【公務員試験】福岡市の行政事務職採用試験まとめ【日程・科目・倍率・年齢制限など】

こんにちは、元公務員のまさちゃんです！

今回は「福岡市の行政事務職採用試験」について、試験日程や出題科目、過去の実施状況などを1記事にまとめました。

こういった疑問が解消できます。

実際に公務員試験を受験し、内定をもらった経験をもとにこの記事を書いています。公務員試験については熟知している人間が書いた記事なので、内容は信頼していただいて大丈夫です。

それでは早速、内容に入っていきます。

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福岡市行政事務職採用試験の概要

福岡市の行政事務職採用試験は、大きく分けて以下の6つの区分があります。

上級はいわゆる大卒程度、中級は短大卒程度、初級は高卒程度という区分けです。就職氷河期世代と社会人経験者は、名前のままの対象者です。

上級は通常の募集枠の他に特別枠があります。特別枠は筆記試験がSPI3で実施されるため、公務員試験用の特別な勉強をしてこなかった方でも受験可能な区分です。その分倍率は高めですが…

これらの他にも障害者採用などの区分がありますが、この記事では上記6つの区分に焦点を当てて説明していきます。

また、通常の「定期採用」の他に、「早期採用」という募集方法が実施される年もあります。定期採用は原則として翌年4月1日採用、早期採用は当該年度の10月1日または12月1日採用となります。

福岡市が求める人材像は「市民から信頼される人材」です。市民全体の奉仕者として、市民の声に耳を傾け、市民に説明責任を果たすことができるコミュニケーション力を持ち、市民や職場の仲間たちと信頼関係を築き、困難な状況にあっても、責任感と積極性をもって自分に課せられた仕事に取り組むことができる人を求めています。

それでは、各区分の詳細を見ていきましょう。

試験日程

令和6年度の福岡市行政事務職採用試験の日程は以下の通りです。

上級（行政事務）【特別枠】

項目	日程
受付期間	3月1日（金）午前9時～3月18日（月）午後5時（受信有効）
第1次試験（教養試験）	4月1日（月）～4月14日（日）のうち各受験者が選択する日
第1次試験（口頭試問）受験該当者発表	4月18日（木）
第1次試験（口頭試問）	4月下旬～5月上旬
第1次合格者発表	5月9日（木）
第2次試験（論文）	5月15日（水）
第2次試験（口頭試問）	6月上旬
最終合格者発表	6月13日（木）

上級（行政事務）

項目	日程
受付期間	4月30日（火）午前9時～5月20日（月）午後5時（受信有効）
第1次試験（筆記試験）	6月16日（日）
口頭試問受験該当者発表	6月20日（木）
第1次試験（口頭試問）	6月29日（土）～7月6日（土）のうち一日を指定
第1次合格者発表	7月11日（木）
第2次試験	7月下旬～8月上旬
最終合格者発表	8月上旬

就職氷河期世代（行政事務）

項目	日程
受付期間	4月30日（火）午前9時～5月20日（月）午後5時（受信有効）
第1次試験（筆記試験）	6月16日（日）
口頭試問受験該当者発表	6月20日（木）
第1次試験（口頭試問）	7月13日（土）または7月14日（日）のうち一日を指定
第1次合格者発表	7月25日（木）
第2次試験	8月下旬～9月上旬
最終合格者発表	9月上旬

社会人経験者（行政・一般）

項目	日程
受付期間	4月30日（火）午前9時～5月20日（月）午後5時（受信有効）
第1次選考（教養試験）	6月1日（土）～6月16日（日）のうち各受験者が選択する日
口頭試問受験該当者発表	7月11日（木）
第1次選考（口頭試問）	7月27日（土）～9月1日（日）の間で1日（土日に実施予定）
第1次合格者発表	9月5日（木）
第2次選考（口頭試問）	10月5日（土）～10月27日（日）の間で1日（土日に実施予定）
最終合格者発表	10月下旬

中級（行政事務）

項目	日程
受付期間	7月29日（月）午前9時～8月19日（月）午後5時（受信有効）
第1次試験（筆記試験）	9月29日（日）
口頭試問受験該当者発表	10月3日（木）
第1次試験（口頭試問）	10月10日（木）～10月18日（金）のうち一日を指定
第1次合格者発表	10月24日（木）
第2次試験	10月下旬～11月中旬
最終合格者発表	11月下旬

