- 賃貸不動産経営管理士の予備校を探しているけど、いっぱいありすぎてどこがいいのかよくわからない…
- 費用や実績、評判・口コミが一覧でまとまっている記事があれば比較しやすいのになあ…
いつも当ブログ(masablog)をご覧いただきありがとうございます。資格についての情報を発信しているブログになりますので、参考にしていただけましたら幸いです。
さて今回は、「賃貸不動産経営管理士の予備校比較」というテーマで情報をまとめました。
最初に賃貸不動産経営管理士のおすすめ予備校をランキング形式で紹介。その後に上位5つを、費用や実績、評判・口コミなどいくつかの視点から比較していきます。比較項目ごとにおすすめの講座を紹介しつつ、マイナス面も包み隠さずに書いています。
この記事を読み終わる頃にはきっと、自分に合った予備校・通信講座が見つかっていることかと思います。
それでは簡単に賃貸不動産経営管理士試験について基礎知識の説明を挟みつつ、内容に入っていきますね。
賃貸不動産経営管理士試験について、基礎知識
まずは賃貸不動産経営管理士試験のデータをいくつか掲載します。
予備校選びには直接関係してこないと思われがちですが、まずは相手(賃貸不動産経営管理士試験)のことを知ることから予備校選びは始まります。
合格率などを知っておけば、「この予備校は全国平均よりも高い合格率だから質の高い講座内容になっていそうだな…」のように比較するときの目安にもなりますし、出題される問題の中で自分の苦手そうな分野が分かれば、そこを手厚くサポートしてくれる予備校を選ぶこともできますよね。
というわけで過去のデータを掲載しつつ、賃貸不動産経営管理士試験について紹介していきます。「そんなことはもう知ってるよ!」という人は読み飛ばしちゃってください。
賃貸不動産経営管理士試験の合格者数や合格率など
賃貸不動産経営管理士は、令和3年4月21日の国土交通省令で新しく国家資格となった資格です。その影響もあり、近年は受験者数が大幅に増加し、人気資格の1つとなりました。最近の受験者数、合格者数、合格率は以下のようになっています。
年度 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
平成25年 | 4,106人 | 3,946人 | 3,386人 | 85.8% |
平成26年 | 4,367人 | 4,188人 | 3,219人 | 76.9% |
平成27年 | 5,118人 | 4,908人 | 2,679人 | 54.6% |
平成28年 | 13,862人 | 13,149人 | 7,350人 | 55.9% |
平成29年 | 17,532人 | 16,624人 | 8,033人 | 48.3% |
平成30年 | 19,654人 | 18,488人 | 9,379人 | 50.7% |
令和元年 | 25,032人 | 23,605人 | 8,698人 | 36.8% |
令和2年 | 29,591人 | 27,338人 | 8146人 | 29.8% |
令和3年 | 35,553人 | 32,459人 | 10,240人 | 31.5% |
令和4年 | 35,026人 | 31,687人 | 8,774人 | 27.7% |
令和5年 | 31,547人 | 28,299人 | 7,894人 | 27.9% |
受験者数は増加傾向で、令和3年度試験ではついに3万人を超えました。平成25年は3,946人だったので、大幅に増加していることがわかりますね。その後も3万人前後の方が受験しています。
受験者数の増加に伴い、合格率は80%台から30%前後にまで低下。ほとんどの受験者が合格できる試験から、逆に多くの方が落ちる試験へと変貌を遂げました。この合格率だと当然、まぐれで合格できることはないですね。しっかり対策して挑む必要がある難しい試験と言えます。
とはいえ国家資格の中では合格率が高い部類に入るのも事実なので、まだまだ狙い目な資格とも言えます。
賃貸不動産経営管理士試験の試験日程、受験料、受験資格など
受験資格 | なし(誰でも受験可) |
受験料 | 12,000円 |
受験申し込み | 令和5年8月1日(火)~令和5年9月28日(木) |
試験日 | 年1回 令和5年11月19日(日) |
