こんにちは、まさちゃんです。
今回は「宅建士の予備校比較」というテーマの記事になります。
宅建士試験の合格を目指すにあたり、予備校選びに悩まれている方は多いのではないでしょうか。たくさんの予備校の中から自分にぴったりの1つを選択をするのは、難しい課題ですよね。
そこでこの記事では、数ある宅建士予備校の中でも実績豊富で知名度の高い、以下の8校を徹底的に比較していきます。
各予備校の特徴を以下の視点から多角的に比較・分析していきます。
- 受講料金・費用
- 合格実績(合格率・合格者数)
- カリキュラムの充実度
- サポート体制の充実度
- 実際の受講生の評判・口コミ
この比較を通じて、以下のような疑問にお答えしていきます。
- コストパフォーマンスで選ぶならどこがベスト?
- 合格実績重視なら、どの予備校がおすすめ?
- 口コミ評価の高い予備校は?
- 避けたほうが良い予備校はある?
上記の他、社会人の方や独学との併用を考えている方にも役立つ情報を盛り込んでいます。
この記事を最後まで読めば、あなたに最適な予備校が必ず見つかることをお約束します。
それでは、宅建士予備校8校のガチ比較、始めていきましょう!
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予備校比較の前に…宅建士試験を知ろう
まずは宅建士試験がどんな試験なのかを簡単に説明していきます。
予備校を選ぶ前に、まずは戦いを挑む相手(宅建士試験)の情報をインプットしておくことで、作戦も立てやすいはず。
「そんな情報は知ってるから不要だよ」という方は、本題の予備校比較まですっ飛ばしちゃってください!
宅建士試験の受験者は、毎年20万人前後
宅建士の試験は毎年約20万人前後の方が受験する人気資格です。
これだけの方が宅建士試験に挑むのは、この資格が不動産業界で働く方にとってとても重要な資格だからです。
不動産屋さんで物件の契約をしたことがある方はイメージがわくと思いますが、以下の仕事が宅建士でないとやれない仕事です。
不動産業界でのキャリアを目指すなら、宅建士はマストな資格と言えます。
宅建士試験の合格率は、15〜18%程度
近年の受験者数や合格率などのデータは以下の通りです。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
令和4年 | 226,048人 | 38,525人 | 17.0% |
令和3年(12月) | 24,965人 | 3,892人 | 15.6% |
令和3年(10月) | 209,749人 | 37,579人 | 17.9% |
令和2年(12月) | 35,261人 | 4,610人 | 13.1% |
令和2年(10月) | 168,989人 | 29,728人 | 17.6% |
令和元年 | 220,797人 | 37,481人 | 17.0% |
平成30年 | 213,993人 | 33,360人 | 15.6% |
平成29年 | 209,354人 | 32,644人 | 15.6% |
平成28年 | 198,463人 | 30,589人 | 15.4% |
令和3年と令和2年は、コロナの影響で2回に分けての実施でした。
合格率は毎年15%ちょっとといったところ。まぐれで合格できてしまうほど甘い試験ではないということが分かりますね。
しっかり対策をしていかないと普通に落ちるので、この記事で紹介している予備校や通信講座を活用して万全の準備をしていきましょう。
宅建士試験の受験者数や合格率については、以下の記事で詳しくまとめているので、気になる方はどうぞ。
宅建士試験の出題科目・日程など
宅建士試験は、四肢択一のマークシート形式で行われ、合計50問が出題されます。詳しく見てみましょう。
出題科目と出題数 | 宅地建物取引業法(宅建業法):20 権利関係:14 法令上の制限:8 税・その他:8 |
受験資格 | 学歴や年齢制限なしで誰でも受験可能 |
受験料 | 8,200円 |
申込受付 | インターネット:例年7月上旬〜中旬 郵送:例年7月上旬〜末 |
試験日 | 例年10月の第3日曜 |
試験地 | 住んでいる都道府県 |
宅建士試験は特定の学歴や年齢制限は設けられておらず、誰でも受験が可能です。
試験は例年、10月の第3日曜日に実施されます。
受験する方の住んでいる都道府県が試験地となります。
令和2年と令和3年は、特別な状況(コロナ)から試験が2回実施されました。何もなければ1回のみの実施になります。
宅建士試験の合格点は7〜8割
宅建士試験は合計50問が出題される試験です。そのうちどのくらいの点数を取ると合格できるかというのは、気になるところですよね。
パーセンテージで表すと、約70%〜80%の得点が必要ということになります。
満点を目指す必要はないです。よく出題される論点を確実に得点できるように準備しておくことが、合格者の仲間入りを果たす近道と言えます!
合格には300〜400時間の勉強が必要
宅建士試験の合格に必要な学習時間は300時間〜400時間と言われています。
すごい時間数だ…
と感じるかもしれませんが、ちょっと考えてみてください。
これが仮に不動産業界への就職を目指す学生だったとしたら、長期休みの期間を使って1日10時間ずつ勉強して、1〜2ヶ月で合格を目指すことだって可能です。
300時間〜400時間の学習というのは簡単な数字ではありませんが、コツコツ積み上げていけば意外とすぐに到達できる時間数でもあります!
予備校や通信講座でペース管理してもらいながら、効率よく学習していきましょう!
