一級建築士の予備校・通信講座5個をガチ比較【スタディング・日建学院・総合資格学院】

こんにちは、まさちゃんです。

いつも当ブログ(masablog)をご覧いただきありがとうございます。

資格についての情報を発信しているブログになりますので、参考にしていただけましたら幸いです。

さて、今回は「一級建築士の予備校・通信講座比較」の記事になります。

  • 一級建築士の予備校・通信講座を探しているけど、いっぱいありすぎてどこがいいのかよくわからない…
  • 費用や実績、評判・口コミが一覧でまとまっている記事があれば比較しやすいのになあ…

こういったご要望にお応えしていく記事になります。

一級建築士の予備校・通信講座5つを、費用や実績、評判・口コミなどいくつかの視点から比較。比較項目ごとにおすすめの講座を紹介しつつ、マイナス面も包み隠さずに書いています。

この記事を読み終わる頃にはきっと、自分に合った予備校・通信講座が見つかっていることかと思います!

それでは早速、内容に入っていきますね。

一級建築士の予備校・通信講座おすすめランキング

一級建築士の予備校・通信講座おすすめ5校をランキング形式で紹介します。

後ほど合格実績や講座料金、評判などについて詳しく比較して行くので、まずはさらっと見ていただければと思います。

1位 スタディング

公式サイト:https://studying.jp/kenchikushi/

スタディングの特徴
  • スキマ時間にスマホで学べる
  • 講座料金が圧倒的に安い
  • テレビ番組のようなわかりやすい講義動画
  • 問題集・過去問集もスマホで
  • 暗記ツールなど、補助機能も充実
  • AIが自動で復習スケジュールを管理
  • 学科対策から製図対策まで学べる

スキマ時間にスマホで学べる

スタディングはスマホ1台で講義の受講からテキストの閲覧、問題演習までが全てできます。わざわざ予備校の教室に通う必要もないので、日々の生活の中にあるちょっとしたスキマ時間を使ってコツコツ学習が可能です。通勤・通学の電車時間や、ランチ後の休憩の残り時間、寝る前の一息ついた後の時間などが、勉強時間に変えられます。

講座料金が圧倒的に安い

費用が圧倒的に安く抑えられるのも、スタディングのいいところですね。1級建築士講座は学科・製図の両方の対策がついていて、10万円を切る料金設定です。20万、30万する予備校が多い中で、この安さは凄いですね。

これだけ安いと逆に不安ですが、公式サイトに合格者の声が多く掲載されており、しっかり合格できる内容の講座になっていることがわかります。この後説明しますが、講義動画や問題演習システムなど、便利な機能が豊富なので、ストレスなく効率よく学習できるようになっています。安いけど内容もしっかりしている、まさにコスパ最強の講座ですね。

テレビ番組のようなわかりやすい講義動画

スタディング一級建築士講座の中身についても説明していきます。

まずは講義動画。スタディングは基本的に、スマホやPC、タブレットで講義動画を視聴する形で学習を進めていきます。その講義動画のクオリティーには特にこだわっていて、図表やイラストを豊富に使用したテレビの情報番組のような作りになっています。見やすく聞きやすい、シンプルに講義内容に集中できる、質の高い講義動画ですね。倍速再生も可能なので、時間がないときはそれを使って時短も可能。もちろん繰り返し視聴もできるので、一度で理解しきれなかった場合には再度復習することもできます。

講義動画については公式サイトでサンプル講義の試聴ができるので、気になる方は一度チェックしてみるといいですよ。

問題集・過去問集もスマホで

問題演習もスマホ1台でできます。講義動画で得た知識を確認する用の「スマート問題集」、過去問の中から重要な問題のみを抽出した「セレクト過去問集」の2種類の問題集が用意されています。

問題の数としてもスマート問題集は約2,400問、セレクト過去問集は約500問が収録されており、十分な演習量が確保できますね。これらの問題集を使ってスキマ時間にポチポチ問題演習していけば、合格が近付くと言えるでしょう。

暗記ツールなど、補助機能も充実

上記の通り基本的には「講義動画」と「問題集」で学習を進めていくのですが、その学習を補助する機能も充実しているのがスタディングの魅力です。特に「マイノート」と「暗記ツール」が便利だと個人的には感じました。

マイノートはその名の通り、自分独自のノートを作成できる機能のこと。講義を視聴していて気になった部分をまとめていけば、重要部分や自分の弱点がまとまったオリジナルノートが作成できます。このノートのすごいところは、Webテキストの図表や説明文をそのままコピペして使える点です。ノートをとる時間を大幅に削減でき、さらに見やすい図表を残せるので復習する際にも便利です。

暗記ツールは、Webテキストの重要部分を塗りつぶして使える暗記補助機能です。赤シートを使ってテキストの重要部分を隠して暗記したことがある方もいるかと思いますが、あれのWeb版です。テキストや赤シートを持ち運ぶ必要がなくなるので、これもかなり便利な機能ですね。

AIが自動で復習スケジュールを管理

さらにスタディングの一級建築士講座には、最新のAIを使った復習スケジュール管理機能も搭載されています。

問題演習をするときに、間違えた問題やたまたま正解した問題などは後日再度復習する必要がありますよね。この問題は次いつ解き直す…というのを自分で全て管理するのは大変です。そんなときに便利なのが、スタディングの「AI問題復習」です。AIが自動で「今日解くべき問題」を抽出してくれるので、それに沿って問題を解いていけば取りこぼしなく復習ができるという機能です。めちゃめちゃ便利です。