試験時間 | 13:00 ~ 15:00(120分間) |
試験方式 | 四肢択一、50問(賃貸不動産経営管理士講習修了者は45問) |
合格発表 | 令和5年12月26日(火)(予定) |
試験会場 | 北海道、岩手、宮城、福島、群馬、栃木、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、石川、長野、静岡、岐阜、愛知、三重、滋賀、奈良、京都、大阪、兵庫、島根、岡山、広島、山口、香川、愛媛、福岡、熊本、長崎、大分、鹿児島、沖縄(全国35地域) |
令和6年度の試験日程はまだ発表されていないので、参考までに令和5年度試験の情報を掲載しました。
まず受験資格ですが、こちらは特に制限なしです。賃貸不動産経営管理士試験は年齢、性別、学歴問わず誰でも受験可能な試験となっています。
試験日は年1回で、令和5年度は11月19日(日)に実施されました。例年この時期に実施されるのがお決まりです。
試験会場は北は北海道から南は沖縄まであり、希望の受験地を選ぶことができます。全ての都道府県にあるわけではないので、遠方に住んでいる方は宿泊を伴う受験になるかもしれません。事前に宿泊場所や新幹線などの移動手段の確保は済ませておきましょう。
賃貸不動産経営管理士試験の出題科目・形式
次に賃貸不動産経営管理士試験の出題形式を見ていきましょう。
出題形式 | 四肢択一(マークシート方式) |
出題科目 | イ 管理受託契約に関する事項 ロ 管理業務として行う賃貸住宅の維持保全に関する事項 ハ 家賃、敷金、共益費その他の金銭の管理に関する事項 ニ 賃貸住宅の賃貸借に関する事項 ホ 法に関する事項 へ イからホまでに掲げるもののほか、管理業務その他の賃貸住宅の管理の実務に関する事項 |
出題数 | 50問 |
試験時間 | 2時間 |
賃貸不動産経営管理士の試験は全問マークシート形式で実施されます。記述式の問題や面接などはないので、比較的対策しやすい試験ですね。
出題数は令和元年度の試験までは40問だったのですが、令和2年度試験より50問に増えました。
賃貸不動産経営管理士試験の合格点、合格基準点
出題科目や形式が分かったところで、「どのくらい得点すれば合格できるのか」という点も確認しておきましょう。
賃貸不動産経営管理士試験は合格点が明確に決まっている試験ではなく、年度によって異なります。近年の合格点は以下の通りです。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格点 | 合格率 | 合格に必要な得点率 |
平成29年 | 16,624人 | 8,033人 | 27点 | 48.3% | 67.5% |
平成30年 | 18,488人 | 9,379人 | 29点 | 50.7% | 72.5% |
令和元年 | 23,605人 | 8,698人 | 29点 | 36.8% | 72.5% |
令和2年 | 27,338人 | 8146人 | 34点 | 29.8% | 68.0% |
令和3年 | 32,459人 | 10,240人 | 40点 | 31.5% | 80.0% |
令和4年 | 31,687人 | 8,774人 | 34点 | 27.7% | 68.0% |
令和5年 | 28,299人 | 7,894人 | 36点 | 27.9% | 72.0% |
先ほども書きましたが、賃貸不動産経営管理士試験は令和2年度から問題数が増えています。令和元年までが40問、令和2年以降が50問です。合格点が一気に上がっているように見えますが、その影響なのでびっくりしないでくださいね。
「合格までに必要な得点率」のところを見ていただくと、例年通りであれば7割前後の得点が合格ラインとなっていますね。令和3年度試験のみ、8割の得点が求められるというとても厳しい合格基準でしたが、これは例外視して良いかと思います。国家資格になったばかりのタイミングだったので。これから勉強をスタートする方は、まずは7割5分程度の得点を目指して学習すると良いですね。
ちなみにですが、賃貸不動産経営管理士試験は「賃貸不動産経営管理士講習」を受けることで5問が免除される制度があります。45問の回答でいいということになるので、かなり有利になりますね。その場合の合格点は以下の通りです。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格点 | 合格率 |
