アガルート司法試験・予備試験の評判・口コミは?【デメリットは3つある】

  • アガルート司法試験・予備試験講座の評判・口コミが知りたい!
  • アガルート司法試験・予備試験講座のデメリットが知りたい!
  • その他、予備校選びに役立つ情報が知りたい!

いつも当ブログ(masablog)をご覧いただきありがとうございます。資格についての情報を発信しているブログになりますので、参考にしていただけましたら幸いです。

さて、今回は「アガルートアカデミー司法試験・予備試験講座の評判・口コミ」についての記事になります。

アガルートは令和4年度の司法試験で、636名の合格者を輩出しました。この年の全合格者数が1,403名だったので、合格者の45.3%がアガルートの講座を受講していたということになります。

これから司法試験に向けて学習をスタートしようと考えている方にとって、アガルートの受講は有力な選択肢の1つになっていることかと思います。

この実績が出せる要因はいくつかありますが、評判・口コミをまとめた結果、以下3点が特に大きい要因であることがわかりました。

  1. 評判の良い講師陣が在籍している
  2. スマホ1台で学習できる環境
  3. 圧倒的に手厚いサポート

実際にSNS上で投稿されていた口コミを掲載しながら、評判が良い理由を一緒に見ていきましょう。

上記3点の他にも、気になるテキストや料金についての情報も紹介していきます。

目次

アガルート司法試験・予備試験の特徴

アガルート公式サイトより

まずはアガルート司法試験・予備試験講座の特徴を見ていきましょう。以下に簡単にまとめました。

  • スマホ完結で学習ができる
  • スキマ時間を有効活用しやすい
  • 高い合格実績を出している
  • 評判の良い講師陣が在籍している
  • 手厚いサポート体制が受けられる
  • 受講料を全額返金する制度がある

スマホ完結で学習ができる

アガルートはWeb通信専門の比較的新しい予備校です。

スマホやパソコン、タブレットなどを使って講義動画を視聴する形式で学習を進めていきます。

わざわざ予備校の教室に通う必要がないため、仕事で忙しい方やプライベートの時間をなるべく多く確保したい方、子育てなどでなかなか家を離れられない方でも自分のペースで資格取得を目指せます。

スキマ時間を有効活用しやすい

講義動画が短めに区切られているため、日々の生活のスキマ時間でコツコツ学習できる作りになっています。

高い合格実績を出している

そして注目すべきは、先ほども書いた通り高い合格実績です。

令和4年度の司法試験では合格者636名を輩出しました。この年の全合格者数が1,403名だったので、合格者の45.3%がアガルートの講座を受講していたということになります。

高い合格実績は、高い指導力の表れと言えます。実績を聞きつけて受講者数も急増し、3年間で6.9倍に増えています。

評判の良い講師陣が在籍している

アガルートの司法試験講座を担当する講師は20名以上で、司法試験対策の予備校としては最も多い人数です(2023年12月時点)。

全員が新司法試験合格者ということで、最新試験を熟知した精鋭講師陣と言えます。

講義はもちろん、質問対応や個別マネジメントなどのサポート、教材作成までをこの講師陣が担っています。

代表の工藤北斗講師をはじめ、評判の良い講師が集まっています。

手厚いサポート体制が受けられる

アガルートはWeb通信の予備校でありながら、通学の予備校並みに手厚いサポートが受けられるのも特徴です。

「オンライン添削」や「月1のホームルーム」「質問制度」「個人別マネジメントオプション」など、受講生がモチベーションを高く保ち続けられるようなサポート体制が整っています。

2025年・2026年合格目標のカリキュラムからは、「学習サポーター」「論文マンスリーゼミ」などの制度も追加されました。

さらに2026年・2027年合格目標のカリキュラムからは、バーチャル空間上で講師に直接質問できたり、同じ目標に向かって頑張る仲間と学習することもできるようになりました。