学科対策から製図対策まで学べる

学科試験と製図試験の両方に対応しているのもスタディングの魅力ですね。学科試験のみ、製図試験のみ、という対応の予備校もある中で、どちらにも対応しているのは魅力です。特にスタディングの一級建築士講座は費用が圧倒的に安いので、コスパ良く学科・製図両方の対策ができるので最高ですね。

>>スタディングの公式サイトへ

2位 日建学院

公式サイト:https://www.ksknet.co.jp/nikken/guidance/architect1q/index.aspx

日建学院の特徴
  • 合格実績が高い
  • 講義は全て「映像講義」
  • 映像自体の質の高さが最大の武器
  • イラストや図表が豊富なテキスト
  • サポート体制も万全
  • コースが豊富
  • 受講料金はかなり高額

合格実績が高い

日建学院の一級建築士講座は、高い合格実績を誇ります。直近30年間の1級建築士試験で、合格者76,529人を輩出。この期間の全合格者が146,291人なので、合格者全体の52.3%の方が日建学院出身ということになります。

圧倒的な実績ですね。長期間にわたって実績を出し続けている講座ということで、安心して受講できる講座と言えますね。

講義は全て「映像講義」

日建学院は基本的に通学して講義を受けるスタイルの予備校ですが、講義は全て「映像講義」となっています。教室に行き、クラス単位または個別ブースで映像講義を視聴します。せっかく教室に行くのに、生講義じゃないのかよ…と感じる方も多いかと思いますが、これにはもちろん理由があります。

日建学院はもともと生講義からスタートしたのですが、試験的に映像講義を導入したところ、そっちの方が高い合格率が出たとのことで、映像講義メインの予備校に変わったという経緯があります。講師のレベルや調子に左右されないため、高品質な講義を常に提供できる強みがあります。

映像自体の質の高さが最大の武器

というわけで「映像講義」こそが日建学院最大の売りです。講義動画は撮影用の自社スタジオで講義時間の数倍の時間をかけて撮影し、編集。CGアニメーションなどを盛り込んで仕上げられています。

かなりこだわって作成されていますね。CGまで使っているとなると、さすがに生講義よりもわかりやすいです。質の高い講義動画になっています。

イラストや図表が豊富なテキスト

テキストはイラストや図表、写真などを1,000点以上使用して見やすくわかりやすいものになっています。文字よりもイラストや写真の方が印象に残りやすいので、学習効率も上がりますね。

また、過去に出題された分野については出題年度が掲載されています。どこが出題頻度が高いのかが一目でわかるので、メリハリをつけた学習ができます。

サポート体制も万全

日建学院の一級建築士講座は、サポート体制も整っています。講義中は質疑専門のアドバイザーがいるのでその場で質問が可能。講義に欠席した場合には個別ブースで視聴して遅れを取り戻すこともできます。

個人的に一番ありがたいと思ったのは、「受講生一人ひとりにライセンスアドバイザーがつく」という点ですね。ライセンスアドバイザーは入学から本試験まで受講生を二人三脚でサポートしてくれます。成績の管理、学習面のアドバイス、メンタル面の相談などが受けられるので、安心して受講できます。

常に同じ担当者に相談できるのはいいですね。信頼関係も築けてくるので徐々に相談しやすくなりますし、合格に向けて一緒に進んでいく感覚が持てるので心強いです。

コースが豊富

日建学院の一級建築士講座は、学科・製図ともにコースが豊富に用意されています。「本科コース」が基本で、インプット講義の他、演習などのアウトプット講義や直前対策もついてくるオールインワンのコースとなっています。

本科以外のコースはリーズナブルな料金に抑えられている分、講座内容がかなりカットされています。「アウトプット講義なしでもいいからWebで受講したい」という方にはありかもですね。ですがそれならスタディングの方が安いですし、Web通信受講用に便利な機能も豊富に搭載されているので、そっちの方がいいかなと思います。

やはり日建学院で受講するなら通学して丁寧にサポートしてもらう本科コースがおすすめですね。

受講料金はかなり高額

日建学院のマイナスポイントとしては、料金が高いことです。「学科本科コース」は70万円台、「設計製図本科コース」は50万円台なので、トータルで100万円以上の費用がかかります。

簡単に手が出る金額ではないですね。この金額を許容できる方のみ、日建学院の一級建築士講座を選択肢に入れましょう。

>>日建学院の公式サイトへ

3位 総合資格学院

公式サイト:https://www.shikaku.co.jp/

総合資格学院の特徴
  • 合格実績が高い
  • 双方向コミュニケーションを重視したライブ講義
  • 複数のサポートスタッフがフォロー
  • 的中率の高いオリジナルテキスト
  • 副教材も充実
  • プロセスごとに丁寧な指導が受けられる製図指導
  • 費用はお高め

合格実績が高い

まず総合資格学院は高い合格実績が魅力ですね。令和4年度の一級建築士試験では、設計製図試験の全国合格者3,473名中、1,819名が総合資格学院生が占めました。合格者の半数以上が総合資格学院の講座を受講していたということになりますね。

また、学科・製図ストレート合格者(同年度の学科・製図の両方に合格した方)についても1,468名中、850名が総合資格学院生でした。こちらの数字で見ても、半数以上が総合資格学院生となっており、すごいですね。しっかり合格できるレベルの講座内容になっていることがわかります。

双方向コミュニケーションを重視したライブ講義

総合資格学院の講義は「インタ・ライブ講義」と呼ばれる、講師と受講生の双方向コミュニケーションを重視した対面式の講義です。講師がその場の空気感などから受講生の理解度を把握し、臨機応変に「伝え方」や「言い回し」を変えるので、「その講義を受けている方」に合った講義が受けられます。その場で質問でき、疑問点が解消できるのもライブ講義の魅力ですね。

