こんにちは、まさちゃんです。
今日は久々に和田竜二騎手の記事を書いていきたいと思います。
ご存知の方はほとんどいないかと思いますが、このブログは開設当初、和田竜二騎手の応援ブログとしてスタートしました。
毎週の騎乗馬チェックやレース後のコメントなどを記事にしていたのですが、あまり読者の皆様の役に立てている実感がなかったため終了。
現在に至ります。
ですがやはり、僕の人生のお手本とも言える和田竜二騎手の記事は、このブログの原点を思い出すという意味でも必要だと思い、再度記事にさせていただいています。
というわけでこの記事を書いている僕は、中学生時代に和田さんとテイエムオペラオーを見て競馬に興味を持ち、その後20年間、和田竜二騎手を応援し続けている人間です。
熱い想いを込めて、書かせていただきます!
それでは内容に入っていきます。
和田竜二騎手のプロフィール
まずは和田竜二騎手のプロフィールを見ていきましょう。
こんな感じです。
まずここですごいのは、岩元市三厩舎の騎手として所属していた期間がめちゃめちゃ長いという部分です。
普通の騎手であれば、数年間の修行の後にフリーに転向しますが、和田さんの場合は14年間も岩元先生の厩舎に所属したまま活躍していました。
素晴らしい師弟関係ですね。
和田さんの師匠想いの素敵な性格が伝わってくるプロフィールでした。
和田竜二騎手の来歴
次に和田さんの騎手デビューからの来歴を見ていきます。
デビューして1年目で、重賞初制覇を達成していますね。
その後も順調に勝ち星を積み重ね、ついに1999年に最強馬テイエムオペラオーとともにG1初制覇を達成しました。
翌年の快進撃は説明するまでもありませんね。笑
オペラオーの引退以降はなかなかG1を勝つことができずに、ファンとしてももどかしい期間を過ごしましたが、2012年にワンダーアキュートでJBCクラシックを制覇します。
地方G1でしたが、オペラオー以来の久々のG1勝利はとても感動しました。
そしてついに、2018年にミッキーロケットで宝塚記念を制し、17年ぶりに中央G1制覇を成し遂げました。
この勝利は7月の出来事だったのですが、その年の5月にテイエムオペラオーが亡くなったばかり。
勝利後のインタビューで和田さんが、「オペラオーが後押ししてくれたんだと思います。」と声を震わせながら話していたのはとても印象的でした。
僕もレースを見ていましたが、確実にオペラオーがいましたね。
ミッキーロケットも強い馬ですが、あの日はオーラが違いました。
17年間勝てていませんでしたが、あの日は勝てると思いました。
競馬学校花の12期生の一人
和田さんは競馬学校の「花の12期生」と呼ばれる世代の1人です。
同期の活躍がすごすぎる黄金世代です。
を筆頭に、細江順子さんなど解説者として活躍している方もいらっしゃいます。
和田竜二騎手の特徴
和田さんの騎手としての特徴を、ファンの目線から見て書いていきます。
大きな特徴としては以下のようなことですかね。
長距離のレースに強いのはよく言われていますね。
テイエムオペラオーで古馬グランドスラムを達成していますし、初重賞制覇もステイヤーズステークスです。
天皇賞(春)や菊花賞では人気薄の馬でも上位に持ってくるので、長距離に強いのは間違いないですね。
それから最近は新馬戦の成績がとても良いです。
競馬をやる方ならわかるかと思いますが、新馬戦って予想するのが難しいんですよね。
過去のデータがないので。。。
なので僕は、とりあえず新馬の和田さんは問答無用で買うことをおすすめしています。
今年も回収率はかなり良いはずです。
最終レース、雨天のレース、人気落ちした実績馬に乗るときも、好走する可能性が高いです。
とはいえ競馬に絶対はないので、馬券は自己判断でお願いします。笑
和田竜二騎手のG1成績
和田さんのG1成績を見ていきます。
1着だけを見ていくとほぼオペラオーになってしまうので、2着・3着に入ったレースについても載せておきますね。
★がついているのは地方のレースです。
和田竜二騎手のG1成績【1着】
和田竜二騎手のG1成績【2着】
和田竜二騎手のG1成績【3着】
和田竜二騎手のその他重賞1着
こうやって見るとG1を勝った馬たち以外にもたくさん良い馬がいますね。
懐かしい。。。
個人的に思い出に残っているのはやっぱりクーリンガーですかね。
牛さん。笑
良い馬でした。
それからラビットランのローズステークスは痺れました。
良い成績を残していたのにモズカッチャンを降ろされて、そのモズカッチャンを抑えて気迫の勝利を挙げました。
意地を見せてくれました。
そして今年はディープボンドとワンダフルタウンが楽しませてくれそうです!