年々手厚さが増し、進化しています。

受講料を全額返金する制度がある

豪華な合格特典もアガルート司法試験・予備試験講座の魅力の1つです。

対象の講座を受講し、目標年度の予備試験に合格した場合、受講料が全額返金される合格特典がついています。

なので実質無料で受講することが可能です。

アガルート司法試験・予備試験の料金

というわけで、アガルート司法試験・予備試験講座の特徴についての説明はこのくらいにして、ここからは具体的に料金や実績、サポート内容などを口コミ付きで見ていきますね。

まずはアガルート司法試験・予備試験講座の料金についてです。以下に公式サイト掲載の料金をまとめました。

2026・2027年試験対応カリキュラム

予備試験
最短合格カリキュラム
フル
998,800円
予備試験
最短合格カリキュラム
ライト 
888,800円
2024年4月4日時点の公式サイト掲載料金

2025・2026年試験対応カリキュラム

予備試験
最短合格カリキュラム
932,800円
予備試験
最短合格カリキュラム
ライト 
822,800円
論文基礎力
養成カリキュラム
547,800円
予備試験
インプットカリキュラム
394,614円
→5月30日まで:355,153円
予備試験
アウトプットカリキュラム
606,276円
→5月30日まで:545,648円
司法試験
インプットカリキュラム
325,512円
→5月30日まで:292,961円
司法試験
アウトプットカリキュラム
592,614円
→5月30日まで:533,353円
2024年4月4日時点の公式サイト掲載料金

2024・2025年試験対応カリキュラム

予備試験
インプットカリキュラム
390,357円
→5月30日まで:351,321円
予備試験
アウトプットカリキュラム
569,349円
→5月30日まで:512,414円
司法試験
インプットカリキュラム
321,255円
→5月30日まで:289,130円
司法試験
アウトプットカリキュラム
576,477円
→5月30日まで:518,829円
2024年4月4日時点の公式サイト掲載料金

2026年4月入学目標 法科大学院対策

法科大学院入試
専願カリキュラム
(関東圏)
657,800円
法科大学院入試
専願カリキュラム
(関西圏)
657,800円
法科大学院入試
専願カリキュラム
(全法科大学院)
877,800円
2024年4月4日時点の公式サイト掲載料金

司法試験対策なのか予備試験対策なのか、インプットメインなのかアウトプットメインなのか、など、状況に応じて様々なカリキュラムが用意されています。

これから学習をスタートする方向けの一番スタンダードなカリキュラムは「予備試験最短合格カリキュラム」でして、こちらは税込90万円台という料金設定です。

この金額が高いのか安いのか、アガルートの料金だけを見ていても相場がわからないので、以下に他の予備校・通信講座の料金を掲載します。

LEC東京リーガルマインド ■予備試験1年スマート合格コース
656,800円~
伊藤塾 ■司法試験入門講座(予備試験1年合格コース)
1,188,600円〜
アガルートアカデミー ■予備試験最短合格カリキュラム
932,800円
資格スクエア■合格フルパッケージ
759,000円
2024年4月4日時点の公式サイト掲載料金

司法試験・予備試験で実績豊富な4校分を掲載しました。

司法試験・予備試験対策といえば「伊藤塾」ですが、こちらは基本の1年合格コースで100万円オーバーという料金です。

LECも同程度の料金だったのですが、今年度は45周年特別価格ということで信じられないくらい値下げしてますね。

アガルートと同じWeb通信専門の資格スクエアは70万円台ということで、こちらはアガルートよりも安いですね。

とはいえ実績面で考えると「伊藤塾>アガルート>>>その他予備校」といった感じなので、アガルートの講座はコスパ的にかなり良いと言えるでしょう。

また、アガルートは無事に予備試験の合格を勝ち取った方への合格特典として、「受講料の全額返金制度」を設けています。これについては後ほど詳しく説明しますが、実質無料で講座受講できるということになるので、かなりお得です。

