【公務員試験】青森県庁の行政職採用試験まとめ【日程・科目・倍率・年齢制限など】

こんにちは、元公務員のまさちゃんです！

今回は「青森県庁の行政職採用試験」について、試験日程や出題科目、過去の実施状況などを1記事にまとめました。

こういった疑問が解消できます。

それでは早速、内容に入っていきます。

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青森県庁行政職採用試験の概要

青森県庁の行政職採用試験は、大きく分けて「大学卒業程度」「社会人枠」「高校卒業程度」の3種類があります。

大学卒業程度試験は主に新卒者や20代の方を対象とし、社会人枠は民間企業等での職務経験がある方を対象としています。高校卒業程度試験は高校や短大を卒業見込みの方などが対象です。

それぞれ受験資格や試験内容が異なりますので、自分に合った区分を選んで受験しましょう。

青森県庁の職員として働くためには、まずこの採用試験に合格する必要があります。試験に合格すれば、晴れて青森県職員としてのスタートを切ることができます。

試験日程

令和6年度の青森県庁行政職採用試験の日程は以下の通りです。

大学卒業程度試験

項目	日程
受付期間	5月7日（火）8:30～5月24日（金）17:15
第1次試験日	6月16日（日）
第1次試験合格発表	6月25日（火）（予定）
第2次試験	7月21日（日）～7月27日（土）（予定）
最終合格発表	8月13日（火）（予定）

社会人枠

項目	日程
受付期間	5月7日（火）8:30～5月24日（金）17:15
第1次試験日	6月7日（金）～6月20日（木）のうち受験者が選択する日
第1次試験合格発表	7月5日（金）（予定）
第2次試験	8月18日（日）
最終合格発表	9月6日（金）（予定）

高校卒業程度試験

項目	日程
受付期間	8月1日（木）8:30～8月23日（金）17:15
第1次試験日	9月29日（日）
第1次試験合格発表	10月9日（水）（予定）
第2次試験	10月29日（火）～11月1日（金）（予定）
最終合格発表	11月19日（火）（予定）

受験申込はインターネットで行うので、通信環境などの予期せぬ不具合がある可能性を考えると、締め切り間際に申し込むのは危険ですね。余裕を持って早めに申し込むようにしましょう。

受験資格（年齢制限など）

続いて気になる受験資格についてです。

大学卒業程度試験

社会人枠

高校卒業程度試験

・平成15年4月2日から平成19年4月1日までに生まれた者

大学卒業程度試験は22歳から30歳まで、社会人枠は58歳以下（令和6年4月1日時点）、高校卒業程度試験は18歳から21歳までが受験可能です。

ただし、日本国籍を有しない方や、禁錮以上の刑に処せられた方などは受験できません。詳しくは青森県庁のホームページで確認してください。

採用予定数

続いてこちらも気になる採用予定数について。

令和6年度の青森県庁行政職採用試験の採用予定数は以下の通りです。

大学卒業程度試験で96人程度、社会人枠で10人程度、高校卒業程度試験で8人程度と、かなり大規模な採用を予定しています。

試験内容

次は試験科目について見ていきましょう。

青森県庁行政職採用試験の内容や試験時間、出題科目は以下のようになっています。

大学卒業程度試験

試験段階	試験科目	試験時間	問題形式
第1次試験	教養試験	2時間	択一式（40題）
第1次試験	専門試験	2時間	択一式（40題）
第1次試験（2次で採点）	論文試験	1時間	記述式（800字以内）
第2次試験	適性検査	–	作業検査法
第2次試験	面接試験	–	グループワーク及び個別面接

社会人枠

試験段階	試験科目	試験時間	問題形式
第1次試験	SPI3	–	基礎能力検査と性格検査
第1次試験	アピールシート試験	–	職務経歴シートとアピールシート提出
第2次試験	論文試験	1時間	記述式（800字以内）
第2次試験	面接試験	–	グループワーク及び個別面接（プレゼンテーション含む）
第2次試験	適性検査	–	作業検査法

