筆記試験が苦手でも大丈夫!面接重視の公務員試験と対策方法を解説

公務員試験の筆記試験、苦手だなあ。面接重視の試験ってないのかなあ。

こんにちは、まさちゃんです。

今回は「面接が重視される公務員試験」というテーマです。

公務員試験には筆記試験と面接試験がありますが、特に筆記の方が大変ですよね。

対策に苦労している方も多いかなと思います。

  • 筆記試験が苦手で面接勝負したい人
  • 筆記試験の対策をしている時間がない人

こんな人に、筆記試験の負担を最小限に抑えて公務員試験に合格する方法をお伝えしていきます。

アガルートさんの公務員試験チャンネルで話してます。動画で見たい方はこちらをどうぞ。

目次

面接重視の公務員試験

では早速、紹介していきますね。

地方上級

まず1つ目は地方上級試験です。

都道府県庁とか、政令指定都市の市役所とか、東京特別区とかですね。

地方上級試験が面接重視と言える理由は4つあります。

  • 面接を複数回実施するところが多い
  • 教養試験や専門試験が課されない試験が増えてきている
  • 一次試験の倍率が低い傾向がある
  • 面接の配点が高いところが多い

順番に説明していきます。

面接を複数回実施するところが多い

まずは1つ目、「面接を複数回実施するところが多い」について。

地方上級試験の自治体は、面接を複数回実施するところが多いですね。

例えば横浜市の大卒程度試験の事務職だと、以下の通り。

一次試験教養試験・論文
二次試験面接①
三次試験面接②

面接2回です。

続いて名古屋市の大卒程度試験の行政職も見てみると以下の通り。

一次試験教養試験・専門試験
二次試験面接①・面接②・論文

こちらも2回です。

多いところだと3回課されることもあります。

面接を重視していると言えますね。

教養試験や専門試験が課されない試験が増えてきている

2つ目は「教養試験や専門試験が課されない試験が増えてきている」という理由です。

例として横浜市の大卒程度試験の事務職の試験内容を再掲します。

一次試験教養試験・論文
二次試験面接①
三次試験面接②

というわけで、専門試験なし。

これはもうどう考えても面接重視です。

それから同じ横浜市の大卒程度試験の春実施枠だと以下の通り。

一次試験SPI3
二次試験プレゼンテーション
三次試験面接

こちらは教養試験すらなし。

間違いなく人物重視の選考ですね。

横浜市に限らず、他の自治体も「早期枠」などを設けて、これまでの公務員試験とは違う負担の少ない筆記試験を実施するところが増えてきています。

筆記試験の対策をする時間がない人でも受験しやすいように、っていうことですね。

裏を返せば、面接重視ということです。

一次試験の倍率が低い傾向がある

3つ目の理由は、「一次試験の倍率が低い傾向がある」ということです。

そもそも筆記試験を足切り程度の扱いにして、なるべく多くの方と面接しよう、っていう自治体も多いです。

例えば名古屋市の大卒程度の行政職だと以下の通り。

一次受験者983
一次合格者857
最終合格者368

さらに極端なところで福島県の行政事務だとこちら。

一次受験者247
一次合格者222
最終合格者157

島根県の行政Aはさらに衝撃で、以下の通り。

一次受験者52
一次合格者51
最終合格者34

というわけで多くの受験生が筆記試験を通過して、面接の機会をもらっています。

明らかに面接重視ですよね。

面接の配点が高いところが多い

4つ目の理由は「面接の配点が高いところが多い」です。

先ほどから何度も出している横浜市の大卒程度試験の事務職でまた見ていきます。

一次試験教養試験(510)
二次試験面接①(200)+論文(100)
三次試験教養試験(15)+面接①(30)+論文(15)+面接②(600)

こんな感じで、三次試験は660点満点中、面接が630点を占めます。

一次、二次をギリで通過したとしても、ラストの面接さえうまくいけばそれで合格です。

面接重視の試験と言えますね。

というわけでここまでをまとめます。

地方上級試験は面接重視のところが多いです。

理由は以下の4つ。

  • 面接を複数回実施するところが多い
  • 教養試験や専門試験が課されない試験が増えてきている
  • 一次試験の倍率が低い傾向がある
  • 面接の配点が高いところが多い