予備試験に合格すると全額返金される

さて、話は少し戻って合格特典について説明していきます。

合格特典はどの年度のカリキュラムを受講するかによって違いがあるので、年度別に分けて紹介していきますね。

2026・2027年合格目標の特典

アガルート公式サイトより

2026年・2027年合格目標以降のカリキュラムを受講して、無事に予備試験の合格を勝ち取った方には、受講料が全額返金される特典があります。

こちらは以下カリキュラムが対象となっています。

  • 【2026・2027年合格目標】予備試験最短合格カリキュラムフル

個人別マネージメントオプションは返金対象外とのことなのでご注意ください。

なお、合格特典を受けるには「合格体験記の提出」などの条件があります。詳しくは公式サイトの「こちら」のページで確認してみてください。

2025・2026年合格目標の特典

アガルート公式サイトより

同じく2025年・2026年合格目標以降のカリキュラムを受講して、無事に予備試験の合格を勝ち取った方には、受講料が全額返金される特典があります。

以下カリキュラムが対象となっています。

  • 2025年・2026年合格目標予備試験最短合格カリキュラム
  • 2025年・2026年合格目標予備試験最短合格カリキュラムライト
  • 2025年・2026年合格目標法科大学院入試(ロースクール入試)対策オプション

こちらも個人別マネージメントオプションは返金対象外とのことなのでご注意ください。

なお、合格特典を受けるには「合格体験記の提出」などの条件があります。詳しくは公式サイトの「こちら」のページで確認してみてください。

2024・2025年合格目標の特典

アガルート公式サイトより

2024、2025年合格目標以前のカリキュラムを受講して予備試験に合格した方には全額返金ではなく、20万円相当の司法試験講座がプレゼントされるという特典があります。

以下の4カリキュラムが対象なので、受講を検討している方は参考にしてみてください。

  • 予備試験最短合格カリキュラム
  • 予備試験最短合格カリキュラムライト
  • 予備試験最短合格カリキュラム|コーチングオプション
  • 予備試験最短合格カリキュラム|マネージメントオプション

2025年・2026年合格目標のカリキュラム同様、特典を受けるには「合格体験記の提出」などの条件があります。詳しくは公式サイトの「こちら」のページで確認してみてください。

アガルートのテキストの評判・口コミ

アガルート公式サイトより

続いてテキストについての評判・口コミを見ていきましょう。

アガルート司法試験・予備試験講座のテキストは、講師が作成したフルカラーのオリジナルです。

フルカラーと言っても、使われているのは優しめの色なので、長時間見ていても疲れないくらいの程良い色合い。重要部分もひと目でわかるようになっています。

また、持ち運びしやすいA5サイズで刷られている点も、地味に嬉しいですね。

アガルートが特にこだわっているのは「講師作成のオリジナル」という点で、これについては公式サイト上で工藤北斗講師が以下のように説明しています。

インプット型講義の際にテキスト記載の文章を読み上げ,受講生にマーカーを引かせるようなことはしません。そのようなことをしなくてもいいように,最初から重要部分に絞ったオリジナルテキストを自分で作成するなど,省略可能な時間は省略し,限られた講義時間内で少しでも多くの情報をお伝えできるように工夫しています。

また,問題演習型の講義でも,解説・解答例は自分で作成しています。スタッフが作成した解説・解答例に講師がダメ出しをする講義もあると聞きますが,それならば講師が自分自身で責任をもって解説・解答例を作成すべきです。

受験指導の研究はもちろんのこと,自身の学問レベルの向上も怠っていません。受験生が読むであろう基本書・判例解説・学術論文はすべて読み,主要な法学雑誌にも目を通しています。
受講生に最も合理的に,最短距離で試験に合格してもらうために,テキストや講義に一切の手抜き・妥協はありません。

アガルート公式サイトより

というわけで、かなり強いこだわりを持ってテキスト作りをしていることがわかりますね。実際に受講した方の評判も良いいです。以下でいくつか紹介します。

私が特に感謝しているのは、公法系科目のテキストの素晴らしさです。ここまで判例を詳細に掲載し、試験対策に役立つ形で知識をまとめて、かつ分析してくださっているのは他に類を見ないと思います。 公法系の総合講義がなければ、論文はおろか、短答にも太刀打ちできなかったような気がします。

