
公務員の仕事ってよく分からないけど、自分に向いているのかなあ。公務員を目指そうかどうか迷うなあ。
こんにちは、まさちゃんです。
〇〇な人は絶対に公務員になるな。
今回は、公務員としてやっていけない、途中で辛くなってしまう可能性が高い人の特徴をお話ししていきます。
公務員になるには、試験勉強として500時間〜1,000時間が必要と言われています。
そんなに苦労して公務員になったのに、すぐに辞めてしまったらもったいない。
というわけで、事前に公務員としてやっていけるかどうかを判断するための記事を書きました。
ぜひ最後まで読んでいただいて、公務員を目指すか目指さないか、自分に問いかけていただければと思います。
公務員としてやっていけない人の特徴

それでは早速、公務員としてやっていけない人の特徴を4つお伝えしていきます。
ちなみに今回の4つは、僕が実際に公務員として働いていたときの経験をもとに厳選しました。
この人公務員に馴染めてないな、周りからあまり良い目でみられてないな、と思う同僚をたくさん見てきました。
実際に休職したり、退職したりする人もたくさん見てきました。
そして何より僕自身も、公務員を退職したうちの1人です。
重みの違う内容になっていることをお約束します。
勉強しない人
まず1つ目は、勉強しない人です。
公務員の仕事は、結構勉強が必要なんですよね。
これは僕が公務員になってすぐ、一番最初に感じました。
公務員を馬鹿にしていたとかそういうんじゃないんですが、なんか公務員の仕事って、やり方を覚えちゃえばすぐにできる仕事でしょ、とか思っていたんですよね。
ですが実際は全然違いました。
公務員の仕事は、法律を遂行する仕事です。
なので法律の知識がないとできないものが多いです。
複数の法律が絡み合っている場合もあるので、やり方を覚えてすぐにできるようなものじゃないんですよね。
しっかり勉強して法律に詳しくなって、ようやく一人で業務を回せるようになる感じです。
で、しかも一回勉強したらそれで終わりではなくて、公務員は部署異動が2〜3年おきにあるので、そのたびに新しいことを一から学ばないといけません。
さらに法改正なども頻繁にあります。
そのたびに覚えることがたくさん出てきます。
つまり、勉強し続けないといけない仕事ということです。
そんな職場で勉強しない人がどうなるかというと、周囲から浮いていきます。
僕が実際に見てきた例でいうと、自分で調べずに何でも周りに質問してしまう人がいました。
「これ読んでおいて」と言われた資料を全然読んでこない。
自分の担当業務について他の人から聞かれても「自分わからないんで他の人に聞いてください」って言っちゃう。
こういう人は、最初のうちは「新人だから仕方ない」とか、「異動したてだから仕方ない」と思ってもらえるんですが、それが続くと、だんだん周りも「あの人に聞いても意味ないな」となって、頼りにされなくなります。
結果として、大事な情報が回ってこなくなったり、仕事を任せてもらえなくなったりして、徐々に周囲から浮いていってしまいます。
逆に、積極的に学ぼうとする人は、たとえ最初は知識がなくても、どんどん成長していって頼られるようになっていきます。
勉強するしないで結構差がつく仕事なので、勉強しない人は公務員としてやっていくのは難しいでしょうね。
絶対に残業したくない人
2つ目は、絶対に残業したくない人です。
公務員の残業が民間企業より少ない、というのはデータとして出ているので事実です。
ですが残業がゼロ、というわけではないです。
繁忙期には、残業しないと絶対終わらない量の仕事に襲われたりします。
災害とかコロナとかの緊急時には、夜通し仕事をしないといけない場面もあります。
もちろん部署によっては残業が全くないヒマヒマなところもありますが、基本的に公務員は忙しい部署と忙しくない部署を交互に経験することになるので、今は楽でも、いつかは残業が多いところに異動になります。
残業を絶対にしたくない人は、ここでストレスを感じて退職に気持ちが傾くかなと。
まあ無理やり残業しないように動く人もいますけどね。
自分のところに仕事が回ってこないようにうまいこと立ち回る人。
例えば、忙しそうな時期にわざと有休をまとめて取ったり、他の人に仕事を押し付けたりですね。
明らかに忙しくないのに忙しそうなフリをする人もいますね。
こういうことをしていると、周りにしわ寄せがいくことになりますし、何より信用を失います。
結果的に、重要な仕事を任せてもらえなくなって、キャリアアップの機会を逃してしまうことに繋がります。
まあ昇進したくないっていう人ならそれもありかもしれませんけどね。
周りから信用されていない状態で働き続けるのは、結構メンタル的にもきついので、メンタル強い人じゃないと耐えられないかなと思います。
なのでそもそも絶対に残業をしたくない人は、公務員にはならない方がいいですね。
残業ゼロの民間企業はたくさんありますから、そっちを目指しましょう。