平成29年 | 4,380人 | 2,342人 | 23点 | 53.5% |
平成30年 | 5,379人 | 2,886人 | 25点 | 53.7% |
令和元年 | 6,882人 | 2,641人 | 25点 | 38.4% |
令和2年 | 8,671人 | 2,925人 | 29点 | 33.7% |
令和3年 | 10,390人 | 3,738人 | 35点 | 36.0% |
令和4年 | 11,306人 | 3,475人 | 29点 | 30.7% |
令和5年 | 11,449人 | 3,700人 | 31点 | 32.3% |
先ほどの表と見比べると、講習修了者の方が合格率が高いことがはっきりわかりますね。5問の免除はかなり大きいです。
講習の受講料は実施団体によって異なりますが、18,150円プラス教材費というのが一般的です。ちょっと高いですが、合格する可能性を高めたいのであればこちらを受講するのもありですね。
賃貸不動産経営管理士試験の学習時間
続いて合格までに必要な学習時間についても見ていきます。
賃貸不動産経営管理士試験に合格するには100時間程度の勉強が必要と言われています。徐々に合格率が下がってきていることなども加味すると、150時間程度の学習が必要になってくるかと思います。時間数だけ見てもイメージしづらいかと思うので、以下に目安期間を書いておきますね。
- 1日10時間ずつ勉強:15日
- 1日5時間ずつ勉強:1ヶ月
- 1日2時間ずつ勉強:2ヶ月半
国家資格ですが、かなり短期間で取得できる資格ですね。
とはいえ専門知識が問われる試験なので、甘く見ていると足元をすくわれる可能性もあります。独学でももちろん合格は可能ですが、効率よく学習できるカリキュラムが組まれている予備校や通信講座を利用するのが最短ルートと言えます。
賃貸不動産経営管理士予備校の選び方
続いて賃貸不動産経営管理士予備校の選び方について説明していきます。
今回は全部で5校の予備校を比較していくのですが、どの予備校にも魅力があり強みがあります。めちゃめちゃ迷うと思うので、自分に合った予備校を見つける方法を以下にまとめておきます。
まずは通学かWeb通信か、受講スタイルを決める
まずは通学で受講するかWeb通信で受講するかを決めると、かなり絞り込めます。
- 通学だと同じ目標に向かって頑張っている人が周りにたくさんいるので、刺激をもらいつつ挫折率を下げて学習することができるメリットがあります。
- Web通信は隙間時間でスマホ学習できるなどの時間的メリットや、料金が安いといった金銭的なメリットがあります。
自分の状況に合わせてどちらのスタイルで受講するかをイメージしておきましょう。
通学を選んだ場合、予備校校舎で雰囲気確認すべし
通学の予備校を選んだ場合は、予備校に直接行ってみて、雰囲気を確かめつつ説明を聞くのが1歩目の行動ですね。
その予備校の雰囲気が自分に合うかどうかがわかりますし、担当者の対応でどんなレベルのサポートを受けられるか大体イメージがわくはずです。
- 予備校に直接行って、話を聞きつつ雰囲気を見る。
- 話を聞いてみて大丈夫そうだと思ったら申し込み。
- 合わないと感じたら他の予備校を見に行って話をきく。
これでOKです。
くれぐれもネット上の情報だけで判断して即申し込みとかはしない方がいいですよ。通学の場合は相性がとても大事なので絶対に現地確認をしましょう。
Web通信を選んだ場合、サンプル講義動画を視聴すべし
Web通信の予備校を選んだ場合は、教室がないので現地確認の手間はかかりませんね。
- 公式サイトで情報収集しつつ、サンプル講義動画を視聴する。
- ネット検索やSNSなどで口コミや評判を確認。
- 良さそうであれば申し込み。
という感じでOKです。
特に「サンプル講義動画の視聴」は大事です。Web通信の講座は予備校によって動画の作りが全く違うので、自分好みの講義動画かどうかは必ずチェックしておきましょう。
講師との相性確認ももちろんですが、講義動画の画面構成なども予備校によって様々なので、受講前に確認しておくことで失敗が防げます!
