こんにちは、まさちゃんです。
今日は「司法試験・予備試験の予備校講座」を比較していきます。
こういったご要望にお応えしていく記事になります。
司法試験・予備試験の予備校6校を、費用や実績、評判・口コミなどいくつかの視点から比較。比較項目ごとにおすすめの予備校を紹介しつつ、マイナス面も包み隠さずに書いています。
この記事を読み終わる頃にはきっと、自分に合った予備校が見つかっていることかと思います!
それでは早速、内容に入っていきますね。
目次
司法試験・予備試験の予備校おすすめトップ6
司法試験・予備試験の予備校比較をした結果を基に、おすすめランキングを作成しましたので、トップ6を先にまとめておきます。
合格実績や講座料金、特徴などは後ほど詳しく説明しますので、まずはサラッと見ていただければと思います。
1位 アガルートアカデミー | 令和4年の司法試験で、全合格者1,403名のうち636名をアガルート生が占有するという高い実績を出した。回数無制限の質問対応や最大250通の添削指導などの手厚いサポートが魅力。代表の工藤講師をはじめ、評判が良く実績豊富な講師陣が揃っている。 公式サイト:https://www.agaroot.jp/shiho/ |
2位 伊藤塾 | 令和4年の司法試験で、全体の合格者1,403名のうち1,132名が伊藤塾の有料講座受講生だったという高い実績。講師は伊藤塾長や呉講師など人気講師が多数在籍している。Web通信で受講した方の評判があまり良くないのと、講座費用が高額な点がマイナス要素。 公式サイト:https://www.itojuku.co.jp/ |
3位 スタディング | 圧倒的な低価格が特徴で、10万円前後で受講できる。AIを活用した問題演習機能、暗記ツールなどの充実した学習システムが魅力。「演習量が少ない」「添削指導がない」などの声があるのがマイナス要素だが、この料金なら他の予備校と併用する使い方も可能。 公式サイト:https://studying.jp/shihou/ |
4位 資格スクエア | ITによる学習効率化など、最先端の技術を利用した独自のサービスを提供している。インプット時間を最大限に短縮し、200通の添削指導などで実践力を鍛えていくアウトプット中心のカリキュラムが特徴的。近年の合格実績公表がないことが不安要素。 公式サイト:https://www.shikaku-square.com/yobishiken |
5位 LEC東京リーガルマインド | 1979年から40年以上にわたって指導してきた実績を持ち、累計の合格者数は5,000名を超える。田中講師や矢島講師など、評判の良い講師が多数在籍。合格実績の伸びが近年鈍化しているのがマイナス要素。 公式サイト:https://www.lec-jp.com/shihou/ |
6位 販売終了 | 全国に教室を持つ通いやすさと、料金の安さが魅力。最大100問の論文答練があるアウトプット中心のカリキュラムを持ち、隙間時間に問題演習できる「短答必修アプリ」もある。人気講師が他の予備校に移籍し、近年は勢いが衰えてきている印象。(2023年8月末で撤退) 公式サイト:https://www.w-seminar.co.jp/shihou/ |
1位 アガルートアカデミー

公式サイト:https://www.agaroot.jp/shiho/
Web通信専門の予備校、アガルートアカデミーが1位です。
比較的新しい予備校ですが、高い指導力を武器に急激に実績を伸ばしてきています。
合格実績 | ■2020年司法試験 合格者占有率44.8%(1,450名中650名) ■2021年司法試験 合格者占有率47.8%(1,421名中669名) ■2022年司法試験 合格者占有率45.3%(1,403名中636名) |
費用例 | ■予備試験最短合格カリキュラム 【2024・2025年試験対応】 →2024年7月14日までアウトレットセール:614,768円 【2025・2026年試験対応】932,800円(税込) ■予備試験最短合格カリキュラムライト 【2024・2025年試験対応】 →2024年7月14日までアウトレットセール:526,240円 【2025・2026年試験対応】822,800円(税込) ■司法試験総合講義300/全7科目 【2024・2025年試験対応】 →2024年7月14日までアウトレットセール:291,060円(税込) |
公式サイト | https://www.agaroot.jp/shiho/ |
令和4年の司法試験では、全体の合格者1,403名のうち、アガルートの卒業生が636名を占めました。
司法試験合格者の約半数の方が、アガルートの講座を受講していたということになりますね。
公式サイトにも以下の通り、大きく実績公表されていました。

公式サイト:https://www.agaroot.jp/shiho/
この物凄い実績の裏には、プロ講師による「徹底した進捗管理」や「週1回の通信指導」などの手厚いフォローアップがあります。
Facebookを利用した回数無制限の質問対応や最大250通の添削指導が受けられるのも嬉しいですね。もはやWeb通信の予備校とは思えない充実ぶりです。
さらにありがたいのは、Web通信の予備校の良さである隙間時間を活用した学習のしやすさも兼ね備えていること。通勤通学の時間やお昼休憩の時間など、ちょっとした時間を勉強時間に変えられるのは強みですね。
実際にアガルートアカデミーの講座で使用する「マイページ」を使わせていただいたのですが、使いやすさは抜群でした。ログインしてから講義動画の視聴を開始するまで1分かからないので、わずかな時間も無駄にせずに学習を進めることができます。
短期間で合格するために必要な環境は全て揃っていると言えますね。
Web通信での受講を考えている方に最もおすすめしたい予備校です。
サンプル講義も公式サイトで視聴できるので、講師との相性などをチェックしてみるといいかと思います。人気講師の工藤先生をはじめ、実績豊富な講師陣の講義が公開されています。
2位 伊藤塾

2位は司法試験・予備試験予備校のド定番、伊藤塾です。
合格実績 | ■2020年司法試験 合格者1,450名中1,234名が伊藤塾有料講座受講生 ■2021年司法試験 合格者1,421名中1,137名が伊藤塾有料講座受講生 ■2022年司法試験 合格者1,403名中1,132名が伊藤塾有料講座受講生 |
費用例 | ■司法試験入門講座(2年合格コース) 1,121,900円〜(税込) ■司法試験入門講座(予備試験1年合格コース) 1,121,900円〜(税込) ■司法試験入門講座(合格プレミアムコース) 1,182,700円〜(税込) |
公式サイト | https://www.itojuku.co.jp/shiken/shihou/index.html
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2022年の司法試験では、全体の合格者1,403名のうち1,132名が伊藤塾の有料講座受講生という驚異的な実績を叩き出しました。
以下が、公式サイト掲載の実績です。

合格者の5人中4人が伊藤塾の卒業生ということになりますね。予備試験ルートからだと合格者の10人中9人が伊藤塾出身。
すごすぎてもう言葉が見つからないです…笑
この素晴らしい実績を支えているのが、司法試験業界で名の知れた講師陣の存在です。
塾長の伊藤先生は言わずと知れた人気講師ですし、呉基礎本で有名な呉先生も在籍しています。その他にも有名講師が多数在籍しており、豪華な顔ぶれとなっています。
また、伊藤塾はカウンセリング制度などのメンタル管理にも定評があるので、長い学習期間を走り切れる手厚いサポートが受けられるというのも人気の理由ですね。
様々な面で万全の体制が整っていると言えます。
1つだけ不安な点を挙げるとすれば、Web通信で受講した方の評判があまり良くないこと。
今回はこの点から、順位をアガルートより下にさせていただきました。
最近はWeb通信専門の予備校が増えてきたので、やはり講義動画の見やすさや聴きやすさ、教室に通えない受講生へのサポートなどはそちらの方が上ですね。
