こんにちは、まさちゃんです!
今回は「スタディング司法試験・予備試験講座の評判・口コミ」についての記事になります。
スタディングの司法試験・予備試験講座を検討している人にとっては、一番気になるところですよね。
評判・口コミ以外にも、スタディングの特徴やコース料金についてもあわせてまとめているので、参考にしていただければと思います。
それでは早速、内容に入っていきます!
目次
スタディング司法試験・予備試験講座の特徴

まずはスタディングの特徴を見ていきましょう。
簡単にまとめると、以下の通りです。
スタディングはWeb通信専門の予備校です。
どこかに校舎があるわけではなく、動画で配信されている講義動画をスマホやPCなどで視聴して学習を進めていきます。
校舎がないということは、その維持費やそこに配属されるスタッフの人件費などが抑えられるため、費用が安く抑えられているのがスタディング最大の特徴ですね。
その安さは他のWeb通信の予備校と比較しても圧倒的なので、後ほど詳しく説明します。
費用面以外にも、スキマ時間を活用することを考えて作られた学習システムも魅力です。
WebテキストとWeb問題集はどちらもスマホで閲覧、問題演習ができるように作られていて、便利な機能も豊富に盛り込まれています。
こちらも後ほど詳しく説明しますね。
スタディング司法試験・予備試験講座の費用
というわけでここから、スタディング司法試験・予備試験講座について、その特徴を深掘っていきます。
まずは講座の費用から。先ほども説明した通り、スタディングの最大の特徴は圧倒的な費用の安さです。いくつかあるうちの主な講座料金を以下にまとめました。
スタディングの講座費用一覧
予備試験合格コース(基礎) | 89,100円 |
予備試験合格コース(総合) | 128,000円 |
法科大学院生のための司法試験合格コース(総合) | 119,900円 |
予備試験論文対策コース | 76,780円 |
書ける!判例論証講座 | 77,000円 |
スタディングの講座は、大きく「基本講座」と「論文対策講座」の2つに分けられます。
そのうちの「基本講座」のみを学習するコースが、予備試験合格コース(基礎)です。
それとは反対に、「論文対策講座」を学習するコースが予備試験論文対策コースとなります。
どちらも併せて学習したい場合は、予備試験合格コース(総合)を受講する形です。
なのでこの予備試験合格コース(総合)が最も高額で、10万円を超える料金設定となっています。
とはいえ、スタディングの講座はどの講座も圧倒的に安いです。
比較のため、他の予備校の料金を以下に掲載しますね。
伊藤塾
![]() | ■司法試験入門講座(予備試験1年合格コース) 1,121,900円〜(税込) |
アガルートアカデミー | ■予備試験最短合格カリキュラム 932,800円(税込) |
資格スクエア | ■合格フルパッケージ 759,000円(税込) |
この3校はいずれも司法試験・予備試験で高い合格実績を出している予備校ですが、かなり高額な料金となっていることがわかりますね。
伊藤塾は100万円オーバーという強気な料金設定。
アガルートは90万円台、資格スクエアは70万円台です。
スタディングは総合コースでも10万円ちょっとということで、いかに安いかがわかるかと思います。
この圧倒的な費用の安さが、スタディング最大の特徴です。
合格お祝い金ももらえる

ただでさえ安いスタディングの講座ですが、さらに嬉しいことに「合格お祝い金制度」もあります。
スタディングの講座を受講して司法試験・予備試験に合格すると、以下の金額のお祝い金がもらえます。
予備試験と司法試験どちらも合格すると、合計で20,000円のお祝い金がもらえるということになりますね。
このお祝い金制度は、対象のコースが限られているのですが、先ほど紹介した以下のコースは対象となっています。
スタディング司法試験・予備試験講座の合格率・合格実績
続いてスタディングの合格実績について。
スタディングの司法試験・予備試験講座は、これまでのところ合格率や合格者数などの具体的な数字が公開されていません。
公式サイトに18名分の「合格者の声」が掲載されているのみとなっています。
もちろんこれが全ての合格者ということではないので、実際にはもっと多くの合格者がいると思われますが、それにしても少ない印象は拭えないですね。
比較のため、伊藤塾とアガルートの合格実績を掲載します。
司法試験・予備試験の予備校の中だと「2強」と言われているのが伊藤塾とアガルートです。
上記の通り、ものすごい実績を叩き出しています。
この2校と比べると、スタディングの「合格者の声」の数はやはり物足りないと言わざるを得ないですね…
ちなみにさらにマイナスな情報もここでお伝えしておくと(包み隠さず出していくスタイル)、スタディングはその他の資格試験だと合格実績を大きく掲載している資格もあります。