初級（行政事務）

項目	日程
受付期間	7月29日（月）午前9時～8月19日（月）午後5時（受信有効）
第1次試験（筆記試験）	9月29日（日）
第1次合格者発表	10月3日（木）
第2次試験	10月中旬～11月中旬（定期採用） 10月中旬～10月下旬（早期採用）
最終合格者発表	11月下旬（定期採用） 10月下旬（早期採用）

受験申込はインターネットで行うので、通信環境などの予期せぬ不具合がある可能性を考えると、締め切り間際に申し込むのは危険ですね。余裕を持って早めに申し込むようにしましょう。

受験資格（年齢制限など）

続いて気になる受験資格についてです。

上級（行政事務）【特別枠】

次のいずれかに該当する人
①平成7（1995）年4月2日から平成15（2003）年4月1日までに生まれた人
②平成15（2003）年4月2日以降に生まれた人で、次のいずれかに該当する人
ア 大学（短大を除く。）を卒業した人又は令和7（2025）年3月31日までに卒業見込みの人
イ 人事委員会がアに掲げる資格と同等の資格があると認める人

上級（行政事務）

次のいずれかに該当する人
①平成7（1995）年4月2日から平成15（2003）年4月1日までに生まれた人
②平成15（2003）年4月2日以降に生まれた人で、次のいずれかに該当する人
ア 大学（短大を除く。）を卒業した人又は令和7（2025）年3月31日までに卒業見込みの人
イ 人事委員会がアに掲げる資格と同等の資格があると認める人

就職氷河期世代（行政事務）

昭和45（1970）年4月2日から昭和61（1986）年4月1日までに生まれた人

社会人経験者（行政・一般）

昭和38（1963）年4月2日から平成7（1995）年4月1日までに生まれた人で、民間企業等における職務経験を直近10年中7年以上有する人

中級（行政事務）

平成12（2000）年4月2日から平成17（2005）年4月1日までに生まれた人

初級（行政事務）

平成14（2002）年4月2日から平成19（2007）年4月1日までに生まれた人（4年制大学在学者及び卒業者は受験できません。）

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なお、上記は定期採用の年齢制限です。早期採用で受験する場合は年齢制限が異なるのでご注意ください。あまりたくさん載せすぎるとごちゃごちゃしちゃうので、今回は割愛しています。悪しからず。

全ての区分において、以下の条件も満たす必要があります。

ただし、外国籍の方は、採用後、担当できる職務等に制限があります。詳しくは、福岡市職員募集ホームページをご確認ください。

採用予定数

令和6年度の福岡市行政事務職採用試験の採用予定数は以下の通りです。

かなり大規模な募集となっています。特に上級と初級の募集人数が多いですね。これらの区分を受験する方にとってはチャンスが大きいと言えるでしょう。

ですが倍率は依然として高いため、十分な準備が必要です。後ほど説明します。

試験内容

次は試験科目について見ていきましょう。

上級（行政事務）【特別枠】

試験段階	試験科目	試験内容
第1次試験	教養試験（SPI3（基礎能力検査））	公務員として必要な基礎能力（言語的理解、論理的思考、数量的処理能力といった知的能力）についての試験を行います。 ※口頭試問の参考とするため、性格検査を実施します。
第1次試験	口頭試問（Web）	個別面接（Web）を行います。 ※「アピールシート」による自主的アピールを含みます。
第2次試験	論文（課題解決シート作成）	論文試験（課題解決シート作成）を行います。（60分・600字程度）
第2次試験	口頭試問（対面）	個別面接（対面）を行います。 ※「論文（課題解決シート）」の説明を含みます。 ※口頭試問の参考とするため、適性検査を実施します。

上級（行政事務）

試験段階	試験科目	試験内容
第1次試験	教養試験	公務員として必要な一般教養についての5肢択一式による筆記試験を行います。（150分・50問）
第1次試験	専門試験	各募集区分に必要な専門知識及び能力についての5肢択一式による筆記試験を行います。（120分・40問）
第1次試験	口頭試問（Web）	個別面接（Web）を行います。
第2次試験（1次試験日に実施）	論文	論文試験を行います。（75分・1,000字程度）
第2次試験	口頭試問（対面）	個別面接（対面）を行います。 ※口頭試問の参考とするために適性検査を実施します。