メインはライブ講義ですが、自宅や映像ブースでの映像学習も可能です。映像ブースは普段利用していない教室でも利用できます。

複数のサポートスタッフがフォロー

総合資格学院の一級建築士講座は、講師の他、教務スタッフやチューター、ライセンスアドバイザーからのサポートも受けられます。

教務スタッフは受講生の学習サポート専門のスタッフで、出席管理や成績管理、宿題の提出状況管理などをしつつ、その情報をもとに学習計画や学習方法などのアドバイスをくれます。メンタルサポートも担当しているので、モチベーションが下がったときなどは相談してみるといいですね。

チューターは直近3年以内に総合資格学院の講座を受講して合格を勝ち取った、学習サポートスタッフです。つい最近まで受講生として学習していたスタッフなので、受講生に近く、気軽に相談できる存在です。

的中率の高いオリジナルテキスト

テキストは令和4年度試験で93.6%の的中率を達成した総合資格学院のオリジナルテキストです。

各単元の冒頭に重要ポイントを掲載。図表やイラストを豊富に用いていて、スペースも広く、読みやすくわかりやすい作りになっています。公式サイトに見本が掲載されているので、気になる方は一度チェックしてみましょう。

問題集は過去11年間に出題された過去問を項目別に分類し、難易度順に並べた作り。全ての選択肢について解説がされています。

副教材も充実

テキストと問題集以外にも、副教材が充実している点も総合資格学院の魅力です。通勤時の電車内でスキマ時間を使って学習する用の「トレイントレーニング」、試験に出題される可能性がある建築物を厳選して掲載している「コンパクト建築作品集」などは評判がいいですね。

プロセスごとに丁寧な指導が受けられる製図指導

そして総合資格学院といえば、高い合格実績を誇る製図指導ですね。プロセスごとに丁寧な指導があるため、正しい手順で図面を書き上げられるようになります。講義中は講師が教室内を巡回して、作成途中の段階でも修正点をその場で指摘してもらえます。仕上がった図面だけを見て添削する予備校もある中で、プロセスごとの指導が受けられるのは魅力ですね。

そして評判がいいのは「図面の交換採点」です。受講生同士で図面を交換し、ミスを指摘しあう形式で、一人で学習する場合よりも多くの図面に触れられるため、学習効率も高いです。自分の思い込みや間違いを発見できたり、他の受講生の考え方も知れるなど、多くのことが学べるいい機会ですね。

費用はお高め

総合資格学院の一級建築士講座を受講する上でネックとなるのが、「受講料の高さ」です。基本の「ストレート合格必勝コース」、短期間での合格を目指す「短期合格必勝コース」ともに100万円オーバーという料金設定。設計製図対策のみのコースでも70万円弱の費用がかかるので、なかなか手が出しづらいですね。この料金が許容できる方は、受講を検討してみるといいでしょう。

>>総合資格学院の公式サイトへ

4位 資格の学校TAC

TACの特徴
  • 大手予備校ならではの安心感がある
  • コースや受講スタイルの選択肢が豊富
  • 費用が比較的リーズナブル
  • 担任制なので1人の講師が全ての科目を担当
  • モバイル問題集「快速スタディ」
  • 設計製図対策も満足度が高い

大手予備校ならではの安心感がある

TACは北は北海道から南は沖縄まで全国各地に校舎があります。通いやすくていいですね。また、大手予備校であるということで、「TACなら悪い講座が提供されることはないだろう」「TACなら手厚いサポートが受けられるだろう」という安心感もありますね。

実際に僕もTACに通った経験がありますが、講義もわかりやすく、教材も使いやすかったです。校舎もきれいで、学習する環境が整っていると感じました。気になったのは受付スタッフの対応が機械的で冷たさを感じたくらいですね。講座自体は「さすがTAC」という内容でした。

というわけで「大手の予備校であるという安心感」はTACの大きな強みかなと思います。

コースや受講スタイルの選択肢が豊富

TACの一級建築士講座はコースラインナップが豊富です。基本コースの「本科生」、配点が高く重要な「構造」「法規」について早い段階から学べる「総合本科生」の他、パワーアップ講座や模試も充実しています。学科と設計製図に分かれているので、必要なものだけ受講できるのも嬉しいですね。

また、受講スタイルは「通学」「Web通信」「ビデオブース」の3種類から選べます。「教室で周りから刺激を受けながら頑張りたい」「忙しくて校舎に通う時間がないのでスマホで学習したい」など、受講する希望やライフスタイルに合わせて受講スタイルを選択できます。

費用が比較的リーズナブル

受講費用はスタディングほどではないものの、比較的リーズナブルな料金設定となっています。「学科本科生」は40万円ほどで受講でき、先ほど紹介した日建学院と比較すると半分程度の料金。「設計製図本科生」も日建学院の3分の1程度の料金です。「通学で受講したいけど日建学院の料金はちょっと予算オーバーだなあ」という方は、TACを検討してみるといいですね。

担任制なので1人の講師が全ての科目を担当

TACの一級建築士講座は、「担任制」を導入していて、1人の講師が全ての科目の講義を担当します。科目ごとに講師の特性を把握する手間が省けるのは助かりますね。また、今受講している科目だけでなく他の科目とのつながりも考えながら指導してもらえるので、学習の効率アップも期待できますね。

通学で受講する場合には受講生一人ひとりの個性を理解して的確なアドバイスをもらえるというメリットもあります。

実際に、受講生アンケートで「学科対策の講師満足度」は96%(満足、非常に満足と答えた人の割合)という高い数字が出ています。多くの受講生が、担任制の講師制度に満足しているようですね。