賃貸不動産経営管理士予備校おすすめランキング
ここからは本題の予備校・通信講座の比較をしていきます。まずは比較結果をもとに予備校・通信講座のおすすめランキングを作成したので、そちらからご覧ください。
5位 日建学院
5位は「映像講義」が売りの日建学院です。全国各地に校舎を出していて、北は北海道から南は沖縄まで、47都道府県全てに校舎があります。
日建学院の特徴
- 映像講義専門の学校
- 通学・通信どちらでも受講可能
- テキスト・教材は完全オリジナル
- 過去5年分の本試験問題を収録した過去問集
- 全国に校舎があり、通いやすい
- 講義はスマホ・タブレットでも視聴可能
日建学院のおすすめポイント
日建学院の最大の売りは最初にも書いた通り「映像授業」です。イラストやCGアニメーションなども盛り込まれた頭と心に残りやすいものとなっていて、通学・通信どちらで受講する場合も、この「映像講義」を視聴する形での学習となります。
テキストももちろん、日建学院のオリジナルのものを使用。過去5年分の本試験問題を収録した過去問集が便利ですね。模試もついています。
サポート面も充実していて、受講生1人ひとりに担当者がつき、学習面のアドバイスからメンタル面の悩みまでサポートしてくれるので安心ですね。
日建学院の不安な点
というわけでかなり充実した講座内容の日建学院ですが、心配な点としては合格実績や合格体験記などが公表されていないことが挙げられます。日建学院は建築士や建築施工管理技士などの合格実績は公表しているので、賃貸不動産経営管理士の実績公表がないのは不安要素ですね。
合格体験記などの掲載もありませんでした。
4位 LEC東京リーガルマインド
4位は資格予備校の定番、LEC東京リーガルマインドです。知名度抜群で、全国に教室展開しているので、安心して受講できる予備校ですね。
LECの特徴
- 圧倒的知名度で安心感がある
- 試験合格に必要な知識を網羅したオリジナル教材
- 通学・通信どちらでも受講可能
- 講義はスマホ・タブレットでも視聴可能
- 公開模試1回付き
LECのおすすめポイント
LECは通学受講がメインですが、Web通信での受講も可能です。他の予備校同様、スマホ1台あれば講義をいつでもどこでも視聴できるので、効率よく学習を進めていくことができます。
教材として使われている「合格のトリセツテキスト&一問一答」は、豊富なイラストや3段階の重要度表示などの工夫がされており、受講生からの評判も良し。過去7年分の過去問から必要な部分をセレクトして作成された「合格のトリセツ過去問題集」も使いやすく便利ですね。さらに公開模試もついていて、本番さながらの空気感を体験できるのも魅力です。
こんな感じでオールインワンの内容となっているのがLECの賃貸不動産経営管理士講座の魅力です。さすがは大手予備校といったところですね。
LECの不安な点
マイナス面を挙げるとすると、やはり「合格実績が物足りない」という点が気になりますね。合格率や合格者数などの具体的な数字は公開されておらず、令和4年度分は合格体験記が5名分掲載されているのみ。他の資格では高い実績を惜しみなく公開しているLECなので、この点は不安要素です。
とはいえフォロー体制も充実していますし、受講料も相場通りの金額。大手の安心感の中で学習したい方にはおすすめの予備校ですね。
3位 TAC
3位は資格の学校TACです。こちらもLEC同様、資格の予備校として知名度抜群の大手ですね。
TACの特徴
- 効率よく実力を身につけられる戦略的合格カリキュラム
- 通学・通信どちらでも受講可能
- 毎年改訂されるオリジナル教材
- フォロー制度が充実
- 答練や模試がオンラインで提出可能
- スマホアプリで問題演習が可能
TACのおすすめポイント
大手なだけあって、オリジナル教材や効率よく学べるカリキュラム、フォロー制度の充実など、必要なものが全て揃った講座がTACの魅力です。全国に教室展開しているため、通いやすいのも特徴ですね。