アガルート合格者の声より

合格のために最適化されたカリキュラムやテキストは自分の合格に不可欠でした。アウトプット重視のカリキュラムは、法律の使い方を学ぶことが理解において最重要かつ最も近道だという法律科目の特性にマッチしています。また、工藤講師のテキストは、学習を進めるごとに新たな発見がある、噛めば噛むほど味が出るスルメのように圧縮されたテキストでした(現に口述試験の直前まで総合講義と論証集を読んでいました)。

アガルート合格者の声より

アガルートアカデミーの教材に取り組んでみて感じたのは、合格に必要十分な知識が一冊にまとめられているということです。自分は、計画を立てる際に取り組む教材を一冊に絞るという点を重視しておりました。計画を具体的なものにする上で、複数の教材を組み合わせてしまうことが難しいということが理由です。一冊で合格するための必要十分な知識を学習できるアガルートの教材は、そんな自分の学習計画と相性の良いものであったと感じております。

アガルート合格者の声より

アガルートの学習システムを使った感想

続いてアガルートの学習システムに関する評判・口コミも見ていきます。

アガルートの学習システムは、とにかくスキマ時間に学習しやすいような作りになっています。講義動画のクオリティーも高いので、ストレスを感じることなく学習を進めることができます。

  • Web通信講座用に収録されているため、見やすく聞きやすい動画
  • 細かくチャプター分けされており、スキマ時間の有効活用に最適
  • 倍速再生や繰り返し再生も可能なので、状況に合わせて時短可能

アガルートはWeb通信専門の予備校なだけあって、見やすさや聞き取りやすさなどにも気をつかって講義動画を作成しています。また、テキストも画面に映し出されるので、手元に紙のテキストがない状態でもスマホ1台で学習を進めることができます。

さらに嬉しいのは、講義動画が細かくチャプター分けされている点ですね。通勤・通学の電車時間や、昼休憩の残り時間、家事や子育ての合間の時間など、「スキマ時間」を有効活用しやすい作りになっています。

再生速度は8段階(× 0.5 / 0.75 / 1.0 / 1.25 / 1.5 / 2.0 / 2.5 / 3.0)から選択できるようになっています。学習を始めたての時期には1.0倍、慣れてきて理解が深まってきたら2.0倍、といった具合に状況に合わせて再生速度を変えれば、効率よく時短することが可能です。もちろん一度の視聴で理解できなかったところは繰り返し視聴することもできますよ。

ちなみに僕もアガルートの講座を受講したことがありますが、マイページにログインしてから講義動画を再生する画面まで、数回のタップですぐに辿り着きました。わずかな時間も無駄にしないよう、マイページの使いやすさにもこだわっているなと感じました。

アガルートの講師の評判・口コミ

続いて講師についての評判・口コミを見ていきましょう。

アガルート司法試験・予備試験講座には、20名以上の講師が在籍しています。

その中から特に評判が良い以下の5講師について評判・口コミを紹介します。

  • 工藤北斗講師
  • 谷山政司講師
  • 渥美雅大講師
  • 石橋侑大講師
  • 渡辺悠人講師

いずれも「司法試験最短合格カリキュラム」を担当する講師で、「わかりやすい」という受講生からの口コミがたくさん挙がっています。

工藤北斗講師

アガルート代表の工藤北斗先生は、平成21年の新司法試験に合格した後、LECで司法試験講座の看板講師として活躍した経歴を持ちます。

実際の講義動画を見ていただいた方がイメージしやすいと思うので、公式サイトに掲載されている工藤先生のサンプル講義動画を以下に転載します。

アガルート公式サイトより

工藤先生といえば、「総合講義100」という学習経験者が100時間で必要知識をインプットし直す講座が有名。

また、初学者向けの「最短合格カリキュラム」には「総合講義300」が含まれていて、こちらは司法試験合格までに必要な全ての知識を300時間で習得するという内容です。この300時間でテキストの内容を3周し、知識の定着が図れます。

谷山政司講師

谷山先生は伊藤塾で予備試験ゼミなどを担当していた講師。谷山ゼミ出身者の最終的な予備試験合格率が70%を超えるという実績を持ちます。マネジメントオプションも担当しています。