モバイル問題集「快速スタディ」

スマホで問題演習ができる教材も用意されています。過去10年分の過去問が全収録されており、1級は1,250問という問題数。手元に紙の問題集がないときなど、ちょっとしたスキマ時間に問題演習することができます。

設計製図対策も満足度が高い

TACの一級建築士講座は、設計製図対策も充実しています。学科試験後から設計製図試験までの2ヶ月間に、1回7.5時間の講義を10回、課題を9題こなす内容となっています。短期間にやりきれるよう、かなり厳選された課題数ですね。

こちらも満足度が高く、講義満足度は92.5%、添削の満足度は91.3%。先ほども説明した通り設計製図対策の講座はかなりリーズナブルな料金で受講できるので、コスパの良い講座と言えますね。

>>TACの公式サイトへ

5位 合格ロケット

合格ロケットの特徴
  • 1級建築士の学科試験に特化した学習システム
  • 過去問を一問一答形式で収録した、インプット用の「学ぶ」機能
  • 収録されいている問題を○×形式で解ける「解く」機能
  • 日々の勉強の記録を取ったり、他の受講生との比較ができる「進捗」機能
  • 定期的に開催されるライブ講義が視聴可能な「オンライン講義」機能
  • 音声教材や電子ブックをダウンロード可能な「ダウンロード」機能

1級建築士の学科試験に特化した学習システム

合格ロケットは1級建築士の学科試験対策ができる学習システムです。パソコンやスマホ、タブレットを使い、過去に出題された知識が学べます。要は独学で対策をする方が効率よく学習できるように、便利な機能を提供してくれている「Webアプリ」ですね。

主な機能としては「学ぶ」「解く」「進捗」「オンライン講義」「ダウンロード」の5つで、以下で詳しく説明していきます。

過去問を一問一答形式で収録した、インプット用の「学ぶ」機能

まずは基本の「学ぶ」機能から。こちらは過去問を一問一答形式で収録した問題集のようなテキストのような機能でして、主に知識のインプット用として使います。「問題のみ」を表示させたり、「問題+解答・解説」で表示させたりできるので、テキストのような使い方をして読み進めていくことで、実際の問題に触れながら学習できるようになっています。一覧で表示することもできますし、理解度表示もついています。

また、テーマごとに重要事項を収録した解説集を見ることもできます。解説集はイラストなどを使って丁寧に解説されているため、過去問形式の学習で理解しきれない部分はこちらを使用することで理解が進みます。

さらに解説文に色をつける機能も備わっており、黒で色付けすると穴埋め形式の暗記ツールとして使用することも可能です。

収録されいている問題を○×形式で解ける「解く」機能

「学ぶ」で知識をインプットした後は、この機能を使って問題演習をしていく形で知識を定着させていきます。ランダム出題する機能や、理解している問題以外を出題する機能もあるので、便利です。

日々の勉強の記録を取ったり、他の受講生との比較ができる「進捗」機能

「学ぶ」「解く」で学習した記録を確認できるのが、この「進捗」機能です。主に「理解進捗度」と「学習履歴」の2つの項目があります。

理解進捗度の項目では、教科ごと、科目ごとの進捗を確認することが可能。自分だけの進捗だけでなく、合格ロケットユーザー全体の平均進捗も確認できるので、自分の現在地を把握しつつ学習を進めることができます。ユーザー全体の進捗が確認できる機能がついているのは珍しいですね。独学だとどうしても周りの受講生の進捗が見えないので、モチベーションが低下したり不安になったりしがちです。この機能でモチベーションアップや不安の解消につなげられれば、挫折の可能性も下がりそうですね。

定期的に開催されるライブ講義が視聴可能な「オンライン講義」機能

合格ロケットは過去問を使ってひたすら独学するだけでなく、定期的にライブ講義も開催されます。誰でも視聴可能で、ネット環境さえあればどこでも参加できます。

有料で「動画ライブラリー会員」になっておくと、当日のライブ講義に参加できない場合でも後から視聴が可能です。いつでも何度でも見返せることを考えると、動画ライブラリー会員になっておくのがおすすめですね。

音声教材や電子ブックをダウンロード可能な「ダウンロード」機能

ダウンロード機能はその名の通り、音声教材や電子ブックをダウンロードできる機能のこと。音声教材は各科目の重要事項をピックアップしてまとめたもの。それをダウンロードすることで手が空いていないときの聞き流し学習に使えます。

電子ブックは問題・解答・解説集・音声教材の原稿をまとめた内容となっていて、印刷することもできます。文字原稿をコピーすることも可能なので、自分用のメモに貼り付けて後ほど確認する使い方もできますね。

>>合格ロケットの公式サイトへ

おすすめランキングまとめ

1位 スタディング■公式サイト
https://studying.jp/kenchikushi/
2位 日建学院■公式サイト
https://www.ksknet.co.jp/nikken/guidance/architect1q/index.aspx
3位 総合資格学院■公式サイト
https://www.shikaku.co.jp/
4位 資格の学校TAC■公式サイト
https://www.tac-school.co.jp/kouza_kenchiku.html
5位 合格ロケット■公式サイト
https://5569et.com/

一級建築士その他の予備校・通信講座

一級建築士のおすすめ予備校・通信講座については以上なのですが、その他にもいくつかあるので知っている限りまとめておきます。

詳しい情報は公式サイトから確認してみてください!