基本的には通学での受講がメインの予備校ですが、最近はWeb通信講座にも力を入れ始めています。講義をWeb上で受講できる他、答練や模試がオンラインで提出可能なシステムが2022年7月より開始されました。また、「ゴウトレ」という過去問演習がスマホでできるアプリも2022年6月より開始され、一気に新たなサービスが追加されてきています。
フォロー制度も充実していまして、マイページ上で「質問メール」「よくある質問」「ミニテスト」「講師からのメッセージ」などのフォローが受けられます。
TACの不安な点
といった具合に魅力がたくさんあるTACの賃貸不動産経営管理士講座ですが、やはりLEC同様に合格実績の面で不安があります。
合格実績として具体的に数字が公表されていない上、令和4年度分の合格者の声が19名分しか掲載されていないという状況。あまり強くおすすめはできないですね。
2位 スタディング
2位はスタディングです。最近はテレビCMなども入り、受講者数を急速に伸ばしてきているWeb通信専門の予備校です。
スタディングの特徴
- パソコン・スマホ・タブレットなど、マルチデバイスに対応
- 圧倒的な低価格
- テレビの情報番組のような、初心者にもわかりやすい動画講義
- 自動で最適な復習スケジュールを立ててくれる、AI問題復習機能
- 公式サイトで初回講座が無料視聴できる
- 公式サイトに合格者の声が多数掲載
スタディングのおすすめポイント
スタディングの最大の特徴はなんといっても料金の安さですね。他の予備校が10万円弱程度の講座料金なのに対し、スタディングの賃貸不動産経営管理士「合格コース」は1万円台となっていて、圧倒的な安さを誇ります。
とにかく徹底的に不要なものを省き、その分の浮いたお金を「講座の安さ」という形で受講生に還元しています。例えば、スタディングはWeb通信専門の予備校ということで、教室がありません。なので維持費もかからず、そこに配属されるスタッフの人件費もかかりません。そういった諸々の理由から、これだけ安く講座を提供できているということですね。
さらにスタディングは合格実績も素晴らしく、令和4年度の賃貸不動産経営管理士試験の合格体験記が236名分掲載されています。これだけ安いのにも関わらず、しっかり合格できるレベルの講座内容になっているということで、かなりおすすめの予備校ですね。
スタディングの不安な点
スタディングを受講するデメリットとしては、「質問ができない」という点が挙げられます。ほぼほぼ独学状態となります。スタディングは質問対応のスタッフ分の人件費もカットして安さを追求しているため、仕方ない面もありますが、勉強に慣れていない方にとってはかなり不安要素ですね。
1位 アガルートアカデミー
そして1位はWeb通信専門の予備校、アガルートアカデミーです。人気講師の工藤美香講師を擁し、実績抜群の予備校です。
アガルートアカデミーの特徴
- 脅威的な合格実績
- 回数無制限のFacebook質問対応
- 月1のホームルームでモチベーション管理
- 合格したら受講料が全額返金される制度
- 工藤美香講師の評判が良い
- スマホ1台で場所を選ばず学習できる
アガルートのおすすめポイント
アガルートはWeb通信の予備校でありながら手厚いサポートが魅力の予備校です。担当の工藤講師に直接質問できるFacebook質問制度は、なんと回数無制限で利用可能。オリエンテーションや月1のホームルームもついており、Web通信受講でも挫折せずに最後までやり切れるようなサポート体制となっています。
そしてアガルートは合格実績も抜群でして、令和4年度の賃貸不動産経営管理士試験で合格率79.2%という驚異的な数字を叩き出しました。この年の全体合格率は27.7%なので、3倍近い合格率ということになります。
この合格実績が出せる理由としては、先ほどのサポートの手厚さに加え、不動産資格の女王と呼ばれる人気講師、工藤美香先生の存在が大きいかと思います。初学者にもわかりやすい講義は、受講生からの評判がとても良いです。公式サイトにサンプル講義動画がいくつか掲載されているので、必見ですね。
賃貸不動産経営管理士予備校を合格率・実績で比較!
