こんにちは、まさちゃんです。
今日は行政書士試験について、詳しく解説していきます。
行政書士試験について、受験資格や合格率、試験の内容などをまとめて解説していきます。
行政書士試験の受験資格
まずは受験資格について。
行政書士試験を受験するにあたり、どんな条件を満たしている必要があるのか。結論としては以下ですね。
というわけで行政書士試験には、受験資格がありません。
年齢、学歴、国籍などに関係なく、誰でも受験できる試験ということになります。
行政書士試験の受験者数
続いて行政書士試験の受験者数についてもみていきましょう。
ここ5年間の受験者数は以下の通りです。
こんな感じでして、行政書士試験は毎年40,000人前後が受験する人気資格です。
10年前は6万人ほどの受験者がいたので、そのときと比較すると減少していますが、ここ数年は上記の下げ止まっています。
むしろここ5年間は徐々に増えてきていますね。
再度人気が高まってきている資格と言えます。
受験者数については「行政書士試験の受験者数の推移【ここ5年間は徐々に増加傾向】」にまとめているので、気になる方はこちらをどうぞ。
行政書士試験の合格率
続いて気になる行政書士試験の合格率についても見ていきましょう。
過去5年分の合格率の推移は以下の通りです。
年によってバラつきがありますが、ここ5年間は10〜15%程度の合格率となっています。
かなり低いですね…まぐれで合格できる試験ではないです。
行政書士試験は合格ラインが明確に決まっている試験でして、6割の得点で合格できます。なので、その年の問題の難易度によって合格率が変動する感じです。
こんな感じですね。
とはいえ極端に高かったり低かったりすることはないので、あまり不安に思わず6割の得点を目指してコツコツ学習していけば問題なく合格することができます。
行政書士試験の合格率が低い理由や、他の資格との比較などを「行政書士試験の合格率の推移と低い理由【10~15%程度が目安】」にまとめたので、こちらも参考にしてみてください。
行政書士試験の試験内容
行政書士試験の試験科目
続いて行政書士試験の内容についても紹介します。
まずはどんな科目が出題されるのかという点ですが、以下になります。
大きく分けると上記の全8科目が出題されます。
法令科目がメインですが、一般知識の分野からも出題がありまして、こちらにも足切りラインが設定されています。配点が低いと思って油断していると足元を掬われるので、こちらもしっかり対策をしていく必要があります。
続いてこれらの科目がどのような形で出題されるのかを説明していきます。
行政書士試験の「択一式」「多岐選択式」「記述式」
行政書士試験は「択一式」「多岐選択式」「記述式」の3種類の出題形式があります。
「択一式」はその名の通り、5つの選択肢の中から、正しいものや誤っているものを選択する形式です。
法令科目から40問、一般知識から14問で、合計56問出題されます。
1問あたり4点なので、合計216点です。
「多岐選択式」は、文章中に4つの空欄があり、その中に入るものを20個の選択肢の中から選ぶという形式。
憲法で1問、行政法で2問の出題で、合計3問。空欄の数は合計で12個ということになりますね。
空欄1つにつき2点の配点なので、合計24点満点です。
「記述式」は出題された問題文に対して40字程度の文字数で記述して答える形式。
用語や制度について説明させる問題や、与えられた条件をもとにどのような対応を取るべきかを記述する問題が出題されますね。
民法が2問、行政法が1問という出題数になっていて、1問につき20点、合計60点という配点です。
科目ごとの配点などの詳しい情報は「行政書士試験の科目や出題形式まとめ【択一式、多岐選択式、記述式の3種類】」にまとめています。参考にしていただければと思います。
行政書士試験の合格基準
行政書士試験の出題内容がわかったところで、果たしてどのくらい得点すれば合格できるのか。
こちらも気になるところかと思います。
行政書士試験の合格基準は以下の3つです。
まず合計点が180点以上という基準があります。行政書士試験は300点満点の試験なので、6割の得点で合格ラインに乗るということになります。
半分ちょっとの得点で合格できると考えると、なんとなくいけそうな気もしてきますね。
合計点の他にも、科目ごとの足切り点も存在していまして、法令科目で122点、一般知識で24点というボーダーラインがあります。
この3つの合格基準を全て満たすと、行政書士試験に合格ということになります。
