どなたにも幅広くおすすめ。 公式サイト:https://www.agaroot.jp/komuin/ |
3位 EYE | 東京都内に3教室のみという小規模な予備校。少人数指導で講師との距離が近く、面倒見が良いのが特徴。個別指導つきのコースが高い実績を出しており、2023年度の受講生のうち、担任制個別指導を5回以上受けた332名中259名が最終合格を勝ち取った。大卒程度試験に強い。料金は相場よりかなり安く、コスパが良い。論文指導、面接指導は回数無制限。個別指導が10コマついた「プレミアム10コース」が人気。都内の教室に通える大卒程度試験受験者におすすめ。 公式サイト:https://globaleye.co.jp/koumuin/index.html |
4位 クレアール | 独自の学習法である「非常識学習法」が特徴的なWeb通信講座。必要最低限の学習で合格を効率良く勝ち取るカリキュラムが組まれている。アガルート同様スマホ1台でスキマ時間学習ができる。「技術系」「心理・福祉系」「公安系」などの行政事務系以外の公務員試験にも対応している。万が一不合格となってしまった場合に翌年も最新講座が受講できる「セーフティーコース」がコスパ良し。資料請求でもらえるハンドブックのクオリティーが高いので入手必須。行政事務系以外の公務員試験を検討している方におすすめ。 公式サイト:https://www.crear-ac.co.jp/koumuin/ |
5位 大原 | 専門学校のイメージが強いが、社会人講座も開講している。2022年度の公務員(行政事務系)採用試験では、この社会人講座から861名の最終合格者を輩出。専門学校を運営しているということもあり、高卒程度試験に強い。熱血指導でモチベーションを高めながら指導してもらえるとの評判が多い。全国に教室展開しているため通いやすいのも魅力。2023年度の警察官採用試験で323名、消防官採用試験で169名の合格者も輩出しており、これらの試験種にも強みがある。料金は相場通り。高卒程度試験を目指す方におすすめ。 公式サイト:https://www.o-hara.jp/ |
6位 伊藤塾 | 法律系の難関資格で高い実績を誇る予備校。公務員試験では国家総合職で圧倒的な実績を出しており、2023年度試験では受講生の内定率80.2%を記録。全国平均の39.1%をはるかに上回る数字を叩き出している。国家総合職を目指す方にのみおすすめ。 公式サイト:https://www.itojuku.co.jp/shiken/komuin/index.html |
7位 スタディング | 圧倒的な料金の安さが特徴のWeb通信講座。「地方上級・市役所 教養合格コース」は10万円を切る料金で受講可能。専門科目対策のコースやコーチングつきのコースもあるが、それでも20万円程度に抑えられる。アガルート・クレアール同様スマホ1台でスキマ時間学習ができる。専門科目は最低限の科目しか用意されておらず、記述試験対策もないため、都庁などの難易度が高い試験に対応できないのがマイナスポイント。とにかく安く対策したい方におすすめ。 公式サイト:https://studying.jp/komuin/ |
8位 TAC | LEC同様に資格予備校として知名度が高く、全国に教室を展開している。使用教材の「Vテキスト」「V問題集」はどちらも評判が良く、受講生の満足度90%以上。実績も高く、2023年度の公務員試験では国家公務員(大卒程度)に2,897名、地方公務員(大卒程度)に2,849名の合格者を出している。実績としてはNo. 1だが、実際に受講した筆者的には微妙。単に受講生が多いから出た実績ではないか。(※個人の見解) 公式サイト:https://www.tac-school.co.jp/kouza_komuin.html |
公務員予備校・通信講座の選び方
合格に向けての第一歩として、どの予備校・通信講座を選ぶかはとても重要です。
絞り込みのプロセスをスムーズにするための手順を以下に示します。
6ステップで絞り込もう
まず、自分の学習スタイルや習慣を明確にしましょう。通学型が良いのか、それともオンラインの通信講座が合うのか、自分に合った方法を選びましょう。
学習に投資する予算をあらかじめ決めておきましょう。資格を取得後の給料アップなどで元が取れる場合も多いので、その辺りも考慮して予算設定すると良いですね。
各予備校・通信講座のカリキュラムやサポート内容を確認しましょう。この記事の中で重要な部分は紹介しているので、気になった予備校・通信講座は公式サイトで詳細を確認すると良いですね。
過去の受講生の声やネットの評判・口コミなどを確認しましょう。この記事にも評判・口コミをまとめているので、参考にしてみてください。
実際に体験講義を受けたり、講義動画のサンプルを試聴したりすることで、講義自体の質や講師の教え方を事前に確認することができます。講師との相性確認の意味でも、このステップは重要ですね。
自分に合った予備校・通信講座を1つに絞り込み、申し込みます。
通学とWeb通信はどっちがいい?
上記のステップ1について、少しだけ補足です。
通学受講とWeb通信受講の2択で悩んでいる方も多いかと思うので、以下にそれぞれのメリットとデメリットをまとめておきます。
通学受講のメリット
- わからないことがあれば、すぐに質問できる!