過去問の焼き直しが多く出題される
宅建士試験の出題傾向の特徴は、「過去問の焼き直し」が多く出題されることです。
大体7〜8割くらいは、過去問と同じような問題が出ます。
なので過去問をしっかり解けるようにしておけば、本番でも得点を重ねることができます。
というわけで、宅建士試験に合格するための勉強方法としては以下になります。
過去問からの出題が多いからといって、いきなり過去問から始めるのはおすすめしません。わからないことだらけで挫折の危険性が高まるからです。サラッとでいいのでテキストや参考書でインプットし、それから過去問に取り掛かりましょう。
宅建士の予備校選びで押さえるべき5つのポイント
宅建士試験の合格を目指すにあたり、予備校選びはとても重要です。以下の5つのポイントを押さえることで、自分にぴったりの予備校を見つけることができるでしょう。
1. 学習スタイル【通学か通信か】
まず最初に決めるべきは、通学型か通信型かという学習スタイルです。それぞれのメリットは以下の通りです。
通学型のメリット
通信型のメリット
自分の生活スタイルや学習の好みに合わせて選択しましょう。
2. カリキュラムの充実度
宅建士試験の全範囲をカバーし、体系的に学習できるカリキュラムかどうかを確認します。
この点に関しては合格実績を見れば一目瞭然ですね。これまでに受講した方の口コミなんかも参考になります。
3. 講師の質と相性
講師の質は学習効率に大きく影響します。
講師の実績はもちろん大事ですが、最終的には自分にとってわかりやすいか、という点が最も重要です。
体験受講や、サンプル講義動画の視聴などで確認しておきましょう。
4. サポート体制
長期間の学習を支えるサポート体制も重要です。
正直この部分が充実していないときついです。宅建士試験の合格までには300〜400時間の学習時間が必要だという話は、先ほどもしましたね。これだけの時間をひたすら勉強していると、途中で必ずモチベーションが下がるタイミングが来ます。そこで気持ちを戻せなければ、挫折です。
サポート体制が充実している予備校を選んでおくに越したことはないでしょう。
5. 費用対効果
最後に、費用対効果です。
安ければいいというものではないです。もちろん高ければいいというものでもないです。講座の質と料金、この2つのバランスが大事です。
まとめ
上記の5つのポイントを踏まえて比較し、自分に合った予備校を選びましょう。
通学型を選んだ場合は、必ず現地見学や説明会に参加して雰囲気を確認することをおすすめします。通信型の場合は、複数の予備校のサンプル講義を視聴して比較することで違いを感じやすいです。
宅建士試験は長期戦です。自分に合った予備校で効率的に学習を進めることが、合格への近道です。
宅建士予備校おすすめランキング
さて、ここからはいよいよ宅建士の予備校・通信講座おすすめランキングトップ8を紹介していきます。
前年度までの実績などを踏まえ、2024年版のランキングを作成しました。
多少の独断と偏見は入っていますが、自信を持っておすすめできるランキングとなっていますので、ぜひ参考にしていただければと思います!
1位 アガルートアカデミー
1位はアガルートアカデミーです。
テレビCMでもおなじみのWeb通信専門予備校ですね。
アガルートの特徴
好きな時間に好きな場所で講義視聴できる
アガルートはWeb通信専門の比較的新しい予備校です。スマホやパソコン、タブレットなどを使って講義動画を視聴する形式で学習を進めていきます。
わざわざ予備校の教室に通う必要がないため、仕事で忙しい方やプライベートの時間をなるべく多く確保したい方、子育てなどでなかなか家を離れられない方でも自分のペースで資格取得を目指せます。
スキマ時間を有効活用しやすい
アガルートの講義動画は、細かくチャプター分けされています。通勤・通学の電車時間や、昼休憩の残り時間、家事や子育ての合間の時間など、「スキマ時間」を有効活用しやすい作りになっています。
再生速度は9段階(× 0.4 / 0.6 / 0.8 / 1.0 / 1.2 / 1.4 / 1.6 / 1.8 / 2.0)から選択できるようになっています。もちろん繰り返し視聴することもできます。
評判の良い講師陣が担当
アガルート宅建士講座のメイン講師は、初学者向けの講座では「小林美也子先生」と「林裕太先生」、学習経験者向けの講座は「工藤美香先生」です。いずれも受講生からの評判がとても良い講師です。
特に小林先生の講義は「おもしろい」との評判が多く挙がっており、勉強が苦手な方でも楽しく学習できる点が魅力ですね。
また、工藤先生は「不動産資格の女王」と呼ばれており、宅建士講座に限らずアガルートの不動産系資格を多く担当しています。YouTubeでも情報発信しており、人気です。
手厚いサポート体制が整っている
アガルートはWeb通信の予備校でありながら、通学の予備校並みに手厚いサポートが受けられるのも特徴。
「学習サポーター制度」や「月1のホームルーム」、「講師に直接聞ける質問制度」など、受講生がモチベーションを高く保ち続けられるようなサポート体制が整っています。
フルカラーのオリジナルテキスト
アガルート宅建士講座のテキストは、講師が作成したフルカラーのオリジナルです。
フルカラーと言っても、使われているのは優しめの色なので、長時間見ていても疲れないくらいの程良い色合い。重要部分もひと目でわかるようになっています。
また、持ち運びしやすいA5サイズで刷られている点も、地味に嬉しいですね。
アガルートアカデミーは、Web通信講座専門の予備校なので、スマホ、PC、タブレットを使って、好きな時間・好きな場所で講義動画を視聴することができます。
予備校の教室に足を運ぶ必要がないので、忙しい日々の中で学習時間を確保するのが難しいと感じている方、家事や育児などで家を離れることが難しい方も、自分のペースで学習を進めることができます。
講義動画はスキマ時間を有効に利用することを前提に作られています。1本あたり10分程度で細かくチャプター分けされていたり、再生速度が9段階で変更できるなど、電車内や休憩時間などの短い時間でも効果的に学習を進めることができます。
講師陣も充実していて、「わかりやすい」「おもしろい」といった声が多い「小林美也子先生」や、不動産資格の女王の異名を持つ「工藤美香先生」が担当しています。公式サイトで公開されているサンプル講義動画は必見ですね。
サポート体制も充実しており、「学習サポーター制度」や「月1のホームルーム」など、受講生がモチベーションを保ち続けられる環境が用意されています。質問制度は回数制限があり、一番スタンダードなコースで30回です。この点がちょっと不安ですね。
また、テキストはフルカラーで、長時間学習しても疲れにくい優しい色合いになっています。A5サイズで持ち運びしやすい点も魅力です。
アガルートの費用と実績
費用例 | ■入門総合カリキュラム 54,780円 |
合格実績 | ■令和5年度 合格率:64.8%(全国平均17.2%の3.77倍) |
公式サイト | https://www.agaroot.jp/takken/ |
アガルートは合格実績が凄まじく、令和5年度は受講生の合格率64.8%という数字を叩き出しています。全国平均が17.2%なので、実に3.77倍の合格率です。
この合格率を出せる理由としては、学習サポートがとても充実していることが第一に挙げられます。講師に直接聞ける質問制度や学習サポーター制度も手厚いですし、月1のホームルームは受講生アンケートで寄せられた学習方法などの悩みに回答してくれるので、通信でも孤独を感じることなく学習できます。
それに加え、評判の良い講師陣が繰り広げる講義動画も評判がいいので、この合格実績が出せるのも納得です。気になる方は公式サイトに無料サンプル講義動画が公開されているので、そちらをチェックしてみてください。
これだけ充実した講座がリーズナブルな料金で受けられるということで、アガルート宅建士講座はとてもおすすめの講座です。
受講を検討している方は、アガルート宅建講座の評判をまとめた記事も作成したので、こちらもあわせて参考にしてみてください。
2位 スタディング
2位は、Web通信専門の予備校、スタディングです。