例えば中小企業診断士は以下の通りの実績公表がされています。
このあたりも考慮すると、スタディングは司法試験・予備試験ではあまり良い実績は出せていないと予想できますね。
実績重視で予備校選びをしている方は、先ほど紹介した伊藤塾かアガルートを受講するといいかと思います。
スタディング司法試験・予備試験講座のWebテキスト
続いてテキストについて説明していきます。
機能豊富なWebテキスト
スタディングのテキストは「Webテキスト」でして、パソコンやスマホなどで閲覧できるようになっています。
スマホで閲覧できるということは、移動時間や休憩時間などのちょっとした時間に開いて勉強を進められるということ。
スキマ時間を活用することに重点を置いている、スタディングらしいテキストですね。
基本的にはスタディングは「講義動画を視聴するだけで理解できる作り」になっているので、最初のうちはテキストを見る必要はありません。
理解が深まってきたところで「復習用に使う」のがスタディングのテキストの使い方です。
実際にテキストには、「補足説明」や「試験のポイント」などの、「講義動画の内容プラスアルファ」の内容が盛り込まれているので、講義動画で得た知識の定着や、さらなる深掘りに最適な作りになっています。
キーワード検索機能もついていて、必要な情報を素早く探せるのも便利です。
その他にも機能が豊富なスタディングのテキストですが、中でも便利なのが以下の2つかと思います。
順番に説明していきます。
マイノート機能
マイノート機能は講義中や問題演習中などに、気になったことをメモできる機能のこと。
なんだただのメモか…
と感じたかもしれませんが、このマイノート機能の優秀なところは「Webテキストをそのままコピペして作成できる」という点です。
なので「この図は大事そう」と思ったら「その図をそのままマイノートに貼り付けて後で見返す」などの使い方ができるわけです。
紙のテキストだとこうはいかないので、Webテキストならではの機能と言えますね。
出来上がったマイノートはもちろんスマホでも閲覧可能。
スキマ時間に要点や自分の苦手部分のみをまとめて復習でき、効率よく学習することができます。
暗記マーカー機能

暗記マーカー機能はマイノート上で使える暗記サポート機能のことです。
紙のテキストだと、暗記するときに「濃いめのマーカーで色をつけて、その上から赤シートで隠して見えなくして暗記する」みたいなことをやったことがある人もいるのではないでしょうか。
そのちょっと面倒なあれが、Web上で簡単にできるというのが暗記マーカー機能です。
覚えたい用語や文章を選択し、暗記モードをオンにすると、赤で塗りつぶされて見えなくなります。
塗りつぶされた部分をクリックすると、再びその部分が表示されるような仕様になっています。
「マイノートに重要な部分をコピペしておいて、暗記マーカーで見えなくして暗記していく」という使い方ができるというわけですね。
ペンで塗りつぶす手間もなく、テキストや赤シートを持ち歩くことも必要なし。
スマホ1台でスキマ時間を使って暗記できる、便利な機能です。
スタディング司法試験・予備試験講座の問題演習機能
続いてスタディングの問題演習機能についても説明していきます。
テキスト同様、こちらももちろんWeb上で問題演習ができるように作られているので、スキマ時間にサクッと問題を解いていくことが可能です。
以下の2種類の問題集があります。
スマート問題集
スマート問題集というのは講義を受けた後に解く問題集のことでして、1講座ごとに単元に合わせて出題され、講義の重要ポイントを覚える用に使います。
「間違えた問題」や、「あとでもう一度やりたい問題」をピックアップしておいて、後ほどそれだけを出題する機能もついています。
苦手な問題を繰り返し解いて知識を定着させることもできますし、既に理解している問題を省略する使い方もできるので、効率がいいですね。
セレクト過去問集
セレクト過去問集はその名の通り、過去問の中から「今後の試験で出題される可能性のある重要部分」だけをセレクトした問題集のこと。
丁寧な解説がついているので、法律学習が初めての方にも優しい作りになっています。
ということで、問題集の特徴を文字で説明したわけですが、実際に使ってみないとイメージしづらいかと思います。
これら2つの問題集は、公式サイトからお試しで使用することができるようになっているので、受講を考えている方は一度触ってみて、使い勝手を体感してみるといいですね。
AI問題演習機能
そしてもう1つ、2022年7月27日にリリースされた新機能が「AI問題演習機能」です。
「間違えた問題」や「理解度が浅い問題」を、復習すべきタイミングで再度、自動で出題してくれるという機能でして、これがとても便利です。
