【2025年版】司法書士予備校おすすめ5校をガチ比較【LEC、伊藤塾、アガルートなど】

司法書士試験に向けて予備校・通信講座を探しているけど、いっぱいありすぎてどこが良いのかわからない。費用も高額だから失敗したくない。ホームページを見ても良いことばかり書かれていて、なかなか絞り込めない。客観的に比較できる情報が欲しいです。

こういった疑問を解消する記事を書きました。

この記事の内容

  • おすすめ予備校・通信講座5校の紹介
  • 実績や評判、サポート力や講義の質などをガチ比較
  • よくある質問に回答

タイトルにもある通り「ガチ比較」なので、マイナス面も包み隠さず比較していきます。

この記事を書いている人

  • 名前:まさちゃん
  • 資格やスキルアップ関連の情報発信をしつつ、キャリア支援の仕事をしています
  • これまでに、資格やスキルアップの講座に100万円以上使いました
  • 月150時間以上を資格関係の情報収集に投下しています

まあ名前はどうでもいいですね(笑)
こんな感じで趣味として資格やスキルアップについての情報を収集している人間です。
» 詳しいプロフィール

前置きメッセージ

この記事は、僕がこれまでにたくさんの資格講座を受けてきた経験をもとに書いています。

僕は資格に救われました。無資格でくすぶっていた僕が、色々と資格を取ったら、年収が500万円くらい上がりました。

資格で人生が変わった僕が、資格への感謝の気持ちを込めて、本気でこの記事を執筆します。

「この記事1本読んどけば間違いないよ」と自信を持っておすすめできる内容になっているので、少しでも参考にしていただけたら幸いです。

なお、「この部分がわかりづらい」などのご意見がありましたら、以下の問い合わせフォームより指摘してもらえると嬉しいです。
» 問い合わせフォーム

目次

司法書士試験の基礎知識

さて、ここから本題に入っていくわけですが、まずは「司法書士試験の基礎知識」ということで、最低限知っておくべきことをまとめておきます。

詳しくは「司法書士になるには?試験のすべてがわかる完全ロードマップ」の記事にまとめているので、重要部分だけ抜粋します。

司法書士試験の合格率

まず司法書士試験の難易度についてですが、以下の合格率を見ていただくとわかる通り、超難関試験です。

年度受験者数合格者数合格率
令和6年度(2024年)13,960人737人5.3%
令和5年度(2023年)13,372人695人5.2%
令和4年度(2022年)12,727人660人5.2%

最新の令和6年度(2024年)の合格率は5.3%でした。20人受験して1人しか合格できない計算です。

司法書士試験の勉強時間

そしてこの難関資格に合格するには果たしてどのくらい勉強すればいいのか。

結論は以下になります。

約3,000時間

もちろん個人の知識量や勉強の得意不得意にもよりますが、一般的には上記の通りです。

1日3時間勉強しても3年、1日8時間勉強しても1年以上かかる計算です。

司法書士試験の内容

試験内容としては以下の2種類があります。

  • 筆記試験
  • 口述試験

このうち口述試験は合格率がほぼ100%なので、重要なのは筆記試験の方ですね。

筆記試験の内容としては以下になります。

  • 択一式(午前の部)
  • 択一式(午後の部)
  • 記述式

司法書士試験の合格基準

この3つの試験それぞれに基準点が設けられていて、どれか1つでも下回ったら即不合格です。

基準点は試験の難易度によって毎年変動がありますが、これまでの傾向から大体以下くらいが目安です。

  • 午前の択一は7割5分
  • 午後の択一は7割
  • 記述は6割

さらに合計点数にも基準が設けられていて、それを下回っても不合格です。

こちらも毎年変動しますが、大体76%くらいが目安ですね。

予備校か通信講座を使った方が絶対に良い

というわけでこの記事を読みに来てくださったみなさんは大正解ですね。

司法書士試験はどんなに運が良い人でもまぐれで合格できる試験ではないです。

しっかり時間をかけて、コツコツ努力を積み重ねて挑むべき試験です。

独学で乗り切れる人はそうそういないので、予備校や通信講座でサポートしてもらいつつ、効率よく勉強を積み重ねていくのが圧倒的におすすめです。

司法書士予備校・通信講座選びの注意点

続いて予備校選びの注意点を3つお伝えしておきます。

合格実績を重視する

そもそも予備校選びがなんでそんなに難しいのかって、考えたことありますか?