スタディングの特徴
いつでもどこでも学習可能
スタディングはWeb通信講座専門の予備校です。
講義動画をスマホで視聴して、テキストをスマホで読んで、問題集をスマホで解く。
すべてがスマホで完結します。
通勤時間や家事の合間など、スキマ時間に学習が進められるのは魅力ですね。
1動画5分~で続けやすい設計
スタディングの宅建士講座は、31時間分の講義が用意されています。
時間数だけ見るとかなりボリューミーだと感じてしまうかもしれませんが、1動画あたり5分~という短い構成になっているため、スキマ時間にちょこちょこ学習を進めていくことが可能です。
倍速再生や繰り返し視聴も可能なので、理解度に合わせて調整することができます。
出題されやすいポイントに絞った講座内容
講座内容自体は、満点を目指さずに合格点である7割程度の得点を確実に取れるように仕上げていく内容となっています。
絶対に解けなければならない出題頻度の高い論点に絞って学習し、マイナーな論点は捨てる。
メリハリをつけて最短で合格を狙っていく講座です。
フルカラーでわかりやすいWebテキスト
テキストはフルカラーで見やすい作りになっています。
講義動画を下にスクロールすると該当部分が表示される仕様になっているため、内容をリンクさせて理解を深めることが可能です。
もちろん全画面表示もできますし、必要な部分は「マイノート」という自分用のノートにコピペすることもできます。
復習する際に便利ですね。
スマート問題集とセレクト過去問集
問題集はいくつかありますが、メインはスマート問題集とセレクト過去問集の2種類です。
スマート問題集は講義動画を視聴した後の復習用の問題集です。これを使ってインプットしたばかりの重要論点の知識を定着させていきます。間違えた問題や、後で復習したい問題を選んでおいて、その問題のみを出題する機能などもついており、便利です。
セレクト過去問集はその名の通り、よく出題される重要なテーマを厳選して収録した問題集です。全受講者との得点比較もできるため、自分の現在地を確認する使い方もできます。
AI問題復習機能
スタディングの大きな特徴としては、このAI問題復習機能があります。
特許を取っているので、スタディング独自の機能です。
この機能は、AIがその日に復習すべき問題を「自動で」出題してくれるというものです。「○日後にこの問題を復習しなきゃ」というのを自分で全て管理するのは大変なので、その部分を自動でやってもらえるというのはとてもありがたいですね。
スタディングの宅建士講座は、Web通信専門の予備校で、講義・テキスト・問題集の全てをスマホを通して手軽に学習できるのが特徴です。
講座内容としては、合格点の目安である「7割」の得点を確実に取れるように仕上げる構成になっています。出題される可能性が高い分野に絞って、効率よく合格を目指せます。
また、問題集は「スマート問題集」「セレクト過去問集」の2つを基本に、さらに13年分のテーマ別過去問集もついています。これらももちろんスマホで使えるので、普段の生活の中にあるちょっとしたスキマ時間にコツコツ問題演習を重ねていくことができますね。
そして、注目すべきは「AI問題復習機能」です。こちらはAIを使って自動で復習すべき問題を復習すべきタイミングで出題してくれるという、スタディングが特許を取っている機能です。
その他にも便利な機能がたくさんついており、忙しい合間を縫って効率よく合格を勝ち取りたい方にとてもおすすめの講座となっています。
スタディングの費用と実績
費用例 | ■宅建士合格コース スタンダード 19,800円 |
合格実績 | ■令和5年度 合格者数:1,085名以上 |
公式サイト | https://studying.jp/takken/ |
たくさんの魅力的な特徴があるスタディングですが、最大の魅力はなんと言っても費用の安さですね。
なんと「宅建士合格コース スタンダード」が19,800円で受講できます。費用面では他の予備校につけいる隙を与えないくらいの圧倒的な低価格ぶりです。
そしてスタディングは安いだけでなく、合格実績もしっかりあげています。令和5年度の合格者数は1,085名以上ということで、安さと実績を兼ね備えた予備校と言えますね。
公式サイトで無料講義を公開していることからも、講義動画のクオリティーにかなり自信があることがうかがえます。僕も視聴したのですが、テレビの情報番組のような作りでとてもわかりやすい講義だと感じました。ぜひ一度チェックしてみてください。
3位 ユーキャン
ユーキャンはテレビCMもやっているので、通信講座の中では抜群に知名度が高い講座ですね。
ボールペン字講座などの趣味系講座のイメージが強いユーキャンですが、宅建士の講座も開講しています。
ユーキャンの特徴
通信講座で抜群の知名度を誇る
ユーキャンは、通信教育の業界で抜群の知名度を誇るので、多くの方がその名を耳にしたことがあるかと思います。
知名度の高さは、ユーキャンが長年にわたって実績と信頼を積み上げてきた証です。
安心して受講できる講座と言えますね。
短くわかりやすい2種類のテキスト
テキストは「基礎テキスト」と「実戦テキスト」がそれぞれ3冊ずつ用意されています。
「一文字でも短く」にこだわって作成されているので、必要な情報のみを凝縮したわかりやすいテキストになっています。
全ページがフルカラーで、要点が「チェックポイント」にまとめられているのが見やすくていいですね。
スマホやパソコンで動画学習もできる
ユーキャンと言えば昔ながらの通信講座のイメージが強いかと思いますが、実はスマホやパソコンで視聴できる講義動画も導入されています。
ほとんどの動画は5分程度の短い作りになっていて、スキマ時間の学習に最適です。
全7回の添削指導
ユーキャンの宅建士講座の最大の特色は、何と言っても「合計7回の添削」です。
講師から直接フィードバックや学習のコツなどのアドバイスがもらえるので、自分の理解度や学習の進捗をしっかりと把握することができます。
この添削は学習のペースメーカーとしても非常に効果的です。毎回のフィードバックがモチベーションの維持につながります。
質問は1日3回まで
ユーキャンの宅建士講座の質問は、郵送やメールでする形式です。
1日3回までという制限がありますが、正直そんなにたくさん質問することもないかと思うので、充分すぎる回数が用意されていると言えます。
ユーキャンの知名度の高さは、長年にわたって多くの受講生を合格に導いてきた信頼と実績の証です。安心感という意味では、他の講座より1歩リードしていると言えますね。
フルカラーで徹底的に簡略化されたテキストは、視覚的にも理解しやすく、初学者でも迷わず学び進めることができます。
ユーキャンと言えば添削指導ですが、宅建士講座も全7回の添削が用意されています。まずは頑張って1回分提出する、ということを繰り返していくと、ゴールが近づいてきている感覚が掴めるので、モチベーションも高めながら学習できますね。
それから豊富な講義動画も魅力です。ユーキャンと言えば従来の「教材が送られてきて、それを使って勉強して、課題を提出して…」みたいな典型的な通信講座のイメージがあるかと思いますが、時代の流れに合わせて変わってきているようですね。
ユーキャンの費用と実績
費用例 | ■宅建士短期合格講座 53,000円 |
合格実績 | ■令和4年度 合格者数:1,494名 |
公式サイト | https://www.u-can.co.jp/宅建/sokushu/ |
しっかり実績も出していて、令和4年度の宅建士試験では1,494名の合格者を輩出しています。それ以前の年度でも毎年1,000名前後の合格者を出しており、安定して高い実績を出せる講座が提供されていることがわかりますね。
他のWeb通信の予備校同様、スマホ1台でいつでも好きな場所で学習ができる点も魅力。通勤や通学の電車内で講義を試聴したり、問題演習をすることもできます。
講座の料金も安めなので、かなりいいですね。
ユーキャンは知名度も高く、その分安心感もあるので、「名前を聞いたこともない通信講座を受けるなら、ユーキャンで受けたい!」という方におすすめです。
4位 フォーサイト
4位はフォーサイトです!