行政書士試験の合格基準については、先ほどの「行政書士試験の科目や出題形式まとめ【択一式、多岐選択式、記述式の3種類】」の記事でもまとめているので、再掲しておきますね。
行政書士試験の試験日程
令和5年の行政書士試験の日程は以下の通りです。(試験は終了しているので、来年度以降の参考情報としてご覧ください。)
受験案内の配布 | 令和5年7月24日(月)~8月25日(金) |
申込受付 | ■インターネット申込 令和5年7月24日(月)午前9時~8月22日(火)午後5時 ■郵送申込 令和5年7月24日(月)~8月25日(金)消印有効 |
試験日 | 令和5年11月12日(日)午後1時~午後4時 |
合格発表日 | 令和6年1月31日(水) |
例年通りの日程ですね。
試験日は11月の中旬でして、午後1時から3時間かけて実施されます。
合格発表は年が明けて1月の下旬となっています。
行政書士試験の難易度
行政書士試験の概要については以上ですが、これだけだとどのくらい難しい試験なのかイメージしづらいかと思います。
なので、行政書士試験に合格するまでにどのくらいの勉強時間が必要なのかを説明しますね。
比較しやすいよう、他の資格の勉強時間も載せておきました。
上記の通り、行政書士は600〜800時間の勉強が必要と言われています。
毎日3時間ずつ勉強し続けたとして、半年〜9ヶ月ほどの期間がかかるので、とても難しい試験だということがわかりますね。
それだけ価値のある資格ということになります。
ですが他の難関資格と比較してみると、社労士や司法書士などの資格よりはまだ易しい試験であることがわかります。
行政書士の資格だけでも価値のある資格ですが、この資格を取得して身につけた知識や自信を活かして、さらに難関資格にチャレンジしていくという選択肢もありますね。
行政書士試験の難易度については「行政書士試験の難易度や勉強時間について解説【社労士や宅建士と比べてどうなの?】」でさらに詳しくまとめています。
他の資格と合格率を比較したり、試験に出題される8科目の難易度なども書いているので、よろしければどうぞ。
行政書士試験の予備校
最後に、行政書士試験対策のおすすめ予備校を紹介して、この記事を終わりたいと思います。
詳しくは合格実績や費用、評判などを比較した「行政書士予備校9校をガチ比較!【アガルート、TAC、ユーキャンなど】」も参考にしてみてください。
おすすめ行政書士予備校①アガルート
料金例 | ■入門総合カリキュラムライト 228,800円 |
合格実績 | ■2022年度 合格率:56.17%(一般合格率12.13%の4.63倍) 合格者数:296名 |
合格特典 | ■受講料全額返金 ■お祝い金5万円 |
公式サイト | https://www.agaroot.jp/gyosei/ |
おすすめ行政書士予備校②フォーサイト
料金例 | ■バリューセット2 76,800円 |
合格実績 | ■2022年度 合格率:54.1%(一般合格率12.13%の4.46倍) |
合格特典 | ■バリューセット3 不合格の場合全額返金 |
公式サイト | https://www.foresight.jp/gyosei/ |
おすすめ行政書士予備校③スタディング
料金例 | ■行政書士合格コース スタンダード 44,000円 |
合格実績 | ■2022年度 合格者の声 :150名の掲載あり |
合格特典 | ■合格お祝い金 10,000円 |
公式サイト | https://studying.jp/gyousei/ |
おすすめ行政書士予備校④TAC
料金例 | ■プレミアム本科生 242,000円 ※別途入会金10,000円 |
合格実績 | ■2022年度 合格者数:112名 |
合格特典 | なし |
公式サイト | https://www.tac-school.co.jp/kouza_gyosei.html |
おすすめ行政書士予備校⑤クレアール
料金例 | ■完全合格カレッジコース 169,000円 |
合格実績 | ■2022年度 合格者数:125名 |
合格特典 | なし |
公式サイト | https://www.crear-ac.co.jp/gyousei/ |
というわけで、今回は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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