こんにちは、まさちゃんです!
今回も公務員試験関係の内容になります。
これから公務員試験の勉強を始めようというときに、最初に待ち受けるのがこの二択ですね。
この記事では、独学と予備校それぞれのメリット・デメリットを確認しつつ、合格者の割合やその他の選択肢についても解説していきます。
ざっくりですが、僕の経歴は上記の通りです。実際に公務員試験を受験し、内定をもらった経験をもとにこの記事を書いています。公務員試験については熟知している人間が書いた記事なので、内容は信頼していただいて大丈夫です。
それでは早速、内容に入っていきます!
目次
公務員試験の勉強を独学でやるメリット

それではまず、独学のメリットから見ていきましょう。
独学には以下のメリットがあります。
こんな感じですね。
順番に説明していきます!
空いた時間で学習を進められる。
1つ目は「空いた時間で学習を進められる」という点です。
これは独学の最大のメリットではないでしょうか。
予備校のように講義がないので、学生の場合はアルバイトやその他の就職活動、社会人の場合は仕事との両立をすることができます。
仕事やアルバイトの休憩時間や、移動時間などのちょっとした隙間時間でも学習を進めることが可能です。
時間に縛られずに学習を進められるのは、忙しい人にとっては大きなメリットになりますね。
好きな場所で学習を進められる。
2つ目は「好きな場所で学習を進められる」という点です。
先ほどの「時間」に続き、「場所」についても自由に選べるという点も独学のメリットです。
自宅でやるもよし、カフェなどでやるもよし、仕事場や通勤・通学の電車内でやるもよし。
自分の集中できる学習場所を自由に選ぶことができます。
自分自身でペース管理ができて、しっかり集中できる場所がある人にはいいですね。
通学の必要がない。
3つ目は「通学の必要がない」という点です。
上の2つと重なる部分がありますが、独学のメリットとしてどうしても書きたかったので入れさせていただきました。
通学の必要がないというのは大きなメリットです。
公務員試験の予備校の場合、普通の学校や学習塾と異なり、大きな都市にしか教室を置いていない場合がほとんどです。
毎日の通学時間を合計すると莫大な時間になりますし、もちろん定期代もかかります。
そして当然、講義の時間によっては通勤ラッシュに巻き込まれることもあります。
これらから解放されるというのは、時間の面、経済的な面、ストレスの面で大きなメリットですね。
費用が安く済む。
そして4つ目は、「費用が安く済む」という点です。
予備校に通うとなると安くても20万円台、いくつかの試験種を併願するコースになると30万円台以上の費用がかかります。
そこに交通費やら食事代やらもかかってくるので、合計するとかなりの金額になってしまいます。
その点、独学の場合は教材費くらいなので、受験する試験の科目数にもよりますが、3万円程度に抑えることができます。
めちゃめちゃ差がありますね。
公務員試験の勉強を独学でやるデメリット

次に、独学の場合のデメリットを見ていきましょう。
独学のデメリットとしては以下があります。
こんな感じですね。
順番に説明していきます!
周りの人からの刺激がない。
まず1つ目は「周りの人からの刺激がない」という点です。
予備校に通う場合、同じ受講生の努力している姿や講師のアドバイスにより、比較的モチベーションを維持しやすいです。
それに対して独学では、自分一人でモチベーションを維持しなければなりません。
周りの楽しい誘惑に負けずに、自分を管理できる人でないと独学は危険です。
面接や集団討論などの練習ができない。
2つ目は「面接や集団討論の練習ができない」という点です。
面接や集団討論は通常、自分以外の誰かに協力してもらわなければ練習はできませんね。
いくら個人で自己分析をして知識を蓄えたとしても、本番の緊張感に近い練習をしなければ、実力を発揮できずに終わってしまう可能性もあります。
自分の面接時の受け答えや態度を、客観的に見てもらう機会がないのはマイナスですね。
面接や集団討論が苦手な人は予備校に通う方がいいですね。
論文の添削ができない。
3つ目は「論文の添削ができない」です。
面接や集団討論と同じように、論文試験の対策も独学でやるのは難しいです。
自分の書いた論文がどう評価されるのか、自分ではわからないですからね。
論文に不安がある人も、予備校に通う方がいいと思います。
わからないところを質問できない。
そして4つ目は、「わからないところを質問できない」という点です。
独学の場合は、わからない問題にぶち当たったときに教えてくれる人がいません。
自分で調べて理解していくしかないんですね。
調べれば大抵のことはインターネット上に載っているので、それほど大きなデメリットではありませんが、あまりにもわからないことが多い科目がある場合には挫折につながりかねません。
公務員試験の勉強を予備校でやるメリット

