中小企業診断士試験は独学でも合格を狙えますが、難易度の高い挑戦になります。この記事では、独学が難しいといわれる理由と、独学で合格するための勉強の進め方を解説します。
独学合格は可能。とはいえ1,000時間の長期戦
毎年独学で合格を勝ち取る受験生はおり、独学での合格は不可能ではありません。とはいえ、合格に必要な勉強時間は約1,000時間といわれています。1年で合格するなら1日約3時間、2年計画なら1日1.5時間の学習を続ける必要があります。
この長丁場を、モチベーション管理からスケジュール管理、最新情報の収集まですべて自力でこなすのが独学です。次のような難しさがあることは、始める前に知っておきましょう。
- 講師のアドバイスがなく、自分の立ち位置がつかみにくいため、モチベーションを保ちにくい
- 決まったカリキュラムがなく、手探りで進めると勉強時間が膨らみやすい
- 法改正など最新情報を自力で追う必要がある(経営法務などは年度により解答が変わることも)
- 記述式の2次試験は公式の解答・採点基準がなく、答案の出来を自分で判断するしかない
独学の勉強の進め方
自分の生活に合わせて計画を立てる
1,000時間の学習は、行き当たりばったりでは走り切れません。試験日から逆算して、1日にどれだけ勉強する必要があるかを把握するのが計画の基本です。
| 学習期間 | 1日あたりの勉強時間 |
| 半年 | 約5.5時間 |
| 1年 | 約3時間 |
| 1年半 | 約2時間 |
| 2年 | 約1.5時間 |
例えば半年後の試験を狙う場合、働きながら、あるいは家事や育児のかたわらで毎日5.5時間を確保するのは簡単ではありません。試験は年1回なので、直近の試験に間に合わせるのが難しければ、目標をその次の年の試験に切り替えることも検討しましょう。途中で破綻するより、最初から続けられる計画で組んだ方が、結局は合格への近道になります。
教材を厳選する
独学では教材選びも自分の仕事です。ありがちな失敗が、同じような教材を何冊も買い込み、どれも中途半端になるパターンです。合格に何が必要か、自分に合うかを見きわめて、教材は絞り込みましょう。
テキスト・問題集選びはこちらの記事で解説しています。
👉 中小企業診断士試験に独学で挑む方へ【おすすめテキスト8冊を紹介します】
👉 中小企業診断士試験に独学で挑む方へ【おすすめ問題集を5冊紹介します】
テキストと問題集を繰り返す
教材を決めたら、テキストの読み込みから始めます。1周目は分からない箇所があっても立ち止まらず、ざっと最後まで通すのがコツです。全体像がつかめると2周目からは読むスピードも理解も上がっていきます。
テキストで土台ができたら、問題集と過去問の演習に移ります。1次試験まで1年あるなら、前半でインプットを固め、後半は演習を何周も繰り返して仕上げていく流れが基本です。
スマートフォンで解ける過去問アプリやWEB問題つきの教材を使っているなら、通勤中などの隙間時間も演習にあてられます。とはいえ独学でこうした環境まで整えている人は多くありません。スマホ学習を前提に作られた通信講座が支持される理由のひとつでもあるので、独学にこだわらない方は検討を。
まとめ
📝 中小企業診断士試験の独学まとめ
・独学合格は可能だが、必要な勉強時間は約1,000時間
・試験日から逆算し、続けられる計画を立てる
・教材は買いすぎず厳選する
・テキストを読み込んだら問題集と過去問を繰り返す
独学は楽な道ではありませんが、続けられる計画と厳選した教材、繰り返しの演習で十分に戦えます。まずは試験日から逆算した計画づくりから始めてみてください。
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