自然科学が苦手でも公務員試験は諦めるな!効率的な学習法と頻出分野を徹底解説

こんにちは、元公務員のまさちゃんです!

今回は公務員試験の教養試験で出題される「自然科学」について、効率的な勉強法や押さえるべきポイントを徹底解説していきます。

「自然科学って計算問題があるから苦手…」

「物理・化学・生物・地学、全部やらなきゃダメなの?」

「文系だから数式を見ただけで頭が真っ白になっちゃう…」

こんな不安を抱えている受験生の方も多いのではないでしょうか。

確かに、自然科学は公務員試験の中でも特殊な位置づけの科目です。社会科学や人文科学と違って計算問題が出題されるため、多くの受験生が苦手意識を持っています。特に文系出身の方にとっては高いハードルに感じられるのではないでしょうか。

僕自身、理系出身でしたが、化学や生物には苦手意識がありました。公務員試験の勉強を始めた当初は、自然科学の範囲の広さに圧倒されて、かなり苦労しましたね。

ですが実際に受験してみて気づいたのは、そんなに深掘って勉強しても時間がもったいないということ。なぜなら、公務員試験の自然科学で問われるのは、主に基本的な概念や法則だからです。細かすぎる専門的な知識を問う問題はほとんど出題されません。

この経験から、効率的な勉強法を見つけていきました。今回は、自然科学が苦手な人でも実践できる、時間対効果の高い学習方法をお伝えしていきます。

それでは、さっそく本題に入っていきましょう!

目次

公務員試験における自然科学の位置づけ

まずは公務員試験での自然科学の位置づけについて確認しておきましょう。

出題数は試験によって異なり、例えば以下の通りです。

– 国家総合職試験:全30問中、知識分野全体で6問(自然・人文・社会・時事・情報を含む)

– 国家一般職試験・専門職試験:全30問中、知識分野全体で6問(自然・人文・社会・時事・情報を含む)

– 東京都:全40問中、自然科学で4問程度

– 特別区:全40問中、自然科学で4問程度

– 地方上級(全国型):全50問中、自然科学で7問程度

ここで重要なのは、国家公務員試験と地方公務員試験で自然科学の位置づけが大きく異なるという点です。国家公務員試験では、教養試験30問中知識分野で6問の出題ですが、このうち自然科学は1〜2問といったところでしょう。範囲が広い割に、配点が低いです。

一方、地方公務員試験では自然科学の出題数が多く、配点も高めです。

つまり、自然科学は公務員試験において以下の特徴があるというわけです。

1. ほぼすべての試験で出題される

2. 国家公務員試験では配点が低い

3. 地方公務員試験では比較的配点が高い

だからこそ、受験する試験種別によって対策の濃淡をつける必要があります。

自然科学の出題範囲と特徴

次に、自然科学の出題範囲と特徴について見ていきましょう。

自然科学の出題範囲は大きく分けて5つあります。

1. 数学

2. 物理

3. 化学

4. 生物

5. 地学

それぞれ以下が主な出題範囲となります。

数学

– 数と式

– 関数

– 図形

– 確率・統計

物理

– 力学(運動、エネルギー、波動など)

– 電磁気学

– 熱力学

– 原子・核物理

化学

– 物質の構造と性質

– 化学反応

– 無機化学

– 有機化学

生物

– 細胞と遺伝

– 生命活動とエネルギー

– 生態系と環境

– 進化と系統

地学

– 地球の構造と活動

– 大気と海洋

– 宇宙と天体


自然科学の特徴として、他の科目と比べて以下の点が挙げられます。

1. 範囲が広い

2. 計算問題が含まれる

3. 高校で学んだ内容がベース

特に計算問題が含まれる点は、大きな特徴です。この計算問題の存在が、多くの受験生にとって自然科学を難しく感じさせる要因になっています。

ただし、出題傾向はある程度決まっているので、重要な分野を押さえれば十分に高得点を狙えます。

国家公務員試験と地方公務員試験の違い

ここで重要なのは、国家公務員試験と地方公務員試験で自然科学の対策方法が大きく異なるという点です。

国家公務員試験の場合

先ほども触れた通り、国家公務員試験では、自然科学の出題数が非常に少ないです。教養試験30問中、知識分野全体で6問しか出題されません。このうち、自然科学は1〜2問程度でしょう。つまり、範囲が広い割に配点が低いです。