アガルート公式サイトより

渥美雅大講師

渥美先生は平成27年の新司法試験合格者。あつみんの愛称で親しまれており、その明るく柔らかな雰囲気から繰り出されるわかりやすい講義が好評です。マネジメントオプションも担当しています。

アガルート公式サイトより

石橋侑大講師

谷山先生のゼミ出身で短期合格を果たした経歴をもつ石橋先生は、勢いのある講義スタイルが人気の先生ですね。YouTubeの「元ぎゃるお先生のちゃんねる」も評判がいいです。マネジメントオプションも担当しています。

アガルート公式サイトより

渡辺悠人講師

渡辺先生は新司法試験を総合4位という超上位で合格した経歴を持ちます。答練講義が人気で、受講した方からは「どんな問題にも対応できる力がついた」などの良い評判があがっていました。マネジメントオプションも担当しています。

アガルート公式サイトより

質問制度の評判・口コミ

冒頭でもお伝えした通り、アガルートは受講生サポートがとても充実しています。

その中の1つに、「KIKERUKUN」というオンライン質問サービスがあります。いつでも質問でき、司法試験合格者が丁寧に回答してくれるという内容です。

回数制限は目標とする試験年度によって、受講するカリキュラムによって異なります。例えば以下のような感じです。

  • 2025年・2026年合格目標
    予備試験最短合格カリキュラム:400回
  • 2026年・2027年合格目標
    予備試験最短合格カリキュラム/フル:100回
    予備試験最短合格カリキュラム/ライト:50回

2025年・2026年合格目標の予備試験最短合格カリキュラムだと「回数制限400回」ということで、かなり多いですね。

そして2026年・2027年合格目標の予備試験最短合格カリキュラムはフルで100回、ライトで50回と、回数が減っています。「新しい講座は質問できる回数が少なくなったのか…」と感じるかもしれませんが、これだけの回数はおそらく使いきれないでしょう。充分すぎる回数です。

この質問制度については受講生の評判がとてもよく、以下の通り良い口コミがたくさんあがっています。

これに加え、月1で実施される「ホームルーム」でも多くの受講生に共通する疑問について回答してもらえますし、「学習サポーター」制度でも学習方法などの質問に回答してもらえます。

さらに最新のカリキュラムではバーチャル空間での質問も可能となっています。

さらにさらに、個別マネジメントオプションをつけている場合には、その中でも質問することができます。

アガルート司法試験・予備試験講座には、質問したいときに回数を気にすることなく気軽に質問できる環境が整っていると言えます。

答練・オンライン添削の評判・口コミ

続いてアガルートの司法試験・予備試験講座の答練・オンライン添削について、口コミを見ていきましょう。

アガルートは答練講座も充実していて、その中で実施される「オンライン添削」はとても評判がいいです。

オンライン添削はその名の通り、答案をオンライン上で提出し、添削された答案がコメント付きでオンライン返却されるというもの。

オンラインで完結するので、スピーディーにやり取りできるメリットがあります。コメントもパソコン打ちなので、「添削者の字が個性的すぎて読めない…」といったこともなく、ストレスが少ないです。

回数はどの年度のカリキュラムを受講するかによって違っていて、例えば以下の通りです。

2025年・2026年合格目標

  • 論文答案の書き方:31通
  • 重要問題習得講座:34通
  • 予備試験答練:42通
  • 法律実務基礎科目答練:4通

2026年・2027年合格目標

  • 論文答案の「書き方」:35通
  • 重要問題習得講座:34通
  • 予備試験・法科大学院入試答練:28通
  • 法律実務基礎科目答練:4通
  • 予備試験 論文過去問セレクト答練:18通
  • 法律実務基礎科目重要問題習得講座:4通

2025年・2026年合格目標はトータル111通、2026年・2027年合格目標はトータル123通のオンライン添削が受けられます。

司法試験合格者によるフィードバックが受けられるのでそれだけでも学びになるのですが、匿名加工された他の方の答案も見ることができるので、そこから学べることも多いですね。