フォーサイトの特徴
スマホ1台で学習できる
フォーサイトはWeb通信専門の予備校です。事前に収録されている講義動画をスマホやパソコンで視聴する形で学習を進めていきます。
また、問題演習についてもスマホでできる「一問一答演習」機能がついています。スキマ時間を使って過去問に触れることができるので、効率よく学習できますね。
機能豊富なeラーニングシステム
上記の講義動画の視聴や問題演習以外にも、フォーサイトのeラーニングシステム「Manabun(マナブン)」にはいくつか機能がついています。
例えばデジタルテキストの閲覧ですね。フォーサイトは紙のテキストがついていますが、それを持ち運びをするとなるとかなりかさばります。スマホでいつでもテキストをチェックできるのはありがたいですね。
それから学習スケジュールを自動で立ててくれる機能も便利です。初めて勉強をする方にとっては、何をどのくらいどのタイミングで学習したらいいのかはイメージしづらいですよね。フォーサイトのeラーニングは、自分の生活スタイルを入力するだけで自動的にスケジュールを立ててくれるので、それに合わせてコツコツ学習していけばOKです。
受講生参加型のライブ授業
フォーサイトは基本的に、事前に収録された講義動画を自分のタイミングで視聴していく形で学習を進めますが、それ以外にも「eライブスタディ」と呼ばれる受講生参加型のライブ講義も開催されます。
チャット機能がついているので、その場で講師に疑問を投げかけることも可能。他の受講生の存在も確認できるので、Web通信講座のデメリットの1つである「孤独感」を軽減できます。
このeライブスタディは定期的に開催されていて、人気です。
フルカラーでイラスト豊富なテキスト
テキストはフルカラーで余白も多く、長時間見ていても飽きのこない作りになっています。他の予備校のフルカラーテキストに比べると、明るい色合いでポップな印象ですね。
図表やフローチャート、イラストも豊富に使用されています。合格に必要な知識だけを掲載している「合格点主義」の内容になっています。
リアル講師とバーチャル講師
業界初のバーチャル講師による講義が受けられることも、フォーサイト宅建士講座の大きな特徴ですね。
専任講師監修の講義を、プロの声優を起用したバーチャル講師が展開していくという新しい講義スタイルです。
追加料金はかからず、自由に講師を切り替えて学習できます。
フォーサイトはWeb通信専門の予備校で、スマホやパソコン、タブレットを使っていつでもどこでも学習が可能です。
eラーニングシステムの「Manabun(マナブン)」は、講義の視聴だけでなく、デジタルテキストの閲覧や学習スケジュールの自動作成など、多彩な機能を備えています。問題演習もeラーニング上でできるので、スキマ時間を使って効率よく学習が進められます。
また、定期的に行われる「eライブスタディ」という受講生参加型のライブ講義は、フォーサイトの人気コンテンツです。Web通信講座でありながら、講師にその場で質問できる上、他の受講生の存在も感じることもできます。
その他、フルカラーのテキストや、業界初となるバーチャル講師も魅力ですね。
フォーサイトの費用と実績
費用例 | ■バリューセット3 69,800円 |
合格実績 | ■令和5年度 合格率:76.1%(全国平均17.2%の4.42倍) |
公式サイト | https://www.foresight.jp/takken/ |
フォーサイトの最大の特徴は、なんと言ってもその合格率の高さです。令和5年度の宅建試験は合格率76.1%で、全国平均17.0%の4.42倍という結果でした。
驚異的としか言いようがない合格率です…
講座料金もかなりリーズナブルなので、文句なしですね。
また、「バリューセット3」を受講した方は、合格できなかった場合に受講料が全額返金される制度がついています。学力テストで上位に入ることなど、いくつか条件がありますが、不合格時のリスクをかなり減らせるのは魅力ですね。
フォーサイトは公式サイトでサンプル講義を公開しています。気になる方は一度試聴して雰囲気を味わってみましょう。また、フォーサイト宅建講座の評判をまとめた記事も作成したので、こちらもあわせて参考にしてみてください。
5位 資格の学校TAC
5位は「資格の学校TAC」です。
資格試験の予備校として、その名前を知らない方はいないくらい有名な予備校ですね!