そのため、国家公務員試験を目指す場合は、自然科学をほぼ捨て科目にしても構いません。むしろ、数的処理や文章理解、社会科学などの配点の高い科目に時間を割くべきです。

捨て科目については以下の記事にまとめているので、こちらも参考にしてみてください。

地方公務員試験の場合

一方、地方公務員試験では自然科学の出題数が多く、配点も高めです。例えば、地方上級(全国型)では7問も出題されます。そのため、地方公務員試験を目指す場合は、自然科学の対策をしっかりやる必要があります。

自然科学の効率的な勉強法【5つのステップ】

では、実際に自然科学を効率的に攻略していく方法を解説します。ここでの方法は主に地方公務員試験を想定していますが、国家公務員試験でも最低限の対策として参考にしてください。

STEP1:全体像を把握する

まずは自然科学の全体像を把握することから始めましょう。自然科学がどんな構成になっているのか、どんな内容が含まれているのかを大まかに理解します。

この段階では細かい知識を覚える必要はありません。スーパー過去問ゼミの目次を眺めたり、概説を読んだりするだけでOKです。

STEP2:基本的な知識をインプットする

次に、基本的な知識をインプットしていきます。ここでは、重要な法則や概念について学習します。

スーパー過去問ゼミの問題を解きながら、解説をしっかり読んで理解を深めていきましょう。この段階では、正解不正解にこだわらず、知識の習得を重視します。

STEP3:過去問を解く

基本的な知識が身についたら、実際の過去問を解いていきます。この段階では、時間を計って本番と同じ条件で解くようにしましょう。

解答後は、間違えた問題や自信がなかった問題を中心に、解説をしっかり読み込みます。なぜその解答になるのか、どういう思考プロセスで解くのかを理解することが大切です。

STEP4:弱点を潰す

過去問を解いていく中で、自分の弱点が見えてくるはずです。苦手な分野や間違いやすいポイントをリストアップして、集中的に勉強しましょう。

再度スーパー過去問ゼミに戻って、弱点分野を重点的に学習します。

STEP5:繰り返し復習する

最後に、学習した内容を定期的に復習していきます。特に重要な法則や概念は、何度も繰り返し見直すことで確実に記憶に定着させましょう。

復習のコツは、短時間でも良いので頻繁に行うことです。例えば、1日10分でも良いので毎日復習の時間を作るようにしましょう。

重要なのは、自然科学は範囲が広いのに出題数がそこまで多くないため、深入りは禁物だということです。

何度も言いますが、重要度の高い他の科目(数的処理や文章理解など)に時間を割くべきです。自然科学にあまり時間をかけすぎないように注意しましょう。

自然科学のおすすめ参考書・問題集

自然科学の勉強には、適切な参考書や問題集を選ぶことも重要です。ここでは、僕が実際に使って効果的だった教材を紹介します。

おすすめの参考書・問題集は『公務員試験 新スーパー過去問ゼミ 自然科学』です。

これ1冊で自然科学の対策がほぼ完結します。豊富な過去問と丁寧な解説が魅力で、重要度も明記されているので、効率的に学習できます。

スーパー過去問ゼミの特徴は以下の通りです。

1. 過去問の収録数が豊富

最新の出題傾向を反映した問題が多数収録されています。

2. 解説がとても詳しい

単に答えを示すだけでなく、なぜその解答になるのか、どういう思考過程で導き出すのかが丁寧に説明されています。

3. 各項目の重要度が明記されている

試験での出題頻度や重要度が明確に示されているので、効率的に学習を進められます。

4. 応用力が身につく

基本問題だけでなく、応用問題も収録されているので、本番で初見の問題にも対応できる力が養えます。

独学だけでは理解が難しいと感じたときは、通信講座の利用を検討してみるのもいいでしょう。

通信講座のメリットは以下の通りです。

– 専門家による丁寧な解説が聞ける

– 質問ができるので疑問点をすぐに解決できる

– 隙間時間を活用して効率的に勉強できる

– 予備校に通うよりも安く済む

どの科目にも言えることですが、難しいと感じた科目を独学でやり続けるのは効率が悪くなりがちですし、何より苦痛が大きいので挫折につながりかねません。

少しお金をかけて通信講座を受講した方が、時間効率の面でもメンタル的な面でもメリットが大きいといえます。

公務員になってしまえば、いくらでも元は取れますからね。

時事問題対策の重要性

自然科学の学習において、時事問題対策も忘れてはいけません。特に国家公務員試験では、「自然・人文・社会に関する時事」が出題範囲となっているため、時事対策をしっかりやっておく必要があります。

