【令和5年版】行政書士試験の合格率の推移と低い理由【10~15%程度が目安】

こんにちは、まさちゃんです。

今日は行政書士試験の合格率について詳しく解説していきます。

この記事で解決できること
  • 行政書士試験の合格率はどのくらいなのか

過去の行政書士試験の結果を基に、合格率の推移をみていきます。

タイトルにもある通り、行政書士試験の合格率はかなり低いのですが、どうして低いのかの考察や他の資格との比較などもしていきます。

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目次

行政書士試験の合格率の確認方法

まず最初に、行政書士試験の合格率の確認方法についてお伝えしておきます。

この記事で扱っている行政書士試験の情報は、「行政書士試験研究センター」で確認した情報になります。

行政書士試験研究センターは「行政書士試験の実施団体」です。

公式が発表している間違いない数字を基にしているので、記事の内容は信用していただいて大丈夫です。

行政書士試験の合格率はこのくらい

というわけで、過去11年分の合格率を以下の表にまとめました。

年度申込者数受験者数合格者数合格率
令和4年度60,479人47,850人5,802人12.1%
令和3年度61,869人47,870人5,353人11.18%
令和2年度54,847人41,681人4,470人10.72%
令和元年度52,386人39,821人4,571人11.48%
平成30年度50,926人39,105人4,968人12.70%
平成29年度52,214人40,449人6,360人15.72%
平成28年度53,456人41,053人4,084人9.95%
平成27年度56,965人44,366人5,820人13.12%
平成26年度62,172人48,869人4,043人8.27%
平成25年度70,896人55,436人5,597人10.10%
平成24年度75,817人59,948人5,508人9.19%

具体的に傾向を深堀ってみていきます。

受験者数はここ5年で増加傾向

10年前と比較すると受験者数は減少傾向です。

  • 平成24年:59,948人
  • 令和4年:47,850人

平成24年度は約6万人の受験者数がいたのに対し、令和4年度は47,850人ということで、かなり減少していますね。

ですがここ5年間で見てみると、受験者数は徐々に増加してきていることがわかります。

  • 平成30年:39,105人
  • 令和4年:47,850人

平成30年が39,105人だったのに対し、最新の令和4年は47,850人という状況。

受験者数減少のピークは過ぎ、最近は再び人気を取り戻してきている資格と言えます。

合格者数は横ばい

合格者数については、年によってバラつきはあるものの、大きな変化はないですね。

  • 平成24年:5,508人
  • 令和4年:5,802人

平成24年が5,508人だったのに対し、最新の令和4年は5,802人という状況。

4,000人〜6,500人くらいの間で推移しています。

合格率はほぼ一定

続いてこの記事の本題、合格率について。

こちらはここ10年間で見てみると、8%台〜15%台の間で推移しています。

行政書士試験は合格ラインがはっきりしている試験でして、全体の6割の得点で合格できます。

なので問題の難易度によって、合格率が変動するといった感じです。

  • 試験が難しい年→合格率は低い
  • 試験が簡単な年→合格率は高い

こんな感じですね。

年によってかなり高低差がありますが、ここ5年間で見ると10〜15%程度が目安と考えておけば良さそうです。

合格率はかなり低く、難関資格と言って間違いないですね。

というわけで以下がここまでのまとめです。

行政書士試験の合格率はどのくらいなのか
  • 過去10年間は8%台〜15%台で推移
  • ここ5年間で見ると、10〜15%程度が目安と言える
  • 合格率はかなり低く、難関資格である

他の難関資格との比較

続いて他の難関資格との比較もしていきます。以下にいくつかピックアップしてみました。

  • 行政書士:10〜15%程度
  • 司法書士:4〜5%前後
  • 中小企業診断士:3〜8%程度
  • 弁理士:6〜10%程度
  • 社労士:5%〜10%程度
  • 宅建士:15%〜18%程度

