こんにちは、まさちゃんです!
今日は「公務員予備校のDVD講座ってどうなの?」というテーマでお話ししていきます。
公務員試験の予備校に通おうとしたときに「通学」「Web通信」のほかに第3の選択肢として「DVD講座」というのがありますよね。
簡単に自己紹介
- この記事を書いている僕は、29歳のときに国家公務員一般職の試験に合格し、地方出先機関で5年間働きました。
- 公務員受験生時代は実際に予備校にも通い、DVD講座を受講しました。
- そのときの経験をもとに記事を書いているので、これから受験する方々の参考になるようなリアルな情報をお伝えできるかと思います。
公務員予備校のDVD講座ってどうなの?
結論:基本的には受講する必要なし
いきなり結論ですが、公務員予備校のDVD講座は基本的に「受講する必要はない」かなと思います。
理由としては、他の受講方法、特に「 Web通信」に比べてメリットが少なすぎるから。
詳しく説明していきますね。
Web通信講座がない時代は、DVD講座もありだった
僕がDVD講座を受講した時代は、Web通信講座という受講方法がありませんでした。
講義の時間に通学するか、それが無理ならDVD講座で受講するかの二択という状況。
ですが現在は「Web通信講座」というどう考えてもDVD講座の上位互換と言える受講形態があります。
Web通信講座はDVD講座の上位互換
Web通信がDVD講座の上位互換と言われる理由を説明します。
以下の3つの面で、Web通信の方が優れていますね。
場所の面
- DVD:予備校に通う必要がある。
- 通信:好きな場所でスマホで講義視聴できる。
時間の面
- DVD:予約が必要で、その時間にしか受講できない。
- 通信:好きな時間にスマホで講義視聴できる。
費用の面
- DVD:高い
- 通信:安い
上記の通りでして、場所・時間・費用の全てでDVD講座よりWeb通信講座の方が優れています。
費用の面については具体的に講座料金を例に出して説明していきますね。
DVD講座とWeb通信講座の料金比較
実際に受講料を比較してみましょう。
TACという予備校の公務員講座の中で、一番スタンダードな「総合本科生」というコースの料金が以下になります。
- DVD:341,000円
- 通学:352,000円
- Web通信:352,000円
こんな感じですね。
TACは公務員予備校の定番中の定番予備校で、DVDもWeb通信もほぼ同じ料金です。
それに対してWeb通信講座を専門でやっている予備校の料金が以下です。
- スタディング:132,000円
- クレアール:330,000円
- アガルート:294,800円
教室の維持費などがかからないことで、Web通信の予備校の方がコスパ良く受講できることがわかるかと思います。
特にスタディングは安さが際立っていますね。
クレアールは少し高めの料金設定ですが、毎月大幅な割引を実施していて、早めに申し込むことで10万円近い割引が受けられるという仕組みです。スタディングほどではありませんが、こちらも安いです。
アガルートはそこまでTACと大差ないですが、無事に公務員試験で内定をもらうと受講料が全額返金されるという制度があります。合格したら実質タダ、ということです。こちらもコスパはいいですね。
料金が安くてクオリティーが高いのであれば、DVD講座を選ぶ理由はないですね。
よくあるDVD講座の勘違い
DVD講座について、その他に知っておいていただきたいことが2つあります。
- 講師や仲間との交流はない
- 通信環境がないからDVDという選択はコスパ悪い
この2点ですね。
順番に説明していきます。
講師や仲間との交流はない
DVD講座は予備校の教室に通うので、講師や同期の仲間との交流があると思われがちです。
ですが基本的に交流は全くないので注意してください。
ほとんどないとかじゃないです。全くありません。
受付のスタッフさんにDVDをもらって、あとは個別ブースで視聴するだけ。終わったらDVDを返却して教室をあとにします。
他の人たちとの交流を目当てにDVD講座を受講しようと考えている人は考え直した方がいいですよ。
ちなみに大手予備校の「提携校」であれば、DVD受講でも多少の交流があるかもです。