時事問題対策には、「速攻の時事」という参考書がおすすめです。この本は毎年1月下旬頃に最新版が発売されるので、それを買って勉強するようにしましょう。

「速攻の時事」の特徴は以下の通りです。

1. コンパクトにまとまっている

2. 重要度が明記されている

3. 過去問が掲載されている

実際に公務員試験の会場では、「速攻の時事」を試験開始の直前まで読んでいる人が多くいたんです。それだけ最後の詰め込みに使われる信頼度の高い教材だということですね。

自然科学に関連する時事問題としては、環境問題や科学技術の進歩、宇宙開発などが出題されやすいです。これらのトピックは日頃からニュースなどでチェックしておくと良いでしょう。

よくある質問(FAQ)

自然科学について、よくある質問にお答えしていきます。

Q1. 自然科学は捨て科目にしてもいいですか?

A1. 国家公務員試験を目指す場合は、自然科学をほぼ捨て科目にして構いません。むしろ、数的処理や文章理解などの配点の高い科目に時間を割くべきです。一方、地方公務員試験など自然科学の出題数が多い試験を受ける場合は、完全に捨てるのではなくスーパー過去問ゼミを使って基本的な対策はしておきましょう。

Q2. 自然科学の勉強にはどのくらいの期間が必要ですか?

A2. 国家公務員試験なら最小限の対策で構いません。その他の試験でも、1ヶ月程度でスーパー過去問ゼミを一通り終わらせるくらいで十分です。深入りせずに、効率的に基本を押さえることが大切です。

Q3. スーパー過去問ゼミだけで自然科学の対策は十分ですか?

A3. はい、基本的には十分です。スーパー過去問ゼミは出題傾向を徹底分析して作られた教材なので、これを一通りやれば基本的な対策としては十分です。ただし、計算問題に苦手意識がある場合は、通信講座などで補強するのも一案です。

Q4. 文系出身なので計算問題が苦手です。どうすればいいですか?

A4. 心配ありません。公務員試験の自然科学で出題される計算問題は、基本的な法則や公式を理解していれば解ける程度のものがほとんどです。スーパー過去問ゼミの解説をしっかり読み、類題を繰り返し解くことで慣れていきましょう。それでも難しいと感じたら、通信講座の利用を検討してみるのもいいでしょう。

Q5. 自然科学の勉強法で最も効率が良いのは何ですか?

A5. 最も効率が良いのは、スーパー過去問ゼミを使って過去問を解きながら基本を押さえていく方法です。ただし、深入りはせず、1周か2周程度で終わらせましょう。そして残りの時間は、他の重要科目の対策に充てるのが効果的です。

Q6. 時事問題対策はどのようにすればいいですか?

A6. 「速攻の時事」を使って、効率的に重要なトピックを押さえましょう。特に自然科学に関連する時事問題(環境問題、科学技術の進歩、宇宙開発など)は注意して学習してください。また、日頃からニュースに注目する習慣をつけるのも大切です。

Q7. 自然科学の勉強のモチベーションが上がりません。どうすればいいですか?

A7. 公務員試験は長期戦なので、やる気が出ないときもあります。

やる気が出ない、モチベーションが上がらないときの対処法は、以下の記事にまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

ここまで、公務員試験における自然科学の攻略法について解説してきました。最後に、重要なポイントをまとめておきます。

1. 自然科学は計算問題があるため、多くの受験生が苦手意識を持ちやすい科目です。

2. 国家公務員試験と地方公務員試験で自然科学の位置づけが大きく異なります。

3. 効率的な学習のためには、スーパー過去問ゼミを活用しましょう。

4. 計算問題に苦手意識がある場合は、通信講座の利用も検討してみてください。

5. 時事問題対策も忘れずに行いましょう。

自然科学は確かに難しい科目に見えますが、効率的な学習方法を選べば十分に攻略可能です。特に計算問題は、基本的な法則や公式を理解し、類題を繰り返し解くことで確実に得点源にできます。

ただし、自然科学にあまり時間をかけすぎないように注意しましょう。他の重要科目(数的処理や文章理解など)とのバランスを考えながら、メリハリのある学習計画を立ててください。

この記事で紹介した方法を参考に、自然科学への苦手意識を克服し、効率的に得点アップを目指してください。みなさんの頑張りが実を結び、公務員試験に合格されることを心から願っています。がんばってください!

追伸

公務員試験に関する疑問や不安があれば、お問い合わせフォームから質問してくださいね。できる限り丁寧にお答えします。

また、この記事が役に立ったと思った方は、SNSでシェアしてくれると嬉しいです。一人でも多くの人に、公務員試験のリアルな情報が届きますように!

それでは、またね~!

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