伊藤塾のメリットを最大限に活用するのであれば、教室に通学して現地でサポートしてもらうのが良さそうです。
少しネガティブな話になってしまいましたが、予備校によって強み弱みが違うので、その点は仕方ないかなと思います。それを補って余りあるくらいの合格実績を叩き出している伊藤塾が信頼できる予備校であることは疑いようがないですね。
通学で受講するのであれば伊藤塾が圧倒的におすすめなので、教室が近くにある方はぜひ一度見学に行ってみてください。
以下に教室の場所を掲載しておきます。参考にしていただければと思います。
東京校 | 〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町17-5 JR渋谷駅南改札西口から徒歩3分 |
早稲田校 | 〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町518-21 第一石川ビル4階 東京メトロ東西線早稲田駅(1出入口)から徒歩4分 |
京都校 | 〒600-8007 京都市下京区四条通東洞院東入ル立売西町66 京都証券ビル8階 阪急烏丸駅・地下鉄四条駅から地下道18番出口に直結 |
仙台校 | 〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町1-16-23 一番町スクエア7階7B 仙台駅から徒歩15分、地下鉄東西線青葉通一番町駅・大町西公園駅から徒歩8分 |
3位 スタディング

公式サイト:https://studying.jp/shihou/
3位はWeb通信専門の予備校「スタディング」です。
スタディングは圧倒的な低価格が特徴の通信タイプの予備校です。
合格実績 | ■2020年 掲載なし(合格者の声掲載) ■2021年 掲載なし(合格者の声掲載) ■2022年 掲載なし(合格者の声掲載) |
費用例 | ■予備試験合格コース(基礎) 89,100円(税込) ■予備試験合格コース(総合) 128,000円(税込) |
公式サイト | https://studying.jp/shihou/ |
予備試験合格コースは、「税込で10万円前後」という価格設定。
100万円以上する予備校講座も多い中で、これは驚異的な安さと言えますね。
安さばかりが話題にあがるスタディングですが、実際に受講した方の評判はその他の面でも上々です。教材の質の高さや、徹底的に隙間時間を有効活用できるように作られたシステムに満足の声が多数あがっていました。
反対に不安材料としては、合格実績の公表がないことと、演習量が少ないという声があったこと、添削指導がないこと、などですね。
この辺りを自分で克服できる方は、スタディングの受講でコスパ良く合格を勝ち取れます。
とはいえスタディングのみの受講だとかなり不安に感じるかと思うので、他の予備校講座をメインで受講しつつ、スタディングの講座で隙間時間を有効活用していくダブル受講スタイルも検討してみるといいかと思います。
4位 資格スクエア

公式サイト:https://www.shikaku-square.com/yobishiken
続いて4位はWeb通信専門の予備校「資格スクエア」です。
資格スクエアはITによる学習効率化など、最先端の技術を利用した独自のサービスを提供しています。
合格実績 | ■2019予備試験 合格者147名 論文式試験1位合格者輩出 ■2020年 掲載なし(合格者の声掲載) ■2021年 掲載なし(合格者の声掲載) ■2022予備試験 合格率22.8% |
費用例 | ■合格フルパッケージ 759,000円(税込) ■合格フルパッケージ(テキストなし) 719,400円(税込) |
公式サイト | https://www.shikaku-square.com/yobishiken |
インプット時間を最大限に短縮し、200通の添削指導などで実践力を鍛えていくアウトプット中心の内容。
学習進捗相談など挫折防止対策も手厚いので、安心して受講することができますね。
その他にも、AIに過去問を学習させて本試験の問題を予測した「未来問模試」など、かなり個性的なサービスが提供されています。
こういった独自の取り組みにより合格実績も確実に高まってきていて、注目の予備校の言えますね。
資料請求についても公式サイトからダウンロードする形で即入手できるので、気になる方はそちらをチェックしてみてください。かなり独特なので、一度目を通しておくことをおすすめします。
5位 LEC東京リーガルマインド
資格予備校の定番、LECが5位です。
長年の指導経験や教室の全国展開など、安心感と安定感が抜群の予備校です。
合格実績 | ■1993年〜2022年司法試験 入門講座出身者の合格者数5,312名 |
費用例 | ■予備試験1年合格専用コース ※別途入学金10,000円 ■予備試験1.5年合格コース ※別途入学金10,000円 |
公式サイト | https://www.lec-jp.com/shihou/ |
LECは、司法試験予備試験を1979年から40年以上にわたって指導してきた実績があります。累計の合格者数が5,000名を超えることからも、その指導力の高さや情報量の多さは間違いないでしょう。
少し心配なのは、その合格実績の伸びが最近鈍化していること。
上の表にも書いた通り、1993年から2022年までで5,312名の合格者を出していますが、実は昨年掲載されていた数字だと1993年から2021年までで5,274名となっていました。
つまり、1年間でわずか38名しか合格者数を伸ばせていないということになります。
これは、先ほど紹介した「伊藤塾」の実績が凄まじすぎること、「アガルートアカデミー」などの新鋭の予備校が実績をあげ始めていることが原因と思われます。
通学なら伊藤塾、Web通信ならアガルートアカデミーを選べば済んでしまうので、LECはなかなかポジションを築けていない状況です。
しかしながら、やはりネームバリューやこれまでの実績を考えると、LECの講義や教材の質が他の予備校に劣っているはずがありませんね。
オンライン受講もできるようになったので、大手の安心感の中で学習したい方にはおすすめです。
6位 Wセミナー(TAC)※2023年8月で販売終了のため参考情報
6位は資格予備校の定番「Wセミナー(TAC)」です。
Wセミナー(TAC)は全国に教室を持つ通いやすさと、料金の安さが魅力の予備校です。
合格実績 | ■2020年 掲載なし ■2021年 掲載なし |
費用例 | 197,000円~ 入会金10,000円(税込) |
公式サイト | https://www.w-seminar.co.jp/shihou/ |
最大100問の論文答練があるアウトプット中心のカリキュラムを筆頭に、最近では隙間時間を有効活用できる「短答必修アプリ」も導入されてコスパの良さに磨きがかかってきています。
しかしながら、以前在籍していた人気講師(中村講師は現在BEXAで講義配信)がいなくなり、講座の勢いが衰えてきている印象があります。
講師数も少なく、合格実績も公表されていない状況なので、安さだけで飛びつくのはあまりおすすめできないのが正直なところ。
公式サイトで体験講義が動画視聴できるので、そちらをチェックした上で魅力を感じた方は受講を検討してみるといいかと思います。
1位 アガルートアカデミー | 令和4年の司法試験で、全合格者1,403名のうち636名をアガルート生が占有するという高い実績を出した。回数無制限の質問対応や最大250通の添削指導などの手厚いサポートが魅力。代表の工藤講師をはじめ、評判が良く実績豊富な講師陣が揃っている。 公式サイト:https://www.agaroot.jp/shiho/ |
2位 伊藤塾 | 令和4年の司法試験で、全体の合格者1,403名のうち1,132名が伊藤塾の有料講座受講生だったという高い実績。講師は伊藤塾長や呉講師など人気講師が多数在籍している。Web通信で受講した方の評判があまり良くないのと、講座費用が高額な点がマイナス要素。 公式サイト:https://www.itojuku.co.jp/ |