問題に正解すると、以下のようにその問題の難易度をどのように感じたかを選択する欄が表示されます。

ここでどれを選ぶかによって、次に復習するタイミングをAIが自動的に判別してくれます。
例えば「難しい」を選ぶと、次に出題されるまでの期間が短くなり、「簡単」を選択すると、次に出題されるのはしばらく先になる、といった具合です。
当然ですが間違えた問題にはこのような選択肢は表示されず、次に出題されるまでの期間は短くなります。
こんな感じで復習のタイミングを自動で振り分けてくれて、今日解くべき問題を勝手にまとめておいてくれます。
というわけで、受講生はそれに身を委ねて出題された解いていくだけで、自然と理解度が低い分野の知識が定着します。
個人的には、この機能はかなり素晴らしい機能だと思いますね。
「この問題をいつ復習すべきなのか」を自分で管理するのはかなり手間がかかります。
その負担がゼロになるのはありがたいです。
浮いた時間を使って他の問題を解いていけば、スタディングを受講していない人と差をつけることができるかと思います。
スタディングでは受からないという声…
ここまでスタディングの良いところを書き並べてきましたが、残念ながら「スタディングでは受からない」という声もあります。
なぜそんな声が挙がるのかというと、以下の3つが大きな理由ですね。
この3点は、他の予備校と比較してスタディングの足りない部分と言えます。
論文添削がないなど、アウトプット量が不足気味
まず、スタディングの司法試験・予備試験の講座は「論文添削」がないです。
司法試験・予備試験は論文の配点が高いので、論文の出来が合否に直結する試験ということを考えると、その添削が受けられないのはかなり致命的ですね。
他の予備校だと以下の通り多くの添削を受けられます。
資格スクエアは200通を超える論文添削が受けられます。
アガルートも約100通と多いですし、オプションでさらに添削回数を増やすこともできます。
どちらもスタディングと同じWeb通信の予備校なので、スタディングはこの点ではかなり不足していると言わざるを得ないですね。
質問制度もなく、合格実績も不足
さらにスタディングには「質問制度」がなく、わからないところがあったときに全て自力で解決しなければならないというのもマイナスです。
この部分でも、例えばアガルートは質問回数が無制限ということで、充実していますね。
合格実績については先ほど説明した通り、公式サイトで具体的な数字が公表されていないです。
こういったことから、「スタディングでは受からない」という声が挙がってきているものと思われます。
それを補って余りある、圧倒的な費用の安さ
ですがスタディングには、これらの欠点を補って余りある大きなメリットがありますね。
そう、「圧倒的な料金の安さ」です。
既に説明した通り、講座によっては10万円を切る費用で受講できます。
この安さなら、他の予備校の講座を受講しつつ、補助的にスタディングを受講するという使い方もできます。
Webテキストのマイノート機能や問題集のAI復習機能など、スタディングには魅力的なところもたくさんあるので、そういった使い方も検討してみると良いですね。
スタディング司法試験・予備試験講座の評判・口コミ
最後にスタディング司法試験・予備試験講座の評判、口コミを紹介します。
公式サイト掲載の「合格者の声」、Twitter上に投稿されていた「口コミ」の中から、参考になりそうなものを抜粋しました。
スタディングはスマホでいつでもどこでも行えることから、通勤時間や入浴時間、睡眠前などの時間も活用できたので、効率的に記憶することができました。
スタディング公式サイトより
働きながらの勉強でしたのでスキマ時間をフルに活用しました。
朝起きて家を出る前の時間、電車通勤の時間、お昼休み、帰宅後を勉強時間に当てていました。
少しでもスキマ時間が出来ると勉強できるというありがたみを感じて勉強しておりましたので、私の性格上ダラダラと勉強するよりもかえって良かったのではないかと思っています。
スタディングは講義が細かく分かれてますので、スキマ時間を利用するにはもってこいでした。
社会人の方が予備試験に合格するために最も重要なことは、スキマ時間の有効活用だと思います。
細切れの時間でもそれを合わせるとかなりの時間勉強できます。
社会人の方もスキマ時間の有効利用により勉強時間を確保すれば合格も夢ではないと思います。
その意味でスタディングの講座は細切れの時間にもタブレットやスマホ一つで受講できるので社会人向けかと思います。
スタディング公式サイトより
私は、ロースクールへの通学時間が長かったため、携帯一つで簡単に講座を聞けるというのは非常に有効でした。本を読むというのは実際のところなかなか大変です。特に疲れていたりすると思いのほか文字が頭に入りません。この点、スタディングの講座は耳を使って勉強することができるので、隙間で勉強することができ、とても役に立ちました。