高校卒業程度試験

試験段階	試験科目	試験時間	問題形式
第1次試験	教養試験	2時間	択一式（40題）
第1次試験（2次で採点）	作文試験	1時間	記述式（800字以内）
第2次試験	適性検査	–	作業検査法
第2次試験	面接試験	–	グループワーク及び個別面接

それぞれの試験について、もう少し詳しく説明していきます。

教養試験（大学卒業程度・高校卒業程度）

教養試験は、公務員として必要な基礎的な能力を測る試験です。出題分野は以下の通りです。

・社会、人文、自然、文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈

公務員試験の鬼門である数的処理系の科目もしっかり出題されるので、他の公務員試験同様に数的処理の出来が1次試験の合否を左右すると言えます。しっかり対策をしておきましょう。

はっきりとしたボーダーは不明ですが、他の公務員試験同様に6割程度の得点をボーダーと考えておくといいですね。

専門試験（大学卒業程度のみ）

専門試験は、大学で学ぶような専門的な内容を問われる試験です。出題分野は以下の通りです。

・政治学、行政学、憲法、行政法、民法、刑法、労働法、経済学、財政学、社会政策、国際関係

かなり幅広い分野から出題されるので、効率的に学習を進めていく必要がありますね。

専門試験のボーダーは7割くらいです。はっきりとした数字が示されているわけではありませんが、多くの予備校でも言われている数字なので、この数字を目指すといいでしょう。

SPI3（社会人枠のみ）

SPI3は、民間企業の採用試験でも広く使われている適性検査です。基礎能力検査と性格検査から構成されています。

アピールシート試験（社会人枠のみ）

アピールシート試験は、これまでの職務経歴や実績、県職員としてどのように貢献できるかなどをアピールする試験です。

論文試験・作文試験

論文試験（大学卒業程度・社会人枠）や作文試験（高校卒業程度）は、与えられた課題について自分の考えを論理的に記述する試験です。800字以内、1時間という時間の中で、自分の考えをまとめる力が問われます。

面接試験

面接試験は個別面接とグループワークから構成されます。コミュニケーション能力、協調性、主体性、行動力、積極性などが評価されます。

「なぜ青森県庁なのか」「青森県の課題をどう捉えているか」といった質問は必ず聞かれると思っておいた方が良いでしょう。

プレゼンテーション（社会人枠のみ）

社会人枠の2次試験では、個別面接の冒頭でプレゼンテーションを行います。これは、事前に提出したアピールシートの内容に基づいて行われます。

自分の強みや経験を効果的に伝えられるよう、事前に十分な準備と練習を行っておくことが重要です。

面接カード

1次試験合格者は面接カードの提出が求められます。面接カードには、志望動機などを記入します。面接の重要な資料となるので、しっかりと準備しておきましょう。

配点

青森県庁行政職採用試験の配点は以下のようになっています。

大学卒業程度試験

試験段階	試験科目	配点	小計
第1次試験	教養試験	50点	100点
第1次試験	専門試験	50点
第2次試験	論文試験	50点	200点
第2次試験	面接試験（グループワーク・個別面接）	150点
総合計			300点

社会人枠

試験段階	試験科目	配点	小計
第1次試験	SPI3 基礎能力検査	50点	100点
第1次試験	アピールシート試験	50点
第2次試験	論文試験	50点	200点
第2次試験	面接試験（グループワーク・個別面接）	150点
総合計			300点

高校卒業程度試験

試験段階	試験科目	配点	小計
第1次試験	教養試験	100点	100点
第2次試験	作文試験	50点	200点
第2次試験	面接試験（グループワーク・個別面接）	150点
総合計			300点

いずれの区分も面接試験の配点が高くなっていますね。人物重視の選考であることがわかります。

過去の実施結果（倍率など）

令和5年度の試験実施結果を以下にまとめました。

大学卒業程度試験（行政）

受験者数	最終合格者数	倍率
227名	90名	2.5倍

社会人枠（行政）

受験者数	最終合格者数	倍率
55名	5名	11.0倍

高校卒業程度試験（一般事務）

受験者数	最終合格者数	倍率
30名	6名	5.0倍

大学卒業程度試験は2.5倍と比較的低い倍率です。一方で、社会人枠は11.0倍とやや高めの倍率になっています。社会人経験者を対象としているため、競争が激しくなっているようです。