就職氷河期世代（行政事務）

試験段階	試験科目	試験内容
第1次試験	教養試験	公務員として必要な一般教養についての5肢択一式による筆記試験を行います。（150分・50問）
第1次試験	口頭試問（Web）	個別面接（Web）を行います。
第2次試験（1次試験日に実施）	論文	論文試験を行います。（75分・1,000字程度）
第2次試験	口頭試問（対面）	個別面接（対面）を行います。 ※口頭試問の参考とするために適性検査を実施します。

社会人経験者（行政・一般）

試験段階	試験科目	試験内容
第1次選考	教養試験（SPI3（基礎能力検査））	公務員として必要な基礎能力（言語的理解、論理的思考、数量的処理能力といった知的能力）についての試験を行います。 ※口頭試問の参考とするために、性格検査を実施します。
第1次選考	職務経歴評定	職務経歴書を評定します。（受験申込時に提出） ※教養試験の成績が一定の基準に達しない場合は採点されません。
第1次選考	口頭試問（Web）	個別面接を行います。
第2次選考	口頭試問（対面）	個別面接を行います。 ※口頭試問の参考とするために、適性検査を実施します。

中級（行政事務）

試験段階	試験科目	試験内容
第1次試験	教養試験	公務員として必要な一般教養についての5肢択一式による筆記試験を行います。（150分・50問）
第1次試験	専門試験	各募集区分に必要な専門知識及び能力についての5肢択一式による筆記試験を行います。（120分・40問）
第1次試験	口頭試問	個別面接（WEB）を行います。
第2次試験（1次試験日に実施）	論文	論文（75分・1,000字程度）の試験を行います。
第2次試験	口頭試問	個別面接（対面）を行います。

初級（行政事務）

試験段階	試験科目	試験内容
第1次試験	教養試験	公務員として必要な一般教養についての5肢択一式による筆記試験を行います。（150分・50問）
第2次試験	作文	作文（60分・800字程度）の試験を行います。
第2次試験	口頭試問	個別面接（対面）を行います。

それぞれの試験について、もう少し詳しく説明していきます。

教養試験

教養試験は、公務員として必要な基礎的な能力を測る試験です。出題分野は以下の通りです。

公務員試験の鬼門である数的処理系の科目もしっかり出題されるので、他の公務員試験同様に数的処理の出来が1次試験の合否を左右すると言えます。しっかり対策をしておきましょう。

はっきりとしたボーダーは不明ですが、他の公務員試験同様に6割程度の得点をボーダーと考えておくといいでしょう。

SPI3（基礎能力検査）

上級（行政事務）【特別枠】と社会人経験者（行政・一般）の教養試験はSPI3（基礎能力検査）となっています。民間企業の就職試験でも広く使われている適性検査です。基礎能力検査と性格検査から構成されています。

基礎能力検査は言語分野と非言語分野に分かれており、言語分野では語彙や読解力、非言語分野では計算力や論理的思考力が問われます。

福岡市のSPI3はテストセンター方式で実施されます。これは全国のテストセンターでオンライン受験する方式のことです。自分で予約し、その時間にテストセンターに出向いて受験します。遠隔地の方や、日中時間が取りにくい方でも受験できるようになっています。

専門試験

専門試験は、上級（行政事務）と中級（行政事務）のみに課される試験です。大学で学ぶような専門的な内容を問われます。出題分野は以下の通りです。

かなり幅広い分野から出題されるので、効率的に学習を進めていく必要がありますね。

専門試験のボーダーは7割くらいです。はっきりとした数字が示されているわけではありませんが、多くの予備校でも言われている数字なので、この数字を目指すといいでしょう。

論文試験・作文試験

論文試験は、与えられた課題について自分の考えを論理的に記述する試験です。上級（行政事務）や中級（行政事務）で実施され、制限時間内に1,000字程度の文章を書くことが求められます。

作文試験は初級（行政事務）で実施されます。800字以内、1時間という時間の中で、自分の考えをまとめる力が問われます。

いずれの試験でも、福岡市の現状や課題に関する理解、論理的思考力、文章構成力、表現力などが評価されます。

課題解決シート作成

上級（行政事務）【特別枠】では「課題解決シート作成」が課されます。これは福岡市の問題や課題について、自身の知識・経験を踏まえ提案する内容となります。60分で600字程度の文章を作成します。

特徴的なのは、作成した課題解決シートの内容について、第2次試験の口頭試問（対面）で説明する機会があることです。つまり、シート作成時から口頭での説明を意識して内容を構成する必要があります。