もちろん筆記重視の地方上級試験もあります。

あくまでも傾向として、面接重視の試験が地方上級には多いよ、ということです。

自分が受けられそうな地方上級試験を見比べてみて、面接重視の傾向が強いな、と感じたところを受けてみるといいかなと思います。

市役所

面接重視の公務員試験、2つ目は、「市役所」です。

基本的に教養試験だけで受けられるところが多いです。

それに加えて、面接が複数回あるところが多いです。

筆記の負担が少なくて、面接が複数回、さっき地方上級のところでも紹介した通り、面接重視といっていいですね。

最近はSPIとかで受験できるところも増えてきていまして、茅ヶ崎市とか面白いので紹介しますね。

一次試験エントリーシート
二次試験面接
三次試験面接・適性検査

というわけで、筆記試験なしです。

論文すらないです。

「脱・公務員試験」を公式サイトで謳っているだけあって、もはや公務員試験っぽさは皆無ですね。

面接練習はどこでする?

この記事の本題としては以上なのですが、もう少し続けます。

面接重視の試験がわかったところで、じゃあその面接試験の対策ってどうやればいいの?という疑問を持った方もいるかと思うので、その点について。

まず大前提として、面接の受け答えの内容とかは、自分で準備すればいいですよね。

対策本とかも売ってますし、どんなことが聞かれるかはネットで調べれば大体わかるので。

このブログ内にもいくつか面接対策の記事があるので、気になる方は参考にしてみてください。

でもいくら手元で良い準備ができたとしても、それだけで本番が乗り切れるかというと、そうではないですよね。

本番は緊張とかもあるんで、やっぱり場慣れは必要です。

模擬面接とか、面接練習はやっておいた方がいいですね。

じゃあ模擬面接とか面接練習はどこでやるのかって話ですが、選択肢としては以下の6つがあります。

  • 家族や友人に手伝ってもらう
  • 転職エージェントで対策してもらう
  • 民間企業の採用面接を受ける
  • ハローワークで対策してもらう
  • 他の公務員試験を併願する
  • 予備校に頼る

この中のどれを使うべきかというと、結論、以下の通りです。

  • 家族や友人に手伝ってもらう
    →おすすめしない。緊張感がない。恥ずかしさの方が先に来ちゃうかも。何より相手は素人。
  • 転職エージェントで対策してもらう
    →おすすめしない。転職エージェントは転職先の会社から紹介料をもらって成り立っている。公務員試験の対策は1円にもならないので失礼。
  • 民間企業の採用面接を受ける
    →おすすめしない。本番と同じ緊張感という意味ではあり。でも入社する気もない会社に対して本気の面接ができますか?人事担当者の時間も奪うことになるので、人としてなし。
  • ハローワークで対策してもらう
    →これはあり。でもやってくれるところとやってくれないところがある。公務員試験向けの対策をしてもらえるか、電話で確認してから行くべき。
  • 他の公務員試験を併願する
    →これはあり。というか絶対やるべき。落ちても他があるという安心感が生まれる。メンタルの安定の意味でも練習の意味でも、併願はしましょう。
  • 予備校に頼る
    →一番おすすめ。

おすすめは予備校に頼ることですね。

公務員試験に詳しい専門スタッフが模擬面接をしてくれるので、効率良く対策できます。

お金はかかるけど、合格できたらすぐに元が取れる程度。

いい自己投資です。

最近は模擬面接が回数無制限のところもありますからね。

面接カードの添削もやってくれたりするので、万全の対策をしたい方は予備校とか通信講座に頼るのがおすすめです。

まとめ

というわけで今回は「面接が重視される公務員試験」というテーマで書きました。

簡単に内容を振り返っていきます。

まず面接重視の公務員試験は以下の2つです。

  • 地方上級
  • 市役所

理由は以下の4つです。

  • 面接を複数回実施するところが多い
  • 教養試験や専門試験が課されない試験が増えてきている
  • 一次試験の倍率が低い傾向がある
  • 面接の配点が高いところが多い

続いて面接対策をどこでするかという話もしました。

6つ紹介しましたが、アリなのは以下の3つ。

  • ハローワークで対策してもらう
  • 他の公務員試験を併願する
  • 予備校に頼る

おすすめは予備校に頼る、です。

公務員になるには、「難しい筆記試験に通らなければならない」という時代は終わりました。

筆記試験が苦手な人でも、対策する時間がない人でも、面接でアピールできれば公務員になることができます。

ぜひチャレンジしてみてください。

というわけで、今回は以上になります。

このブログには、他にも公務員関連の記事がたくさんあります。以下からどうぞ。

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