全日本建築士会■特徴
・教室講座と通信講座が選べる
・教室講座は少人数制のライブ講義
・通信講座は教室講座と同一のカリキュラム
・質問の回数制限なし
・近年の試験傾向も反映した、毎年改定されるテキスト
・過去7年分の全試験問題が収録された問題集
■費用例
・総合本コース
183,000円〜
・総合本講座
164,000円〜
・製図徹底合格力養成講座
174,000円〜
・長期設計製図講座
218,000円〜
■公式サイト
https://ssl.kenchikukouza.org/
製図試験.com■特徴
・製図試験対策に特化した通信講座
・コースは3種類で「教材のみ」「オンライン添削あり」「通学」から選べる
・前半戦は隔週ペースの10課題で基礎づくり
・後半戦は毎週ペースで15課題+類似過去問題で仕上げ
・添削前と添削後にzoomミーティングがある
・質問は電話・メール・zoom・メンバーズサイトでできる
■費用例
・教材コース(前半+後半)
162,800円
・オンライン添削コース(前半+後半)
327,800円
・通学塾コース(前半+後半)
437,800円
■公式サイト
https://seizushiken.com/
建築士塾■特徴
・創立25年の長い歴史を誇る
・通学講座と通信講座が選べる
・通学講座は少人数制にこだわり、受講生に合わせた指導
・全ての課題を提出した方は、毎年70%以上の合格率
・設計製図対策のみ
■費用例
・設計製図合格講座 通学
352,000円
・設計製図合格講座 長期通信
330,000円
・設計製図合格講座 短期通信
220,000円
■公式サイト
https://www.kenchikusi.co.jp/

一級建築士の予備校・通信講座5つを料金・費用で比較

さて、おすすめ予備校・通信講座の紹介が終わったところで、ここから本題の講座比較に入っていきます。

まずは気になる講座費用を比較していきましょう。

全てではありませんが、以下にいくつか講座料金をまとめたのでご覧ください。

スタディング<1級建築士講座>
■1級建築士学科・製図総合コース
99,000円
<2級建築士講座>
■2級建築士学科・製図総合コース
88,000円
日建学院<1級建築士講座>
■学科本科コース
770,000円
■学科本科Webコース
770,000円
■設計製図本科コース
550,000円
■学科スーパー本科コース
869,000円
■設計製図パーフェクト本科コース
715,000円
<2級建築士講座>
■学科本科Webコース
473,000円
■設計製図本科コース
462,000円
総合資格学院<1級建築士講座>
■ストレート合格必勝コース
1,375,000円
■短期合格必勝コース
1,001,000円
■学科合格必勝コース
935,000円
■設計製図コース
682,000円
<2級建築士講座>
■ストレート合格必勝コース
968,000円
■学科合格必勝コース
671,000円
■設計製図コース
528,000円
TAC<1級建築士講座>
■学科本科生
407,000円
■上級学科本科生
308,000円
■設計製図本科生
198,000円〜
■総合設計製図本科生
319,000円〜
<2級建築士講座>
■学科直前演習
66,000円〜
■設計製図本科生
143,000円〜
合格ロケット<1級建築士講座>
■学科試験対策
69,300円
2023年6月3日時点の公式サイト掲載料金

参考情報として2級建築士の講座料金も掲載しました。

1級建築士講座の料金を比較してみると、スタディングと合格ロケットが10万円を切る料金となっており、かなり安いですね。実績上位の日建学院や総合資格学院が100万円以上する中で、この料金は破格です。特にスタディングはこの料金で講義動画やWeb問題集、AIによる自動復習機能などの便利機能がついているなどかなり充実した講座内容となっています。費用の安さで選ぶならスタディングがいいですね。

教室に通学するタイプの予備校・講座の中だと、TACが安いですね。学科と設計製図の両方の講座を受講したとしても60万円前後の料金です。コスパが良いという口コミもあるので、費用重視で通学受講の予備校を探している方はTACがおすすめですね。

ちなみにスタディングと合格ロケットくらいの料金だと、他の予備校をメインで受講しつつ、「演習量の充実」「便利な学習機能を使っての効率アップ」を狙ってサブ的に受講するという使い方もできます。金銭的に余裕がある方はこういった使い方を検討してみるのもいいですね。

>>スタディングの公式サイトへ

>>合格ロケットの公式サイトへ

一級建築士の予備校・通信講座5つを合格実績で比較

続いて一級建築士予備校・通信講座の合格実績を比較していきましょう。

各講座の公式サイトに掲載されていた実績を以下にまとめました。

スタディング掲載なし
日建学院■直近30年間の一級建築士試験
・合格者:76,529人
総合資格学院■令和4年度の一級建築士試験
・ストレート合格者:1,468名中、850名が総合資格学院生
・設計製図試験合格者:3,473名中、1,819名が総合資格学院生
・設計製図試験直近10年連続でストレート合格者数No. 1
・学科試験438名中412名が合格(8割出席、8割宿題提出、総合模試100点以上の受講生が集計対象)
TAC掲載なし
合格ロケット掲載なし

合格実績については日建学院と総合資格学院のみが具体的な数字を公表しています。その他の予備校・講座は「合格者の声」のみの掲載となっているので、この2校ほどの実績は上がっていないものと思われます。

日建学院は直近30年間の一級建築士試験で76,529人の合格者を輩出。この期間の全合格者が146,291人なので、合格者全体の52.3%の方が日建学院出身ということになります。長年にわたって高い実績を出しているのは魅力ですね。

それに対して総合資格学院は令和4年度の実績を公表。ストレート合格者を850人輩出している他、設計製図試験では1,819人の合格者を出しています。

どちらも甲乙つけがたい素晴らしい実績なので、あとは受講する方との相性の問題になるかと思います。実際に校舎に行って説明を聞いたり体験したりして、気に入った方を選ぶといいでしょう。