LECの公式サイトにも提携校に通うメリットとして「仲間との交流」との記載がありました。「講義の時間にみんなが集まる」といったことはないのでそこまで深い交流があるわけではないと思いますが、交流を必要としている人は検討してみてもいいかもしれません。
通信環境がないからDVDという選択はコスパ悪い
よくあるもったいないパターンとして、以下があります。
- パソコンやスマホを持っていないので、Web通信講座が受けられない…
→消去法でDVD講座で受講
ぱっと見は正しい選択に見えますが、これ実はめちゃくちゃもったいないです。
先ほど掲載した受講料をもう一度見てください。
- DVD:341,000円(TAC)
- Web通信:132,000円(スタディング)
TACのDVD講座とスタディングのWeb通信講座の料金には20万円以上の差がありますよね。
だとしたら最もコスパの良い選択肢としては以下です。
スマホを購入し、スタディングでWeb通信講座を受講。
差額の20万円でスマホを買えば、わざわざ教室に通わなくても自宅で講義の視聴ができます。
通勤時間などの隙間時間も有効活用ができます。
「通信環境がないから消去法でDVD講座を受講する」というのは、実はもったいない選択ですのでご注意を。
それでもDVD講座がおすすめな人
かなり限定的にはなりますが、以下のような人はDVD講座を検討するのもありかなと思います。
- 時間に縛りがほしい人
- 予備校に通っているという実感がほしい人
- 都市部への通学でモチベが高まる人
順番に説明していきますね。
時間に縛りがほしい人
Web通信だと「好きな時間に好きな場所で受講できる」というメリットがありますが、逆にそれがマイナスに働いてしまう人もいるかもしれませんね。
いつでもやれるなら、あとでやればいいや…
こうなってしまうとなかなか勉強が進まずに不合格になるパターンも考えられます。
その点、DVD講座であれば「朝イチの時間に予約を入れて時間に縛りを作る」という追い込み方もできます。
予備校に通っているという実感がほしい人
Web通信だとスマホで講義を受けるので、「予備校に通っている感覚が薄い」というデメリットもあります。
イマイチ気持ちが入らないな…
と感じる人もいるはず。
実際に予備校の校舎に通うことでスイッチが入るタイプの人は、DVD講座の受講も検討して良いかと思います。
都市部への通学でモチベが高まる人
予備校自体というよりは「都市部」に通うことでモチベーションを高められる人もいるかもしれませんね。
- 都市部の賑やかな空気に触れ、お昼ご飯はオシャレなカフェで優雅に。
- 講義の後はゆっくり夜景でも眺めながらリフレッシュして帰る。
みたいな生活をしたい人は、DVD講座の受講もありだと思います!
まとめ
というわけで今回は「公務員予備校のDVD講座ってどうなの?」というテーマでお話ししました。
基本的にDVD講座よりもWeb通信講座の方がメリットが多いので、予備校の受講形態で迷ったら「通学かWeb通信か」の二択でいいと思います!
- 時間に縛りがほしい人
- 予備校に通っているという実感がほしい人
- 都市部への通学でモチベが高まる人
この3パターンに当てはまる人は、例外的にDVD講座の受講を検討するのもアリだと思います。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
追伸
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また、この記事を読んで公務員になりたいと思った方には、「公務員になるには【半年で安定を勝ち取るために今あなたがやるべきこと】」の記事が参考になるかと思います。
僕の元公務員としての経験や、現在のキャリアアドバイザーとしての知識をもとに書きました。
「将来が不安だなぁ…」と漠然と感じていた20代の僕を救い出してくれたのが公務員試験です。公務員試験への感謝の気持ちも込めて書いた記事です。
過去の僕と同じように将来に不安を感じている多くの方に、この記事が届くことを願っています。
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