この後紹介する「個人別マネージメントオプション」を付けると、さらに添削回数を増やせます。

  • 2025年・2026年合格目標
    →毎回1〜2通の添削指導
  • 2026年・2027年合格目標
    →毎回1通の添削指導

司法試験・予備試験は論文の仕上がりが合否に直結するので、添削はなるべく多く受けたいところ。個人別マネジメントオプションは積極的に検討すべき…

と言いたいところですが、実は必ずしもそうではないです。次で詳しく説明していきます。

マネオプの評判・口コミ

アガルート公式サイトより

続いて個人別マネージメントオプション、通称「マネオプ」についてです。

こちらは通常のカリキュラムにオプションとしてつけられるもので、「プロ講師」からの徹底した進捗管理や答案添削が受けられます。

  • プロ講師から学習指導が受けられる
  • 個別サポートでモチベーション管理が受けられる
  • 毎回の答案添削指導で論文力アップが狙える
  • 個別のスケジュール作成と進捗管理が受けられる

上記の通りかなり手厚いフォローが受けられるため、マネオプ受講生の学習継続率は約96.3%となっています。

多くの受験生が学習の途中で挫折すると言われている中で、ほとんどの受講生が受験まで辿り着けているというのは凄いですね。

しかしその分料金も高く、最新年度のもので866,800円という料金設定です。

金銭的に余裕がある方はこちらのオプションを付けるのもありですが、オプションをつけなくても十分合格できる内容となっているので、無理する必要はないかなと思います。

アガルートの先生は、確実に合格する受験生を多く指導している為、彼らの答案にあって私の答案にないものを的確に指摘することができます。アガルートで私が選んだ個別指導の先生は、私の答案のどこがダメで、どのように改善すれば良いのかを的確に指摘して下さっただけではなく、根気よく丁寧に、そして熱く指導して下さいました。

アガルート合格者の声より

ホームルームの評判・口コミ

続いてホームルームについても評判を見ていきましょう。アガルートの司法試験・予備試験講座では、毎月1回、ホームルームが動画で配信されます。

ホームルームは事前に実施した受講生アンケートの内容をもとに、カリキュラムの進め方やよくある質問に講師が回答していくというもの。多くの受講生が共通して抱えている疑問を解消できます。

新たなフォロー制度について個人的意見

記事の前半でも紹介した通り、アガルートはWeb通信の予備校とは思えないほどの手厚いサポート制度が大きな魅力です。

これまでも充分手厚かったのですが、年々サポート制度が追加されています。

  • 導入ガイダンス
    (2025年・2026年合格目標より)
  • 学習サポーター
    (2025年・2026年合格目標より)
  • 論文マンスリーゼミ
    (2025年・2026年合格目標より)
  • 短答セルフチェックWebテスト
    (2025年・2026年合格目標より)
  • バーチャル校舎
    (2026年・2027年合格目標より)

最近は上記の5つが追加されました。

導入ガイダンス

導入ガイダンスは、学習の進め方やアガルートのフォロー制度の使い方などについての説明で、学習始めたての右も左もわからないタイミングで受講するものです。

アガルートのカリキュラムは内容が充実しているため、全てを上手く使いこなすことが合格への近道です。

学習の後半になって「え?そんな制度あったの?」となるのは勿体無さすぎるので、最初に導入ガイダンスを受けて効率よく学習を進めていきましょう。

学習サポーター

学習サポーターは勉強の方向性や学習スケジュールの悩みを解消するために使う制度で、司法試験合格者からオンラインでアドバイスが受けられるという内容です。

講座内容の説明は質問制度で解消、その他の悩みは学習サポーターで解消するイメージですね。1回あたり30分で、月1回まで利用できます。

司法試験・予備試験の合格までは長い道のりです。これだけの膨大な量を学習することに慣れていない方は、学習スケジュールを立てることにも不安を感じるはずです。

  • 果たしてこのスケジュールで間に合うのだろうか
  • 周りの人はどんなペースで進めているのだろうか

こういった悩みを相談できる環境があるのは、ありがたいですよ。

論文マンスリーゼミ

論文マンスリーゼミは、毎月マイページ上に公開された論文問題を講師が解説するゼミです。

予備試験の合格には論文力を鍛えることが重要ですからね。

ただでさえ論文添削が充実しているアガルートですが、ここでも論文力アップのためのフォローが受けられるということになります。

短答セルフチェックWebテスト

本試験の過去問を利用して定着度が確認できる「短答セルフチェックWebテスト」も追加されました。

インプット講義を受けてからこのWebテストにチャレンジすることで、知識定着を図れます。

Webでできるというのがポイント高いですね。講義動画を視聴した後すぐに本試験の問題に触れられるわけです。たった今学んだ知識でどこまで太刀打ちできるのか…これが確認できるのはメンタル的にも重要です。