というわけでここから本題の予備校比較に入っていきます。まずはそれぞれの予備校の合格率・合格実績から比較していきましょう。以下におすすめ5校の合格実績をまとめました。
LEC東京リーガルマインド | ■令和3年度 合格体験記:3名分掲載 ■令和4年度 合格体験記:5名分掲載 |
資格の学校TAC | ■令和3年度 合格体験記:23名分掲載 ■令和4年度 合格体験記:19名分掲載 |
アガルートアカデミー | ■令和3年度 合格率:70.25%(全國平均31.5%の2.23倍) ■令和4年度 合格率:79.2%(全國平均27.7%の2.9倍) |
スタディング | ■令和3年度 合格体験記:220名分掲載 ■令和4年度 合格体験記:236名分掲載 |
日建学院 | ■令和3年度 実績、合格体験記などの掲載なし ■令和4年度 実績、合格体験記などの掲載なし |
アガルートとスタディングの2強
こんな感じで、合格実績だとアガルートとスタディングが他の予備校を寄せ付けず2強状態となっています。
令和4年度試験でスタディングは200名以上の合格者を輩出。アガルートは合格率79.2%という驚異的な数字を出しています。
賃貸不動産経営管理士予備校を費用で比較!安いのはここ!
次に賃貸不動産経営管理士予備校を費用・料金で比較していきましょう。まずはそれぞれの予備校の、主なコース料金を以下の表にまとめたのでご覧ください。
LEC東京リーガルマインド | ■合格フルパック(初学者向け) 82,500円〜 ■合格スタンダードパック(宅建合格者・法律学習経験者・5問免除講習受講者向け) 71,500円〜 |
資格の学校TAC | ■入門総合本科生 115,000円 ※別途入会金10,000円 ■総合本科生 110,000円 ※別途入会金10,000円 |
アガルートアカデミー | ■総合カリキュラム/フル 87,780円 ■総合カリキュラム/ライト 65,780円 ■総合講義 43,780円 |
スタディング | ■合格コース 19,800円 |
日建学院 | ■短期集中Webコース 88,000円 ■問題解説Webコース 44,000円 |
こんな感じで、複数のコースを用意している予備校が多いですね。受講を開始する時期やサポートの手厚さ、講義中心なのか問題演習中心なのかによって、最適なコースが選べるようになっています。
この中から、最も料金の高いコース(最も充実した内容のコース)をピックアップして比較していきましょう。
LEC東京リーガルマインド | ■合格フルパック(初学者向け) 82,500円〜 |
資格の学校TAC | ■総合本科生 110,000円 ※別途入会金10,000円 |
アガルートアカデミー | ■総合カリキュラム 87,780円 |
スタディング | ■合格コース 19,800円 |
日建学院 | ■短期集中Webコース 88,000円 |
スタディングが圧倒的に安い
費用面で一番安いのは圧倒的にスタディングですね。他の予備校が7万円台〜10万円程度の料金設定の中で、1万円台で受講できるのはすごいですね。
安さ重視で選ぶならスタディングの一択ということになります。
アガルートは合格したら受講料が全額返金される制度あり
それからアガルートは、無事に合格を勝ち取った場合に「受講料が全額返金される制度」があるため、こちらもコスパはいいですね。
先ほども書いた通り、アガルートは令和4年度の賃貸不動産経営管理士試験の合格率が79.2%という驚異的な実績を誇ります。かなりの割合で受講料の返金が受けられるということになりますね。
アガルートの受講料全額返金について補足
上記の通り、アガルートは合格した場合に「受講料を全額返金する制度」があります。この制度は以下のカリキュラムが対象となっているので、ご注意ください。
- 賃貸不動産経営管理士試験/総合カリキュラム
全額返金を受けるには「合格体験記」の提出などの条件があるので、詳しくは「こちらのページ」で確認してみてください。
賃貸不動産経営管理士試験を評判・口コミで比較!