>>日建学院の公式サイトへ

>>総合資格学院の公式サイトへ

一級建築士の予備校・通信講座5つを評判・合格者の声で比較

最後に予備校・通信講座の評判や合格者の声を紹介していきます。

スタディングの評判・合格者の声

やはり、「いつでもどこでも勉強できる」点は、非常に大きなメリットであると実感しました。
暇があればスマホを触って過ごしている自分にとって、スマホでの学習のみで試験範囲全体を網羅できるのは非常にありがたかったです。
インプットとアウトプットでは圧倒的にインプットを苦痛に感じてしまいますが、そのインプット段階のハードルが下がったことが合格に直結したかなと思います。

受験勉強は机に向かう時間よりも移動中などスキマ時間を活用することが多かったです。スタディングはスマホで勉強できるため、忙しくても毎日少しずつ取り組むことができました。
通勤時間の中で電車に乗っている時間はたった15分程度ですが、「20問」など少ない問題数を設定して利用していました。苦手科目や間違えた問題だけをピックアップして練習できる機能が非常に便利でした。

スタディングでは、単元毎に基本と出題ポイントを学べるので、出題範囲を頭の中で整理しながら勉強することができました。
動画視聴後、すぐにWEBテキスとスマート問題集を確認することで、記憶の定着にも繋がりました。スマート問題集は、自分の苦手な範囲について重点的に勉強することができて、すごく重宝しました。

スタディングは、隙間時間を使って勉強時間を稼げるように、一つ一つの講義動画が短く構成されており、内容も試験によく出るものを厳選しているので、ちょっとした空き時間を使いながら効率良く勉強を進められました。そして、何といっても安い!100万円以上かけて塾に通っている人もいるのに、この内容で10万円以下は本当に助かりました。

日建学院の評判・合格者の声

映像講義はとても分かりやすかったですね。施工や環境は教科書だけでは分かりにくいところがあるので、動画や写真で説明してくださったのでとても理解しやすかったです。学生にとっては、学校では学べないことですので、映像で学べるのはとても大きかったと思います。

距離感がとても良かったなと思います。学校に通うと「勉強しろ」と上から言われることが結構多いかと思いますが、日建学院さんは「自分がしっかり勉強しないと受からない試験だよ」とはっきり伝えてくれていました。どこかで甘えていた部分を正してくれて、担当の方や先生がとても素晴らしかったと思います。

講座が始まって心が折れそうになった時に、営業担当の方や先生がたくさんサポートしてくださったのがとても大きかったですね。周りに励ましてもらえたり、何も言わずに絶妙な距離感で裏から支えてくれたり、非常に助かりました。特に1級建築士の時は途中で何度も諦めかけたので、本当に助かりました。

宿題を提出して、製図の先生とプランについて話していた時間が1番有意義でした。「ここがだめだった」とか、「じゃあこうした方がいいですか」「それは欲張りすぎだ」といった話をたくさんできたので、それが嬉しかったです。

総合資格学院の評判・合格者の声

過去問だとどうしても丸暗記になってしまう部分もあったので、応用力を鍛える面で4回模試があったのはかなりありがたかったです。現状の自分の立ち位置や不得意分野も見えてくるので、その後の学習の指針にもなりましたし復習教材としてもかなり活用できました。

毎年変更される製図課題に対して、時事的な内容を織り交ぜながらとても質の良い製図課題が提供されていたと思います。回を追うごとにより本番のレベルに近い課題になるように計画されていて、一歩ずつ成長できたと感じました。

交換添削は、自分の描いた図面を見せるので、自信がなくいつも嫌でした。しかし、既受験者の意見や初受験者の図面を見ることは、とてもためになりました。描き方を個人的に教わったり、初受験者内の共通ミスがわかったりするため、良かったなと今では感じています。

悩んだときには、担当のライセンスアドバイザーに面談してもらっていました。悩みを話すことで自分の現状を把握したり、前向きな言葉をかけてもらうことで何度も立ち直らせてもらえました。合格者を多く見てきた目線でのアドバイスは的確で、長期戦になる試験勉強のモチベーションの支えになっていました。

TACの評判・合格者の声

初受験の人も、2回目以上の人も理解できるような講義内容が好感が持てました。課題については、基礎からしっかりと学べる内容になっていたので、ちょうどいいペースで対策ができました。添削しながらもコミュニケーションをとっていただけたのが印象的でした。素敵な気配りに感動しました。

消化不良にならないボリュームの教材のお陰で十分に内容を理解し自信をもって試験に臨む事ができました。受講料も他校に比べ非常にリーズナブルな価格設定だと思います。そのせいか、講義内容もある意味試験に合格するための割り切りがあると感じました。

課題は毎週1課題という分量が適切で、1課題ごとしっかりと取り組むことができました。また、添削は自分だけでは気付かなかった問題点をあぶり出していただき、毎週着実にミスを減らしていくことができ、試験当日を迎えることができました。

大変分かりやすく、またモチベーションを上げることができる講義でした。メールでの質問回答は、レスポンスも早く丁寧で分かりやすかったです。回数制限については少ないことはなく、充分活用できました。

合格ロケットの評判・合格者の声

合格ロケットのオンライン講義は特に優良なサービスで、資格学校でよくある録画動画等とは違い、視聴者に伝えるということを意識しながらかなり嚙み砕いた言葉で、楽しくわかりやすく解説していただけました。講義は週2回、1回あたり90~120分という程よい負荷で実施されていました。先生方の熱量と人の良さが、コスパを上回りまくってありがたいという印象です。

