【男女別】公務員試験の一次試験、服装はスーツ?私服?徹底解説します

こんにちは、元公務員のまさちゃんです。

今回は「公務員試験の一次試験の服装」について詳しく解説していきます。

「公務員試験の一次試験、スーツで行くべき?それとも私服でOK?」

「他の受験生はどんな服装で来てるの?」

「スーツで行って浮いちゃったらどうしよう…」

こんな悩みを抱えている受験生の皆さん、ご安心ください!この記事を読めば、公務員試験の一次試験の服装に関する疑問が全て解消されますよ。

僕自身、29歳のときに国家公務員一般職の試験に合格し、5年間勤務した経験があります。その経験を活かして、皆さんに役立つ情報をお伝えしていきますね。

それでは、さっそく本題に入っていきましょう!

目次

公務員試験の一次試験、服装はスーツ?私服?

結論から言うと、公務員試験の一次試験は私服での参加が基本です。

多くの受験生が私服で参加しているので、スーツで行くとかえって浮いてしまう可能性があります。

ただし、募集区分によっては例外もあるので注意が必要です。後ほど詳しく説明しますね。

なぜ私服でOKなの?

公務員試験の一次試験は基本的に筆記試験です。服装が合否に影響することはありません。そのため、受験生が集中して試験に臨めるよう、服装の制限を設けていないんです。

人事院のQ&Aにも、一次試験の服装について「普段着(軽装でも可)で構いません」と明記されています。

とはいえ、「普段着ならなんでもいい」というわけではありません。TPOをわきまえた服装選びが大切です。

一次試験の服装選びで押さえるべき3つのポイント

公務員試験の一次試験で私服を選ぶ際は、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

1. 清潔感があること

2. 動きやすいこと

3. 体温調節がしやすいこと

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 清潔感があること

公務員試験とはいえ、あくまで就職活動の一環です。清潔感のない服装は避けましょう。

汚れやシワの目立つ服、ダメージジーンズなどは避け、きちんとした印象を与える服装を心がけてください。

2. 動きやすいこと

一次試験は長時間に及ぶことが多いです。窮屈な服装だと集中力が削がれてしまいます。

普段から着慣れている、リラックスして着られる服を選びましょう。

3. 体温調節がしやすいこと

試験会場は冷房が効いていることが多いです。寒暖差による体調不良を防ぐため、脱ぎ着しやすい服装がおすすめです。

カーディガンやパーカーなど、羽織るものを1枚持参するといいでしょう。


これらのポイントを押さえた上で、次は男女別におすすめの服装を紹介していきます。

【男女別】一次試験におすすめの服装

ここからは、男女別に一次試験におすすめの服装を紹介していきます。

男性の場合

トップス:

– 襟付きのシャツ(白・水色・ベージュなど落ち着いた色)

– ポロシャツ(同上)

ボトムス:

– チノパン

– スラックス

靴:

– スニーカー

– ローファー

羽織るもの:

– カーディガン

– ジャケット(カジュアルなもの)

女性の場合

トップス:

– ブラウス

– ニット

ボトムス:

– スカート(膝丈程度)

– スラックス

靴:

– パンプス(ヒールは低めに)

– ローファー

羽織るもの:

– カーディガン

– ジャケット(カジュアルなもの)


これらの組み合わせで、清潔感があり、かつカジュアルすぎない服装に仕上がります。

色使いは、白・黒・ネイビー・ベージュなど落ち着いた色を基調とし、派手な色は避けましょう。

一次試験でNGな服装5選

次に、一次試験で避けるべき服装を5つ紹介します。

1. 露出の多い服装

   – 女性:ミニスカート、キャミソールなど

   – 男性:タンクトップ、短パンなど

2. 派手な色・柄の服装

   – 原色や目立つ柄物は避けましょう

3. だらしない服装

   – ジャージ、スウェット、パジャマ風の服など

4. 汚れやシワの目立つ服装

   – きちんとアイロンがけをしましょう

5. 香りの強い服装

   – 香水やお洗濯の柔軟剤の香りが強すぎるのはNG

これらの服装は、周囲に不快感を与えたり、公務員としての適性に疑問を持たれる可能性があります。細心の注意を払いましょう。

【募集区分別】一次試験の服装の違い

ここまで「私服でOK」と説明してきましたが、募集区分によっては例外もあります。ここでは、募集区分別の服装の違いを見ていきましょう。

1. 事務職(国家一般職・地方上級など)

