管理業務主任者試験の合格率は例年20%前後で、不動産系の国家資格の中では比較的合格しやすい部類です。ただし油断できる試験ではありません。この記事では、合格率の推移と他資格との比較から、管理業務主任者の難易度を解説します。
管理業務主任者試験の合格率は20%前後
直近10年の合格率は20%前後で、大きな変動なく推移しています。直近5年のデータは以下のとおりです。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
| 令和7年 | 14,435名 | 2,832名 | 19.6% |
| 令和6年 | 14,850名 | 3,159名 | 21.3% |
| 令和5年 | 14,652名 | 3,208名 | 21.9% |
| 令和4年 | 16,217名 | 3,065名 | 18.9% |
| 令和3年 | 16,538名 | 3,203名 | 19.4% |
受験者数は試験が始まった平成13年には5万人を超えていましたが、年々減少し、令和元年以降は1.5万人程度です。合格点は例年33〜38点で、詳しくはこちらの記事で解説しています。
👉 管理業務主任者の合格点は何点?推移と相対評価の仕組みを解説
他資格との合格率比較
主な不動産系の国家資格と合格率を比較すると、以下のようになります。
| 資格 | 例年の合格率 |
| 管理業務主任者 | 20%前後 |
| 宅建士 | 13〜19% |
| マンション管理士 | 8〜13% |
| 賃貸不動産経営管理士 | 30%前後 |
合格率の数字だけを見れば、管理業務主任者は不動産系資格の中でも合格しやすい部類に入ります。ちなみに、不動産系以外の国家資格では行政書士が11〜15%、社労士が5〜8%程度なので、これらの難関資格と比べても挑戦しやすい水準といえるでしょう。
個別の資格と比べるとどちらが難しい?
宅建士との比較
宅建士は、民法・建築基準法・区分所有法といった法令科目の出題範囲が管理業務主任者と多く重なる資格です。データで見ると、合格率も必要な勉強時間も宅建の方が厳しく、宅建の方が難しい傾向にあります。問題の質にも違いがあり、重なる法令科目では宅建の方が突っ込んだ出題をしてきます。
一方の管理業務主任者は、マンションの会計や設備まで試験範囲が及ぶ広さが特徴です。深さの宅建、広さの管理業務主任者という構図のため、人によっては管理業務主任者の方が手強く感じることもあるでしょう。
マンション管理士との比較
両試験は出題範囲の重なりが大きく、比較対象としてよく並べられます。問題単位の難しさで見ると、マンション管理士試験に軍配が上がります。民法や区分所有法、設備関連では踏み込んだ知識が問われるうえ、問題文を注意深く読まないと足をすくわれる出題も目立ちます。
もっとも、すべての分野でマンション管理士試験が上というわけではありません。管理業務主任者試験の主要科目である標準管理委託契約書のように、こちらの方が難しく問われる項目もあります。
賃貸不動産経営管理士との比較
管理業務主任者より易しいとされるのが賃貸不動産経営管理士です。合格率は例年30%前後と管理業務主任者(20%前後)より高く、勉強時間の目安も100〜250時間と短めです。不動産系の資格の入り口として、賃貸不動産経営管理士から段階的に取得していく道もあるでしょう。
不動産鑑定士との比較
反対に、大幅に難しいのが不動産鑑定士です。合格までに2,800時間もの勉強が必要とされ、論文式試験の合格率は例年15%。しかもその前に短答式試験を突破する必要があり、管理業務主任者とは別格の難関資格といえます。
まとめ
📝 管理業務主任者の難易度まとめ
・合格率は例年20%前後(2025年は19.6%)で安定
・不動産系資格の中では合格しやすい部類に入る
・宅建より易しく、賃貸不動産経営管理士よりは難しい位置づけ
管理業務主任者は、計画的に正しく勉強すれば十分合格できる資格です。必要な勉強時間はこちらの記事で解説しています。
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