答えは「情報が多すぎるから」です。

例えば予備校の公式サイトを見ると、以下のようなことが書かれていますよね。

  • 優秀な講師陣が揃っています
  • 初心者にもわかりやすい教材が売りです
  • 他にはないこんなサポートが受けられます

こういうのを見ると、以下のような思考になります。

  • 優秀な講師陣が揃っています
    →他の予備校の講師はどうなんだろう
  • 初心者にもわかりやすい教材が売りです
    →他の予備校の教材はどうなんだろう
  • 他にはないこんなサポートが受けられます
    →他の予備校のサポートはどうなんだろう

それで他の予備校の公式サイトを見に行って、また他はどうなんだろうって気になって…というループです。

ですがぶっちゃけ、以下ですよね。

  • 優秀な講師陣が揃っています
    →合格できなければ無意味
  • 初心者にもわかりやすい教材が売りです
    →合格できなければ無意味
  • 他にはないこんなサポートが受けられます
    →合格できなければ無意味

どんな売り文句でアピールしていたとしても、合格できなければ無意味です。

逆に合格できるなら、何でもいいですよね。

というわけで、あれこれいろんな情報に悩まされることかと思いますが、最終的には合格実績を重視して選んでおけば失敗が少ないです。

ランキングを鵜呑みにしすぎない

この記事ではおすすめ予備校をランキング形式で紹介していますが、鵜呑みにしすぎないでください。

理由は、「人によって現在の置かれている状況が違うから」です。

例えば僕の場合だと、社会人として働き始めてからある程度経つので、貯金がそれなりにあります。なので「高くても良い予備校を選びたい」という気持ちがあるので、さっき説明した通りですが実績重視で予備校選びをします。

ですがこの記事を読んでいる方の中には、以下の価値観の人もいるはず。

  • なるべく安い予備校を選びたい
  • AIなどの最新技術を使っている予備校を選びたい
  • 歴史ある老舗予備校を選びたい
  • 初心者に優しい予備校を選びたい

その場合はランキングが低くても、その価値観を満たす予備校を選んだ方が満足度が上がりますよね。

というわけで、この記事のランキングを鵜呑みにせず、みなさんの状況に合わせて参考程度に読んでいただければと思います。

無料体験とかは絶対活用する

この記事で紹介する予備校・通信講座は、基本的に無料体験が受けられます。

これは絶対活用するべきですね。

この記事を読んで「自分に合っているのはここだ」と運命を感じたとしても、実際に受講し始めてみたら「イメージと違った」ということはあり得ます。

安い買い物じゃないので、失敗の可能性を下げるためにも、ここは急がば回れです。

予備校なら「現地で雰囲気を感じてみる」「スタッフの対応の丁寧さを見てみる」「体験講義でわかりやすさを確認してみる」など。

通信講座なら「公式サイトのサンプル講義を視聴してみる」「スマホでシステムの使いやすさを確認してみる」などです。

デパ地下で試食をしたり、服屋さんで試着をするのと同じで、予備校も事前に試せるものはフル活用しましょう。

司法書士予備校おすすめランキングTOP5【2025年版】

さてさて、だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、いよいよランキング発表です。

司法書士の予備校・通信講座は世の中にたくさんありますが、あまり多く紹介しすぎても選びづらいかと思うので、厳選しておすすめ5校を紹介していきますね。

5位 Wセミナー

評価項目評価コメント
合格実績4.02024年度合格率31.8%(条件付き対象者内)
費用3.7約47万円~56万円
講師の質4.5山本講師、姫野講師など満足度92%の講師陣
教材の質4.4「山本浩司のオートマシステム」など定評ある教材
サポート体制4.3担任講師制度、Webホームルーム、オンライン個別相談
学習環境4.0自習室完備、通信でも受講可能、通学は新宿校のみ
総合評価4.156項目の平均点