日頃から福岡市の政策や課題に関心を持ち、自分の考えをまとめる練習をしておくことが大切です。また、限られた時間で的確に自分の考えを表現し、それを口頭で説明する練習も効果的でしょう。

口頭試問（面接）

全ての区分で実施される口頭試問は、個別面接が基本です。コミュニケーション力、情緒安定性、協調性・関係構築力、責任感・積極性などが評価されます。

「なぜ福岡市役所なのか」「福岡市の課題をどう捉えているか」といった質問は必ず聞かれると思っておいた方が良いでしょう。

職務経歴評定（社会人経験者のみ）

社会人経験者（行政・一般）の試験では、職務経歴書の評定が行われます。これまでの職務経験の有用性という観点から評価されます。

アピールシート（上級（行政事務）【特別枠】のみ）

上級（行政事務）【特別枠】では、「アピールシート」による自主的アピールが含まれています。自身の強みや経験を効果的にアピールする機会となります。

配点

福岡市行政事務職採用試験の配点は以下のようになっています。

上級（行政事務）【特別枠】

試験段階	試験科目	配点
第1次試験	教養試験（SPI3（基礎能力検査））	100点
第1次試験	口頭試問（Web）	270点
第2次試験	論文（課題解決シート作成）	30点
第2次試験	口頭試問（対面）	240点

上級（行政事務）

試験段階	試験科目	配点
第1次試験	教養試験	100点
第1次試験	専門試験	100点
第1次試験	口頭試問（Web）	180点
第2次試験	論文	30点
第2次試験	口頭試問（対面）	160点

就職氷河期世代（行政事務）

試験段階	試験科目	配点
第1次試験	教養試験	100点
第1次試験	口頭試問（Web）	180点
第2次試験	論文	30点
第2次試験	口頭試問（対面）	160点

社会人経験者（行政・一般）

試験段階	試験科目	配点
第1次選考	教養試験（SPI3（基礎能力検査））	100点
第1次選考	職務経歴評定	100点
第1次選考	口頭試問（Web）	200点
第2次選考	口頭試問（対面）	200点

中級（行政事務）

試験段階	試験科目	配点
第1次試験	教養試験	100点
第1次試験	専門試験	100点
第1次試験	口頭試問	180点
第2次試験	論文	30点
第2次試験	口頭試問	160点

初級（行政事務）

試験段階	試験科目	配点
第1次試験	教養試験	100点
第2次試験	作文	30点
第2次試験	口頭試問	160点

最終合格者の決定方法については、以下のようになっています。

つまり、第1次試験で高得点を取っても、第2次試験で失敗すれば不合格になる可能性があります。逆に、第1次試験でギリギリ合格しても、第2次試験で挽回すれば最終合格する可能性があるということです。最後まで諦めずに頑張りましょう！

過去の実施結果（倍率など）

各区分の過去の実施結果を以下にまとめました。

1. 上級（行政事務）【特別枠】

年度	採用区分	採用予定数	受験者数	合格者数	倍率
R5	定期採用	45人	639人	51人	12.5倍
R5	早期採用	30人	230人	25人	9.2倍
R4	定期採用	35人	542人	44人	12.3倍
R4	早期採用	30人	256人	36人	7.1倍

2. 上級（行政事務）

年度	採用区分	採用予定数	受験者数	合格者数	倍率
R5	定期採用	55人	511人	65人	7.9倍
R4	定期採用	45人	464人	56人	8.3倍
R4	早期採用	20人	115人	21人	5.5倍
R3	定期採用	46人	495人	53人	9.3倍
R3	早期採用	30人	105人	27人	3.9倍

3. 就職氷河期世代（行政事務）

年度	採用予定数	受験者数	合格者数	倍率
R5	3人	160人	3人	53.3倍
R4	3人	182人	3人	60.7倍
R3	3人	222人	3人	74.0倍

4. 社会人経験者（行政・一般）

年度	採用予定数	受験者数	合格者数	倍率
R5	20人*	350人	17人	20.6倍
R4	20人*	341人	14人	24.4倍
R3	6人**	308人	6人	51.3倍

*一般・ICT・福祉の合計数
**一般のみの数

5. 中級（行政事務）

年度	採用区分	採用予定数	受験者数	合格者数	倍率
R5	定期採用	30人	153人	34人	4.5倍
R4	定期採用	30人	149人	38人	3.9倍
R4	早期採用	18人	46人	12人	3.8倍
R3	定期採用	20人	150人	20人	7.5倍