TACの特徴
満点ではなく合格点を目指すカリキュラム
TACの宅建士講座は、合格点の目安である7割の得点を目標に設計されています。
合格に必要な部分を中心に学べるため、効率よく合格が狙えます。
特に、「民法等」を学習の初期段階として配置して、その後に学ぶ科目の理解をサポートしている点が特徴的ですね。
豊富なアウトプット機会がある
知識を身につけること(インプット)はもちろん大切ですが、TACはその知識を実際の問題に活用する練習(アウトプット)を同じくらい重要視しています。
具体的には、講義で学んだ内容を、トレーニングやミニテストで実際に問題を解くことで繰り返し確認する形を取っています。
この繰り返しのプロセスを通じて、学んだ知識が実際の試験問題でどのように使われるのか、またどの部分がまだ足りないのかを自身で確認することができます。
Webでのトレーニングも可能です。
フォロー制度が充実
フォロー制度も充実しています。
主なものとしては、「Web講義フォロー」でのオンライン講座視聴、講師への直接質問や「質問メール」機能、そして本科生向けの「ホームルーム」での学習アドバイスやリアルタイムQ&Aがあります。
合格に必要な知識が凝縮されたテキスト
TACの宅建士講座の基本テキストは、B5サイズのコンパクトなデザインになっており、合格に必要な知識を直感的でわかりやすく解説しています。
この教材は講義の中核となるインプット用のもので、各章は「学習項目」から始まり、その後「解説」へと進む構成になっています。
さらに、章の最後には「POINT」が配置され、要点や重要なポイントが強調されています。
この独自の構成により、「問題提起」から「理解」へ、そして「記憶」へとスムーズに学習を進めることができるのが特長です。
トレーニング(過去問題集)
TACの宅建士講座の「トレーニング(過去問題集)」は、A5サイズで持ち運びが簡単なアウトプット用の教材です。
この問題集には、過去10年間の宅建士試験の問題をはじめ、それ以前の重要な問題も論点別に収録されています。
さらに、詳細な解説と難易度表示がついているため、効率的に復習や理解を深めることができます。
基本テキストと完全に対応しており、講義の進度に合わせて手軽に復習を行うことが可能です。
TACの宅建士講座には、合格点の目安である「満点の7割」を効率的に目指すカリキュラムがあります。初期段階で「民法等」の学習をするのが大きな特徴で、これを土台にしてその後の学習で深い理解が得られるようになっています。
アウトプットの機会も充実していて、トレーニング(問題演習)やミニテスト、Webトレーニングなどがあります。
フォロー体制もしっかりしており、オンライン講座視聴や質問メール、ホームルームでのリアルタイムQ&Aが利用できます。
TACの費用と実績
費用例 | ■総合本科生S 165,000円 ※別途入会金10,000円 |
合格実績 | ■令和5年度 合格者数:940名 |
公式サイト | https://www.tac-school.co.jp/kouza_takken.html |
令和5年度は940名の合格者を輩出しました。令和4年度の900名、令和3年度の1,063名など、累計で10,000名以上の合格者がTACから出ています。コンスタントに実績を残しているのは大きな魅力ですね。
とはいえ一時期に比べると合格者数が減少してきている点は不安要素です。
講座料金としても大原同様にかなり強気な料金となっています。
6位 クレアール
6位はクレアールです。
「非常識合格法」と呼ばれる、「合格に必要な範囲だけを学習していく学習法」で有名な通信の予備校です。
クレアールの特徴
超効率的な学習法「非常識合格法」
クレアールの大きな特徴として挙げられるのが「非常識合格法」という独自の学習法です。この学習法は「合格点を取るために必要な部分だけを学習する」というコンセプトとなっています。なのでとにかく無駄な部分を省いて、絶対に解けなければいけない問題を確実に得点できるように仕上げていきます。
宅建試験は7〜8割くらいの得点で合格できるので、満点を狙う必要はないですからね。
「満点を目指さず合格点を目指す」というのがクレアール流です。
マルチデバイス対応
クレアールはWeb通信講座なので、事前に収録された講義動画を視聴する形で学習を進めていく講座です。
その講義動画はスマホやPC、タブレットなどで視聴可能。いつでもどこでも、好きな時間に好きな場所で学習を進めていくことができます。
忙しくて予備校に通っている時間がない…という方にぴったりの講座です。
コンパクトなオリジナル教材
非常識合格法を体現しているオリジナル教材も、コンパクトな作りになっています。合格点を取るために必要のない部分をばっさりカットしているので、他の予備校テキストと比べて薄めの作りになっています。
テキストは3冊に分かれており、サイズもA5で持ち運びしやすいよう工夫されているのも嬉しいですね。
その他、過去問集や分野別問題集、模試や一問一答Webテストもあり、アウトプットの機会も豊富に用意されています。
質問はメールで、回数は無制限
質問が回数無制限でできるのも魅力ですね。Web通信講座だと、回数制限がついている予備校も多いです。
回数を気にせず気になったことを気軽に質問できるというのは良いですね。
不合格の場合にサポートを1年延長できる
個人的にはクレアールの最大の魅力はここかと思います。
クレアールには、万が一その年の宅建士試験に不合格となってしまった場合に、翌年も最新講座が受講できる「セーフティコース」があります。
無事に初年度で合格できた場合には差額分が返金されるため、クレアールを受講するならセーフティコースがおすすめです。
クレアールの宅建士講座は「非常識合格法」という独自の学習法が特徴です。この学習法は、合格点のみを目指し、不要な部分を徹底的に排除して学習を進めます。宅建試験は満点を取る必要がなく、7〜8割の得点で合格が可能なので、理に適った学習法と言えますね。
また、クレアールはWeb通信講座なので、あらかじめ収録された講義動画をスマホ、PC、タブレットなどマルチデバイスで視聴して学習を進めます。いつでもどこでも学習できるため、忙しい毎日を送っている方におすすめですね。
オリジナルテキストも非常識合格法を体現していて、無駄な部分をカットしたコンパクトな設計となっています。サイズもA5で持ち運びやすいです。
コースはいくつかあるのですが、その中でもおすすめは「完全合格セーフティコース」です。セーフティという名前の通り、万が一不合格となってしまった場合に翌年も講義を受けられるというコースでして、もちろん合格した場合は12,000円相当の差額分がきちんと返金されます。
一発で合格できるか心配な方はこちらを受講するといいでしょう。
クレアールの費用と実績
費用例 | ■完全合格パーフェクトコース 59,800円 |
合格実績 | 合格者の声掲載のみ |
公式サイト | https://www.crear-ac.co.jp/takken/ |
公式サイトに合格実績が掲載されていないのが不安材料にはなりますが、担当の方に話を聞いたところ、予備校全体として実績は公表しない方針とのこと。
その代わりに「合格者体験記」が公式サイトに多数掲載されているので、そちらを見てクレアールの良さを確認してほしいとのことでした!
費用は相場よりも安く、良心的です。
クレアール宅建士講座の評判をまとめた記事も作成したので、こちらもあわせて参考にしてみてください。
7位 LEC東京リーガルマインド
7位はLECです!