さらに、私の場合は携帯を風呂に持ち込み、体の疲れをとりながら講義を聞いておりました。試験が近づき、お風呂にゆっくりつかる余裕が持てない時でも、スタディングを使い、体のケアをしながらも勉強できたことは大変良かったと思います。
また、スタディングの講義は内容を絞り込んでくれており、基礎的な内容をおろそかにしないという意識も持つことができたと思います。
スタディング公式サイトより
スタディングの基本講座は、動画講義の画像とテキスト部分が一体となったような作りで、スマホだけでも受講できます。「さあ、勉強するぞ」と構える必要がなく、初学者の方が勉強を始めるとっかかりとして利用するのに最適な学習手段だと思います。
動画講義では、当事者の関係や法律論も図表で整理され、講義の進行とともに変化していきますので、とても分かりやすく、記憶に残りやすかったです。私の合格の原動力の一つとなった「基礎知識固め」は、スタディングの講座で支えられました。
スタディング公式サイトより
働きながら学習する方は、勉強時間をあまり確保できないため知識を思うように増やせないという悩みを抱えると思います。通勤講座(現・スタディング)では、講師の先生が、講義中に「問題文から規範を導く方法」等、知識に頼らない方法や、「ここまで知識として押さえておく必要はない」と仰って安心感を与えてくださったのが有難かったです。
スタディング公式サイトより
ロースクールへは電車通学だったため、電車の中でもスタディングで提供していただいた教材や問題集を用いて勉強することができました。
基礎コースの小村先生が知識や理解の重要部分を分かりやすく整理して下さっていました。基礎コースは、アウトプットにより間違えた問題を何度も復習し知識を定着させました。
また、小倉先生の論文の書き方講座は非常にわかりやすく有益でした。合格答案の見方や相場観を養い、事例問題にどう対応すればより高い点が得られるかを学べました。特に有益だったのは、合格答案の省略されている部分を意識させて下さった点でした。
「合格答案の省略されている部分」とは、試験委員が出題趣旨や採点実感で「書いて欲しい」とされていても、あえて詳細に書かない部分です。
実際の試験では制限時間もあり、試験委員が求めることを全て論じることは現実的に不可能だからです。
スタディングの論文講座で、「書くべきこと」だけでなく「書かないこと」も学べたのは大きかったです。
スタディング公式サイトより
スタディングの司法試験講座短答用を購入した。伊藤塾の130万弱のはとても手が出ないが8万って破格の安さだね。スキマ時間にスマホで勉強できるっていいね。
— イングリッド (@Ingrid_Okinawa) September 14, 2022
スタディング司法試験・予備試験講座、今のところ非常に満足度高い。
— アシャースト (@ashurst_study) January 2, 2022
スタディングの論文講座好きだ(自分には合っている)。テクニックを教えてくれるのだが、法学はそう簡単じゃないというのを講師が良くご存知の上で、実務家登用試験たる司法試験ではこうするとよいというのを示してくださっていて、納得感が強い。あと、自分で考えることを重視していて(続く)
— Ackey@予備試験 (@Ackey_LY) August 8, 2021
自分なりに考えることの大切さを教えてくれる。
— Ackey@予備試験 (@Ackey_LY) August 8, 2021
他の予備校も同じかもだけど。
去年値段面で安易に選んだけど失敗ではなかった。
けど質問対応と添削、過去問講座ないんだよなあ
他の予備校の講座とって、考え方や言い回しが違くて無駄に混乱するのは避けたいし自力+外部の添削サービスかなあ
スタディングの予備試験講座、落ちた私が言うのはなんですが、
— りこ|司法試験予備試験 (@shikaku_bu) August 20, 2020
・効率特化のカリキュラム
・講義も問題スマホ完結のeラーニング
・昼休みでも見終えられる1講義の短さ
・コスパ最高(安い!)
私みたいに、仕事忙しくて机に向かって勉強する時間が十分に取れない人にはおすすめできます。
スタディング司法試験・予備試験講座まとめ
というわけで今回は「スタディング司法試験・予備試験講座」について、評判や特徴、料金などを詳しく説明しました。
もう一度、この記事の最初に掲載したスタディングの特徴を掲載しますね。
スタディングは、公式サイトから「サンプル講義の視聴」や「Web問題集のお試し利用」をすることができます。
受講を検討している方はまずそちらを試してみて、納得した上で受講するようにしましょう。
今回は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。それでは。