【令和6年度】神奈川県Ⅰ種採用までの流れ【日程・科目・倍率・年齢制限】

こんにちは、まさちゃんです!

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今回は「神奈川県Ⅰ種の採用までの流れ」というテーマで、試験日程や出題科目、過去の実施状況などを1記事にまとめました。

この記事の内容

  • 神奈川県Ⅰ種の採用までの流れが知りたい。
  • 神奈川県Ⅰ種の試験内容が知りたい。
  • 神奈川県Ⅰ種の過去の実施結果が知りたい。

こういった疑問が解消できます。

神奈川県Ⅰ種にはいくつか試験区分がありますが、今回は事務職についてをメインにまとめています。

ご了承ください。

簡単に自己紹介

  • この記事を書いている僕は、29歳のときに国家公務員一般職の試験に合格し、地方出先機関で5年間働きました。
  • そのときの経験をもとに記事を書いているので、これから受験する方々の参考になるようなリアルな情報をお伝えできるかと思います。

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目次

神奈川県Ⅰ種の行政事務は2種類

神奈川県Ⅰ種の行政事務試験には通常の「神奈川県Ⅰ種」の他に「神奈川県Ⅰ種(秋季)」があります。

通常のⅠ種試験は6月に1次試験が実施されるのに対し、秋季は最初の自己PR動画の提出締切が9月です。スケジュールが大幅に異なります。

それぞれ試験で課される内容は以下の通りです。

神奈川県Ⅰ種行政行政(秋季)
1次試験教養試験、専門試験SPI3(基礎能力検査)、自己PR動画
2次試験論文試験、グループワーク、個別面接(2回)論文試験、グループワーク、個別面接

日程が異なるだけでなく、試験の内容も大きく異なっていますね。

通常日程のⅠ種試験は教養試験と専門試験が1次試験で課されます。2次試験は論文と面接を中心とした人物試験となっています。ザ・公務員試験、といった内容になっていますね。

それに対して秋季試験の方は、2次試験こそよくある論文と面接というパターンですが、1次試験が自己PR動画とSPI3となっています。自己PR動画は撮影したものを提出する形式、SPI3はテストセンターで受験した結果を提出する形式です。試験日が「◯月◯日」というようにはっきり定められていないので、比較的受験しやすい試験となっています。

なお、これら2つは併願することも可能となっています。チャンスが2回あるということになりますね。

神奈川県Ⅰ種の採用までの流れ

神奈川県Ⅰ種

通常日程の神奈川県Ⅰ種の採用までの流れは、ざっくり以下の通りです。

  1. 受験申込
  2. 1次試験(教養試験・専門試験・※論文試験)
  3. 2次試験1日目(第1回個別面接・適正検査)
  4. 2次試験2日目(第2回個別面接・グループワーク)
  5. 最終合格

2次試験が2日間あるので、最終合格までトータル3日間のスケジュールになっています。

論文は1次試験の日に実施されますが、1次の合否判定には影響しません。2次試験の点数に加算されて合否判定される感じですね。

個別面接が2回課される上、配点も高いので、人物重視の試験と言えます。

試験の科目としては特に変わったものはないので、一般的な公務員試験対策をしておけば対応できますね。

神奈川県Ⅰ種(秋季)

対して秋季日程の方は以下の流れとなります。

  1. 受験申込
  2. 1次試験(自己PR動画提出)
  3. 1次試験(SPI3受検&結果提出)
  4. 2次試験(論文提出)
  5. 2次試験(個別面接・グループワーク)
  6. 最終合格

1次試験の2つはどちらも試験日に幅があります。期間内の自分の都合の良いタイミングで動画を撮影して提出、自分の都合の良いタイミングでSPI3を受検して結果を提出、といった感じです。

2次試験の論文も同様で、期間内に答案を作成して電子申請システムから提出する形式です。どこかの会場に出向く必要はありません。

最後の個別面接とグループワークの日だけですね。会場に行く必要があるのは。

なお、自己PR動画は1次試験の合否判定に使われるだけでなく、最終合格の判定にも影響します

【令和6年度】神奈川県Ⅰ種の日程

続いて具体的な試験日程を見てみましょう。

神奈川県 I 種日程(春季)日程(秋季)
申込受付期間4/12(金)~5/7(火)8/30(金)~9/13(金)
1次試験■試験日
6/16(日)
■合格発表
6/26(水)
■試験日
自己PR動画:9/10(火)~24(火)
SPI3:9/24(火)~10/21(月)
■合格発表
11/1(金)
2次試験■試験日
1日目:7/3(水)~12(金)
2日目:7/22(月)~8/20(火)
■試験日
論文試験:11/1(金)~11(月)
人物試験:11/22(金)~12/11(水)
最終合格発表8/30(金)12/20(金)