バーチャル校舎

こちらは最新2026年・2027年合格目標カリキュラムより追加されたフォロー制度です。

講師が設定したオフィスアワーに、バーチャル空間上で直接質問できるという内容です。また、受講生同士で集まって自習することもできるとのこと。

「もくもく会」という言葉を聞いたことがありますか?Zoomなどでオンライン通話を繋いで、それぞれが自分のやることを黙々とやる会のことです。通話を繋ぐ意味あるの?と思われがちですが、やってみるとこれが集中力アップに効果抜群なんですよね。周りが頑張っている状況に、自分も頑張らねば、となるんです。

アガルートのバーチャル校舎も、きっとこういった使い方ができるのでしょう。

2024年の夏以降にスタート予定ということで、まだ詳細はわかりませんが、孤独を感じやすいWeb通信受講生にとっては良い制度であることは間違いないでしょう。


いずれのフォロー制度も、前年までの指導経験から「必要だ」と判断されたために追加された制度なので、アガルート受講生の合格をさらに後押ししてくれることは間違いないですね。

今後のアガルートの司法試験・予備試験の実績がどうなるか、今から楽しみです。

合格率・合格実績【過去3年分】

アガルートアカデミーの合格実績
令和4年度合格者数
1,403名中636名
司法試験合格者の45.3%がアガルートアカデミーの受講生
受講生は3年で6.9倍に増加
アガルート公式サイトより

改めてアガルート司法試験・予備試験の合格実績を詳しく紹介していきます。

過去3年分の合格実績は以下の通りです。

令和2年合格者占有率44.8%(1,450名中650名)
令和3年合格者占有率47.8%(1,421名中669名)
令和4年合格者占有率45.3%(1,403名中636名)
アガルート司法試験の合格実績

令和2年度の司法試験では、合格者1,450名中650名がアガルートの講座を受講していたという素晴らしい実績を出しました。

そしてその勢いのまま令和3年度も高い実績を継続して出していて、合格者1,421名中669名がアガルート卒業生という結果に。

さらに最新令和4年度の試験でも636名の合格者を輩出しており、合格者全体の45.3%を占有するという高い実績となりました。

ちなみに司法試験・予備試験の予備校といえば、以前は「伊藤塾」が圧倒的な実績を誇っていて一強状態でした。

その伊藤塾は令和4年度も「合格者1,403名中1,132名が伊藤塾の講座を受講していた」という実績を公表しています。

令和2年合格者1,450名中1,234名が有料講座受講生
令和3年合格者1,421名中1,137名が有料講座受講生
令和4年合格者1,403名中1,132名が有料講座受講生
伊藤塾司法試験の合格実績

比較的新しい予備校で一気に実績を伸ばしてきたアガルートと、長年高い実績を残してきた伊藤塾。現在はこの二強が司法試験・予備試験の予備校を選ぶ上で定番となっています。

ちなみに実績を見ていただいてもわかる通り、伊藤塾とアガルートをダブルで受講している合格者も多いことがわかりますね。費用面で余裕がある方は両方受講するという選択肢も視野に入れておきましょう。

アガルートのデメリット

アガルート司法試験・予備試験講座のデメリットについても見ていきましょう。

どんな講座にもデメリットはありますからね。これだけ高い実績を出しているアガルートであっても、それは例外ではありません。

デメリットまでしっかり理解した上で受講することで、後になって「失敗した」となる可能性を下げられます。

というわけで、アガルートのデメリットは以下3点です。

  1. オプションを付けると料金が高い
  2. スケジュール管理が難しい
  3. 周りからの刺激が少ない

オプションを付けると料金が高い

先ほど講座料金を紹介する際に「アガルートの司法試験・予備試験講座は伊藤塾やLECよりも安い」という話をしました。ですがオプションを付けるとなると話は別で、当然ですがプラスで料金が発生し、かなり高額になります。