この記事を更新している今日時点でワンダフルタウンが青葉賞を勝利!!
デビューからずっと騎乗している相棒がしっかりダービーに駒を進めました。
ギリギリのハナ差勝ちでしたが、ワンダフルタウンは叩き良化型の馬なのでこの次のレースでさらに調子を上げてくることは間違いありません。
1ヶ月後、和田さんはダービージョッキーになっていることでしょう。笑
落鉄があったとのことなので、無事に本番当日にゲートインできることを願っております。
和田竜二騎手のすごいところ
和田さんは騎手としても素晴らしい成績を残しているのですが、人間的にもめちゃめちゃ素晴らしい方です。
本当に人生のお手本にするべき人だと思います。
具体的にどんなところがすごいかという話をしていきますね。
大きな災害が起こったときに、誰よりも早く寄付をする
和田さんは大きな災害が起こったときに、誰よりも早く寄付をします。
先日も令和2年7月の豪雨災害の被災者に対し、1鞍につき1000円の寄付。
熊本地震のときも被災地支援として200万円。
などですね。
その他にも、通算勝利数100勝のたびに児童養護施設に寄付をするなど、社会貢献の気持ちがとても強いです。
心優しい人柄が伺えますね。
ファンを大事にする
ファンを大事にするというところも、和田さんのすごいところです。
サインに快く応じる。
イベントなどで仮装をするなど盛り上げ、ファンを楽しませる。
スポーツ選手だからといって、こういった部分をおろそかにせずに丁寧に対応する姿は本当に素敵です。
少し前に話題になったのが、応援幕にいたずら書きをされてしまった競馬ファンに、「関西騎手クラブに送って、好きな騎手のサインやら手形やらなんらかの形で上書きするのはどうでしょうか」と提案したこと。
この対応は神対応と話題になりました。
誰がどう見ても神対応。
いつもファンのことを想っていないと絶対に思いつかない発想です。
すごいお方です。
徹底した先約優先主義
競馬関係者に対しても、礼儀を忘れません。
内部のことは僕にはわからないのですが、こちらにも伝わってくるくらい最も有名なのは、先約優先主義を徹底しているということです。
どんなに良い馬の騎乗依頼がきても、先約を優先します。
G1に騎乗依頼がきても、当日他の競馬場で騎乗予定が入っていればそちらにいきます。
レースの日が近づいてからキャンセルをくらうと、代わりの騎手を探すのはとても大変です。
良い騎手はもう予定が埋まっている可能性も高いので、キャンセルされた側はかなり痛いです。
そういったことを気にせずに安心して任せられる騎手が、我らが和田竜二騎手です。
イケメン
これは説明するまでもないですかね。笑
性格ももちろんですが、顔もイケメンすぎます。
勝ち目が無くなっても、馬主のため絶対に最後まで全力で追う
リーディング上位の騎手になればなるほど、レース終盤で勝ち目がないと見ると追うのをやめます。
これは次のレースになるべく疲れを残さないように配慮してのことなので、何も問題のないことなのですが、和田さんの場合は、1つでも着順が上がる可能性があるなら必ず最後まで全力で追います。
そうすることで、馬主に賞金が多く入りますし、ファンとしても納得して結果を受け入れられますよね。
周りの幸せを最大限に高めることをしっかり考えている騎手です。
和田竜二騎手の家族【嫁(奥様)や子供】
和田竜二騎手は2000年に結婚しています。
お相手は一般人女性の智子さんという方です。
双子のお子さんがいらっしゃいます。
和田竜二騎手とテイエムオペラオー
和田竜二騎手を語る上で、テイエムオペラオーの存在なしには語れませんよね。
テイエムオペラオーは先ほども書いた通り、前人未到の年間グランドスラム(古馬の中長距離G1を完全制覇)を達成した最強馬です。
2000年は前哨戦のG2も全て勝利し、年間無敗で終えました。
あまりにも強すぎたため、レースを重ねるごとに他馬からのマークがきつくなり、最後の有馬記念は本当に絶望的な状況から脚を伸ばして勝利しました。
そのときの衝撃映像がこちらです。
強すぎ。。。
正直これだけマークされて勝っちゃうんだからもう他の馬たちとは比較にならないくらい強かったということですね。
オペラオーの強さが一番わかるレースだったと思います。
何度見てもしびれる!!
