元公務員がぶっちゃけ!実際働いてみてどうだった?なんで辞めた?本音で語ります

こんにちは、まさちゃんです。

今回は「元公務員がぶっちゃけ!実際公務員どうだった?なんで辞めた?」というテーマでお話ししていきます。

公務員気になるけど、ブラックらしいと聞いて迷っている方、いませんか?

実際のところはどうなのか、周りに公務員がいなくてリアルな話を聞けない、という方も多いかと思います。

そこで、公務員として5年間働いてきた僕が、実際の現場のリアルをお伝えしていきます。

実際に働いて感じた、よかった部分と悪かった部分を紹介していくので、あなたが公務員に向いているかの判断材料として使っていただけたらと思います。

それでは早速、公務員の実態について、本音でお話ししていきます。

アガルートさんの公務員試験チャンネルで話してます。動画で見たい方はこちらをどうぞ。

目次

公務員のお気に入りポイント

まずは、公務員として働いてみて実際に良かったと感じたポイントを3つ、紹介していきます。

有給休暇の取りやすさ

まず1つ目は、有給休暇の取りやすさです。

これは本当に公務員の大きな魅力だと思います。

僕は年間で15日くらいは確実に有給を取っていました。

というのも、「マンスリー休暇」と言って、月に1回の有給取得が推奨されていたんですよね。

上司からも「有給は積極的に取るように」と言われますし、夏季休暇の前後に有給をくっつけて大型連休にするよう勧められたりもしました。

特に休む理由がなくても「マンスリー休暇取らなきゃいけないんで」って理由で普通に休めていました。

忙しくてマンスリー取れなかった月があったら、次の月に2日取ったりとかも普通でした。

あとは1月に有給が20日付与されるんですが、トータル40日を超えちゃうと消滅しちゃうんですよね。

だから年末になると「有給消えちゃうんで」って理由で休む人が急増します。

誰もその理由で休んでも文句は言わない環境でした。

僕の知り合いだと、朝起きて気分が乗らないから、という理由で突発で休んだりとかもしていましたね。

飲み会の次の日に午前休を取ったり、疲れが溜まってきたタイミングで2時間休を取って映画観て帰ったり。

もちろん部署や時期にもよりますが、自分の仕事さえちゃんとこなして、周りの迷惑にならないよう立ち回っていれば、休みは本当に取りやすいです。

僕はこれまでにたくさんの会社を経験してきましたが、この有給の取りやすさの面は公務員が圧倒的でした。

ワークライフバランスを大事にしたい、趣味の時間を大事にしたい、家族との時間を大切にしたい、という人にはぴったりだと思います。

安定している

2つ目は安定している、ということです。

これは公務員になってから一番体感した部分ですね。

公務員は安定しているって話はよく聞くと思いますが、本当にその通りで、よほどのことをやらかさない限りクビにはならないですし、普通に働いていれば年功序列で昇給して昇進していきます。

この安心感はものすごかったです。

ちょっと大袈裟かもしれませんが、将来の不安が何もなくなる感じですね。

民間企業で働いている人はわかるかと思いますが、会社が潰れたらどうしようとか、リストラされたらどうしようとか、はたまたリストラの対象にならないために頑張らなきゃとか、なんか色んなプレッシャーがあると思います。

例えば僕の場合だと、公務員になる前は塾講師をしていたのですが、以下のような不安がありました。

  • 夜型の仕事だけど年齢を重ねてからも働き続けられるかな
  • 給料安いけど大丈夫かな
  • 土日出勤もあるけど将来家族とのコミュニケーションの時間取れるかな
  • なんか生徒数減ってきてるけど会社潰れたりしないかな