まず申込受付ですが、通常日程は5月7日まで、秋季日程は9月13日までとなっています。

そこから通常日程の方は6月16日に最初の試験があり、最終合格発表は8月30日というスケジュールです。

秋季日程は先ほどから何度か説明している通り、はっきりと「この日」と決められた試験日があるわけではありません。締切日までに自己PR動画、SPI3の結果、論文を提出していき、指定された日に人物試験を受験し、最終合格発表は12月20日というスケジュールです。

【令和6年度】神奈川県Ⅰ種の年齢制限

続いて気になる年齢制限についてです。

令和6年度の受験案内には以下のように書かれています。

平成6(1994)年4月2日から平成15(2003)年4月1日までに生まれた人

平成6年4月2日生まれの人が、年齢制限の上限ですね。

年齢に換算すると30歳までの方が受験できます。通常日程、秋季日程どちらも同じ年齢制限となっています。

地方上級の公務員試験はこのくらいの年齢制限のところが多いですね。一般的な年齢制限と言えます。

これより年齢が高い方は、経験者採用試験での受験を検討しましょう。

【令和6年度】神奈川県Ⅰ種の採用予定数

続いてこちらも気になる採用予定数について。

令和6年度の神奈川県Ⅰ種試験は採用予定数は以下の通り発表されています。

試験区分採用予定数
行政140名程度
行政(秋季)62名程度

こんな感じです。

通常日程の方は過去3年間の採用予定数が101→110→125という推移なので、やや増えましたね。

秋季日程の方は過去3年間が35→37→37名の募集だったので、一気に募集人数が増えました。こちらの方が倍率が高い傾向があったので、これで差が縮まってくるかなと思います。

【令和6年度】神奈川県Ⅰ種の試験科目

次は試験科目について見ていきましょう。

試験内容

神奈川県Ⅰ種試験の内容や試験時間、出題科目は以下のようになっています。

神奈川県 I 種(行政)試験内容試験詳細
1次試験教養試験■内容
公務員として必要な一般的知識及び知能についての筆記試験(大学卒業程度・択一式)
■試験時間
2時間
■出題分野
①知識分野(28問中18問選択解答)法律、政治、経済、社会一般から12問 日本史、世界史、地理から9問 物理、化学、生物、地学、数学から7問
②知能分野(22問必須解答)文章理解(英文を含む。)判断推理(言語、非言語)数的処理 資料解釈
専門試験■内容
各試験区分に応じて必要な専門的知識についての筆記試験(大学卒業程度・択一式)
■試験時間
2時間
■出題分野
憲法、政治学、行政学、行政法、民法、刑法、労働法から26問 経済学(経済原論、経済政策、経済事情、経済史)、財政学、経営学から23問 社会政策、心理学、統計学、社会学、国際関係(国際政治学、国際経済学、国際法)、教育学から18問 数学・物理、情報・通信工学から13問(80問中40問選択解答)
2次試験論文試験■内容
思考力、創造力、論理力、柔軟性等についての筆記試験(1題必須解答 )字数は1,200字程度
■試験時間
1時間30分
人物試験■内容
人柄、性向等についての試験(グループワーク及び個別面接2回)
■試験時間
【グループワーク】約45分
【第1回個別面接】1人約15分
【第2回個別面接】1人約30分
神奈川県 I 種(行政・秋季)試験内容試験詳細
1次試験自己PR動画■内容
人柄、性向等についての試験
■受験方法
あらかじめ用意された質問に対し、動画を撮影し、提出する形式
SPI3■内容
言語的理解力、数量的処理力及び論理的思考力についての能力検査(大卒採用向け)
■受験方法
テストセンター方式
2次試験論文試験■内容
思考力、創造力、論理力、柔軟性等についての筆記試験(1題必須解答)字数は600字程度
■受験方法
電子申請システムにより提出する方式
人物試験■内容
人柄、性向等についての試験(グループワーク及び個別面接1回)
■試験時間
【グループワーク】約45分
【個別面接】1人約40分

上の表が春季の通常日程、下の表が秋季日程です。

それぞれ深ぼって説明していきます。

教養試験

教養試験は50題中40題に解答するという内容です。

10問だけ回避することができるのですが、残念ながら多くの人が苦手とする「数的処理」は必須解答。例年12問ほど出題されているので、しっかり対策をしておく必要がありますね。