3位 スタディング | 圧倒的な低価格が特徴で、10万円前後で受講できる。AIを活用した問題演習機能、暗記ツールなどの充実した学習システムが魅力。「演習量が少ない」「添削指導がない」などの声があるのがマイナス要素だが、この料金なら他の予備校と併用する使い方も可能。 公式サイト:https://studying.jp/shihou/ |
4位 資格スクエア | ITによる学習効率化など、最先端の技術を利用した独自のサービスを提供している。インプット時間を最大限に短縮し、200通の添削指導などで実践力を鍛えていくアウトプット中心のカリキュラムが特徴的。近年の合格実績公表がないことが不安要素。 公式サイト:https://www.shikaku-square.com/yobishiken |
5位 LEC東京リーガルマインド | 1979年から40年以上にわたって指導してきた実績を持ち、累計の合格者数は5,000名を超える。田中講師や矢島講師など、評判の良い講師が多数在籍。合格実績の伸びが近年鈍化しているのがマイナス要素。 公式サイト:https://www.lec-jp.com/shihou/ |
6位 販売終了 | 全国に教室を持つ通いやすさと、料金の安さが魅力。最大100問の論文答練があるアウトプット中心のカリキュラムを持ち、隙間時間に問題演習できる「短答必修アプリ」もある。人気講師が他の予備校に移籍し、近年は勢いが衰えてきている印象。(2023年8月末で撤退) 公式サイト:https://www.w-seminar.co.jp/shihou/ |
その他の司法試験予備試験の講座
ランキングには入れませんでしたが、その他の司法試験予備試験の講座も紹介しておきます。
講座選びの参考にしていただければと思います。
辰巳法律研究所
まずは法律専門予備校の「辰巳法律研究所」から紹介します。
辰巳は50年近い指導歴があり、長年培われたノウハウを生かした指導が武器ですね。
合格実績の公表はなく、Twitter上でもあまり口コミが見つからず…校舎も減らして縮小傾向にあるなど、最近はあまり調子がよく無さそうですね。
校舎は以下にあります。参考までに。
BEXA
続いてオンライン学習のプラットフォーム「BEXA」です。
講師がBEXAに所属しているわけではなく、講師個人としてBEXAのシステムを使って配信している感じなので、講師によって大きく内容が異なります。
というわけで、一応ランキングには入れましたが、正確には予備校ではないですね。
講座単位で購入していく形になるので、初学者の方はどの講座を受講すればいいかでかなり迷うはず。他の予備校講座を受講しつつ、追加で欲しい講座があればBEXAで買うのがおすすめですね。
人気講師ランキングも掲載されているので、そちらを参考に講座を選んでいくといいですね。
スクール東京
最後は司法試験・予備試験の対策に特化した専門校「スクール東京」です。
スクール東京の最大の特徴は個別指導や少人数ゼミによるきめ細やかな指導ですね。
短答個別指導や論文個別指導、過去問答練など多くの講座が用意されており、その中から自分に必要な講座をチョイスして受講していくスタイル。
初学者向けのインプット講座は少ないので、どちらかというと経験者向けの予備校ですね。
BEXA同様に、他の予備校をメインで受講し、足りないところを補うために利用する感じが良いかと思います。
合格実績などは公表されていません。
司法試験・予備試験予備校を合格率・実績で比較!
というわけでここから本題の項目別比較に入っていきます。
まずはそれぞれの予備校の合格率・合格実績などをまとめてみました。
LEC東京リーガルマインド | ■1993年〜2022年司法試験 入門講座出身者の合格者数5,312名 |
Wセミナー(TAC) | ■2020年 掲載なし ■2021年 掲載なし ※2023年8月販売終了につき参考情報 |
伊藤塾
![]() | ■2020年司法試験 合格者1,450名中1,234名が伊藤塾有料講座受講生 ■2021年司法試験 合格者1,421名中1,137名が伊藤塾有料講座受講生 ■2022年司法試験 合格者1,403名中1,132名が伊藤塾有料講座受講生 |
アガルートアカデミー | ■2020年司法試験 合格者占有率44.8%(1,450名中650名) ■2021年司法試験 合格者占有率47.8%(1,421名中669名) ■2022年司法試験 合格者占有率45.3%(1,403名中636名) |
スタディング | ■2020年 掲載なし(合格者の声掲載) ■2021年 掲載なし(合格者の声掲載) ■2022年 掲載なし(合格者の声掲載) |
資格スクエア | ■2019予備試験 合格者147名 論文式試験1位合格者輩出 ■2020年 掲載なし(合格者の声掲載) ■2021年 掲載なし(合格者の声掲載) ■2022予備試験 合格率22.8% |
合格実績が掲載されていない予備校がいくつかありますね。
しっかり数字を出している予備校と比較すると、出せる数字がないというのはかなり不安要素だと思います。
あまりおすすめはできないですね。。。

合格者の人数で見ると、伊藤塾とアガルートアカデミーが高い実績を残しています。
他の予備校と比較してみると、圧倒的な実績となっています。
実績で選ぶなら「この2校のうちのどちらか」ということになりますね。
また、この2校の合格者数の合計が全体の合格者数を超えているので、ダブル受講している人も多いことがわかります。
万全の対策をしたい人は、こういった選択肢も候補に入れておくといいかと思います。
司法試験・予備試験予備校を費用で比較!安いのはここ!
次に司法試験・予備試験予備校の費用をみていきましょう。
まずはそれぞれの予備校の主なコース料金を以下の表にまとめたのでどうぞ。
LEC東京リーガルマインド | ■予備試験1年合格専用コース ※別途入学金10,000円 ■予備試験1.5年合格コース ※別途入学金10,000円 |
Wセミナー(TAC) | 197,000円~ 入会金10,000円(税込) |
伊藤塾
![]() | ■司法試験入門講座(2年合格コース) 1,121,900円〜(税込) ■司法試験入門講座(予備試験1年合格コース) 1,121,900円〜(税込) ■司法試験入門講座(合格プレミアムコース) 1,182,700円〜(税込) |
アガルートアカデミー | ■予備試験最短合格カリキュラム 【2024・2025年試験対応】 →2024年7月14日までアウトレットセール:614,768円 【2025・2026年試験対応】932,800円(税込) ■予備試験最短合格カリキュラムライト 【2024・2025年試験対応】 →2024年7月14日までアウトレットセール:526,240円 【2025・2026年試験対応】822,800円(税込) ■司法試験総合講義300/全7科目 【2024・2025年試験対応】 →2024年7月14日までアウトレットセール:291,060円(税込) |
スタディング | ■予備試験合格コース(基礎) 89,100円(税込) ■予備試験合格コース(総合) 128,000円(税込) |
資格スクエア | ■合格フルパッケージ 759,000円(税込) ■合格フルパッケージ(テキストなし) 719,400円(税込) |
こうやって比較してみると、やはりスタディングは安いですね。
ここからさらに合格お祝い金が20,000円出るので、予備試験合格コース(基礎)は実質6円台で受講可能です!
安さでは頭ひとつ抜けた存在と言えます。
ここで一つ注意していただきたいのは、スタディングは合格実績が公表されていないという点。
他の資格試験だと料金が安くても高い実績をあげている予備校があるのですが、司法試験・予備試験の場合は今のところそういった予備校は存在していません。

費用が多少高くても、手厚くサポートしてくれる予備校の方が結果を残しているというわけですね。
合格して現場で活躍し始めてしまえばすぐに回収できる金額だと思うので、その辺りのバランスを見つつなるべく高い(サポートの手厚い)予備校を選んだ方が個人的にはいいかなと思います。
司法試験・予備試験の予備校を評判・口コミで比較!