こんな感じで、まああれこれいろんな不安がありました。

公務員になると、そういうのが全部なくなる感じです。

日々を安心して過ごせるので、休みの日は全力で休めるし、仕事終わりの時間も全力で楽しめます。

この感覚は公務員になってみて初めて感じました。

あ、将来の不安がなくなると、こんなに毎日楽しいんだなって感じましたね。

安定しているって、こういう部分にも影響してくるんだと。

これはきっと公務員になってみないとわからない部分だと思います。

将来に対する不安を感じやすい人、安定した環境で長期的に働きたい人には最適だと思います。

職場の認知度・信頼度が高い

3つ目は職場の認知度・信頼度の高さです。

「どこで働いてるの?」と聞かれたときに、〇〇県庁とか〇〇市役所とか、〇〇省とかって答えることになるんですけど、絶対に一発で伝わります。

「どこそれ」とか「それ何やってる会社?」とか聞かれません。

誰もが知るような大企業で働くことと、似たような感覚ですかね。

この安心感というか、説明不要で理解してもらえるのは、思っていた以上に心地よかったですね。

優越感という表現は少し違うかもしれませんが、自信を持って職場の名前を言えるのは魅力だと思います。

あとは両親に安心してもらえるのも、なんかちょっと嬉しかったですね。

公務員試験に合格したことを報告したときは、めちゃくちゃ喜んでくれました。

親世代って、やっぱり公務員に対する信頼感がすごく強いのかなと思います。

で、やっぱり自分の子供が将来困らないであろう職場に入れたっていうのも、親としては一安心なのかなと。

自分の将来のために頑張って公務員になったのに、それが知らず知らずのうちに親の安心にもつながっていたんだと思うと、

頑張って勉強してよかったなあとしみじみ思いましたね。

こんな感じで、家族に安心してもらいたい、周りから信頼される職業に就きたい、という人には魅力的な仕事ですよ。

公務員の嫌だったところ

続いて、公務員として働いてみて正直嫌だったところを3つお話ししていきます。

書類地獄

まず1つ目は書類地獄です。

これは本当に嫌でしたね。

公務員になると、とにかく書類に囲まれる生活になります。

窓口で申請書類を受け付けたり、郵送で届いたりするのはもちろん、内部の文書とかもたくさんあります。

僕は会社の事業許可の申請を受け付ける部署にいたんですが、会社の登記簿謄本とか役員の住民票とか履歴書とか、会社の所在地の契約書とかが提出されてきて、それをひたすらチェックしていました。

毎日やってるとかなりの量になるんですよね。

今は電子化が進んでいるとはいえ、それでも紙は多いです。

一番嫌だったのは、その大量の書類の中から探し物をするときです。

電子化されていれば検索をかけるとかできますが、紙だとそうはいかない。

大量の書類が保管されている倉庫に行って、そこから探す。

めちゃくちゃ大変でした。

デジタル環境で効率よく仕事をしたい人、書類作業が苦手な人には向いていないかもしれません。

異動の多さ

2つ目は異動の多さです。

公務員は2〜3年おきに異動があります。

知らない場所で知らない人たちに囲まれて知らない業務をする。

異動の時期になるとかなり気持ちが沈みました。

引き継ぎはあるんですが、前任者によって内容はさまざまで、紙ペラ2枚くらいのときもあれば、大量の書類を一気に渡されたりすることもあります。

どっちにしろいきなり仕事がこなせる状態ではないので、大変でした。

ちなみに僕自身は5年間の勤務で4か所の職場を経験しました。

せっかく慣れた環境を離れるのは、毎回つらかったですね。

同じ環境で長期的に専門性を高めたい人、人間関係を一から築くのが苦手な人には厳しいかもしれません。

職場環境

3つ目は意外と職場が綺麗じゃないことです。

民間企業だと、結構キラキラなオフィスで働けるところもあるかと思います。

公務員の職場は予算がおりないと建て直しとかはもちろんできないし、物品も新しいものを買えません。

これ何十年前から使ってるんですか?って感じの古の机とかが、まだ普通に現役だったりします。

僕の以前勤めていた職場だと、台風のときに窓の下のところにタオルを敷き詰めて帰るとかしてました。

台風くらいの雨風だと普通に窓の下の部分から水が入ってくるので、その対策です。

それから駐車場のコンクリート補修を普通に職員がやっているとか。

もちろん建て直したばかりで綺麗な庁舎もありますが、古いところは多いですし、限られた予算で外部の方に見える部分だけ綺麗に改修して、その他は古いまま、というところもあります。

キラキラなオフィスで働いている民間企業が羨ましく見えました。

綺麗なオフィス環境で働きたい人、設備の充実を重視する人には物足りないかもしれません。

なぜ僕が公務員を辞めたのか

最終的に僕が公務員を辞めたのは、異動したてで綺麗じゃない職場で書類地獄だったときですね。

今回ご紹介した嫌だったところのまとめのような職場でした。

もちろん仕事内容自体が楽しくなくて、クレームも多くて、しかもその前の職場で心から楽しい仕事をしていたことからのギャップもあって、とか、とにかくいろいろなことが重なって退職に至りました。

「あー、これは続けられないな」と。

僕は自分が楽しいと思える仕事をやり続ける方が合っているんだなと感じて、退職を決めました。

公務員を辞めるのは結構悩みました。

頑張って勉強して合格を勝ち取って、やっとの思いで公務員になったのに。

そして安定している職場で、有給も取りやすくて、誰もが知っている知名度のある職場で、親も喜んでくれているのに、やめちゃっていいのだろうかと。

でも最終的には自分の気持ちを優先して退職しました。

今は楽しく生きられているから後悔はありません。

まとめ

今回は「元公務員がぶっちゃけ!実際公務員どうだった?なんで辞めた?」というテーマでお話ししました。

公務員の良いところとして3つ紹介しました。

  1. 有給休暇の取りやすさ
  2. 安定している
  3. 職場の認知度・信頼度が高い

反対に嫌だったところとして3つお話ししました。

  1. 書類地獄
  2. 異動の多さ
  3. 職場環境

そして僕が辞めた理由は、自分に合わない環境での仕事が続けられなかったからです。

公務員は確かに安定していて福利厚生も充実していますが、向き不向きがあります。

今回の内容を参考に、自分に合っているかどうか判断してみてください。

というわけで、今回は以上になります。

このブログには、他にも公務員関連の記事がたくさんあります。以下からどうぞ。

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