賃貸不動産経営管理士試験には、講習を修了すると特定の5問が免除される「5問免除」の制度があります。この記事では、免除の仕組みと講習の内容、免除による合格率の違いを解説します。
5問免除とは?講習修了者が対象
賃貸不動産経営管理士の5問免除とは、「賃貸不動産経営管理士講習」を修了することで、試験の問46〜問50の5問が免除される制度です。通常の受験者は50問を2時間で解答しますが、免除者は45問を同じ2時間で解答します。合格基準点も、通常の受験者より5点低い点数が適用されます。
免除の有効期間は2年間です。講習を修了した年度と、その翌年度の試験で5問免除を受けられます。
賃貸不動産経営管理士講習の概要
賃貸不動産経営管理士講習は、賃貸管理業務に必要な専門知識と実務能力を高めるための講習で、希望すれば誰でも受けられます。すでに資格を持っている人が最新知識を得るスキルアップの場としても使われています。
講習は、約2週間の自宅での事前学習と、会場で1日かけて行うスクーリング(講習・確認テスト)で構成されます。実施概要は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
| 学習内容 | 教本「賃貸不動産管理の知識と実務」を使った事前学習と、スクーリングによる講習(確認テスト含む) |
| 日程 | 例年7月中旬〜9月下旬 |
| 会場 | 全国の主要都市に多数設置 |
| 講習時間 | 9時〜17時30分(8時50分受付開始) |
| 申込期間 | 7月中旬〜9月上旬(会場ごとに締切が異なる) |
| 受講料 | 実施団体ごとに異なる(受講料と教本代をあわせて2万円台前半が目安) |
| 修了の要件 | 約2週間の事前学習と全講義の受講。遅刻・途中退室は不可 |
講習の申し込みは、複数の実施団体から選択できます。日程や受講料は団体・会場ごとに異なるため、申込前に確認しましょう。
5問免除で合格率はどう変わる?
令和7年度(2025年度)試験の合格率を、全体と5問免除者で比べると以下のとおりです。
| 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
| 全体 | 31,792名 | 9,370名 | 29.5% |
| 5問免除者(講習修了者) | 13,397名 | 4,898名 | 36.6% |
5問免除者の合格率は36.6%と、全体の29.5%を7ポイント以上上回っています。受験の負担を軽くしながら合格の可能性を高められる制度のため、少しでも合格に近づきたい人は活用を検討する価値があるでしょう。
まとめ
📝 賃貸不動産経営管理士の5問免除まとめ
・講習の修了で問46〜問50の5問が免除される
・合格基準点も5点低くなり、免除は2年間有効
・講習は事前学習+1日のスクーリング。費用は2万円台前半が目安
・免除者の合格率は36.6%と全体より高い(令和7年度)
5問免除は、費用と1日の受講時間をかけてでも合格率を高めたい人に向いた制度です。試験日から逆算して、講習の申込時期(7月〜9月)を逃さないようにしましょう。
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