最後に司法試験・予備試験の予備校の評判・口コミを紹介していきます。
公式サイトに掲載されていたものをいくつかピックアップしたので、まとめてどうぞ!
「もっと多くの口コミをみたい!」という方は、それぞれの予備校の評判をまとめた記事を別で作成しているので、そちらを参考にしていただけたらと思います。
LECの評判・口コミ
合格答案作成講座を一通り回すと穴がなくなります。また、その場で先生が考え方を説明してくれるので、自分の思考過程のどこが良くて悪いのかが分かり、非常に参考になりました。私は時間が取れなかったので一部後回しになっていて論文直前に詰め込むことになりましたが、なるべくライブで講座に出るとより効果的な学習になると思います。
LEC共通のオリジナル教材であるセブンサミットの他に、オリジナルレジュメ・チェックシート・事例問題集が用いられました。全科目一貫指導で、初学者にもわかりやすく、要点に絞って教えてくださいました。多くを初めから習うよりも、細部に関しては、学習を進めていく中で習得していくほうが効率的で理にかなっていました。また司法試験予備試験(以下予備試験)は事例問題が出題されるため、習った知識をそのままにとどめず、事例問題集で知識を応用することに慣れたのは大きかったです。
自分の弱点を時には自分以上に理解して指導してくださる先生に、予備試験の過去問を全て添削していただけたのがとてもよかったです。また、実際に通学で講義を受けることによって、講義が勉強のペースメーカーとなり、安心して勉強を進めていくことができました。1年合格コースで、同じ目標を持って全力で勉強している仲間と週に何度も顔を合わせることで、やる気がなくなりそうな時もすぐにリカバーすることができたと思います。
論文基礎力養成答練では、大学ではほとんど教えてもらうことのない論文の書き方を、問題文の読み方や図の書き方、答案構成の仕方まで先生の思考パターンに沿って検討することができたので、論文を書く型を作るという意味で非常に有用でした。
Wセミナー(TAC)の評判・口コミ
公式サイトに口コミ掲載なし
伊藤塾の評判・口コミ
司法試験を目指すに当たり、迷うことなく 業界トップの伊藤塾を選んで本当によかったと思います。コロナ禍でも、オンラインで勉強できることはもちろん、 周りに高いレベルで勉強している人がいるということは予想以上に励みになります。
伊藤塾では、 学習支援システムという充実した短答対策システムがあり、短答演習の機会がしっかりと確保されていました。また、 かなりの人数が受ける短答模試では、細かい部分まで分析された成績表を返却してもらうことによって、試験前に自分の弱点や立ち位置を把握でき、試験までの対策をたてやすかったです。
伊藤塾は、オンライン受講環境、オンラインゼミによる個別指導、インターネットでの質問受け制度など、コロナ禍でもオンライン学習の環境が整っており、また講義も楽しく、素敵な勉強仲間にも出会うことができました。本当に伊藤塾で学習を始めて良かったと思っています。
長丁場ですので、持続可能な勉強の仕方を探すことが大事だと思います。一方で、時間は限られていますので、伊藤塾を信じて、指示されたこと以外はやらないようにしていました。入門講座といくつかの答練だけやっていれば十分合格可能な知識は修得できますので、手を広げないことが大事だと思います。私は予備試験合格までは判例百選すら購入しませんでした。
アガルートアカデミーの評判・口コミ
合格できたのは運が良かったという面が大きいが、自分の頭で考えることを大切にしていたことにあると考えている。自分で考えるためには思考の材料が必要だが、その思考の材料を手に入れることができたのはアガルートの優れた指導システムがあったからこそであり、アガルートに入塾して良かったと感謝している。
毎回目から鱗が出るような指摘をしてくださり、指導を受ける前は論文はどうしたら書けるようになるのか不安な気持ちでいっぱいでしたが、いつの間にか論文の答案が書けるようになっていました。
添削は非常に丁寧でしかも早いので,非常に復習に役立ちました。起案を褒めて頂くこともあれば,時には厳しい評価を頂くこともありましたが,全てがやる気に繋がっていきました。
判例を最優先した上で、必要なところだけ学説を載せるスタイルもとても簡潔でわかりやすく、かつ小手先のスキルではなく、法律体系がよくわかるテキストとなっており、勉強始めたての頃から、予備試験、司法試験当日まで、ずっと使い続けました。
スタディングの評判・口コミ
スタディングは分量としても司法試験に合格するという意味で可能な限り情報をそぎ落としてる工夫を感じ、今まで勉強の分量に押しつぶされていた私としてはとてもありがたかったです。
短答の対策に関していえば、自分がどの問題を間違えたかをきちんと記録に残してくれるので、教材を1周回したあとで、法体系全体の中で自分が法体系のどの部分に弱点を抱えているかが明確になりました。
スタディングの基本講座は、動画講義の画像とテキスト部分が一体となったような作りで、スマホだけでも受講できます。「さあ、勉強するぞ」と構える必要がなく、初学者の方が勉強を始めるとっかかりとして利用するのに最適な学習手段だと思います。
私もそうでしたが働きながら学習する方は、勉強時間をあまり確保できないため知識を思うように増やせないという悩みを抱えると思います。通勤講座(現・スタディング)では、講師の先生が、講義中に「問題文から規範を導く方法」等、知識に頼らない方法や、「ここまで知識として押さえておく必要はない」と仰って安心感を与えてくださったのが有難かったです。
資格スクエアの評判・口コミ
基礎講座だと先生の説明が凄く的確でした!他の予備校に比べてコンパクトにまとまっていると聞いていたのですが、勉強をする上で何をするか明確で助かりました。
基礎講座Ⅱが良かったです!基礎講座Ⅰは全体をある程度把握してくださいねの方針でしたが、Ⅱからは判例ベースで周辺の論点に触れていて、試験頻出分野かつ勉強の強弱がついていなかったところを、こうやればいいんだなと言うのが理解できました。講座数も少なかったので見返しも楽でしたし、高野先生の資料は見やすかったです。2回目はパワーポイントを見れば復習できるので時間削減になってありがたかったですね。
インターネットで論文1位合格者がいるということを知ったことをきっかけに、資格スクエアで予備試験講座を受講しました。情報がまとめられていた点が資格スクエアを選んでよかったと思います。
コストパフォーマンスの良さが魅力でした。基礎講座、基礎問演習のおかげで、かなり早い段階で過去問にチャレンジできる力がつきました。また、過去問の動画添削は非常に役に立ちました。
辰巳法律研究所の評判・口コミ
辰已の短答完璧講座も受講しました。この講座のテキストは暗記に大変役立ちます。たとえば行政法では、処分性の有無に関する諸判例が〇×の形で表にまとめられているなど、「こんなまとめが欲しかった!」と思うような資料が手に入ります。
(論文対策について)問題も良問ばかりで解答例も実践的だったのでとても助かりました。特に辰已の配点表はとても細かく、どのポイントを書けば点が入るのか、特にどこの論点を厚く書くべきなのか把握することができ、メリハリのついた答案作成の仕方を学ぶことができました。
スクール東京の評判・口コミ
短答の問題を議論しながら解いていくのは初めての経験で、単調になりがちな試験勉強において新たな視点を得ることが出来ました。条文や判例を軽視するわけではないが、受験生はそれを知っているかどうかに拘りすぎて法律が社会科学であり、社会の要請があって出来ているのだという視点を忘れがちというご説明が新鮮でした。
条文や判決で○○と言っているから、ではなく、その根底にある考え方・理由づけをイメージできました。スクール東京の短答過去問集を使っており、理由を「納得」するよう意識しているのですが、実際に講義を受けたことで、もっとシンプルに考えて答えを導けばよいことに気づきました。
こんな感じでした。