高校卒業程度試験は5.0倍と、中程度の倍率といえるでしょう。

全体的に見ると、他の都道府県や政令指定都市と比べても、かなり受かりやすい試験だと言えます。

初任給と待遇

青森県庁職員の初任給は以下の通りです。

これに各種手当が加算されます。また、6月と12月には期末・勤勉手当（いわゆるボーナス）が支給されます。

勤務時間は原則として、月曜日から金曜日までの1日7時間45分、週38時間45分です。年次有給休暇は年間20日付与されます。

その他、育児休業制度や介護休暇制度なども充実しており、ワークライフバランスを保ちやすい環境が整っています。

よくある質問（FAQ）

Q1. 青森県庁の採用試験は難しいですか？

A1. 倍率が2〜5倍台と比較的低いため、他の都道府県庁や政令指定都市と比べると受かりやすい試験だと言えます。ただし、試験内容自体は公務員試験としての一定の難易度がありますので、しっかりとした対策は必要です。

Q2. 大学卒業程度、社会人枠、高校卒業程度のどれを受験すべきでしょうか？

A2. 自分の学歴や経験に応じて選択しましょう。大学卒業（見込み含む）の方は大学卒業程度、民間企業等で5年以上の職務経験がある方は社会人枠、高校卒業（見込み含む）の方は高校卒業程度が対象となります。

Q3. 青森県出身でなくても受験できますか？

A3. はい、受験できます。青森県庁職員の採用に当たって、出身地は問われません。ただし、面接では「なぜ青森県庁を志望したのか」といった質問が出る可能性が高いので、青森県に対する理解や熱意をアピールできるよう準備しておくことをおすすめします。

Q4. 試験対策はいつから始めればいいですか？

A4. できるだけ早く始めることをおすすめします。特に大学卒業程度試験を受験する場合は、教養試験と専門試験の対策が必要なため、最低でも半年から1年程度の準備期間が必要です。社会人枠の場合は、職務経験を整理し、自己アピールを準備する時間が必要です。高校卒業程度試験の場合も、教養試験の対策に時間がかかるため、早めの対策開始が望ましいです。ただし、遅くとも試験の3ヶ月前からは集中的に勉強を始めましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。青森県庁の行政職採用試験について、大学卒業程度、社会人枠、高校卒業程度の3区分それぞれの詳細を解説してきました。

青森県庁の試験は、他の都道府県と比べて比較的受かりやすい試験だと言えます。しかし、だからといって油断は禁物です。しっかりとした対策を行い、万全の態勢で試験に臨みましょう。

青森県は、豊かな自然環境や独自の文化、食といった魅力的な地域資源を持つ一方で、人口減少や産業振興といった課題にも直面しています。そんな青森県の発展に貢献できる青森県庁職員は、やりがいのある仕事だと言えるでしょう。

自分に合った区分を選び、目標に向かって頑張ってください！

最後に、青森県庁が求める人材像を再度確認しておきましょう。

これらの要素は、面接試験でも評価される可能性が高いです。自分の経験や強みを、これらの人材像に結びつけてアピールできるよう準備しておくと良いでしょう。

公務員試験の勉強は長期戦になりますが、コツコツと積み重ねていけば必ず結果はついてきます。みなさんの頑張りが実を結び、晴れて青森県庁職員として活躍できることを心より願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。皆さんの合格を心よりお祈りしております。

追伸

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僕の元公務員としての経験や、現在のキャリアアドバイザーとしての知識をもとに書きました。

「将来が不安だなぁ…」と漠然と感じていた20代の僕を救い出してくれたのが公務員試験です。公務員試験への感謝の気持ちも込めて書いた記事です。

過去の僕と同じように将来に不安を感じている多くの方に、この記事が届くことを願っています。