TACと並び、資格試験対策の予備校の定番中の定番ですね。
LECの特徴
模試の的中率がすごい
LECの宅建士講座の模試は、実際の宅建試験ととても近い内容になっています。
公式サイトにはその的中実績が公表されており、毎年高い的中率を誇っています。
最新の出題傾向をしっかりと捉え、復習重要度の高い問題を選抜して模試問題を作成しているため、LECの模試で60%以上の得点を獲得できる受験生は、実際の本試験での合格率が60%を超えるという驚異的な結果を出しています。
出る順宅建士合格テキスト
メインテキストとして使用するのは、オリジナルテキストの『出る順宅建士合格テキスト』。
このテキストは、1988年から生徒たちの支持を受けてきた、実績と信頼性を兼ね備えたテキストです。
「分かりやすく、要点がしっかりとまとまっている」との声が多く、受験生から評価されています。
出る順宅建士ウォーク問過去問題集
問題集は、『出る順宅建士ウォーク問過去問題集』を使います。
1988年に発刊されてから受験生の学習をサポートし続けている、長年の信頼と結果に裏打ちされた問題集ですね。
1ページ1問の構成となっており、見やすいのが大きな特徴です。ページをめくるごとに自分の進捗を感じることができ、モチベーションの維持に繋がりますね。
サイズもコンパクトなので、通勤や通学の電車内でもストレスフリーで学習が可能です。
合格の「トリセツ」基本テキストも魅力
個人的にLEC宅建士講座の一番の魅力は、この『合格の「トリセツ」基本テキスト』かと思います。
このテキストは、法律学習経験が全くない方を想定して作成されています。
その最大の特色は、飽きさせないデザイン。マラソンをモチーフにしており、動物キャラクターがランナーやコーチ役として登場します。このキャラクターたちのやりとりを追いながら、学習を進めることができるので、ただのテキスト学習とは一線を画した楽しさを感じることができます。
また、カラフルな色合いのページは、視覚的にも魅力的で、飽きることなく集中して学習を続けることができます。圧倒的にポップなデザインと内容の濃さが、学習者のモチベーションを持続的に保つサポートをしてくれることでしょう。
充実のフォロー制度
LECの宅建士講座は、学習者のニーズに応える充実したフォロー制度を備えています。
通学受講者向けには、急な予定変更や通学が難しい日でも、WebフォローやDVDフォローを利用して自宅で講義内容を確認できる制度があります。さらに、異なるクラスに自由に参加することも可能なので、自分のライフスタイルに合わせて講義を受けられます。
Web通信受講者向けには、移動中や外出先でもスマホで講義動画を視聴できる機能が備わっています。疑問や不明点は、「教えてチューター」というインターネット質問サービスを利用して専門スタッフに問い合わせることができます。
LECの宅建士講座は、模試の的中率が非常に高いことで有名ですね。毎年、公式サイトでその的中実績が公表され、受験生からの信頼を集めています。最新の出題傾向をしっかりと捉え、実際の試験にとても近い内容になっているということですね。
また、LEC宅建士講座のもう一つの魅力は『合格の「トリセツ」基本テキスト』です。このテキストは、法律学習初心者を想定し、動物キャラクターやカラフルなデザインを取り入れた飽きさせない構成になっています。まるで物語を追っているような感覚で、集中して学習を進められるのが特徴です。
その他、『出る順宅建士合格テキスト』『出る順宅建士ウォーク問過去問題集』も長年の信頼と実績に裏打ちされたテキストですし、フォロー制度も充実しています。
LECの費用と実績
費用例 | ■パーフェクト合格フルコース 143,000円〜 |
合格実績 | ■令和5年度 合格率:74.4% ※模試正答率6割以上の549名中409名が合格 |
公式サイト | https://www.lec-jp.com/takken/ |
合格実績と講座料金は上記の通りです。
まず実績についてですが、令和5年度の合格率は74.4%と、非常に高い数字を記録しています。この数字は模試で正答率6割以上だった受講生を集計対象としていて、対象者549名のうち、409名が本試験で合格を勝ち取りました。効果的な指導がうかがえますね。
一方、料金に関しては、他の予備校と比較すると少し高めに設定されています。しかし、その高い合格実績を考えれば、受講する価値は十分にあると言えるでしょう。
8位 資格の大原
テレビCMでもおなじみ、「資格の大原」が8位です。
専門学校としての顔が強いですが、社会人向けの講座も力を入れています。
大原の特徴
経験豊富な講師陣
大原には、宅建士試験を知り尽くした経験豊富な講師陣がいます。
専門学校としての長い歴史の中で培われた教育ノウハウを持つことから、受講生のモチベーションを高めることに長けた熱血かつ情熱的な先生が多いと評判です。
モチベーション管理に不安がある方は、大原宅建講座の受講で合格に近付けるでしょう。
過去問を徹底分析して作られたテキスト
大原のテキストは、過去問を徹底的に分析して作成されたオリジナル教材です。
2色刷りで見やすく、図表やイラストも豊富に使われていて、長時間勉強しても飽きのこない作りになっています。
スマホ専用アプリ「トレーニング問題集」
問題集として使うのは、過去問の中から重要な問題をピックアップして掲載したトレーニング問題集です。
項目ごとに問題がまとめられているので、苦手分野の集中学習などに便利です。
テキストの該当ページが掲載されていたり、優先順位を表すランク付けがされている点もありがたいです。
フォロー制度が充実
大原のフォロー制度としては、都合がつかないときに別クラスに出席できる「振替出席制度」、通信受講生でも教室講義に無料参加できる「教室聴講制度」、何度でも同じ講義に参加できる「重複受講制度」などがあります。
自習室が開放されている点も魅力です。
質問制度は微妙…
大原の質問制度は、正直微妙です。
通学講座では、メールによる質問が30回までという回数制限が設けられており、この上限を超えると質問することができません。
また、通信講座もコースにより20回や30回の質問制限があり、特に「資料通信(教材で学ぶ宅建士)」を選んだ場合、わずか5回の質問制限がある上、回答が届くまでには1~2週間という長い期間が設定されています。
大原の宅建講座は、経験豊富な講師陣が強みです。専門学校としての長い歴史を背景に、学生のモチベーションをしっかりサポートしてくれる講師が在籍しています。
オリジナルテキストも、過去の問題を徹底的に分析して作られており、非常に使いやすいです。
また、スマホで利用できる「トレーニング問題集」は、集中学習や復習にとても便利。各種サポート制度も魅力的で、振替出席や重複受講など、受講生のニーズに合わせたサービスが提供されています。
ただ、質問制度に関しては改善の余地がありますね。特に、通学・通信講座ともに質問回数に制限があり、それを超えるとサポートを受けられない点や、回答までの期間が長い点は注意が必要です。
大原の費用と実績
費用例 | ■宅建士合格コース 98,000円〜 |
合格実績 | 合格者の声掲載のみ |
公式サイト | https://www.o-hara.jp/ |
講座料金や合格実績については上記の通りです。