まず5位で紹介するのはWセミナー。

満足度の高い講師陣と、教材の質が強みの予備校です。

Wセミナー司法書士講座の特徴

2種類のコースから選べる
効率性重視か、確実性重視かによってコースが別れている。効率性重視の場合は山本オートマ。教材も講義もコンパクトにまとめられている。確実性重視の場合は入門総合本科生。こちらは網羅性の高いテキストで3段階学習をしていくスタイル。

満足度92%の講師陣
受講生アンケートで92%の方が「大変満足」「満足」と回答。山本オートマ担当の山本浩司講師、入門総合本科生担当の姫野寛之講師ともに評判が良い。

Webホームルーム
最新の試験情報や学習方法をWebで配信している。他の受講生の相談内容を見て「自分と同じだ」と不安が和らいだとの声あり。モチベーションアップや学習のペース管理に使える。

オンライン個別相談
定期的なオンライン個別相談を受けられる。学習の悩み相談ができ、モチベーションを高めてもらえる。相談頻度としては「毎月」「3ヶ月に1度」で相談に乗ってもらっていたとの声あり。柔軟に対応してもらえる。

個性的な教材
教材はコースによって違う。山本オートマの方は「山本浩司のオートマシステム」。市販されている教材で、多くの受験生から支持を得ている。本科生の方は本試験出題網羅率90%以上を誇る教材を使用。過去問以外の今後出題される可能性の高い分野まで網羅されており、結構ボリューミーとの声多数。

注目は効率性重視か、確実性重視かによってコースが別れている点ですね。Wセミナー内で別の講師が別の講座を開講している感じです。自分の状況に合わせて選べます。

Wセミナー司法書士講座の実績

■2024年度
合格率:31.8%
(集計対象:答練・模試の提出率100%、かつ全国公開模試第3回の総合判定A〜Cのカリキュラム受講生)

実績としては「合格率」を公表していましたが、対象者をかなり絞り込んでいる数字なのでご注意を。

上記の通り答練や模試を全部提出して、かつ第3回模試の総合判定がA〜Cって…やる気がって成績も優秀な人だけを抽出しているので、そりゃこの数字が出るわなと。

あまり当てにしない方がいいですねこの実績は。ちなみに対象者は132名で、そのうち42名が合格したとのこと。

Wセミナー司法書士講座の料金

山本オートマチック473,000円〜
入門総合本科生561,000円〜

料金はかなり高いですね。

山本オートマの方が効率重視のコンパクトなカリキュラムなだけあり、料金も安いです。

この後紹介しますがLECや伊藤塾と同じくらいの料金設定なので、相場と比べてそこまで「高すぎる」というわけではない点は申し添えておきます。

Wセミナー司法書士講座の評判

オートマ著者である山本先生の講義を受けられるだけでも感動でしたが、先生の講義は、本だけでは挫折した不動産登記法も難なく理解できるようにしてくる、とても分かりやすいものでした。何より、どんな試験も基礎だけで合格できるという山本先生の思想が徹底しており、迷うことなくつき進むことができました。

TAC合格者の声より

姫野先生の講義は分かりやすく、難しい内容も具体例を交えて丁寧に解説してくださるため、理解が深まりました。また、「この先生について行けば大丈夫だ」という信頼感が学習のモチベーション維持に大きく貢献しました。姫野先生の明快な説明と的確なアドバイスが、合格に向けた道筋を明確に示してくれたと感じています。

TAC合格者の声より

初めてテキストを開いたとき、膨大な文章量に絶望感を覚えたくらいのテキストですが、姫野講師の講義と合わさることによってしっかり理解することができましたし、そんなテキストだからこそ、法律系特有の難しい言い回しに慣れることができました。