次に予備校のメリットについてです。
独学のデメリットと同じことになりますが、予備校視点で改めて見ていきましょう。
それでは順番に説明していきます。
一緒に通っている仲間や講師から刺激がもらえる。
まず1つ目は「一緒に通っている仲間や講師から刺激がもらえる」という点です。
予備校に通う場合、同じ受講生や講師からたくさんの刺激がもらえます。
周りが頑張っているから自分も頑張ろう。
講師が励ましてくれてモチベーションが上がった。
など、独学では得られない刺激があります。
挫折のしづらさで言ったら予備校に通う方が圧倒的に有利ですね。
面接や集団討論などの練習ができる。
2つ目は「面接や集団討論などの練習ができる」という点です。
予備校では通常、面接や集団討論の対策がカリキュラムに含まれています。
実際の面接や集団討論に近い緊張感を経験できるのは大きいですね。
講師から自分の受け答えや態度についてフィードバックをもらえるのもレベルアップにつながります。
論文の添削をしてもらえる。
3つ目は「論文の添削をしてもらえる」という点です。
こちらについても通常、予備校のカリキュラム内に含まれています。
自分で書いた論文のどの部分が評価されて、どの部分がダメなのか。
客観的な視点で添削してもらえるのは予備校の強みです。
わからないところを質問できる。
4つ目は「わからないところを質問できる」という点です。
予備校の場合は、近くに講師がいるので、わからないところは講義の後に直接質問することができます。
もちろん、周りにいる受講生に聞くこともできます。
反対に他の受講生に相談されることもあるので、教えることにより理解が深まるというメリットもありますね。
公務員試験の勉強を予備校でやるデメリット

最後に、予備校のデメリットについてみていきましょう。
こちらも、独学のメリットと同じことになりますが、改めて予備校視点でみていきます。
順番に説明していきます!
周りと同じペースで進めなければならない。
まず1つ目は「周りと同じペースで進めなければならない」という点です。
予備校の場合、基本的に講義を受講して学習を進めていく形になります。
予習復習などのペースは人により異なりますが、全体的なペースとしては講義のペースに合わせて進めていきます。
ここはもうわかっているので先に進みたいな。
とか、ここは苦手だからゆっくり教えてほしいな。
という個人的な都合は全く考慮されません。
社会人やアルバイトをしている学生などは、講義に合わせて進めるのは難しいでしょう。
通学時間がかかる。
2つ目は「通学時間がかかる」という点です。
予備校が近所にあればいいのですが、基本的に都市部にしか教室がないのが普通です。
近くに教室がない場合には通学の時間を無視することはできませんね。
費用が高い。
3つ目は「費用が高い」という点です。
予備校に通うとなると安くても20万円台、いくつかの試験種を併願するコースになると30万円台以上の費用がかかります。
中には50万円台のコースも存在します。
その金額に見合ったサービスが受けられるのは事実ですが、簡単に手が出る金額ではありませんね。
独学と予備校、それぞれに向いている人はこんな人
ここまで独学と予備校それぞれのメリットとデメリットを見てきましたが、それらをふまえて、具体的にどんな方がどちらに向いているのかをみていきましょう!
こんな感じですね。
記事の最初にも書いたのですが、貯金に余裕があるなら予備校に通ってしまった方が勉強は楽です。
今日はこの講義を受けて家に帰ったら復習して、といった感じでやることが明確になりますし、お金を払うことによって挫折できないプレッシャーを自分にかけることもできます。
料金の相場は20万円〜30万円台くらいなので、公務員になってしまえばすぐに元は取れますよ。
以下に予備校の費用や評判、合格実績を比較した「元公務員が予備校7校をガチ比較【TAC、LEC、クレアール、大原など】」の記事を置いておきますので、予備校探しの参考にしていただければと思います。
独学でいくのであれば、「公務員になるためにやるべきこと【半年で安定を勝ち取る全手順】」の記事に独学で合格を勝ち取るまでのロードマップをまとめておきました。
僕が公務員試験に合格してみて気づいた、参考書の選び方や使い方、重要科目と捨て科目などについてを詳しく解説しています。
あくまでもおすすめは予備校ですが、独学で頑張りたい方はこちらを参考にしてみてください!
公務員試験合格者の独学・予備校の割合
独学と予備校、それぞれのメリットデメリットがわかったところで、実際に公務員試験に合格した人たちがどちらの方法で合格を勝ち取ったのかを説明していきます。
僕が公務員として働いていたときに、周りの同僚たちに聞いた感じだと以下の割合です。
かなりざっくりですがこのくらいです。
予備校に通っていた人の方が圧倒的に多かったですね。
もちろんこれは僕の周りの同僚たちの状況なので誤差があるとは思いますが、予備校組の割合が多いのは間違いないですね。
ちなみに公務員試験の予備校「資格の学校TAC」の公式サイトに掲載されていた以下の画像によると、予備校出身者の強さは疑いようがないです。