人間関係を大事にしない人
3つ目は人間関係を大事にしない人です。
まあこれは当たり前の話なので、改めて説明するまでもないかなと思ったんですが、一応公務員を経験した中で結構感じた部分ではあるので、入れました。
この「人間関係」には2種類ありまして、「内部との人間関係」と「外部との人間関係」です。
もちろんどっちも大事です。
内部の方はイメージつきやすいと思うんですけど、公務員は個人でやる仕事よりも、周りと協力してやる仕事の方が圧倒的に多いです。
周りと協力し合う以上、同僚のことを色々と知っておく必要がありますよね。
- 誰が何を得意としていて、何を苦手としているのか
- 何が好きで、何が嫌いなのか
- どういうことをされたら嬉しくて、どういうことをされたら嫌がるのか
なので周りとコミュニケーションをとる姿勢が、めちゃくちゃ大事になってきます。
ときには自分の時間を削って、誰かとランチに行ったり、飲み会に参加したりも必要になってきます。
実際に公務員で役職が上の方の人の周りには、人がたくさん集まっていました。
たくさんの人に慕われて、頼られて、人間関係を大事にしてきたから、この人はここまで登り詰めたんだな、と感じました。
それから外部との人間関係の方ですが、公務員は意外と外部との交流が多いです。
これはね、想像以上でした。
僕は国家公務員だったので、他の省庁とか、地方自治体とか、その他の公的機関とか、あとは学校とか、議員さんとか、それからもちろん民間企業もですね、結構多方面の方と関わりました。
上の方の役職の人になると、スケジュールとか回覧で回ってくるんですけど、しょっちゅう外部機関に挨拶に行ったりだとかイベントに参加したりだとかしてましたね。
というわけで、まあありきたりではあるんですが、公務員は人間関係を大事にする人じゃないとやれないです。
なので絶対に飲み会に参加したくない人とか、なるべく人と関わらない仕事がしたい、という人は、公務員以外で探した方がいいですよ。

柔軟性がない人
ラスト4つ目は、柔軟性がない人です。
え、公務員ってお堅い仕事のイメージあるけど、柔軟性必要なの?と思われた方も多いかもしれませんが、実際に働いてみた感想として、結構柔軟性必要です。
というのもちょっとみなさん考えてみてください。
少し前にコロナがありましたよね。
あんな世界的な感染症の流行が起こるなんて、誰も予想できなかったですよね。
あのときにマスクを配るやら給付金やらワクチン接種やら色々と政治家が対策を講じてましたけど、あれを実際に実行したのは現場の公務員たちです。
誰も経験したことのないことを、その場で考えて、柔軟に動いて対応したんです。
それから災害対応もそうですよね。
災害はいつ起こるかわかりません。
でもそのいつ起こるかわからない災害が起こった時に、地域の方のために必死に対応している地元の公務員たちがいます。
災害が起こったときのことを想定してある程度準備はしているはずですが、実際に起こってみないとわからない部分はたくさんあります。
それらの被害の状況を把握して、それに合わせて柔軟に対応する必要があるわけです。
こんな感じで緊急時には、公務員の柔軟な対応が必要になってきます。
それによって救われる命があります。
こういった緊急事態のとき以外にも、日常の業務でも頻繁にイレギュラーなことが起こります。
住民対応の窓口を想像してみてください。
それぞれの地域には、何万人、何十万人の住民がいます。
たくさん住民がいれば、それぞれ事情が異なるので、マニュアル通りにいかないことも当然あります。
その都度、柔軟に対応しないといけないわけです。
まあむしろその柔軟な対応こそが、公務員のやりがいの部分でもあるんですけどね。
単純にルールに則って良い悪いが判定できるなら、機械でいいですからね。
イレギュラーなときの柔軟な対応は機械にはできないです。
これこそが公務員のいる意味。
あなたのその柔軟性を、公務員として活かしてみませんか。
まとめ
ということで、今回は「〇〇な人は絶対に公務員になるな」というテーマで、公務員としてやっていけない人の特徴を4つお話ししました。
- 勉強しない人
- 絶対に残業したくない人
- 人間関係を大事にしない人
- 柔軟性がない人
この4つの特徴に当てはまる人は、公務員として働いていくのは難しいかなと思います。
逆に言うと、これらの特徴に当てはまらない人、つまり以下のような人は公務員に向いています。
- 学習意欲がある人
- ある程度の残業は受け入れられる人
- 人とのつながりを大切にできる人
- 柔軟な対応ができる人
こんな人は公務員として長く働いていける可能性が高いですし、地域に大きく貢献できるはずです。
今回の内容を、ぜひご自身の適性判断に使っていただけたら嬉しいです。
というわけで、今回は以上になります。
このブログには、他にも公務員関連の記事がたくさんあります。以下からどうぞ。



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