TAC合格者の声より

頻繁に個別面談やオンラインホームルームを実施してくださったので、モチベーションアップに繋がりました。また、質問メールも細かな疑問の解決に役立ちました。

TAC合格者の声より

山本講師、姫野講師ともに評判はとてもいいです。

僕も講義動画を視聴しましたが、確かにわかりやすいので講師については間違いないですね。

ですが通学受講は新宿校でしかできないので、新宿に通えない方はWeb通信受講になります。となるとWeb通信でこの料金はかなり高いな、というのが正直なところです。

公式サイトでサンプル講義を視聴して、「山本講師か姫野講師にぜひ教えてもらいたい!」という気持ちになった方にしか、おすすめはできないですね。

Wセミナー(TAC)公式サイト
https://www.tac-school.co.jp/kouza_shisho.html

4位 スタディング

評価項目評価コメント
合格実績4.22024年度合格者34名以上(合格者の声掲載)
費用5.04.9万円~9.9万円と圧倒的な低価格
講師の質4.2元Wセミナー講師など実力派講師が担当
教材の質4.0スキマ時間学習に特化した簡潔な内容、AI問題復習機能
サポート体制3.8質問はオプション購入制、合格フルサポートサービスあり
学習環境4.5AIテクノロジー活用で効率的な学習が可能
総合評価4.286項目の平均点

4位はスタディングですね。

こちらは圧倒的な低価格とAI活用の学習システムが強みのWeb通信講座です。

スタディング司法書士講座の特徴

スマホ1台で学習可能
Web通信講座なので、スマホ1台で全てのサービスが利用可能。講義動画の視聴、テキストの閲覧、問題演習、その他便利ツールが多数用意されている。

2種類の問題集
基礎固め用の「スマート問題集」と過去問の中から良問を厳選した「セレクト過去問集」の2種類。それぞれ5,000問以上、1,300問以上の問題数が収録されている。

AI問題復習機能
その日に解くべき問題をAIが自動で出題してくれる機能。理解度の低い問題は短いスパンで、高い問題は長いスパンで出題される。復習タイミングを自分で管理するのは大変なので、これはかなりありがたい。

暗記ツール
いわゆる赤シートで隠すあれが、スマホ上でできる便利機能もついている。テキストをコピーして自分専用のノート「マイノート」を作成し、それを暗記ツールで隠しながら知識定着させていく。これもかなり便利。

圧倒的な安さ
司法書士講座に限らず、スタディングの最大の特徴は「圧倒的な安さ」。一番安いコースだと5万円を切る。一番高いコースでも10万円しない。教室の維持費やスタッフの人件費など、不要な経費を徹底的に省きつつ、AIなどの最新技術を取り入れてこの金額を実現している。

基本的にはスマホやパソコンで講義動画を視聴し、自主的に学習を進めていきます。

ですがそれだけだと周りからの刺激がないので挫折の可能性が高いので、暗記ツールとかAI問題復習機能とかの補助機能で「学習のしやすさ」を高めている感じです。

スタディング司法書士講座の実績

■2024年度
実績公表なし
(合格者の声37名分掲載あり)

合格実績として具体的な数字は公表されていませんでした。合格者の声が掲載されていたのみです。

なお、スタディングは良い実績が出ている資格だと実績公表しているので、司法書士は単純に実績が出ていないんでしょうね。

この点はマイナスかと。

スタディング司法書士講座の料金

司法書士合格コース/ミニマム49,500円
司法書士合格コース/ベーシック69,300円
司法書士合格コース/スタンダード89,100円
司法書士合格コース/コンプリート99,000円

料金は衝撃的な安さです。価格破壊とはこのことですね。

先ほど紹介した「Web問題集」や「AI問題復習機能」、「暗記ツール」などはベーシック以上で使えます。

質問は「学習Q&Aチケット」を使ってするのですが、こちらはオプションとなっています。なので追加で料金がかかります。1枚2,000円で、まとめて購入すると安くなります。「質問1回に2,000円!?」と思うかもですが、それでも安いですよね。