このレースの翌年も現役を続行し、2001年の有馬記念をもって競走馬としての人生を終え、種牡馬として第二の人生を歩み始めました。
デビューから最後のレースまで全てのレースに騎乗した和田さんは、オペラオーの引退時に以下のようにコメントしています。
涙が出ますね。
本当に最高のコンビでした。
オペラオーに認められるような一流騎手になることを誓った和田さんでしたが、その後はなかなか中央G1を勝てず、2018年5月17日、心臓麻痺によりオペラオーがこの世を去りました。
そのときの想いを、和田さんがTwitterに語っていました。
そしてオペラオーの死後まもなく、ついにそのときが訪れます。
宝塚記念をミッキーロケットで勝利。
オペラオーとのコンビで勝利した2001年の天皇賞(春)以来、実に17年ぶりの中央G1勝利を掴みました。
最高の瞬間でしたね。
「オペラオーが背中を押してくれた。」
間違いないです。
共に一時代を築いた相棒に、会心の勝利を捧げました。
師匠、岩元市三元調教師との関係
そしてもう一人、和田竜二騎手を語る上で絶対に触れないわけにはいかない方が、師匠の岩元市三元調教師ですね。
デビューから14年もの長期間、岩元先生の厩舎に所属して成長を続けてきました。
今の和田さんがあるのは、岩元先生のおかげといっても過言ではないのではないでしょうか。
印象的なエピソードとしては、やはりオペラオー関係の話ですかね。
オペラオーが覚醒してグランドスラムを達成する前年、皐月賞を勝利したあとになかなか勝ちきれない時期が続きました。
そんなときに岩元先生は、オペラオーのオーナーから騎手を変えるように言われたそうです。
そりゃそうですよね。
何の実績もない若手騎手より、実績抜群のベテラン騎手に乗ってもらう方が勝てる可能性は上がるはずです。
自分の馬が1つでも多く勝てるような状況を作りたいと考えるのは当然のことですね。
普通はそこで騎手を変える流れになるのですが、なんと岩元先生はそれを拒否。
和田さんを育てるため、男にするため、盾となって守ってくれたんです。
そしてその後の活躍は、先ほども書いた通りです。
人が人を成長させるってこういうことなんですね。
良い師匠がいて、良い弟子が育つ。
そしてその弟子が師匠になり、また弟子を育てる。
ずっとつながって欲しい、素敵な関係だと思いました。
まとめ
というわけで、今回は和田竜二騎手についての記事を書いてきました。
僕が20年間も応援している理由、わかっていただけましたかね。
本当に魅力あふれる騎手です。
こんな人になりたい。。。
人生のお手本のような方です。
これからも見習って生きていきたいと思います。
そして今年(2022年3月に記事更新しています)は、ディープボンドが阪神大賞典を無事に勝利。
昨年ほどの圧勝劇ではありませんでしたが、貫禄勝ちでしたね。
天皇賞(春)のリベンジはまあ間違いないでしょう。
初G1はいただきですわ。
ワンダフルタウンは新潟記念からの始動とのことで、5月が待ち遠しいです!
そして3歳勢だとデリカダが楽しみすぎますね!
頑張ってください!
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