過去20年間の問題の知識が、現行の法規などに合わせて修正された内容で、一問一答形式で掲載されている事で、勉強しやすかったです。
勉強の履歴や理解度の進捗が確認できる点、質問に回答いただける点も良かったです。
特に、環境設備や構造が苦手な私にはオンライン講義と動画ライブラリーが本当に助かりました。この2つがなければ多分合格できてません。

キーワード検索できることが、とても役立ちました。苦手なキーワードを検索し、似たような問題を並べて解くことで、何がどう違っていて、何を聞かれているのか、見えやすくなりました。また、科目をまたいで、検索ができるので、知識を面で捉えられ、5科目の領域がひとつにつながっていく感覚があり記憶にも残りやすかったです。この検索機能は、合格ロケットならでは機能で、とても助けられました。

構造が長年苦手だった私にとって、構造文章題-解説集は本当に役立ちました。難解な構造用語も、図解で示してあったり、先生のオリジナルなアドバイスコメントなどがヒントになり、だんだんと問題のフォーカスポイントや、問題解説の内容が理解できてきました。
またアプリの「学習履歴(カレンダー)」機能は、毎日必ず行う力学や計算問題の管理に使っていました。カレンダーとトップ画面がリンクしていたのも、学習の習慣化がスムーズにでき、役立ちました。

1位 スタディング■公式サイト
https://studying.jp/kenchikushi/
2位 日建学院■公式サイト
https://www.ksknet.co.jp/nikken/guidance/architect1q/index.aspx
3位 総合資格学院■公式サイト
https://www.shikaku.co.jp/
4位 資格の学校TAC■公式サイト
https://www.tac-school.co.jp/kouza_kenchiku.html
5位 合格ロケット■公式サイト
https://5569et.com/

一級建築士の予備校・通信講座を1つに絞り込む手順

続いて一級建築士の予備校・通信講座の選び方についても説明しておきますね。

高い費用を投じて講座を受講するわけなので、慎重に選ぶ必要がありますが、あまり慎重になりすぎて勉強のスタートが遅くなってしまっては本末転倒です。

以下の選び方をすると、自分に合った講座を時間をロスせずに選べるかと思います。

ぜひ参考にしてみてください!

まずは「通学かWeb通信か」受講スタイルを決める

まずは受講スタイルからですね。

一級建築士の講座には「通学」で受講するものと「Web通信」で受講するものの2種類があります。

まずはこのうちのどちらのスタイルで受講するかを決めると、かなり絞り込めます。

改めて説明するまでもないかもしれませんが、それぞれ以下のような受講形態です。

  • 通学:スクールの校舎に通い、生講義やDVD視聴で受講する。
  • Web通信:パソコンやスマホを使い、オンラインで受講する。

通学スタイルだと、同じ目標に向かって頑張っている人が周りにたくさんいるので、刺激をもらいつつ挫折率を下げて学習することができるメリットがあります。

Web通信は隙間時間でスマホ学習できるなどの時間的メリットや、料金が安いといった金銭的なメリットがあります。

ご自身の状況に合わせてどちらにするかをイメージしておきましょう。

ちなみに通信の場合、上記のようなメリットに加え、以下のようなメリットがあります。

Web通信のメリット
  • 動画学習なので繰り返し視聴できる。
  • ハズレ講師を引きにくい。

Web通信はオンラインで好きなときに講義動画を視聴することができるので、巻き戻しや倍速再生なども自由にできます。

わからなかったところや聞きそびれたところはもう一度講義を見直すことができますし、反対に聞かなくてもわかるところは倍速再生で時短することもできます。

周りに合わせる必要もないので自分のペースで効率よく学習が進められます。

講師についても基本的に当たり外れは少ないですね。

通学タイプのスクールだと全国各地に教室があるので、確実に人気講師の講義を受けられる保証はありません。

その点Web通信なら確実にそのスクールのトップ講師の講義が受けられるので、ハズレ講師に悩まされる心配もないですね。

通学かWeb通信か、迷っているのであればWeb通信が個人的にはおすすめです。

通学で受講する場合

通学を選んだ場合はスクールに直接行ってみて、雰囲気を確かめつつ説明を聞くのが1歩目の行動ですね!

そのスクールの雰囲気が自分に合うかどうかがわかりますし、担当者の対応でどんなレベルのサポートを受けられるか大体イメージがわくはずです。

  1. スクールに直接行ってみる。
  2. 体験講義の受講やスタッフの話を聞いてみる。
  3. 大丈夫そうだと思ったら申し込み。
  4. 合わないと感じたら他のスクールにも行ってみる。

この流れの繰り返しでOKです。

くれぐれもネット上の情報だけで判断して即申し込みとかはしない方がいいですよ。

通学の場合は相性がとても大事なので絶対に現地確認をしましょう!

Web通信で受講する場合

Web通信を選んだ場合は、教室がないので現地確認の手間はかかりませんね。

  1. 公式サイトで講座情報を確認する。
  2. 無料サンプル講義動画を見て、講師との相性を確認する。
  3. いくつか比べてみて、一番自分に合いそうなところに申し込み。

という感じでOKです。

Web通信のスクールは公式サイトでサンプル講義動画を公開しているところが多いので、必ずチェックしましょう。

講師との相性確認ももちろんですが、講義動画の画面構成などもスクールによって様々なので、受講前に確認しておくことで失敗が防げます!

一級建築士の予備校・通信講座比較まとめ

というわけで今回は「一級建築士の予備校・通信講座の比較」というテーマで5つの予備校・通信講座を比較してきました。

自分に合いそうな講座は見つかりましたでしょうか。

「講座の選び方」のところでも書きましたが、良さそうな講座が見つかったら、次にとる行動は以下です!