東京都で合格者全体の3人に1人、特別区で3.9人に1人など、かなりの人数がTACから公務員試験の合格を勝ち取っています。
TACだけでこれです。
LECや大原、伊藤塾など有名予備校は他にもありますし、最近では通信の予備校も実績を上げてきているので、やはり公務員試験に合格する可能性を上げたいなら予備校に通うのがベストな選択肢かなと思います。
公務員試験はなぜ予備校に通った方が有利なのか
というわけで公務員試験は独学で頑張るよりも予備校に通った方が合格する可能性を高められます。
その理由としては以下ですね。
こんなところですね。
公務員試験は勉強時間が1,000時間必要と言われている難関試験です。
科目数もとても多く、なかなか勉強が進んでいない感覚に襲われることもあります。
勉強が得意な人でも独学で合格を勝ち取るのは大変です。

教材を選んだり、何から手をつけるか考える時間をいかに勉強に回せるかがとても大事なんです!
予備校に通えば合格するために必要なものがあらかじめ全て用意されているので、それをひたすらこなしていけば合格に近づくことができます。
講師や予備校スタッフにモチベーションを上げてもらえたり、同じ目標に向かって一緒に頑張る仲間に刺激をもらったり、いろいろとメリットがあるのが予備校です。

まあ高いお金を払うわけなので、その分の恩恵は得られるのは当然ですね!
「絶対に公務員になりたい!」という強い気持ちがある方は予備校に通った方がいいです!
独学で合格を勝ち取るロードマップ
上記の通り、公務員試験は科目数も多いですし、面接や論文もあるので対策が大変です。
あれこれ自分で考えながら勉強していくより、予備校で言われた通りに勉強していく方が効率よく合格に近づくことができます。
そう言った意味でも、貯金に余裕があるなら予備校に通うという選択がおすすめです。
とはいえ予備校は高いからどうしても独学で頑張りたい!という方もいらっしゃるかと思います。
その場合は無理に予備校に通う必要はないです。
先ほども書いた通り、僕の公務員時代の同僚には2割ほど、独学で公務員試験を突破してきた方々がいました。
厳しい道にはなりますが、勉強する内容ややり方がわかっているなら独学でも十分合格できるので諦めずにチャレンジしていきましょう!
その辺りの公務員試験になるために何をすれば良いかがよくわからないという方は、先ほども書きましたが一度「公務員になるためにやるべきこと【半年で安定を勝ち取る全手順】」の記事を読んでいただくと、独学でも合格するイメージがわくかと思います。
通信の予備校は両者のいいとこ取り!
というわけでここまでで両者のメリット・デメリットを見てきたのですが、最後に通信の予備校という選択肢をご紹介しておきます。
公務員試験の予備校というと、TACやLECなどの通学型の予備校をイメージする方が多いかと思います。

学校のような感じで教室で授業を受けて、わからないところは質問しつつ仲間と切磋琢磨するアレですね!
ですが最近はコロナの影響もありなかなか教室に通ってみんなで勉強することに抵抗がある方も少なくないかと思います。
そこで選択肢に入ってくるのが「通信タイプ」の予備校です。
パソコンやスマホで好きなときに好きな場所で講義を視聴することができるという大きなメリットがあります。
そして教室の維持費などがかからない分、費用も抑えられるというメリットもあります。

面接や論文対策も充実している予備校もあり、かなりコスパがいいです。
以下の「元公務員が予備校7校をガチ比較【TAC、LEC、クレアール、大原など】」の記事で通学タイプも通信タイプも全てひっくるめて比較したので、参考にしていただければと思います!
今回は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!