最後に賃貸不動産経営管理士予備校の評判・口コミを見ていきましょう。公式サイトからいくつか口コミをピックアップしたので、参考にしていただければと思います。
LECの評判・口コミ
動画の講義は堅苦しくなく親しみやすい講義でした。講義をみて答練を繰り返したことでインプット、アウトプットが蓄積できたと思います。
問題数が増え、国家資格になったことで過去問だけを解いていても不安でしたが、基礎答練、実践答練、公開模試と重ねる中で自身の得意・不得意分野の確認ができたと思います。本番同様の50問の模試は心強いもので、間違えた部分を確認することで試験前の不安も少しずつ消えていきました。
LEC合格体験記より
LECの教材は、白黒印刷なので、自分でラインを引いたり、見やすくするためには、作り込み作業が必要です。時間はかかりますが、自分の思い通りに見やすいテキストを作れることができた際は、合格に近づくのではないかと思います。やはり、講義を受けると、先生が話していた内容が頭に残り、熱量で大事な部分も伝わるので、試験中に思い出して問題を解くことができました。
LEC合格体験記より
授業で分からなかった部分やもう一度聞きたい内容は、WEB受講しました。講義内容を何回も確認でき、納得できるまで、何度も受けることができるのは魅力だし、安心感がありました。
LEC合格体験記より
DVDは亀田先生でした。考え方を教えてくれるので、頭に入ってきやすかったです。LECの合格スタンダードパック+答練・総まとめをしっかり頭に入れれば、それだけで合格できると思います。
LEC合格体験記より
TACの評判・口コミ
中西先生の講義を、主に池袋校のブースで受講しました。ポイントを押さえた分かり易い講義でとても助かりました。過去問と先生の講義を受けていれば、十分、合格できると思います。
TAC合格体験記より
TACさんのデジタル教材が素晴らしくて感動しました。オンライン受講とデジタル教材を駆使すればまとまった勉強時間がとれなくても、勉強しやすいです。何度も受験したくなかったので、必死で集中して勉強しました。合格して業務に自信が付きました。また他の試験もチャレンジしようと思います。
TAC合格体験記より
中西先生の講座は分かりやすいく、質問メールを送っても、直ぐに返信して下さいました。たまに講座で言い間違える所が、微笑ましく面白かったです。合格できたのは中西先生のお陰です。本当にありがとうございます。
TAC合格体験記より
佐藤先生の「二兎を追って二兎とも得る」という言葉に惹かれて受講しましたら二兎を得ることができました。出る、大事と言われたところをきっちり覚えて、言われたとおりに勉強しましたら、43点で合格できました。わずか1カ月で、自力ではこんなに効率よく勉強できなかったと思います。本当に受講して良かったです。どうもありがとうございました。
TAC合格体験記より
アガルートの評判・口コミ
工藤先生の授業は新しい勉強を始める時に抱く、難しいかもと構えている不安をほぐしてくれたと思います。
「この試験は繰り返しでるのでそのうち覚える」とか、「そろそろ覚えてね」とガイドして下さるのでそれに合わせて理解を進められました。
難しいことも理解しやすい言葉にしてくださるので、テキストだけ見たときは無理かと思っていた内容が、気持ち的にハードルが下がり、頭に自然と入ってきました。
アガルート合格者の声より
アガルートの総合講義は、初級者である私でも理解でき、非常にわかりやすく作成されているので良かったです。
星マークによる新設の部分もわかりやすく、今年度の試験に出やすいんだろうなと思いながら注意しながらマークしていました。
書店には、いろいろなテキストが市販されています。
が、アガルートで学習すると決めた場合は、総合講義のテキストのみですべて網羅されていますので十分かと思います。
アガルート合格者の声より
この講座のメインである総合講座は、とてもわかりやすいと思いました。講座動画では、テキストも写していただいているので、移動時にも手軽に見られます。
1チャプターは長くありませんし、チャプターが細かく分かれているので復習しやすかったです。倍速機能もあり、周回時には1.25倍速や1.5倍速にして時間の短縮ができました。