ちなみにTwitter上に投稿されていた口コミについても調べましたが、僕が調べた限りだとかなり数に差があるなという印象でした。
伊藤塾やアガルート、LECは口コミが多かったので、受講している人がたくさんいることが伺えます。安心して受講できる予備校というのは間違いないので、その点も踏まえてランキングでは上位にしました。
それに対して資格スクエアは、Twitter上での口コミはほとんどなし…あまり受講している人が多くはなさそうです。体験を受けてみて納得した上で受講するのは止めませんが、実績豊富な上位3校と比較すると、自信を持っておすすめできる予備校とは言えないですね。
実際に受講した方の意見はとても参考になるので、今後も少しずつ追加していきます。
LEC東京リーガルマインド | https://www.lec-jp.com/shihou/ |
Wセミナー(TAC) | https://www.w-seminar.co.jp/shihou/ ※2023年8月販売終了につき参考情報 |
伊藤塾 | https://www.itojuku.co.jp/shiken/shihou/index.html
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アガルートアカデミー | https://www.agaroot.jp/shiho/ |
スタディング | https://studying.jp/shihou/ |
資格スクエア | https://www.shikaku-square.com/yobishiken |
伊藤塾かアガルートで迷ったら
合格実績で見ると、伊藤塾かアガルートアカデミーの二択かなといった感じですよね。
この2校のどちらにしようかで迷う人は多いはず…
その場合には以下の選び方でおすすめですね。
伊藤塾は実績抜群ですが、残念ながら通信講座の評判があまりよくありません。
教室が近くにない場合はアガルートアカデミーがおすすめです。
また、先ほども書いた通りこの2校の講座をダブル受講している人も多いので、合格の可能性を少しでも高めたい人はそういった選択肢も検討しましょう。
伊藤塾の教室所在地について以下にまとめておきます。
参考にしていただければと思います。
東京校 | 〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町17-5 JR渋谷駅南改札西口から徒歩3分 |
早稲田校 | 〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町518-21 第一石川ビル4階 東京メトロ東西線早稲田駅(1出入口)から徒歩4分 |
京都校 | 〒600-8007 京都市下京区四条通東洞院東入ル立売西町66 京都証券ビル8階 阪急烏丸駅・地下鉄四条駅から地下道18番出口に直結 |
仙台校 | 〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町1-16-23 一番町スクエア7階7B 仙台駅から徒歩15分、地下鉄東西線青葉通一番町駅・大町西公園駅から徒歩8分 |
社会人におすすめの司法試験・予備試験の予備校
続いて社会人におすすめの司法試験・予備試験対策の予備校についても説明します。
社会人におすすめの予備校はズバリ「Web通信の予備校」です。
繰り返しになりますが、通勤時間や昼休憩などのちょっとした時間を有効活用できるのがWeb通信の魅力です。
忙しい社会人の方にはぴったりの受講形態ですね。
この記事内でも紹介したおすすめ通信予備校は以下です。
このあたりから選んでおくと間違いないかと思います。
隙間時間を活用しやすいように作られているので、管理画面も使いやすいですし、講義動画の音声や画質などのクオリティーも高いです。
特におすすめはランキングでも紹介した通り「アガルートアカデミー」ですね。
業界トップの合格実績を誇る伊藤塾に次ぐ高い実績を出しているので、合格を勝ち取れる講座内容になっていることは間違い無いです。
安心して受講できる予備校と言えますね。
アガルートアカデミー | https://www.agaroot.jp/shiho/ |
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資格スクエア | https://www.shikaku-square.com/yobishiken |
司法試験・予備試験の予備校を選ぶときのポイント
予備校を選ぶ際のポイントについても解説していきます。
どの資格試験でも同じですが、大事なのは以下の3点かと思います。
それぞれどのように確認するべきかを深掘っていきますね。
講師の講義はわかりやすく好みか
まずは講義について。
せっかく予備校に通うのであれば、なるべくわかりやすい講義を受けたいと思うのは当然のことですよね。
テキストをただ読み上げていくだけの講義や、淡々と進んでいく眠くなる講義はできるだけ避けたいところ。
この点を事前にチェックする方法としては、「予備校の講座に申し込む前になるべくたくさんの講師の講義を体験しておく」です。
これらを繰り返してなるべく多くの講義を体験しておくことで、自分の好みにあった素敵な講師との出会いに近づけます。
もちろん全ての先生の講義を事前に体験するのは難しいですが、体験で受講できる講義はその予備校の中でも評判の良い講師が担当しているので、その予備校との相性は掴めるはずです。
アガルートアカデミーなどは公式サイトでサンプル講義が公開されていて、複数人の講師の講義動画が視聴できます。
絶対に確認しておきましょう。
費用はどのくらいかけられるか
続いて費用についてですね。
司法試験・予備試験の講座は安いものだと10万円前後、高いものだと100万円以上の費用がかかります。
もちろん高ければ良いというものではありませんが、高い講座はサポートも手厚く実績が豊富なものが多いのも事実。
反対に安い講座は実績がない場合も多いので、安さだけで飛びつくのは危険です。
合格して働き始めればいくらでも取り戻せる金額なので、無理のない範囲で高めの費用設定をしましょう。
学習の環境が整っているか
通学タイプの予備校であれば、自習室や質問環境などはもちろん、予備校自体の雰囲気などが合っているかも重要です。
司法試験の合格までには長い期間通い続けなければならないので、挫折しないで頑張れる環境が整っているかどうかを必ず確認しておきましょう。
通信の場合はあらかじめ学習スペースの目星をつけておくといいですね。
自宅で頑張るのか、近所のカフェで頑張るのか、はたまた図書館などで頑張るのか。
スマホ1台で隙間時間を使って学習できるとはいえ、隙間時間だけで合格できるほど甘い試験ではありません。
ある程度集中できる環境を確保するイメージはつけておいた方が良いでしょう。
もしそれが見つからないのであれば、通学タイプの予備校も視野に入れるべきかと思います。
それからWeb通信の予備校を考えている場合は、以下の点ついても公式サイトでチェックしておくといいですね。
事前に知っておくことでスムーズに受講を開始することができますし、そもそも自分の求めているサービスが受けられないといった事態も回避できます。
予備校選びについて、よくある質問
ここからは予備校選びについてよくある以下の質問に回答していきます。
法律初心者が受講しても大丈夫ですか?
全く問題なしです。
ほとんどの予備校には、学習未経験の人向けの講座が用意されています。
心配であれば無料体験を受けてみて、講義の内容が理解できるかを確認してみると安心して受講できるかと思います。
というよりも誰でも最初は初心者ですからね。現在第一線で活躍されている方も最初は初心者だったわけです。そういった意味でも、法律初心者だからといって合格できないということはないです。
始める時期が早かったか遅かったか…それだけです。
ただかなり難しい試験であることは間違いないので、サポートの手厚い予備校を選ぶのが良いかと思います。
仕事をしながら、大学に通いながらでも受講できますか?