それから「記述式対策講座」はスタンダード以上、「記述式添削課題」はコンプリートのみについています。

というわけで、スタディングをメインに使って合格を目指すならスタンダードかコンプリートを受講する必要があります。他の予備校をメインで受講して、Web問題集などを目当てにサブ的に受講するならベーシックもありです。

スタディング司法書士講座の評判

1分あれば問題演習ができるので、あと1問だけと頑張ってるうちに気づいたら勉強時間を確保できていました。通勤時間の数十分、昼休み、家事の合間など隙間時間をどう活かすがが重要だと言われていますが、その隙間時間に最適なのがスタディングだと思います。

スタディング合格者の声より

仕事をしながらの学習でしたので、毎日3時間ほどの学習時間を確保するのが精一杯でしたが、過去問とひな形のアウトプットを中心としたメソッドが短期合格に結びついたと思います。

スタディング合格者の声より

やみくもに勉強するのではなく、スタディングの司法書士講座では、解くべき問題や合格に必要な過去問の範囲が絞られています。なのでそれを信じて、用意された問題に取り組むだけで合格のために必要な力が鍛えられます。合格に必要な範囲の勉強を繰り返すことが合格への1番の近道です。

スタディング合格者の声より

スタディングの司法書士試験の講座は、司法書士試験合格に必要な知識等がコンパクトに詰まっています。私のように働きながら司法書士試験の勉強をしている方に共通の悩みは、勉強時間の確保だと思います。この点、スタディングの講座は、インプットの講義、アウトプットの問題集と過去問演習のすべてが、ちょっとしたスキマ時間で行うことが可能です。

スタディング合格者の声より

スキマ時間の活用しやすさについて、多くの口コミがありました。

サポート制度は手薄ですが、この安さでこの講座内容なら文句は言えないですね。

スタディングも公式サイトでサンプル講義動画が視聴できます。「無料お試し」もできるので、諸々のツールの使い勝手なども確認できます。

スタディング公式サイト
https://studying.jp/shoshi/

3位 LEC東京リーガルマインド

評価項目評価コメント
合格実績4.5一発合格者を多数輩出(直近13年で209名)
費用3.6約48万円~65万円
講師の質4.640年以上の指導実績を持つ経験豊富な講師陣
教材の質4.8「ブレークスルー」テキストが高評価、2色刷りで見やすい
サポート体制4.3「教えてチューター」などオンライン質問制度が充実
学習環境4.3全国展開で通学・通信どちらにも対応
総合評価4.356項目の平均点

3位はLEC。

評判の良いブレークスルーテキストと、長年の指導歴が強みの予備校です。

LEC司法書士講座の特徴

全国の教室で講座開講
教室は全国各地に展開している大手資格予備校。司法書士講座を開講しているのは都内の他、梅田、横浜、札幌、名古屋、福岡。校舎に通学して受講したい方にとってはありがたい。

1984年からの指導歴
40年以上に渡る長い指導歴がある。その間に培われた合格ノウハウを駆使して講座を提供。多くの合格者を輩出してきている。

ブレイクスルーテキスト
教材の評判がとても良い。「これだけやっておけば合格レベルに到達できる」という口コミ多数。重要度ランク付き、2色刷り、余白豊富で読みやすい。教材で選ぶならLECでOK。

教えてチューター
質問や学習の悩み相談は、教室で講師に直接質問できる他、「教えてチューター」を使ってオンライン上ですることもできる。受講生同士の交流や情報交換ができる「教えてメイト」もある。

合格者の4分の3が受験する模試
模試のクオリティーが高いと評判で、司法書士試験合格者の4分の3が受験している。答練と模試を合わせると、令和6年度の本試験問題70問のうち63問を的中させた。

今回紹介する5校の中だと、教室受講のしやすさはLECがNo. 1ですね。そもそも教室受講できる予備校はLECかTACかの2択なんですが、TACが新宿校のみなのに対し、LECは都内以外にも梅田、横浜、札幌、名古屋、福岡で受講できます。