合格実績の公表がないというのは、受講する側としては少し不安を感じるポイントですね。大原は公務員や社労士などの他の資格試験では合格実績をしっかりと公開しているので、宅建士試験はあまりいい実績が上がっていないものと思われます。この後上位で紹介する予備校の中には、合格実績が凄まじい予備校もあるので、ちょっと見劣りする感は否めませんね。
料金についても他の予備校と比較して高めの設定となっています。
宅建士予備校おすすめランキングトップ8まとめ
というわけで改めてまとめです。
宅建士予備校のおすすめランキングは以下の通りです。
宅建士予備校の費用・料金比較
さて、ここからがいよいよ本題です。宅建士予備校の比較に入っていきます。
まずは宅建士予備校の「費用」を比較していきます。
宅建士の予備校選びをするにあたり、費用は重要な要素ですよね。各予備校の最新版の費用を徹底的に比較していきます。
宅建士予備校の費用一覧表(主要講座)
ユーキャン | ■宅建士短期合格講座 53,000円 |
資格の大原 | ■宅建士合格コース 98,000円〜 |
クレアール | ■完全合格パーフェクトコース 59,800円 |
LEC東京リーガルマインド | ■パーフェクト合格フルコース 143,000円〜 |
スタディング | ■宅建士合格コース スタンダード 19,800円 |
資格の学校TAC | ■総合本科生S 165,000円 ※別途入会金10,000円 |
アガルートアカデミー | ■入門総合カリキュラム 54,780円 |
フォーサイト | ■バリューセット3 69,800円 |
価格帯による分類
受講料の全額返金制度
予備校によっては、受講料の返金制度が設けられています。以下の通りです。
アガルートは「合格者」に受講料を全額返金する制度があります。合格体験記の提出、合格者インタビューへの出演などの条件があります。詳しい条件や対象コースは公式サイトでご確認ください。
フォーサイトはバリューセット3を受講した方限定で、「不合格者」への全額返金制度があります。こちらは学力テストで上位34%以内に入る、などの条件があります。こちらも詳しい条件は公式サイトでご確認ください。
いずれにせよこういった返金制度を用意してくれているのはありがたいですね。アガルートなら全額返金のために頑張るというモチベーションに、フォーサイトなら学力テスト上位34%に入るために頑張るというモチベーションにつなげられます。
【結論】コスパならスタディング、総合力ならアガルート
スタディングは19,800円という圧倒的な安さと1,000名以上の合格実績で、コストパフォーマンスNo.1と言えます。
一方、アガルートは54,780円とリーズナブルな価格設定でありながら、年々上昇する高い合格率(令和5年度64.8%)を実現。充実した学習サポートと合わせて、総合的な選択肢として最適です。
口コミ・評判から見る各予備校の特徴
続いて評判・口コミを比較していきましょう。
宅建士試験の予備校選びにおいて、実際に受講した方の声は貴重な情報源です。ここでは、各予備校の公式サイトに掲載された口コミ・評判を紹介し、それぞれの特徴を分析します。
アガルートの評判・口コミ
- オンライン講座の解説のわかりやすさ、よく練られたテキストはポイントを押さえており、効率的な学習ができたと思います。
- 先生の講義は試験合のために本当に必要な部分にフォーカスしているため、平面的だったテキストの内容が、講義によって立体的になったように感じました。
- 過去問は講師が一問一問、丁寧に解説していただけるので、非常にわかりやすかったです。
- テキストは端的に表現されていて読みやすく、暗記もしやすかったです。
- 講義の中で「例え」が面白く、楽しんで受講することができました。
スタディングの評判・口コミ
- スマホでカリキュラム通りに学習すればいいスタディングはかなり学習しやすかったです。
- スタディングは家に帰って勉強する時間がない方におすすめです。
- ビデオ講義がわかりやすく、重要なポイントを集中して学習できて効率よく、無駄が省けました。
- この値段であのクオリティは信じられないです。
ユーキャンの評判・口コミ
- テキストを読んだ後、動画を視聴するとわかりやすいです。テキストだけでは理解しにくかったことも理解できます。
- テキストを持ち歩くことなく、外出先や移動中にいつでも読むことができるので、隙間時間を有効に使えるようになりました。
フォーサイトの評判・口コミ
- DVD用に撮影された講義なので見やすかった。
- 実際に通って授業を受けているような親近感を感じる内容で、すごく良かったと思います。
- 講義は雑談なども交えながら、楽しく緩急を付けてやってくださったので、飽きることなく、毎回楽しんで聴いていました。
- テキストがフルカラーで記憶に残りやすく、非常にわかりやすかったです。
- テキストと問題集の総合力の凄さに感激しました。
TACの評判・口コミ
- 通信講座でも生講義のような臨場感ある授業を受けられました。
- 基本講義の時から演習の多いカリキュラムがよかったです。
- 長年のノウハウが詰まったテキストは中身の濃さが全然違います。
- TACのテキストは必要十分な教材の一言に尽きます。
- わかりやすく、勉強する意欲を持たせてくれる講義でした。
- 身近な出来事に例えてくれる授業はとにかく面白かったです。
クレアールの評判・口コミ
- コンパクトな教材、豊富な問題演習量が一発合格に役立ちました。
- テキストの要点が纏まっているため、インプットの時間を最小限にすることができ、問題演習に時間をさくことができました。
- 教材に関し、無駄なものはなく厳選された情報が記載されていたと思います。
- 講義はテンポが良く、語呂合わせもたくさんあって面白く、テキストも見やすかったです。
- 講義動画が長すぎず短すぎないので、集中力を切らさず続けることができました。
LECの評判・口コミ
- LECの教材は一目で重要な点がわかるようになっていたのがよかったです。
- LECの授業はインプットが2回転行われるため、仕事や用事でいけなくなってもカバーすることができたのでとても助かりました。
- テキストと問題集がリンクしているので、学んだことを復習しながら進めることができました。
- 「何故そうなるか」を丁寧に教えながら授業を進めてくれた。
- ところどころユーモアも交えた講義なので、記憶に残ろやすいかなと思いました。
大原の評判・口コミ
- 教材や講師の授業がわかりやすいと感じました。
- 一人ひとり丁寧に向き合って指導してくださるのが大原の魅力だと思います。
- 勉強の進捗具合の相談からやるべきことの的確なアドバイスやモチベーションの維持等様々なサポートが非常に助かりました。
- 受講生を合格させる!という熱い想いが伝わる講師の方々が多かったと感じました。
予備校選びは、自分の学習スタイルや目標に合わせて行うことが大切です。これらの口コミ・評判を参考にしつつ、各予備校の特徴を比較検討してください。可能であれば、無料体験やサンプル講義動画の視聴を利用して、実際の講義や教材に触れてみることをおすすめします。
より詳細な評判や口コミについては、以下の記事もご参照ください。
宅建士予備校の合格実績比較
そして最後に、合格実績を比較していきましょう!