印刷されている図はあまり多くありませんが、例を挙げて図にしてくださったのでテキストの空いている部分に書き込んでいました。
工藤講師の例の挙げ方も大変わかりやすく、イメージがつきやすかったのも大変良かったです。
アガルート合格者の声より
オンライン授業でできたのが、凄くありがたかったです。
通勤中の時間や隙間時間に見られるぐらいの時間で、細かく要点を捉えた講義だったので、非常に捗りました。
通常の講義だと、60分や90分にかけて受講するスタイルだと思います。
しかし、アガルートさんの場合は短編で3分や5分など、細かく刻んでいたので休憩しながら自分のペースで講義を受講できたので便利でした。
また、教科書も非常に分かりやすく印刷されていました。色の振り分けや表などわかりやすかったです。
アガルート合格者の声より
スタディングの評判・口コミ
私は、乙4、簿記、宅建、管業、賃管とスタディングを利用させていただきましたが、大変よく考えられている秀逸なシステムで、スマホや端末さえあれば、いつでもどこでも短時間でも勉強が出来ます。
また、1コマ当たりの講義が短くて、そのあと忘れないうちに問題演習をするので、知識が定着しやすいです。
特筆するのは、価格が安い、講師が優秀なので講義がわかりやすい、勉強仲間機能があるので仲間と一緒に切磋琢磨しながら勉強が出来ることです。
スタディング合格体験談より
合格できるために出題範囲の中から、わかりやすく要点がまとめられているのを学びながら感じました。
また、テキスト、動画全ての教材をスマホ内で受講出来るので、限られた1ヶ月と言う時間を最大限に活用できるのも大きかったと思います。
私の場合、通勤時はダウンロードした講義を常に聞けたことが効率化出来た要因の一つです。
スタディング合格体験談より
正直に申し上げますと、このわかりやすい講義・テキストの内容と問題集の使いやすさでこの価格には面食らいましたね(笑)
実際に私が行ったことは講義→問題→テキストといった流れをとにかく毎日続けることです。
竹原先生が講義で話されてることは全て理解し、その他の細かいことはテキストで補足していくことが凄く重要だと思います。私的に1番気に入っていた機能が、間違えた問題をピックアップして再度解き直しできる機能です。これはものすごく重宝していました。
スタディング合格体験談より
今回、賃貸不動産経営管理士講座をスタディングで受講させていただきましたが、竹原先生のわかりやすい動画で概略がつかめ、続いて細かい部分の知識をテキストで叩き込む。次に問題演習でアウトプットを重ねる、これがスマホ一つで完結する手軽さ、これが合格を勝ち取れた秘訣でした。
よくスキマ時間の活用といいますが、このコロナ禍の折、スキマ時間以上に長くなっているお家時間の活用はスキルアップには欠かせません。とにかく、スマホ一つで完結でき、しかも安いスタディングの講座はオススメです。
スタディング合格体験談より
日建学院の評判・口コミ
合格体験談・合格者の声なし
賃貸不動産経営管理士予備校のガチ比較まとめ
というわけで今回は賃貸不動産経営管理士の予備校5校をいくつかの観点から比較してきました。自分に合いそうな予備校は見つかりましたでしょうか。
「予備校の選び方」のところでも書きましたが、良さそうな予備校が見つかったら、次にとる行動は以下です。
- 通学タイプの予備校の場合
→予備校に直接行って、話を聞きつつ雰囲気を見る - 通信タイプの予備校の場合
→公式サイトで情報収集しつつ、サンプル講義動画を視聴する
資料請求という選択肢は、ぶっちゃけ意味がないのでやめた方がいいです。資料請求しても、公式サイトに載っているようなことしか書かれていませんので。
予備校によっては早期に申し込みをすると大幅に割引がきくので、なるべく早く一歩目を踏み出すようにすると、コスパ良く受講できますよ。
今回は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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