   → 私服OK

2. 公安職(警察官・消防官など)

   → スーツ着用が無難

3. 技術職(土木職・建築職など)

   → 私服OK(ただし現場作業がある場合は指定の服装あり)

4. 専門職(医師・看護師など)

   → 私服OK(ただし実技試験がある場合は指定の服装あり)

5. 社会人経験者採用

   → スーツ着用が多い

6. 高卒程度試験

   → 制服着用が一般的

特に注意が必要なのは公安職です。警察官や消防官の試験では、一次試験からスーツ着用の受験生が多いです。「信頼感」や「規律」が重視される職種なので、スーツ着用が無難でしょう。

また、社会人経験者を対象とした採用試験では、スーツ着用の受験生が多い傾向にあります。

高校生が受験する高卒程度試験では、制服での受験が一般的です。

いずれにせよ、受験する試験の募集要項をしっかりチェックし、服装に関する注意事項がないか確認しておきましょう。

二次試験(面接)の服装との違い

ここで、一次試験と二次試験の服装の違いについても触れておきます。

一次試験:私服OK

二次試験:スーツ必須

二次試験(面接)では、ほぼ100%スーツ着用が求められます。就活用のリクルートスーツを着用しましょう。

一次と二次で服装が違うのはなぜ?

一次試験は筆記試験が中心で、受験生の知識や能力を客観的に評価します。そのため、服装は自由です。

一方、二次試験は面接が中心となります。公務員としての適性や人物像を評価するため、第一印象が重要になります。そのため、スーツ着用が暗黙の了解となっているんです。

ちなみに、クールビズ時期の面接では「スーツ(ノージャケット・ノーネクタイ可)」と指定されることもあります。その場合は指示に従いましょう。

よくある質問

ここまでの説明を踏まえた上で、よくある質問にお答えしていきます。

Q1. スーツで行っても問題ない?

A1. 問題ありません。ただし、周りと比べて浮いてしまう可能性があります。私服で十分清潔感のある服装ができるなら、私服がおすすめです。

Q2. 髪色や髪型に制限はある?

A2. 一次試験では特に制限はありません。ただし、極端な髪型や派手な髪色は避けた方が無難です。二次試験(面接)を見据えて、落ち着いた印象の髪型・髪色を心がけましょう。

Q3. アクセサリーはつけてもいい?

A3. 控えめなものであれば問題ありません。ただし、派手な装飾品や音の出るアクセサリーは避けましょう。

Q4. メイクは濃いめでもOK?

A4. 一次試験では特に制限はありませんが、ナチュラルメイクが無難です。濃すぎるメイクは避けましょう。

Q5. 持ち物を入れるカバンは何がいい?

A5. リュックやトートバッグなど、普段使用しているものでOKです。ただし、華美な装飾のあるものは避けましょう。

Q6. 眉毛を整えるのはNG?

A6. 極端な整え方でなければ問題ありません。ナチュラルな印象を保ちつつ、清潔感のある眉毛に整えるのがおすすめです。

Q7. ネイルはどこまでOK?

A7. 一次試験ではナチュラルなネイルであれば問題ありません。ただし、派手な色や長すぎる爪、ラメやストーンの装飾は避けましょう。

Q8. タトゥーがある場合はどうすればいい?

A8. 見える場所にタトゥーがある場合は、長袖や長ズボンで隠すようにしましょう。完全に隠せない場合は、肌色のカバー用シールなどを使用するのも一つの方法です。

Q9. マスクは必要?

A9. 現在の状況に応じて判断しましょう。マスク着用が一般的な場合は、清潔な不織布マスクを着用するのがおすすめです。

一次試験当日の服装チェックリスト

試験当日は緊張して、服装の細かいチェックを忘れてしまうかもしれません。そこで、当日使える簡単なチェックリストを用意しました。

□ 服にシワや汚れはないか

□ ボタンのとれかけはないか

□ 靴に汚れはないか

□ 靴紐は結べているか

□ 髪の乱れはないか

□ 爪は清潔か

□ 体臭やにおいは気にならないか

□ 羽織るものを忘れていないか

□ マスクは清潔なものか(着用する場合)