どちらも問題なく、受講できます。
生講義の時間に間に合わなくても、DVDフォローなどの制度はほとんどの予備校にあります。
教室に通学するのが難しければ、Web通信の講座を検討してみるのもおすすめです。
スマホやPCで好きなときに好きな場所で講義が視聴できるので、通勤・通学の電車内や、お昼休憩の時間、寝る前のリラックスタイムなど、隙間時間を活用して学習を積み上げていくことができます。
もちろん司法試験・予備試験にフルコミットする時間がある人と比較すると学習時間はどうしても短くなってしまうので、その辺りは2年3年かけてじっくり積み上げていくことでカバーしていくしかないですね。
予備校だと1年で合格を目指せるカリキュラムが用意されているので、かなりハードにはなりますがそちらを利用するのもありです。
いつから受講開始すればいいですか?
「いますぐ」受講開始しましょう。
予備校には「1年コース」「1.5年コース」「2年コース」など、様々なコースが用意されているので、自分の目標に合わせて選択し、すぐに受講開始しましょう。
当たり前ですが、「あと1年半で合格したいから、半年遊んで1年コースを受講しよう」などと考えているようでは合格できませんよ。
1年半での合格を考えているのであれば、1年半しっかり勉強した方が合格する可能性が高まるのは言うまでもなしです。
司法試験に合格したい!というモチベーションが高まっている今のうちに、学習をスタートしておくのが合格への近道です。
司法試験予備試験の予備校を1つに絞り込む手順
ここからは司法試験・予備試験予備校を「1つに絞り込む手順」について説明していきます。
合格実績や費用、評判などを比較していくつか良さそうな予備校の目星がついたら、その後は以下の手順で予備校を1本(2本でもOK)に絞りましょう。
「通学」か「Web通信」かを決める
通学で受講するかWeb通信で受講するかを決めるとかなり選択肢を絞り込めます。
改めて説明するまでもないかと思いますが、それぞれ以下の受講スタイルです。
そもそも予備校の教室が通える範囲にない人はWeb通信一択になりますね。
通える範囲に教室がある人でも、忙しくて通う時間がない人などはWeb通信で受講するのがいいですね。
それから最近はコロナの感染症対策の面でも教室に通うのを避けたい人もいるはず。
予備校の教室は都市部にあることが多いので、感染リスクを考えるとWeb通信で受講するのがおすすめですね。
それぞれのメリットとしては以下の通りです。
同じ目標に向かって頑張っている人が周りにたくさんいるので、刺激をもらいつつ挫折率を下げて学習することができるメリットがあります。
隙間時間でスマホ学習できるなどの時間的メリットや、料金が安いといった金銭的なメリットがあります。
ご自身の状況に合わせてどちらにするかをイメージしておきましょう。
ちなみに通信の場合、上記のようなメリットに加え、以下のようなメリットがあります。
Web通信の場合、スマホやPCで動画講義を視聴することになるので、基本的に自分の好みに合わせて再生スピードなどを調整できます。
わからなかったところや聞きそびれたところはもう一度講義を見直すことができますし、反対に聞かなくてもわかるところは倍速再生などで時短することもできます。
周りに合わせる必要もないので自分のペースで効率よく学習が進められます。
講師についても基本的に当たり外れは少ないですね。
通学スタイルの予備校だと、自分が通う教室にいい先生が揃っているかどうかは完全に運です。
この教室に通うとあの人気講師の講義が受けられるけど、あの有名講師は別の教室でしか講義をしていない…
みたいなことがよくあります。

その点、Web通信なら絶対にその予備校で一番わかりやすい講師が動画講義を担当しているので、ハズレを引く可能性を考えずにすみます。
通学かWeb通信か、迷っているのであればWeb通信がとてもおすすめですね。
通学を選んだ場合
通学を選んだ場合は予備校に直接行ってみて、雰囲気を確かめつつ説明を聞くのが1歩目の行動ですね!
その予備校の雰囲気が自分に合うかどうかがわかりますし、担当者の対応でどんなレベルのサポートを受けられるか大体イメージがわくはずです。
- 実際に予備校に行ってみる。
- スタッフの話を聞き、体験講義などを受けてみる。
- 自分に合いそうだと思ったら申し込み。
- 合わないと感じたら他の予備校を見に行って話をきく。
この繰り返しでOKです。
くれぐれもネット上の情報だけで判断して即申し込みとかはしない方がいいですよ。
通学の場合は相性がとても大事なので、絶対に現地確認をしましょう!
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Web通信を選んだ場合
Web通信を選んだ場合は、教室がないので現地確認の手間はかかりませんね!
- 公式サイトで情報をチェックする。
- サンプル講義動画を視聴して、講義の雰囲気を感じつつ講師との相性を確認する。
- いくつか比べてみて、一番自分に合いそうなところに申し込む。
という流れでOKです。
Web通信予備校の多くは、公式サイトでサンプル講義動画を無料で公開しています。
実際にどんな先生がどんな講義をするのか、事前に確認するチャンスですね。
予備校によって動画の作り方なども違うので、いくつか見比べてみると自分にぴったりな予備校が見つかるかと思います。
そしてWeb通信の場合は予備校の見学などをする必要がない分、いい予備校が見つかったらすぐに申し込んで学習スタートするのがおすすめですね。
先ほども書いた通りですが、司法試験・予備試験は3,000時間の勉強時間が必要と言われている超難関試験です。
せっかく通信で受講するのであれば、即申し込みしてすぐに勉強を始めた方が合格する可能性を上げられます!
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大手予備校のWeb通信講座はどうなの??
TAC、LEC、伊藤塾などの大手の予備校は、通学スタイルで実績を上げてきた予備校です。
この記事を読まれている方の中には、どうしてもこういった実績と知名度のある予備校で受講したいと考えている方も多いかと思います。
ですが今は、なかなか教室に通って受講することが難しい世の中になってしまっています。
となると気になるのは、「これら大手の予備校のWeb通信講座のクオリティー」ですよね。
Web通信専門で開講している予備校と比較して、TAC、LECなどの予備校の通信講座はどうなのか…
結論としては以下の通りです。
あまりおすすめはできないけど、どうしてもその予備校がいいのであればそこにすべし!
やはり教室での講義をメインとしている予備校は、維持費などもかかっているため、通信で受講する場合にも割高になってしまうことは避けられません。
講義動画のクオリティー的にも、動画配信用に映像や音声にも気を使って撮影しているWeb通信専門の予備校と生講義を撮影しただけの通学メインの予備校とでは大きな差があります。
なので結論としては上記の通り、「あまりおすすめできない。」ということになりますね。
ですが講座の内容としては長年の経験を活かした講義やサポートは健在で、とてもクオリティーの高いものとなっています。
というわけで、どうしてもTAC、LECでWeb通信講座を受講したいという方は、その選択は大いにアリだと思います!
結局、自分が納得して選んだ予備校で受講するのが一番いいですからね。
自分の人生を預けられる信頼できる予備校を選ぶというのも、いい選び方だと思います!