通学で受講する場合
  1. スクールに直接行ってみる。
  2. 体験講義の受講やスタッフの話を聞いてみる。
  3. 大丈夫そうだと思ったら申し込み。
  4. 合わないと感じたら他のスクールにも行ってみる。
Web通信で受講する場合
  1. 公式サイトで講座情報を確認する。
  2. 無料サンプル講義動画を見て、講師との相性を確認する。
  3. いくつか比べてみて、一番自分に合いそうなところに申し込み。

こんな感じですね。

「資料請求」という選択肢は、正直意味がないのでやめた方がいいです。

資料請求しても、公式サイトに載っているようなことしか書かれていませんので。

ほとんどの講座が早期に申し込みをすることで割引適用などがあるので、なるべく早く一歩目を踏み出すようにしてくださいね!

1位 スタディング■公式サイト
https://studying.jp/kenchikushi/
2位 日建学院■公式サイト
https://www.ksknet.co.jp/nikken/guidance/architect1q/index.aspx
3位 総合資格学院■公式サイト
https://www.shikaku.co.jp/
4位 資格の学校TAC■公式サイト
https://www.tac-school.co.jp/kouza_kenchiku.html
5位 合格ロケット■公式サイト
https://5569et.com/

今回は以上になります。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

以下に一級建築士試験についての情報を補足で掲載しますので、あわせて参考にしていただければと思います。

一級建築士試験について、基礎知識

受験資格

まずは受験資格について見ていきましょう。一級建築士試験の受験資格は以下の通りです。(公益財団法人 建築技術教育普及センターHPより)

  1. 大学、短期大学、高等専門学校、専修学校等において指定科目を修めて卒業した者
  2. 二級建築士
  3. 建築設備士
  4. その他国土交通大臣が特に認める者(外国大学を卒業した者等)

この4つうちのどれかを満たせば、一級建築士試験を受験できます。

1つ目の要件については入学年によって基準が違うため、以下に掲載しておきますね。

  • 入学年が平成21年度以前の者:国土交通大臣の指定する建築に関する科目(指定科目)を修めて卒業
  • 入学年が平成20年度以前の者:所定の課程を修めて卒業

試験の概要

続いて一級建築士試験の出題形式や出題科目について見ていきます。

以下の表の通りです。

出題形式■学科の試験
四肢択一式(マークシート)
■設計製図の試験
あらかじめ公表する課題の建築物についての設計図書の作成
試験時間■学科の試験
6時間30分
■設計製図の試験
6時間30分
出題科目■学科の試験
学科I(計画):20問
学科II(環境・設備):20問
学科III(法規):30問
学科IV(構造):30問
学科V(施工):25問
■設計製図の試験
設計製図:1課題
受験料17,000円
実施機関公益財団法人 建築技術教育普及センター
試験会場住所地の都道府県の、指定された会場

学科試験は4択のマークシート方式。科目数は5科目で、合計125問が出題されます。

設計製図試験は課題が事前に公表されます。例年7月頃に実施団体である公益財団法人 建築技術教育普及センターのHP上にアップされるため、注意点や留意事項などを読んだ上でしっかり対策をしていくようにしましょう。

合格基準点

そしてどの程度得点すれば合格できるのか、合格基準点についても見ていきましょう。

近年の学科試験の合格点は以下の通りとなっています。

令和4年学科I(計画):11点
学科II(環境・設備):11点
学科III(法規):16点
学科IV(構造):16点
学科V(施工):13点
総得点:91点
令和3年学科I(計画):10点
学科II(環境・設備):11点
学科III(法規):16点
学科IV(構造):16点
学科V(施工):13点
総得点:87点
令和2年学科I(計画):11点
学科II(環境・設備):10点
学科III(法規):16点
学科IV(構造):16点
学科V(施工):13点
総得点:88点
令和元年学科I(計画):11点
学科II(環境・設備):11点
学科III(法規):16点
学科IV(構造):16点
学科V(施工):13点
総得点:97点
平成30年学科I(計画):11点
学科II(環境・設備):11点
学科III(法規):16点
学科IV(構造):16点
学科V(施工):13点
総得点:91点

各科目の合格基準点を上回り、かつ総得点の合格基準点を上回った方が合格です。合格基準点は問題の難易度によって調整されるため、毎年変動があります。ですが各科目の5割、総得点は90点程度を基準にしているとのことなので、まずはこの点数を目標に学習を進めていくといいですね。

なお、設計製図試験については「ランクI〜ランクⅣ」の4段階で採点され、ランクⅠのみが合格となります。

受験者数・合格者数・合格率

最後に、一級建築士試験の受験者数や合格率を見ていきましょう。

近年の数字は以下の通りです。

年度学科受験者数学科合格者数学科合格率製図受験者数製図合格者数製図合格率総合合格率
令和4年30,007人6,289人21.0%10,509人3,473人33.0%9.9%
令和3年31,696人4,832人15.2%10,499人3,765人35.9%9.9%
令和2年30,409人6,295人20.7%11,035人3,796人34.4%10.6%
令和元年25,132人5,729人22.8%10,151人3,571人35.2%12.0%
平成30年25,878人4,742人18.3%9,251人3,827人41.4%12.5%

受験者数は毎年3万人前後となっており、人気資格の1つですね。合格率については学科試験で15%〜23%程度、設計製図試験で33%〜42%程度となっています。総合合格率は徐々に下がってきており、この2年間は10%を切ってきました。難易度の高い、価値のある資格と言えますね。

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