6. 初級（行政事務）

年度	採用予定数	受験者数	合格者数	倍率
R5	45人	290人	58人	5.0倍
R4	45人	363人	55人	6.6倍
R3	45人	413人	44人	9.4倍

福岡市の行政事務職採用試験は全体的に競争率が高いことがわかります。特に社会人経験者採用と就職氷河期世代採用の倍率が非常に高くなっています。一方で、中級や初級の試験は比較的倍率が低めです。

年度によって採用予定数や受験者数に変動があるため、倍率も年によって大きく変わることがあります。しかし、どの区分でも公務員試験としては高めの倍率となっていることが特徴です。

初任給と待遇

福岡市職員の初任給（給料+地域手当）は以下の通りです（令和6年4月1日現在）。

このほかに、扶養手当、住居手当、通勤手当などが支給されます。また、6月と12月には期末・勤勉手当（いわゆるボーナス）が支給されます。

勤務時間は原則として、月曜日から金曜日までの1日7時間45分、週38時間45分です。年次有給休暇は年間20日付与されます。

その他、育児休業制度や介護休暇制度なども充実しており、ワークライフバランスを保ちやすい環境が整っています。

よくある質問（FAQ）

Q1. 福岡市の採用試験は難しいですか？

A1. 倍率が高めであることから、一定の難易度があると言えます。特に社会人経験者採用と就職氷河期世代採用の倍率が高くなっています。ただし、試験内容自体は他の地方公務員試験と大きく変わりませんので、しっかりと対策を行えば十分に合格可能です。

Q2. 福岡市出身でなくても受験できますか？

A2. はい、受験できます。福岡市職員の採用に当たって、出身地は問われません。ただし、面接では「なぜ福岡市役所を志望したのか」といった質問が出る可能性が高いので、福岡市に対する理解や熱意をアピールできるよう準備しておくことをおすすめします。

Q3. 上級（行政事務）【特別枠】と上級（行政事務）の違いは何ですか？

A3. 主な違いは試験内容です。上級（行政事務）【特別枠】は教養試験がSPI3（基礎能力検査）であり、テストセンター方式で受験できます。一方、上級（行政事務）は従来型の教養試験と専門試験があります。また、【特別枠】の方が試験スケジュールが早くなっています。

公務員試験用に教養試験や専門試験などの対策をしっかりやってきた方は上級（行政事務）を、民間企業と併願で公務員を検討している方は上級（行政事務）【特別枠】を受けるのが一般的ですね。

Q4. 試験対策はいつから始めればいいですか？

A4. できるだけ早く始めることをおすすめします。特に上級（行政事務）や中級（行政事務）を受験する場合は、教養試験と専門試験の対策が必要なため、最低でも半年から1年程度の準備期間が必要です。

社会人経験者（行政・一般）の場合は、SPI3の対策と職務経験を整理し、自己アピールを準備する時間が必要です。初級（行政事務）の場合も、教養試験の対策に時間がかかるため、早めの対策開始が望ましいです。

ただし、遅くとも試験の3ヶ月前からは集中的に勉強を始めましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。福岡市の行政事務職採用試験について、6つの区分それぞれの詳細を解説してきました。

福岡市の試験は、他の政令指定都市と比べて倍率が高めの傾向にあります。ですがだからといって諦める必要はありません。しっかりとした対策を行い、万全の態勢で試験に臨みましょう。

福岡市は、豊かな自然環境や独自の文化、食といった魅力的な地域資源を持つ一方で、人口増加や都市開発といった課題にも直面しています。そんな福岡市の発展に貢献できる福岡市職員は、やりがいのある仕事だと言えるでしょう。

自分に合った区分を選び、自分のペースで準備を進めていってください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。皆さんの合格を心よりお祈りしております。頑張ってください！

追伸

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また、この記事を読んで公務員になりたいと思った方には、「公務員になるには【半年で安定を勝ち取るために今あなたがやるべきこと】」の記事が参考になるかと思います。

僕の元公務員としての経験や、現在のキャリアアドバイザーとしての知識をもとに書きました。

「将来が不安だなぁ…」と漠然と感じていた20代の僕を救い出してくれたのが公務員試験です。公務員試験への感謝の気持ちも込めて書いた記事です。

過去の僕と同じように将来に不安を感じている多くの方に、この記事が届くことを願っています。