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司法試験・予備試験の予備校比較まとめ
というわけで今回は司法試験・予備試験の予備校6校をいくつかの観点から比較してきました。
自分に合いそうな予備校は見つかりましたでしょうか。
1位 アガルートアカデミー | 令和4年の司法試験で、全合格者1,403名のうち636名をアガルート生が占有するという高い実績を出した。回数無制限の質問対応や最大250通の添削指導などの手厚いサポートが魅力。代表の工藤講師をはじめ、評判が良く実績豊富な講師陣が揃っている。 公式サイト:https://www.agaroot.jp/shiho/ |
2位 伊藤塾 | 令和4年の司法試験で、全体の合格者1,403名のうち1,132名が伊藤塾の有料講座受講生だったという高い実績。講師は伊藤塾長や呉講師など人気講師が多数在籍している。Web通信で受講した方の評判があまり良くないのと、講座費用が高額な点がマイナス要素。 公式サイト:https://www.itojuku.co.jp/ |
3位 スタディング | 圧倒的な低価格が特徴で、10万円前後で受講できる。AIを活用した問題演習機能、暗記ツールなどの充実した学習システムが魅力。「演習量が少ない」「添削指導がない」などの声があるのがマイナス要素だが、この料金なら他の予備校と併用する使い方も可能。 公式サイト:https://studying.jp/shihou/ |
4位 資格スクエア | ITによる学習効率化など、最先端の技術を利用した独自のサービスを提供している。インプット時間を最大限に短縮し、200通の添削指導などで実践力を鍛えていくアウトプット中心のカリキュラムが特徴的。近年の合格実績公表がないことが不安要素。 公式サイト:https://www.shikaku-square.com/yobishiken |
5位 LEC東京リーガルマインド | 1979年から40年以上にわたって指導してきた実績を持ち、累計の合格者数は5,000名を超える。田中講師や矢島講師など、評判の良い講師が多数在籍。合格実績の伸びが近年鈍化しているのがマイナス要素。 公式サイト:https://www.lec-jp.com/shihou/ |
6位 販売終了 | 全国に教室を持つ通いやすさと、料金の安さが魅力。最大100問の論文答練があるアウトプット中心のカリキュラムを持ち、隙間時間に問題演習できる「短答必修アプリ」もある。人気講師が他の予備校に移籍し、近年は勢いが衰えてきている印象。(2023年8月末で撤退) 公式サイト:https://www.w-seminar.co.jp/shihou/ |
「予備校の選び方」のところでも書きましたが、良さそうな予備校が見つかったら、次にとる行動は以下です!
こんな感じですね。
「資料請求」という選択肢もありますが、これは個人的にあまりおすすめしないです。
資料請求しても、公式サイトに載っているのと同じようなことしか書かれていませんので。
資格スクエアだけは講座内容が最新技術すぎてイメージが湧きづらいので、資料請求(ダウンロード)して確認する必要がありそうです。

ほとんどの予備校が早期に申し込みをすると大幅に割引がきくので、なるべく早く一歩目を踏み出すようにしてくださいね!
今回は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
以下に司法試験・予備試験についての情報を補足で掲載しますので、あわせて参考にしていただければと思います。
司法試験・予備試験の基本情報
司法試験は、法曹三者(裁判官、検察官、弁護士)になるための試験でして、法律系資格の最高峰と呼ばれる難易度の高い試験です。
その司法試験の受験資格を得るためには、以下の2通りの方法があります。
以前は法科大学院、いわゆる「ロースクール」を経て司法試験を受験するルートしかありませんでしたが、2011年より予備試験が導入され、こちらに合格した方も受験できるようになりました。
これにより、経済的な理由でロースクールに通えない方や社会人にも司法試験に挑戦する道が開かれました。
そして近年は、予備試験ルートの人気が高まっています。
予備試験ルートには、「合格者の司法試験合格率が高いこと」「その後の就職活動へのプラスの影響」「効率よく学習すればロースクールに通うよりも短期間で合格できること」などのメリットがあります。
司法試験・予備試験の受験資格・受験料・日程など
司法試験・予備試験の受験資格や受験料、試験日程などを見ていきましょう。
令和5年の受験資格・受験料・日程などは以下の表の通りです。
予備試験
予備試験 | 日程など |
---|---|
受験資格 | 制限なし(どなたでも受験可能) |
願書配布 | 令和5年2月20日(月)〜3月17日(金) |
願書受付 | 令和5年3月6日(月)〜3月17日(金) |
短答式試験 | ■試験日 令和5年7月16日(日) ■合格発表 令和5年8月3日(木) |
論文式試験 | ■試験日 令和5年9月9日(土) 令和5年9月10日(日) ■合格発表 令和5年12月21日(木) |
口述試験 | ■試験日 令和6年1月20日(土) 令和6年1月21日(日) ■合格発表 令和6年2月1日(木) |
受験料 | 17,500円(令和4年の実績。令和5年分は令和4年12月16日に公告。) |
試験会場 | ■短答試験 札幌市又はその周辺、仙台市又はその周辺、東京都又はその周辺、名古屋市又はその周辺、大阪府又はその周辺、広島市又はその周辺、福岡市又はその周辺 ■論文式試験 札幌市、東京都又はその周辺、大阪市又はその周辺、福岡市 ■口述試験 東京都又はその周辺 (令和4年の実績。令和5年分は令和4年12月16日に公告。) |
まず予備試験ですが、受験資格は「制限なし」となっているので、年齢・学歴・国籍などに関わらずどなたでも受験が可能です。
願書交付と受付は2月〜3月で、短答式試験は7月に実施されます。
それに合格すると9月の論文式試験、翌年1月の口述試験と進んでいき、最終的な合格発表は2月という流れです。
司法試験
司法試験 | 日程など |
---|---|
受験資格 | 法科大学院修了者又は予備試験合格者(5年以内) |
願書配布 | 令和5年3月10日(金)〜4月4日(火) |
願書受付 | 令和5年3月22日(水)〜4月4日(火) |
試験日 | 令和5年7月12日(水) 論文 令和5年7月13日(木) 論文 令和5年7月15日(土) 論文 令和5年7月16日(日) 短答 |
短答式成績発表 | 令和5年8月3日(木) |
合格発表 | 令和5年11月8日(水) |
受験料 | 28,000円(令和4年の実績。令和5年分は令和4年12月16日に公告。) |
試験会場 | 札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市 (令和4年の実績。令和5年分は令和4年12月16日に公告。) |
続いて司法試験ですが、こちらは最初に説明した通り「法科大学院修了者」「予備試験合格者」のどちらかを満たしている方のみが受験可能です。
願書交付と受付は3月〜4月で、試験は7月に4日間かけて実施されます。
そして最終的な合格発表は11月です。
司法試験・予備試験の出題科目や出題形式など
続いて司法試験・予備試験の出題科目や出題形式、配点などを見ていきましょう。
予備試験
予備試験 | 試験内容 |
---|---|
短答式 | ■憲法、民法、刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法、商法、行政法(各30点) ■一般教養科目(60点) 【270点満点】 |
論文式 | ■憲法、行政法、民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法、 法律実務基礎科目(民事)、法律実務基礎科目(刑事)、選択科目(倒産法・租税法・経済法・知的財産法・労働法・環境法・国際公法・国際私法の8科目の中から1つを出願時に選択)(各50点) 【500点満点】 |
口述式 | ■法律実務基礎科目(民事)、法律実務基礎科目(刑事) |
司法試験
司法試験 | 試験内容 |
---|---|
短答式 | ■憲法(50点) ■民法(75点) ■刑法(50点) 【175点満点】 |
論文式 | ■憲法、行政法、民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法(各100点) ■選択科目(倒産法、租税法、経済法、知的財産法、労働法、環境法、国際関係法(公法系)、国際関係法(私法系)から1科目)(100点) 【合計点(800点)に14/8を乗じた点数(1400点満点)】 |
それぞれの科目の詳しい内訳は上記の通りです。
