こんにちは、まさちゃんです。
今回は行政書士試験の難易度について詳しく解説していきます。
「行政書士試験ってどのくらい難しいの?」「他の資格と比べてどうなの?」「独学でも受かる?」といった声をよく聞きます。そこでこの記事では、最新データをもとに以下のような疑問にお答えしていきます。
この記事のポイントを最初にお伝えしておきます。
それでは、行政書士試験の難易度について詳しく見ていきましょう!
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行政書士試験の難易度

行政書士試験の難易度を客観的に測るには、「勉強時間」と「合格率」の2つの視点があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
勉強時間による難易度
行政書士試験の合格に必要な勉強時間は、一般的に600~800時間と言われています。これを具体的な期間に換算すると以下の通りです。
ですがこれはあくまでも平均的な時間で、以下の要因によって個人差が生じます。
法学部卒業者や他の法律系資格の合格者は、より短期間での合格も可能です。
とはいえこれだけ長期間の学習が必要な試験が、「簡単な試験」であるはずがありませんね。行政書士試験は難易度の高い試験であると言えるでしょう。
合格率による難易度
令和5年度の行政書士試験の合格率は13.98%でした。約7人に1人しか合格できない難関試験と言えます。
過去5年間の合格率を以下に掲載します。
こんな感じで、おおむね10~15%の範囲で推移しています。
この数字が意味するものとしては以下ですね。
というわけで、約7人に1人しか合格できない難関試験であることは間違いありませんが、しっかり対策すれば手が届く試験であることもまた間違いないですね。
合格率については別記事の「行政書士試験の合格率上昇!都道府県別・年齢別データを徹底分析」の記事で詳しくまとめているので、気になる方はこちらをチェックしてみてください。
他の法律資格との難易度比較

行政書士試験の難易度をより具体的に理解するため、他の主要な法律資格と比較してみます。
宅建士との比較
宅建士試験は、以下の特徴があります。
総合的に見ると、宅建士試験の方が行政書士試験より難易度は低いと言えます。ですが宅建士は不動産関連に特化しているため、その分野では行政書士より深い知識が求められます。
社労士との比較
社会保険労務士(社労士)試験についても見ていきます。
難易度としては、社労士試験の方が明らかに難しいと言えます。合格率が行政書士の約半分である上、必要な勉強時間も多くなっています。
司法書士との比較
司法書士試験と比較するとどうでしょうか。
明らかに司法書士の方が難しいですね。勉強時間が違いすぎます。試験時間も長く、求められる知識の深さも行政書士試験を大きく上回ります。
難易度の順位付け
これら4つの資格試験を難易度順に並べると以下のようになります。
行政書士は宅建士よりは難しく、社労士よりは難易度の低い試験と言えますね。
行政書士試験の科目別の難易度

さて、今度は行政書士試験の中身についても難易度を見ていきましょう。
行政書士試験には以下の9科目が出題されます。
法改正があり、令和6年度の試験より「一般知識等」の分野が「基礎知識」という名称に変更になりました。出題内容も変更され、上記の通りです。
これらのうちで特に「法令科目」については難易度がイメージしづらいところかと思います。以下に難易度順に並べました。
難易度が高い科目
難易度が普通の科目
難易度が低めな科目
というわけで、最難関は民法ですね。範囲が広い上に配点も高いため、軽視できない科目です。早めに勉強し始めて、しっかり仕上げておく必要があります。
次に難易度が高い科目としては商法・会社法が挙げられますが、こちらは出題数も少ないので優先度は低め。むしろ対策しなくても他の科目の仕上がり次第では合格できます。
優先的に学習すべき科目は?
逆に優先度が高い科目としては、配点が高い「行政法」と、最難関と紹介した「民法」ですね。この2科目の仕上がりが合否を分けると言っても過言ではありません。
また、配点はそこまで高くないものの、「憲法」はかなり得点しやすい科目なので優先度高めで学習するのがおすすめです。初めて学習する人でも内容が頭にスッと入ってきやすい科目です。範囲もあまり広くないので勉強が進んでる感もあって楽しいです。
受験スタイル別の難易度

行政書士試験の難易度は、独学か予備校かでも大きく異なってきます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
独学の場合
独学での合格は決して不可能ではありませんが、以下の理由から難易度は高くなります。
予備校を利用する場合
予備校を利用することで、独学に比べて難易度は下がります。最新の合格実績を見れば、それは明らかです。
例えばアガルートの場合、2023年度の合格率は56.11%で、一般合格率(13.98%)の4倍以上を記録しています。フォーサイトも45.45%と高い合格率を出しており、予備校利用者は独学者よりもかなり強いことがわかります。
LECやTAC、ユーキャンなどの大手予備校も、毎年100名以上の合格者を輩出しています。スタディングも2023年度には216名の合格者を出すなど、着実に実績を伸ばしています。
これだけの実績の差があるのは、予備校には以下のような強みがあるからです。
というわけで、予備校を利用することで合格率を高められると言っても過言ではないですね。
近年は通信講座も充実しており、仕事をしながらでも効率的に学習を進められる環境が整っています。独学でチャレンジするのも一つの選択肢ですが、少しでも合格の可能性を高めたいなら予備校の利用を検討することをおすすめします。
まとめ
今回は行政書士試験の難易度について、様々な角度から詳しく解説してきました。重要なポイントを確認しておきましょう。
行政書士試験は、司法書士や社労士と比べると合格率が高く、必要な勉強時間も少なめです。ですがそれでも600~800時間という勉強時間を乗り越えるのは、簡単なことではありません。
この記事で解説した科目ごとの難易度も踏まえて、効率的に学習を進めていきましょう。
繰り返しになりますが、合格の可能性を高めるには、行政書士試験対策の予備校講座を受講するのがおすすめです。最近は現地の予備校校舎に通わずに、オンライン上で講義を視聴して学習するタイプの予備校が増えてきています。その中でもアガルートアカデミーの行政書士講座は、実績が圧倒的です。
アガルートは行政書士受験指導のカリスマ、豊村先生が講座を担当します。とにかくわかりやすいので、ぜひ1度公式サイトに公開されている豊村先生のサンプル講義を視聴してみてください。この講義を受ければ合格できる気がする…と思わせてくれる講義が、そこにあります。

アガルートも含め、合計10校の予備校を比較した「行政書士予備校10校をガチ比較!」の記事も以下に置いておくので、参考にしてみてください。

今回は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。
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