2025年・2026年合格目標600,000円〜
2026年・2027年合格目標866,800円

2025年・2026年合格目標を例にすると、最短合格カリキュラムが90万円台なので、マネジメントオプションと合計すると150万円以上ということになります。

先ほども書きましたが、アガルートの最短合格カリキュラムはオプションをつけなくても充分に合格できるレベルの講座内容になっています。

無理して付ける必要はありません。

スケジュール管理が難しい

これはアガルートのデメリットというよりもWeb通信講座のデメリットですね。

Web通信で受講する場合、教室に通学して講義を受けるタイプの予備校のように、「○月○日○時から△△の講義」というスケジュールが組まれていません。自分で時間を決めて、講義を視聴していく必要があります。

とはいえ月1の「ホームルーム」をペースメーカー代わりに使えたり、「学習サポーター制度」でスケジュール管理ができたりと、他のWeb通信講座に比べてアガルートはスケジュール管理がしやすいです。

自由な時間に講義が受けられるという大きなメリットを得つつ、デメリットも最大限に補えているという点で、アガルートの講座は充分に受講する価値があると言えるでしょう。

周りからの刺激が少ない

これもWeb通信講座のデメリットですね。教室に通学するタイプの予備校であれば、講師や予備校スタッフ、一緒に講座を受けている同期から刺激がもらえます。

Web通信の場合はそれがほとんどないので、自分でモチベーションを管理しながら学習を続ける必要があります。

この点もやはり、アガルートのように手厚いサポートがついているというのはデメリットを薄めてくれる要素ですね。

どのカリキュラムを受講すればいい?

アガルート司法試験・予備試験講座にはいくつかの「単科講座」と、合格に必要な講座がセットになった「カリキュラム」があります。

単科講座の方は、これまでに学習経験がある方が苦手部分を補うために受講するもの。受講する方それぞれの状況にあわせて選べばOKです。

カリキュラムの方は以下の基準で選んでいきましょう。

アガルート公式サイトより

この表を見ても自分がどのカリキュラムを受講すればいいか判断がつかない方は、受講相談を受けてみるのがおすすめです。自分の生活スタイルや現在の学習進捗などを伝えると、最適なカリキュラムを提案してもらえます。

公式サイトのこちらのページから申し込めます。

アガルート司法試験・予備試験まとめ

というわけで今回は「アガルートアカデミー司法試験・予備試験講座」について、評判や特徴、料金などを詳しく説明しました。

もう一度、この記事の最初に掲載したアガルートの特徴を掲載しますね。

  • スマホ完結で学習ができる
  • スキマ時間を有効活用しやすい
  • 高い合格実績を出している
  • 評判の良い講師陣が在籍している
  • 手厚いサポート体制が受けられる
  • 受講料を全額返金する制度がある

評判の良い講師がいて、サポートが手厚くて、合格実績も高い。とても魅力的な講座ですね。「司法試験予備校の比較」でも書いている通り、文句なしに1番おすすめの講座です。

受講を検討している方は、公式サイトにアップされているサンプル講義を視聴してみると、受講のイメージが掴めると思います。

受講相談も無料で受けられるので、そちらも活用してみてくださいね。

それでは、良い講座選びができることを心から願っています。

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この記事を書いた人

元公務員【経歴】成蹊大学 ▶︎ 塾講師 ▶︎ 将来が不安になり公務員試験の予備校に通う ▶︎ 29歳で国家公務員一般職試験に合格 ▶︎ 公務員 ▶︎ プログラミングスクール講師 ▶︎ エンジニア兼Webライター▶︎ キャリアアドバイザー兼Webライター ● ポムポムプリンが好き ● 元廃課金ゲーマー ● 埼玉県出身 ● 好きな言葉は「No Attack No Chance」「誰にでもできることを誰よりもやれ」

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