一般的な公務員試験の教養試験は、ボーダーは6割くらいと言われています。

神奈川県の試験は1次試験の倍率がそこまで高くないことを考えると、やはり6割を目標にするといいでしょう。

教養試験の重要科目や勉強方法は、以下の記事にまとめています。

よろしければどうぞ。

専門試験

続いて専門試験について。

神奈川県の専門試験は80問中40問を選択して解答する形式です。

全ての問題に目を通して、解けそうな問題だけ解答する作戦が有効ですね。

もちろん得意な科目だけを集中的に学習して、そこだけで勝負するのもありです。

個人的におすすめなのは後者の方ですね。

というのも専門試験は結構タイトめな時間制限になっているので、「全科目の問題を読んでいる時間がない」という人も多いはず。

僕は狙った科目のみを40問解くだけで精一杯でした…

専門試験についても別記事に学習方法をまとめています。

気になる方はチェックしてみてください。

SPI3

SPI3は、秋季日程の1次試験で課されます。

リクルートが提供している検査で、民間企業の就職試験などでも使われていますね。

言語問題と非言語問題があり、言語問題の方は国語、非言語問題の方は算数や数学のイメージです。

対策本なども多く出ているので、対策しやすい試験です。

かなりスピーディーに解答していくことが求められるので、問題に慣れる意味でも対策本には触れておきましょう。

論文試験

論文は春季の通常日程が90分で1,200字程度。秋季日程は600字程度で、時間制限は特にありません。

特に変化球な問題は出題されず、一般的な論点が出題されます。

公務員試験の論文試験はパターンが決まっているので、パターンに慣れておけば、本番の試験でも似たような流れで書き上げることが出来ますよ。

参考までに神奈川県HPに掲載されていた試験問題を下に載せておきます。

政府は、令和4年 10 月 28 日に「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」を閣議決定した。そこでは、リスキリングへの支援強化など、「人への投資」の施策の拡充を掲げている。
このように「人への投資」が必要である社会的な背景や課題に触れながら、社会全体としてどのような取組が必要であるか、あなたの考えを論じなさい。

神奈川県HPより

優れた行政サービスとはどのようなものか、あなたの考えを説明しなさい。

神奈川県HPより

不安であれば、予備校の論文対策講座を単科受講するのもおすすめですね。

論文講座のみを単科受講できる予備校はあまりないのですが、以下のアガルートアカデミーなどは単科受講可能なので参考までにリンクを貼っておきます。

>>アガルートアカデミー公式サイトへ

適性検査

神奈川県の試験は、適性検査が課されます。

人物試験の参考にするため、性格検査のような形で実施されるとのこと。

当然ですが質問内容については公開されておらず、事前に対策するのが難しいところ…

とはいえこの手の検査は嘘をついても絶対にバレるように作られているので、正直に解答していくしかないですね。

試験の配点にも入っていないので、特に対策は不要です。

グループワーク

神奈川県の試験は、グループワークも課されます。

「集団の中でしっかり自分の意見を伝えられるか」「周りの人の意見を聞き入れて柔軟な意見交換ができるか」など、公務員として働いていく上で必要な積極性や協調性などが問われます。

グループワークの課題は1次試験の合格通知のときに知らされるので、事前に対策することが可能。

しっかり自分の意見をまとめていくことで、本番の緊張も和らぎ、他の受験生の意見を聞く心の余裕も生まれます。

神奈川県のHPにグループワークの例題が掲載されていたので、以下に載せておきますね。

令和5年4月 1 日から自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務化されました。同様に、日常生活の中で努力義務とした方がよい事柄について、理由を含め1つ挙げなさい。
また、挙げた事柄の定着に向けてどのような取組が必要か、行政をはじめ取組主体ごとにそれぞれ説明しなさい。

神奈川県HPより

神奈川県の施策のうち、小学生向けにPRすると効果的な施策を1つ挙げ、そのPR方法を具体的に説明しなさい。

神奈川県HPより

個別面接

神奈川県のⅠ種試験では、個別面接が課されます。通常日程では2回、秋季日程では1回です。

通常日程の1回目は時間が15分程度の軽めの内容。試験管は若手職員が中心で和やかな雰囲気で進むとの情報があります。

そして2回目は時間が30分なので、より深ぼった質問がくるのは間違いないですね。神奈川県の政策や魅力に絡めてしっかり受け答えできるように準備していきましょう。具体的なエピソードを話せるようにしておくと良いですね。