宅建士予備校の最新合格実績を比較して、どの予備校が最も高い実績を誇るのかを分析します。
各予備校の最新合格実績(2021年度〜2023年度)
ユーキャン | ■令和3年度 合格者数:1,776名 ■令和4年度 合格者数:1,494名 ■令和5年度 掲載なし |
資格の大原 | 合格者の声掲載のみ |
クレアール | 合格体験記掲載のみ |
LEC東京リーガルマインド | ■令和3年度 合格率:71.3% ※模試正答率6割以上の443名中316名が合格 ■令和4年度 合格率:62.8% ※模試正答率6割以上の474名中298名が合格 ■令和5年度 合格率:74.4% ※模試正答率6割以上の549名中409名が合格 |
スタディング | ■令和3年度 合格者数:680名以上 ■令和4年度 合格者数:854名以上 ■令和5年度 合格者数:1,085名以上 |
資格の学校TAC | ■令和3年度 合格者数:1,063名 ■令和4年度 合格者数:900名 ■令和5年度 合格者数:940名 |
アガルートアカデミー | ■令和3年度 合格率:43.7%(全国平均17.67%の2.47倍) ■令和4年度 合格率:59.5%(全国平均17.0%の3.50倍) ■令和5年度 合格率:64.8%(全国平均17.2%の3.77倍) |
フォーサイト | ■令和3年度 合格率:82.0%(全国平均17.67%の4.63倍) ■令和4年度 合格率:75.0%(全国平均17.0%の4.41倍) ■令和5年度 合格率:76.1%(全国平均17.2%の4.42倍) |
こんな感じです。
それぞれ発表の仕方が違うのでそのまま比べることはできませんが、少なくとも合格実績がしっかり公表されている予備校の方が信頼できそうですね。
【合格実績分析】
最新3年間の合格実績を比較すると、高い実績を出している予備校がいくつかありますね。
【結論】合格実績で選ぶならこの4校
合格率を重視するならアガルートかフォーサイト、多くの合格実績を求めるならスタディングやユーキャンという結論になります。
社会人におすすめの宅建士予備校
働きながら宅建士試験の合格を目指す社会人にとって、適切な予備校選びはとても重要です。ここでは、社会人の方々に特におすすめの宅建士予備校について解説していきます。
社会人におすすめの予備校タイプはWeb通信予備校
社会人の方にはWeb通信予備校が最もおすすめです。その理由は以下の通りです。
1. 隙間時間の有効活用
社会人にとって、学習時間の確保は大きな課題です。Web通信予備校なら、以下のような隙間時間を効果的に活用できます。
2. 柔軟な学習スタイル
Web通信予備校は、以下のような特徴により、柔軟な学習が可能になります。
3. コストパフォーマンスの高さ
通学型予備校と比較して、一般的にWeb通信予備校の方が費用が抑えられます。限られた予算で効率的に学習したい社会人にとって、これは大きなメリットですね。
おすすめのWeb通信予備校はアガルートアカデミー
社会人向けのWeb通信予備校の中でも、特におすすめなのがアガルートアカデミーです。
アガルートアカデミーの特徴
僕も実際に受講しましたが、マイページがびっくりするくらい使いやすく、1分以内で講義動画の再生までたどりつけました。これなら少しの時間も無駄にすることなく勉強できます。忙しい社会人でも、隙間時間にコツコツ学習を積み上げられますよ。講師についても小林先生と工藤先生の評判がいいので、もはや一択かなと個人的には思います。
講義動画のサンプルが公式サイトで公開されているので、ぜひチェックしてみてください。
それから先ほども掲載しましたが、アガルートの評判や口コミをまとめた「アガルート宅建士講座の評判・口コミまとめ」も参考になるかと思うので、リンクを以下に置いておきますね。
独学 vs 予備校:メリット・デメリット比較
「独学で頑張るか」「予備校に通うか」という選択で悩まれている人もいるかと思うので、その点についても補足させてください。
独学と予備校、それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。
独学のメリットとデメリット
予備校のメリットとデメリット
独学 vs 予備校まとめ
宅建士試験は「独学で合格できないことはない」試験ですが、多くの受験生にとっては予備校の利用がおすすめです。特に、以下のような方には予備校の利用が効果的です。
一方で、自己管理能力が高く、過去に独学で資格取得の経験がある方は、独学でも十分に合格の可能性があります。
最終的には、自分の状況や特性を十分に考慮し、最適な学習方法を選択することが大切です。どちらの方法を選んでも、継続的な努力と適切な学習計画が合格への鍵となります。
よくある質問(FAQ)
宅建士予備校を選ぶ際によくある質問とその回答をまとめました。予備校選びの参考にしてください。
Q1. 宅建士の予備校は本当に必要ですか?
A. 独学でも合格は可能ですが、以下の理由から予備校の利用をおすすめします。
Q2. 予備校の費用の相場はいくらですか?
A. 予備校によって大きく異なります。
Q3. 通学と通信、どちらがおすすめですか?
A. 社会人の方には通信講座をおすすめします。
Q4. 合格率の高い予備校を教えてください。
A. 令和5年度の実績では以下の予備校が高い合格率を記録しました。
Q5. 予備校選びで最も重視すべきポイントは?
A. 以下の5点を総合的に検討することをおすすめします。
Q6. どのくらいの期間で合格できますか?
A. 合格に必要な学習時間は300〜400時間と言われています。
宅建士の予備校ガチ比較まとめ
というわけで今回は宅建士の予備校8校をいくつかの観点から比較してきました。
自分に合いそうな予備校は見つかりましたでしょうか。
ここまで読んでくださったあなたは、もう充分に宅建士予備校についての情報が頭に入った状態です。その情報を活かして、次にすべきことは以下です。
あなたが次にすべきこと
実際の講義の雰囲気や内容を確認し、自分に合っているかを判断しましょう。
そして、「この予備校となら長く険しい道のりも頑張って乗り越えられそうだ」と思える予備校が見つかったら申し込みです。
当たり前ですが、1日でも早く勉強をスタートさせた方が合格の可能性は高まります。予備校選びに時間をかけすぎるのはもったいないです。この記事を閉じたら、今すぐに予備校選びに向けての1歩目を踏み出しましょう。
最後に
少し長い記事になりましたが、いかがでしたでしょうか。
最後に改めて、この記事で紹介した宅建士予備校8校を掲載します。
この記事が、読んでくださったあなたの、宅建士に向けての0.5歩目となれていれば幸いです。
頑張ってください。応援しています。
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