予備試験の短答式には一般教養試験がありますが、これはかなり範囲が広く対策しずらい科目なので、法律科目で得点を稼いでおく必要があります。
捨て科目を作らず全ての科目をしっかり仕上げておきましょう。

鬼門は論文式試験でして、法律の知識以外にも読解力や記述力なども必要になります。
ゆっくり考えている時間はなく、とにかくスピード重視で書き上げていかないと制限時間内に終わらないので、予備校の講座などを利用して対策しておいた方がいいですね。
司法試験については配点が少し特殊なのですが、論文式の800点満点を1400点満点に変換し、それに短答式の得点を合計して1575点満点で計算されます。
短答式175点満点、論文式1400点満点ということで、論文式の得点がかなりのウェートを占めていることがわかりますね。
予備試験・司法試験ともに、論文式試験の出来が合否を左右すると言えそうです。
司法試験・予備試験の合格率、合格点など
続いて受験者数や合格率、合格点などについて、実際の数字を見ていきましょう。
近年の実施結果は以下のようになっています。
予備試験(短答式)
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格点 |
---|---|---|---|---|
令和4年度 | 13,004人 | 2,829人 | 21.8% | 159点 |
令和3年度 | 11,717人 | 2,723人 | 23.2% | 162点 |
令和2年度 | 10,608人 | 2,529人 | 23.8% | 156点 |
令和元年度 | 11,780人 | 2,696人 | 22.9% | 162点 |
平成30年度 | 11,136人 | 2,661人 | 23.9% | 160点 |
予備試験(論文式)
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格点 |
---|---|---|---|---|
令和4年度 | 2,695人 | 481人 | 17.8% | 255点 |
令和3年度 | 2,633人 | 479人 | 18.2% | 240点 |
令和2年度 | 2,439人 | 464人 | 19.0% | 230点 |
令和元年度 | 2,580人 | 494人 | 19.1% | 230点 |
平成30年度 | 2,551人 | 459人 | 18.0% | 240点 |
予備試験(口述)
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格点 |
---|---|---|---|---|
令和4年度 | 481人 | 472人 | 98.1% | 119点 |
令和3年度 | 476人 | 467人 | 98.1% | 119点 |
令和2年度 | 462人 | 442人 | 95.7% | 119点 |
令和元年度 | 494人 | 476人 | 96.4% | 119点 |
平成30年度 | 456人 | 433人 | 95.0% | 119点 |
予備試験(全体)
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和4年度 | 13,004人 | 472人 | 3.6% |
令和3年度 | 11,717人 | 467人 | 4.0% |
令和2年度 | 10,608人 | 442人 | 4.2% |
令和元年度 | 11,780人 | 476人 | 4.0% |
平成30年度 | 11,136人 | 433人 | 3.9% |
平成29年度 | 10,743人 | 444人 | 4.1% |
平成28年度 | 10,442人 | 405人 | 3.9% |
司法試験
年度 | 受験者数 | 短答式合格者数 | 短答式合格率 | 短答式合格点 | 最終合格者数 | 最終合格率 | 最終合格点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
令和4年度 | 3,082人 | 2,494人 | 80.9% | 96点 | 1,403人 | 45.5% | 750点 |
令和3年度 | 3,424人 | 2,672人 | 78.0% | 99点 | 1,421人 | 41.5% | 755点 |
令和2年度 | 3,703人 | 2,793人 | 75.4% | 93点 | 1,450人 | 39.2% | 780点 |
令和元年度 | 4,466人 | 3,287人 | 73.6% | 108点 | 1,502人 | 33.6% | 810点 |
平成30年度 | 5,238人 | 3,669人 | 70.0% | 108点 | 1,525人 | 29.1% | 805点 |
予備試験の合格率は4%前後
予備試験の合格率は年度によって多少のばらつきはありますが、大体4%前後となっています。
かなり狭き門ですね。
難関試験ですが、予備試験に合格する力が身に付いていれば、司法試験でもその実力を活かして高い確率で合格を狙うことができます。
実際に予備試験合格者は司法試験の合格率が80%前後となっていて、とても高いです。
また、予備試験は短答式、論文式、口述式の3種類の試験が課されますが、そのうち口述式試験の合格率は毎年95%以上となっており、ここで落ちることはほとんどありません。
短答式と論文式を乗り越えれば、合格は目の前に迫っていると言えますね。
予備試験の合格点
その短答式ですが、270点満点中160点前後が合格点となっています。
6割くらい取れれば合格できるということになりますね。
少し余裕を持って、7割くらいの得点を目標に準備しておきましょう。
そして先ほども書いた通りですが、論文式試験が最大の難関と考えて間違いないですね。
深い理解が問われる試験ですが、合格率は2割近くあるので、決して合格できない試験ではありません!
点数としては500点満点中240点ほどの得点で合格できるので、半分取ればOK。
こうやって考えると、なんとかなりそうな気がしてきますね!
司法試験の合格率は30%前後
続いて司法試験についてですが、こちらは合格率が30%前後となっています。
合格点は短答式で175点満点中100点前後なので、6割〜6割5分くらい取れれば合格ということになります。
ですが各科目4割に満たない場合は足切りをくらってしまうので、極端に苦手な科目があると合格は難しくなってきます。
予備試験同様に満遍なく全ての科目で点数を取れるようにしておく必要がありますね。
そして司法試験の合格が「短答式と論文式の総合得点」で決まることを考えると、短答式で少しでも点数を稼いでおいた方が合格の可能性が高まります。
余裕を持たせて7割くらいを目安に得点できるよう準備していきましょう。
ちなみに予備試験合格者は、この短答式の通過率がほぼ100%です。
予備試験組のレベルの高さが伺えますね。
司法試験の論文式は6割を目安に
先ほども書いた通り、司法試験は短答式175点満点、論文式1400点満点で採点されます。
短答式試験をギリギリの点数で通過したとした仮定した場合、論文式では700点ちょっとの得点、つまり5割くらいの得点が必要になります。
これを踏まえて考えると、確実に合格するためには論文式で6割くらいの得点を目指すのが良さそうですね。
論文式試験の対策をする場合、自己採点をするのが難しいので、予備校の講座などでしっかり対策していく必要があります。
ちなみに論文式試験にも足切りがあるのですが、かなり低い設定になっているのであまり気にする必要はないかと思います。
司法試験・予備試験の学習時間は3000時間
司法試験・予備試験の合格に必要な学習時間についても見ていきましょう。
予備試験を経て司法試験に合格するまでに、必要な学習時間はおよそ3000時間と言われています。
もちろん受験する方の現在の知識量や学習環境にもよるので、この数字はあくまでも目安。
全く法律の知識がない人だと10,000時間以上かけないと合格レベルに到達しない可能性もあります。
反対に、法律の知識が豊富な人であればもっと短い時間で合格できるでしょう。
人によって必要な学習時間にかなりの幅がありますが、基本的には「学習にめちゃめちゃ時間がかかる試験」であるということは間違いないですね。
あくまでも目安にはなりますが、合格までにかかる期間としては以下くらいです。
これだけの勉強を耐え抜いた先に、司法試験の合格があります。
独学での合格はかなりきついので、効率よく学習できるカリキュラムが組まれている予備校を利用するのが最短ルートと言えますね。
ちなみに法科大学院ルートだと「大学4年+大学院2年」で合計6年の過程を経て司法試験の受験が可能になります。
なので予備試験ルートで3年や4年で合格できれば「短期合格」と言えますね。
10年以上かけて合格を勝ち取る方もいるので、長期間モチベーションを維持しつつ学習を続けることが大事になってきます。