こんにちは、まさちゃんです。
今日は測量士試験の合格率について深掘っていきます。
こういった方に参考にしていただけたらと思います。
それでは早速、内容に入っていきます。
測量士試験の過去の合格率
まずは測量士試験の合格率について、過去5年分をまとめて見ていきましょう。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
平成30年 | 3,345人 | 278人 | 8.3% |
令和元年 | 3,232人 | 479人 | 14.8% |
令和2年 | 2,276人 | 176人 | 7.7% |
令和3年 | 2,773人 | 498人 | 18.0% |
令和4年 | 3,194人 | 460人 | 14.4% |
ざっくりですが、合格率は7%〜18%程度といったところです。
それ以前の年度を見ても、大体10%前後の合格率となっていたので、今後の試験もこのくらいの合格率になると思っておいていいですね。
測量士試験の合格率に幅がある理由
試験問題の難易度によって、合格率が変動する
上記の表の通り、測量士試験の合格率は年度によってかなりばらつきがありますね。
これには測量士試験の合格者の決定方法が関係しています。
測量士試験の合格基準は以下の通りです。
こんな感じで測量士試験は合格点が明確に決まっている試験なので、その年の問題の難易度によって合格率が変わってきます。
というわけで令和2年は問題が難しかったので合格率が7.7%と低く、反対に令和3年度は簡単だったので合格率が18.0%という高い数字になっているということになります。
よくある「受験者の上位◯◯%を合格者とする」のような相対評価の試験とは違うということですね。
測量士試験の合格率を、他の難関資格と比較
測量士の合格率が10%前後とかなり低いということはここまでで説明した通りですが、果たしてこれは他の難関資格と比べるとどの程度のものなのか。
以下にいくつかの資格の合格率をまとめました。
こんな感じで、難関資格と言われる上記の資格は合格率が10%前後となっています。
測量士もこれらと同程度の合格率なので、難しい資格と言えますね。
なぜこんなに合格率が低いのか
ではなぜ測量士試験の合格率はこんなに低いのか。
理由は色々ありますが、主なものは以下の4つかと思います。
順番に説明していきます。
受験資格がないので勉強不足の受験生がいる
まず、測量士の試験は受験資格がありません。
年齢・性別・学歴など関係なく、誰でも受験可能な試験です。
そのため、中には勉強不足な状態で受験する方もいるはずですね。
そういった方のほとんどは不合格になるので、全体の合格率が低くなる理由の1つです。
記述式の問題が出題される
測量士の試験は、記述式の問題も出題されます。
択一であればわからない問題でも運が良ければ正解できますし、いくつか選択肢を絞って正解する可能性を高めることもできますが、記述式だとそうはいきませんね。
より深い知識が必要とされるので、難易度は高くなります。
数学や地理の知識が必要とされる
数学や地理の知識が必要な問題が出題されることも、測量士試験の合格率が低い理由の1つですね。
数学については幅広い分野の知識が求められるので文系の方にはなかなかきついです。
「行列」などは学習経験がない方もいらっしゃるかと思うので、苦手な方が多い分野ですね。
地理についても高度な知識が必要となるので、測量士試験の合格率が低くなる要因ですね。
暗記ではなく理解が必要な試験と言えます。
最新の測量技術についての出題がある
測量士試験は新しい技術からの出題もある試験です。
最近ではドローン(UAV)を使った写真測量の問題も出題されました。
こういった新しい技術に関する知識は過去問でも対策できないため、難易度としては高くなりますね。
測量士試験の合格率まとめ
今回は測量士試験の合格率について、他の資格との比較や、低い理由などについて詳しく解説しました。
簡単にまとめます。
以上になります。
測量士試験は合格率が低く難関ですが、効率よく学習すれば300〜500時間程度の学習期間で合格を狙える試験です。
この時間数なら、1日2時間ずつの勉強を積み重ねていけば5ヶ月〜8ヶ月半くらいの期間で到達できます。
仕事をしながら、学校に通いながらでも合格が可能な試験ということになりますね。
毎日コツコツ学習を積み重ねていきましょう。
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