- 自宅以外の場所で集中できる場所が手に入る!
- 講師やスタッフ、一緒に頑張る受講生から刺激がもらえる!
- 講義スケジュールが決まっているので、学習習慣が作れる!
通学受講のデメリット
- 教室に通うのが面倒…
- 決まったスケジュールに合わせる必要あり…
- 料金がちょっとお高い…
Web通信受講のメリット
- カフェや自宅、お気に入りの場所でゆったり学べる!
- 深夜でも早朝でも、好きな時間に勉強できる!
- わからないところは何度でも講義が視聴できる!
- 料金が安く、コスパが良い!
Web通信受講のデメリット
- 自分でペースを管理するのがちょっと大変…
- 質問環境が整っていない予備校・通信講座もある…
- 講師やスタッフ、周りの受講生からの刺激が少ない…
ご自身の状況に合わせて、どちらにするかをイメージしておきましょう。
やはりいつでもどこでも学習ができるというのは大きいです。
通勤や通学の電車内、昼休憩の食事後の残り時間、家に帰って一息ついてからの時間など、普段の生活の中で勉強時間として使える時間って、結構あります。こういった時間を活用すれば、1日1時間や2時間は簡単に捻出できるはずです。
というわけで、タイムパフォーマンスの面でもWeb通信講座がおすすめです!
社会人におすすめの公務員予備校・通信講座はこれ!
社会人の方が公務員試験を目指す場合にネックとなるのは、やはり「忙しい仕事の合間を縫っていかに勉強時間を確保するか」という点かと思います。
そう考えると、スキマ時間を有効活用できるWeb通信の予備校講座がおすすめですね。
- 通勤電車の中でスマホ学習
- 昼休憩の時間にスマホ学習
- お風呂に入りながらスマホ学習
- 寝る前のちょっとした時間にスマホ学習
こんな感じで毎日コツコツ勉強を進められるのはWeb通信講座のメリットですね。
例えば往復の通勤電車で30分ずつ、昼食後の休憩時間に30分、寝る前に30分、といった感じで毎日2時間ずつ確保していけたら、土日の頑張り次第では1年以内に1,000時間に到達できます。
というわけでおすすめは圧倒的にアガルートアカデミーですね。
Web通信専門の予備校なので、スマホでの学習のしやすさは抜群で、オプションでカウンセリングをつければペース管理やメンタル管理などもしてくれます。
公式サイトでサンプル講義動画が視聴できるので、そちらを視聴して相性を確認しつつ、受講相談などをしてみると良いかと思います。
大学生におすすめの公務員予備校・通信講座はこれ!
大学生の場合も、やはり忙しくてなかなか時間が確保できない方はWeb通信の予備校講座がおすすめですね。
理由は1つ上の「社会人におすすめの公務員講座」のところで説明したのと同じなので省略します。
単位をほとんど取り終えて時間に余裕がある方は、通学で受講するのもありですね。
同じ目標に向かって頑張る仲間がいるので、モチベーションを高められたり、講義以外の時間に情報交換できたり、Web通信にはないメリットがあります。
おすすめはランキングでも上位にした通り、LEC東京リーガルマインドですね。LECは全国に教室があるので通いやすいですし、指導歴が長いので公務員試験の情報量も豊富です。面接対策の評判も良く、文句なしです。
よくある質問
ここからは、公務員予備校についてのよくある質問に回答していきます!
公務員予備校はいつから通えば良いの?
通う予備校が決まったけど、果たしていつから通えばいいのか。。。
結論からお伝えすると、最低でも試験の半年前には受講を開始している必要があります。
公務員試験は1000時間の学習が必要と言われる試験なので、1日5時間以上勉強したとしても合格までに半年くらいはかかります。
もちろん1ヶ月で合格する人もいますし、2年かけて合格する人もいるのであくまでも目安にはなりますが、「最低半年」は見ておいた方がいいですね。
ですがこの「半年」というのは最低ラインであって、それよりも早い段階から学習を重ねている人の方が合格率が高くなるのは言うまでもありません。
ということで、改めてベストな結論が以下です。
ありきたりな結論で申し訳ないのですが、これが事実ですね。
公務員になりたいと現時点で思っているのであれば、今すぐに、1日でも早く学習に取りかかることをおすすめします。
どの予備校も「今すぐ始められるコース」を用意してくれています。例えばLECだと以下の感じですね。
◎地方上級・国家一般を目指すコース
- 短期間で合格を目指す
速習スペシャルコース - 1年で合格を目指す
スペシャルコース
スーパースペシャルコース - 1年半で合格を目指す
1.5年パーフェクトコース
1.5年パーフェクトスペシャルコース - 2年で合格を目指す
2年パーフェクトコース
2年パーフェクトスペシャルコース
短期間で合格を目指す人向けのコースから、1年で合格を目指す一般的なコース、1年半〜2年かけて合格を目指す長期コースまで用意されています。
他の予備校も同様で、「公務員になりたい!」と思い立ったときにすぐに始められるように様々なコースがあります。
というわけで、気になる予備校が見つかったのであればなるべく早めに1歩目を踏み出すようにしてください。
ちなみにこの「予備校はいつから通うか問題」については以下の「公務員の予備校はいつから通う?【大学・高校・社会人の学習開始時期を解説】」で詳しくまとめているので、さらに深く知りたい人はチェックしてみてください。
公務員試験の情報収集はどうやってやるの?