難関資格と言われる上記の試験は、どれも合格率が低いです。

行政書士は宅建士よりは合格率が低く、社労士や司法書士よりは高いということがわかります。

合格までの勉強時間を比較してみても、行政書士が600〜800時間と言われているのに対し、社労士:1,000時間、宅建士:300〜400時間なので、社労士はこの2資格の間の難易度ということになりますね。

行政書士試験の合格率が低い理由

先ほども書きましたが、行政書士試験は6割の得点で合格できる試験です。

半分ちょっとの得点で合格と考えると、意外と簡単に合格できるように感じてしまいますよね。

ですが実際は10〜15%程度という低合格率の難しい試験です。

なぜこんなに合格率が低いのか…

理由としては以下が考えられますね。

  • 記述式の問題が出題されるため、難しい
  • 出題される科目数が多く、対策しづらい
  • 受験資格がないので、ワンチャン狙いの受験者がいる
  • 簡単な試験だと誤解している人がいる

順番に説明していきます。

記述式の問題が出題されるため、難しい

行政書士試験には記述式の問題が出題されます。

記述式はその名と通り、文章を記述して解答する形式です。

しっかり自分の言葉で説明できるレベルの知識が問われるので、かなり難しいですね。

出題される科目数が多く、対策しづらい

行政書士の試験で出題されるのは大きく分けて8科目です。

法律科目だけでなく、情報通信や個人情報保護、文章理解などの一般知識科目も出題されるので、幅広い知識が求められます。

一般知識については24点という足切りもあり、雑な対策では乗り切れないですね。

法律科目についても、かなり細かい知識が問われるため、対策が難しいです。

受験資格がないので、ワンチャン狙いの受験者がいる

行政書士試験は受験資格がないので、誰でも受験することが可能です。

なので、あまり勉強せずにワンチャン狙いで受験している人も一定数いると考えられますね。

簡単な試験だと誤解している人がいる

行政書士試験について、簡単な試験だと誤解している人もいます。

実際にはとても難しい試験なのですが、簡単だと思われてしまう理由としては以下です。

  • 民法や憲法、行政法など、馴染みのある身近な法律からの出題が多い
  • 6割の得点で合格できる
  • 司法書士などの他の法律系資格に比べて簡単

こんな感じですね。

実際には先ほども書いた通り記述式の問題なども出題され、そう簡単に得点できないようになっています。

出題される問題自体も、さらっと勉強しただけで得点できるような簡単なものは少ないです。

舐め腐った考えで受験する人は当然落ちるので、その分合格率が低くなるという感じですね。

行政書士試験対策におすすめの予備校

最後に行政書士試験の対策におすすめの予備校を紹介して、この記事を終わろうと思います。

以下の予備校がおすすめですね。

  • アガルートアカデミー
  • スタディング
  • フォーサイト

どの予備校も最近テレビCMなどが入り、一気に知名度を上げてきている予備校です。

この3校は全てWeb通信専門の予備校でして、スマホ1台あればどこでも学習できるというメリットがあります。通勤や通学の時間にコツコツと勉強を重ねられるので、忙しい方には特におすすめですね。

公式サイトでサンプル講義が視聴できるので、一度見てみるとイメージがわきますよ。

これらの予備校も含め、合計9校の予備校を比較した「行政書士予備校9校をガチ比較!【アガルート、TAC、ユーキャンなど】」の記事も参考にしてみてください。

今回は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは。

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この記事を書いた人

元公務員【経歴】成蹊大学 ▶︎ 塾講師 ▶︎ 将来が不安になり公務員試験の予備校に通う ▶︎ 29歳で国家公務員一般職試験に合格 ▶︎ 公務員 ▶︎ プログラミングスクール講師 ▶︎ エンジニア兼Webライター▶︎ キャリアアドバイザー兼Webライター ● ポムポムプリンが好き ● 元廃課金ゲーマー ● 埼玉県出身 ● 好きな言葉は「No Attack No Chance」「誰にでもできることを誰よりもやれ」

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