公務員試験のTOEIC加点は狙うべき?【結論:国家総合職以外は不要】

こんにちは、まさちゃんです。

今回は公務員試験で有利になるTOEICのスコアについて詳しく解説していきます。

  • TOEICのスコアが加点される公務員試験について知りたい!!
  • 今からTOEICを勉強をするのはコスパいい??
  • どうやって勉強するのがいいの??

こういった疑問が解消できる記事になります。

この記事を書いている僕は、29歳のときに公務員試験を受験し合格。国家公務員一般職の職員として5年間働いた経験もあるので、リアルな情報がお伝えできると思います。

それでは早速、内容に入っていきます!

目次

TOEICのスコアが加点される公務員試験

まずは一番直接的なやつですね。

TOEICのスコアによって加点がある公務員試験について見ていきます。

国家総合職

国家総合職の試験は、TOEICのスコアによって2段階の加点があります。

  • 600点以上:15点
  • 730点以上:25点

こんな感じですね。

これがどのくらい大きな加点なのか…

国家総合職(経済区分)の配点を見てみましょう。

  • 一次試験
    基礎能力試験:2点
    専門試験:3点
  • 二次試験
    専門試験:5点
    政策論文試験:2点
    人物試験(面接):3点

一次試験と二次試験あわせて15点満点です。

ここに先ほどのTOEICの加点が入ります…

もうおわかりかと思いますが、もはや「TOEICの加点があると有利」とかのレベルではなく、「TOEICの加点がないと不利」という感じです。

国家総合職を受験する方はTOEICスコア600点以上、できれば730点以上を狙って早めに学習を始めておきましょう。

ちなみに5年以内のスコアが加点対象なので、昔いい点取ったけど最近受けてないなーという方は確認しておいてくださいね!

その他の公務員試験

国家総合職以外にも、TOEICのスコアによって加点がある公務員試験があります。

例えば以下ですね。

秋田県730点以上で6点
三重県600点以上で5点、730点以上で10点
熊本県730点以上で20点
千葉市730点以上で加点(点数記載なし)

などなどですね。

県庁や政令指定都市でもTOEICの加点がある自治体があります。

全ての自治体を調べたわけではないので、受験する予定の自治体にTOEIC加点があるかどうかは事前にチェックしておいてくださいね!

公務員試験には英語の出題も多い

上記の通りはっきり加点される以外にも、TOEICで高得点を取っている方は公務員試験にとても有利です。

というのも公務員試験の筆記(択一)の問題では英語の出題がとても多く、例えば国家公務員一般職だと以下のような感じです。

  • 教養試験:40点満点中5点
  • 専門試験:40点満点中10点

教養試験は全部で40問の出題があるうちのおよそ6割の得点で合格ラインに乗ります。

24点取れば良いということなので、その中で英語で5点取れたらかなり有利になります。

専門試験は全16科目の中から8科目を選択して回答する形式です。

1科目あたり5問が用意されているので、全部で40点満点という試験になります。その中で英語は「英語基礎」「英語一般」の2科目があり、両方選択すれば10問分になります。

こちらは7割ほど得点すれば合格ラインに乗るので、28点取ればOK。

そう考えると英語の配点はかなり高いと言えますね。

この辺りの合格ラインについては、「公務員試験の合格ボーダーは教養6割、専門7割【ギリギリの点数だと面接できつい】」の記事で詳しく解説しています。気になる方はどうぞ。

公務員試験の合格に英語は不要

というわけで公務員試験はTOEICのスコアを上げておくとかなり有利なことがわかりましたね。

特に国家総合職を受験する方は加点をもらっておかないと不利になる可能性が高いので、受験するならTOEICスコアは必須です。

早めに対策をしておきましょう。

ですがその他の公務員試験を受験する方にとっては、正直なところ英語を重視して学習するのはかなりコスパが悪いです。

簡単に点数を伸ばすのであれば法律や経済などの勉強をした方が圧倒的に楽なので、あまり英語を重視して学習を進めるのはおすすめしません。

詳しくは「【教養試験】公務員試験の科目【合格ラインは意外と簡単に超えられます】」「【専門試験】公務員試験の科目【科目をしぼれば合格ラインは超えは余裕です】」の記事を参考にしていただきたいのですが、英語は今の実力で取れる分だけ得点すれば問題ないです。

英語を全捨てして合格した人間がここにいます。笑

公務員試験の合格だけを考えるのであれば、英語は不要です。

TOEICは公務員試験以外にも使える場面が多い

というわけで上記の通り、国家総合職以外の公務員試験を狙うのであれば、英語の勉強はしなくてOKです。

ですが公務員試験だけではなく民間企業も併願する方であれば、英語の勉強はかなりコスパいいのでおすすめです。

改めてここで説明するまでもないかもですが、例えば以下の感じです。

  • 採用試験を受けられる企業が増える。
  • 民間企業の面接で有利になる。
  • 英語を使う仕事に抜擢される。
  • 年収が上がりやすい。
  • 単純に優秀に見える。

当たり前ですが英語が話せる人と話せない人だったら話せる人の方が重宝されますよね。

特に都心にある会社だと外国人の方と関わる機会は多いですし、採用面接や人事異動などでも有利になることが予想されます。

履歴書に「TOEIC○○点」と書けるのはプラスしかないです。

公務員試験だけでなく民間企業も視野に入れて学習するのであれば、英語はかなりコスパのいい科目と言えますね。

TOEICのスコアを効率よく上げるには

効率よくTOEICの点数を上げたいのであれば、独学ではなく「英語コーチング」を使って短期間に一気にスコアアップを狙うのがおすすめです。

英語コーチングというのは、学習スケジュールやモチベーションの管理を徹底的にフォローしてくれるサービスのこと。ライザップの英語版みたいな感じをイメージしてもらえるとわかりやすいかと思います。

僕は最近この英語コーチングを知って体験してみたのですが、英語が苦手な僕でも「これならできるようになる」と感じられるいいサービスだと感じました

英語話せるようになりたいけど苦手意識がある方、過去に挫折した経験がある方など、自分一人で学習するのは難しいと感じている方には特におすすめしたいサービスですね。

詳しくは「英語コーチングをガチ比較【トライズ、ライザップ、プログリットなど7社】」の記事に体験談を載せているので、気になる方はチェックしてみてください!

まとめ

というわけで今回はTOEICのスコアが公務員試験でどのくらい有利になるのかについて詳しく説明しました。

スコアが高いほど有利になるのは間違いありませんが、学習のコスパはあまり良くないので、結論としては以下のような感じです。

  • 国家総合職を受験する場合:TOEIC必要
  • その他の試験を受験する場合:学習不要
  • 民間企業も併願する場合:学習した方が良い

そして短期間でTOEICスコアアップを狙うなら英語コーチングがおすすめ!という内容の記事でした。

ちなみにTOEIC公式サイトの試験日程のページを以下から確認できますのでよろしければどうぞ!

>>TOEIC公式サイトへ

今回は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

元公務員【経歴】成蹊大学 ▶︎ 塾講師 ▶︎ 将来が不安になり公務員試験の予備校に通う ▶︎ 29歳で国家公務員一般職試験に合格 ▶︎ 公務員 ▶︎ プログラミングスクール講師 ▶︎ エンジニア兼Webライター▶︎ キャリアアドバイザー兼Webライター ● ポムポムプリンが好き ● 元廃課金ゲーマー ● 埼玉県出身 ● 好きな言葉は「No Attack No Chance」「誰にでもできることを誰よりもやれ」

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