このチェックリストを使って、試験直前に最終確認をしてくださいね。

季節別の服装選びのコツ

公務員試験は主に夏頃に行われますが、春や秋に実施される試験もあります。ここでは季節別の服装選びのコツを紹介します。

【春(4月〜5月頃)】

・軽めの長袖シャツやカットソー

・薄手のカーディガンやジャケット

・チノパンやスラックス

ポイント:寒暖差に対応できるよう、脱ぎ着しやすい服装を心がけましょう。

【夏(6月〜9月頃)】

・半袖シャツやポロシャツ

・涼しげな素材のブラウス

・薄手のスラックスやスカート

ポイント:汗をかいても目立ちにくい色や素材を選びましょう。脇汗が気になる人は、制汗パッドの使用もおすすめです。

【秋(10月〜11月頃)】

・長袖シャツやニット

・薄手のジャケット

・チノパンやスラックス

ポイント:朝晩の冷え込みに備え、羽織るものを忘れずに。


いずれの季節も、試験会場の空調設定によっては寒暖差を感じることがあります。体温調節のしやすい服装を心がけましょう。

一次試験の服装選びでよくある失敗例

ここでは、一次試験の服装選びでよくある失敗例を紹介します。これらの失敗を避けることで、より適切な服装選びができるはずです。

1. スーツで意気込みすぎ

失敗例:「やる気をアピールしたい!」と思い、一人だけスーツで参加。

→ 周りと差が出てしまい、かえって緊張してしまう可能性があります。

2. カジュアルすぎる服装

失敗例:Tシャツにジーンズ、サンダル履きで参加。

→ 公務員試験はあくまで就職試験の一環。カジュアルすぎる服装は避けましょう。

3. 新しい服で勝負

失敗例:試験前日に買った新しい服で参加。

→ 慣れない服だと動きづらかったり、予想外の不快感があったりする可能性も。普段から着慣れている服を選びましょう。

4. 暑さ対策を忘れる

失敗例:真夏に長袖・長ズボンで参加し、汗だくに。

→ 季節に合わせた服装選びを心がけましょう。

5. 寒さ対策を忘れる

失敗例:真夏なので薄着で参加したら、冷房が効きすぎていて震えが止まらない。

→ 空調の効いた室内を想定し、羽織るものを忘れずに。

6. 香りへの配慮不足

失敗例:香水をたっぷりつけて参加。

→ 強い香りは周囲の人の集中を乱す可能性があります。香りのないものを選びましょう。

7. 音の出るアクセサリー

失敗例:ジャラジャラと音の出るブレスレットをつけて参加。

→ 試験中に音が鳴ってしまい、周囲に迷惑をかけてしまう可能性があります。

これらの失敗例を参考に、適切な服装選びを心がけてくださいね。

実際の体験談

ちなみに僕は、一次試験をスーツで受けました。当時の仕事がスーツだったので、なるべくいつも通りの状態で試験に臨みたいと思ったからです。

あと、特に服装の指定がなかったので周りが本当に私服で来るのかスーツで来るのかがわからなかったので、どうせ浮くならスーツで浮いた方がいいや、という気持ちもありました。

結果としては、私服の人が圧倒的に多かったので若干浮いてる感じはありましたが、まあ問題なし。

慣れた服装で落ち着いて試験に集中できたので、よかったです。

まとめ

ここまで、公務員試験の一次試験における服装選びについて詳しく解説してきました。

繰り返しになりますが、一次試験の服装で最も大切なのは「試験に集中できること」です。華美になりすぎず、かといってだらしなくもない、そんなバランスの取れた服装を心がけてください。

服装に気を取られすぎて、肝心の試験対策がおろそかになってしまっては本末転倒です。この記事を参考に、適切な服装選びをしたうえで、試験対策に全力を注いでくださいね。

最後に、もう一度おさらいです。

1. 公務員試験の一次試験は基本的に私服OK

2. 清潔感・動きやすさ・体温調節のしやすさがポイント

3. 募集区分によってはスーツ着用が無難な場合もある

4. 二次試験(面接)はスーツ必須

これらのポイントを押さえておけば、服装で失敗することはありません。

皆さんの中から、一人でも多く公務員試験に合格する人が出ることを願っています。頑張ってください!応援しています!

追伸

公務員試験に関する疑問や不安があれば、お問い合わせフォームから質問してくださいね。できる限り丁寧にお答えします。

また、この記事が役に立ったと思った方は、SNSでシェアしてくれると嬉しいです。一人でも多くの人に、公務員試験のリアルな情報が届きますように!

それでは、またね~!

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