あとは当たり前ですが、神奈川県でなければいけない理由をしっかり答えられるように。

「横浜市じゃダメなの?」「それなら国家公務員の方がいいんじゃないの?」みたいな他の自治体と比較する質問は公務員試験では鉄板です。

秋季日程の個別面接は1回ですが、時間は40分と長いです。この中で5分間のプレゼンテーションも実施されます。プレゼンテーションの課題は論文試験と同じなので、事前に対策しておくことが可能です。

神奈川県Ⅰ種の配点

神奈川県Ⅰ種の配点も見ていきましょう。

神奈川県Ⅰ種

神奈川県(行政)教養試験専門試験論文試験グループワーク面接(1回目)面接(2回目)合計
1次試験100点100点----200点
2次試験--50点50点50点200点350点

まず通常日程の方ですが、1次試験の合否は教養試験と専門試験の合計点で決まります。どちらも配点が同じなので、どちらかに偏らずにバランス良く対策していくのがいいですね。

論文は1次試験の日に課されますが、得点が加算されるのは2次試験です。

最終合格者は2次試験の結果のみで決定されるので、1次の筆記の得点は持ち越されません。

人物重視の試験と言えますね。

それぞれの試験で足切りがあり、1科目でも基準に満たないとその時点で不合格となります。

神奈川県Ⅰ種(秋季)

神奈川県(行政)自己PR動画SPI3論文試験グループワーク個別面接合計
1次試験50点50点---100点
2次試験30点-40点50点200点320点

続いて秋季日程の方ですが、1次試験は自己PR動画とSPI3の合計点で判定されます。

そして2次試験は自己PR動画の点数が持ち越されます。「特別な活動(経験)、資格等」の得点と合わせて30点分の点数になります。それに論文・グループワーク・個別面接の点数が加えられて、最終的な合否が決まります。

個別面接の点数が圧倒的に高いですね。

こちらも人物重視の試験になっていると言えます。

令和5年度までの実施結果

過去の試験実施結果を以下にまとめておきました。

倍率など、大体の傾向をつかむ参考にしてください。

神奈川県Ⅰ種(行政)採用予定者数申込者数1次試験受験者数1次試験合格者数2次試験受験者数最終合格者数合格倍率
令和5年度125名程度1009名616名577名374名195名3.2倍
令和5年度(秋季)37名程度836名463名252名186名76名6.1倍
令和4年度110名程度1,099名704名544名366名178名4.0倍
令和4年度(秋季)37名程度986名533名252名193名56名9.5倍
令和3年度101名程度1,361名873名473名357名159名5.5倍
令和3年度(秋季)35名程度1,287名708名251名210名50名14.2倍
令和2年度110名程度1,233名705名516名476名217名3.2倍
令和元年度110名程度1,234名757名542名385名187名4.0倍

こんな感じです。

通常日程の倍率はかなりバラつきがありますが、3倍台〜5倍台といったところ。今年度は採用予定数が140名と増えたので、倍率は少し下がることが予想されます。狙い目の試験と言えますね。

秋季日程は徐々に倍率が低下してきていることに加え、今年度は採用予定数がかなり増えたので、さらに倍率が下がることが予想されます。こちらも狙い目です。

神奈川県Ⅰ種の初任給

続いて試験に直接関係があるわけではありませんが、多くの方が気になるであろう初任給について。

金額は以下の通りです。

約227,000円(大卒)

令和6年4月1日の給料月額に地域手当を加えた額が上記です。

「約」とついているのは、令和6年度の試験を受験する方が採用される令和7年の時点で、初任給が変動している可能性があるため。

公務員の給与は民間企業の給料に影響を受けるので、1年後も同じ金額とは限りませんよね。

多少の上下はありますが、大体このくらいの給料なんだと思っておいてください。

神奈川県Ⅰ種試験の過去問

神奈川県の試験は、「論文の過去問」と「その他の試験の例題」が公表されています。

以下にリンクを貼っておきますので、参考にしていただければと思います。

横浜市HPの該当ページに飛びます。

神奈川県職員採用ホームページへ

【令和6年度】神奈川県Ⅰ種まとめ

というわけで今回は「神奈川県Ⅰ種試験」について、詳細をまとめました。採用までの流れや試験の内容など、具体的にイメージはできましたでしょうか。

通常日程と秋季日程の2種類がありますが、併願ができるので、受験生にとっては2回のチャンスがあるということになります。

採用予定数も増えて倍率が下がることが予想されるので、狙い目な試験かなと思います。

ぜひチャレンジしてみてください!

今回は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。読者の皆様の合格を、心よりお祈りしております。

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