公務員試験の情報収集についても少しだけお話しさせてください。
予備校に通い始めてしまえばいくらでも試験情報を入手することができますが、「予備校を決める前に公務員試験について知っておきたい」という人もいらっしゃるかと思います。
- 試験に出題される科目は?
- 試験の日程は?
- 試験の年齢制限は?
- 合格するにはどのくらい得点すれば良いの?
などなど、今の時点ですぐに知りたい情報はたくさんありますよね。
その場合にどのように情報収集するべきか。やり方としては2つあります。
- このブログの他の記事を読む。
- クレアールのハンドブックを読む。
このブログの他の記事を読む
自分で言うのも恐縮ですが、このブログでは公務員試験の情報や対策、公務員の職場環境などについて、記事にしています。
実際に働いていた人間でないと分からない深い部分まで包み隠さず書いているので、他の記事も読んでいただけると公務員試験のイメージもわいてくるかと思います。
全てではありませんが、以下にいくつか記事を置いておきますので気になる方はチェックしてみてください。
クレアールのハンドブックを読む
クレアールで公務員講座の資料請求をすると、「公務員転職ハンドブック」「公務員試験入門ハンドブック」という冊子が無料でもらえます。
この冊子、僕も読んでみたのですが、公務員試験についてとても詳しくまとまっていて、良いハンドブックだなと思いました。
- 試験科目について詳しく知りたい!!
- 年齢的に受験できる試験はどれなの??
- 筆記試験で出る問題の見本が見たい!!
- 論文試験の問題の見本が見たい!!
- 教養のみで受験できる試験はどこ??
- 試験のスケジュールがまとめて知りたい!!
- そもそも公務員ってどんな種類があるの??
- 受験資格についてまとめて知りたい!!
などの疑問について詳しく説明してくれている冊子です。
もちろん資料請求は無料でできるので、もらっておいて損は全くないです。
以下のリンクから請求ページに飛べるので、よろしければどうぞ。
模試が受けられる予備校の方がいいの?
模試の有無については正直あまり気にしなくてもいいかなと思います。
本屋さんで過去問集を買って、それを時間を計りながら解けば模試代わりになりますので。
もしどうしても模試を受けたいということであれば、大手の予備校に模試だけ申し込んで受けてしまえばいいだけです。
受講したいと思った予備校に模試が無い場合も、そんなに気にする必要はないので安心してください。
ちなみに僕は、公務員受験生だったころに模試を1回も受けませんでした。上記の通り、直前期に時間制限を設けて過去問を解き、ペース配分などのイメージをわかせました。
それでもしっかり点数に余裕を持って合格できたので、経験から言っても模試はなくても大丈夫と言えます。
模擬面接がある予備校を選んだ方がいいの?
面接対策についても、もちろん充実しているに越したことはありませんね。
ですが「模擬面接」が絶対に必要かという観点で見ると、そんなことはないなと僕は思います。
受け答えやマナーなどの基本作法についてはどこの予備校でも講義があるので、模擬面接がなくても準備しておくべきことは大体わかります。
また、「模擬面接の予約がなかなか取れない」との口コミも多いので、そんなところでストレスを感じるくらいならわざわざ予備校の模擬面接を受ける必要もないです。
ちなみに僕は、模擬面接を一度も受けませんでした。正直高校や大学の受験でやったときと作法は変わらないですし、就活を経験している方であればそのときの感じと変わらないです。
「でも久しぶりの面接だから緊張するな…」と感じる方は、ハローワークなら無料で面接対策をしてくれます(公務員試験対策としてはやってくれない場合もある)し、民間企業の就職面接を受けて場慣れしておくのもありだと思います。
とはいえ面接に苦手意識がある人は、ここを軽視するわけにはいかないですよね。
そういった方は、模擬面接の有無を重視して予備校選びをする選択も、もちろんありです。
あくまでも僕の個人的意見として、模擬面接の有無はあまり意識しなくても問題ないということだけお伝えしておきます。
都道府県別のおすすめ公務員予備校・通信講座は?
最後に、都道府県別のおすすめ公務員予備校の記事を以下にまとめておきます。
このブログ内の他の記事に飛ぶので、通学で通う方は近所にどの予備校があるかなど、参考にしていただければと思います。
北海道 | 北海道 |
東北 | 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 |
関東 | 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 |
中部 | 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 |
近畿 | 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 |
中国 | 鳥取 島根 岡山 広島 山口 |
四国 | 徳島 香川 愛媛 高知 |
九州 | 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 |
沖縄 | 沖縄 |
というわけで今度こそ本当に、今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
みなさんの公務員試験合格を心からお祈りしております!それでは!!
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