通学受講希望の方はLECでOKです。

LEC司法書士講座の実績

■2012年度〜2024年度
初学者向け講座受講者数:16,980人
■2011年〜2024年
一発合格者:209名

実績として2024年度単体での数字は公表されていませんでした。

ですが13年間で初学者向け講座の受講者数が16,980人というのは、かなり多いですね。長年の指導歴からくる安心感が、受験生を惹きつけているのかなと思います。

それから2011年〜2024年の間で一発合格者209名を輩出したとの実績も公表されていました。司法書士試験で一発合格は間違いなく素晴らしいことなのですが、14年間でこのくらいの人数だと、ちょっとインパクトは薄いですね。

LEC司法書士講座の料金

新15ヶ月合格コース(通信)538,000円〜
新15ヶ月合格コース(通学)618,000円〜

料金は結構高めです。先ほど紹介したTACと比べると、通信だと同程度、通学だとLECが高いです。なかなか手が出しづらい金額感かと思います。

ちなみに新15ヶ月合格コースは春生と秋生があります。

LEC司法書士講座の評判

基本テキストのブレークスルーは、司法書士試験合格に必要な知識を十分網羅しており、基礎から応用まで幅広い知識習得に必要不可欠でした。程よい余白があり、過去問からの気づきを書き込みやすかった点、メリハリの効いた二色刷りで読みやすく、欄外の細かい知識、既出知識の確認、そして語句説明等があった点も習熟度アップに大いに貢献したと思います。

LEC合格者の声より

新15ヵ月合格コースは、インプット講座から答練・模試まで必要なものはすべて含んでおり、これらをしっかり自分のものにできれば十分合格ラインに達成できる内容であったと感じています。

LEC合格者の声より

使用教材であるブレークスルーの完成度は他予備校のものと比べても極めて高く、これと六法があれば他の学習書は不要だと思います。LECの講座の受講を開始してからは、ブレークスルー以外の参考書は使用しておりませんでした。

LEC合格者の声より

講師の講義では、分野によっては講義を2回しさせる形をとっていて、効果的に学習を進めることができました。1回し目の講義では、深く細かくというよりも、重要なところを重点的に概要をつかむ講義で、初めて知ることでもとっつきやすく感じました。2回し目では1回し目よりも詳しく難しい内容を扱っていましたが、1回し目で基礎となる知識がついているので、難しい内容でもそれほど理解に難航することはありませんでした。

LEC合格者の声より

ブレークスルーテキストの評判がかなり良いですね。完成度が高く、他の参考書は使用しなくても合格できるとの口コミが多かったです。テキスト重視で予備校選びをする方は、LECで良いですね。

LECの評判については気になる方も多いかと思うので、「LEC司法書士講座の評判は?」の記事にまとめました。よろしければどうぞ。

また、公式サイトから「おためしWeb受講」ができます。サンプル講義も視聴可能です。

LEC公式サイト
https://www.lec-jp.com/shoshi/

2位 伊藤塾

評価項目評価コメント
合格実績5.02024年度最終合格者の59%が伊藤塾受講生
費用3.7約48万円~53万円
講師の質5.0山村講師や宇津木講師など、評判の良い講師多数在籍
教材の質4.5シンプルで書き込みやすい構成、重要度ランク付き
サポート体制4.8個別カウンセリング制度が充実、学習の悩みや不安解消をサポート
学習環境4.5基本的にWeb受講
総合評価4.586項目の平均点

2位は伊藤塾です。

講師の質の高さと圧倒的な合格実績が強みの予備校です。

伊藤塾司法書士講座の特徴

法律系資格に強い
司法試験をはじめ、法律系資格で高い実績を誇る。司法書士試験でも「合格者の半数以上が伊藤塾利用者」という高い実績を出している。

評判の良い講師陣
山村講師や宇津木講師など、評判の良い講師が多数在籍している。特に山村講師は人気で、説明のわかりやすさはもちろん、体験談などを盛り込んだ飽きさせない講義が好評。

伊藤塾メソッド
盤石の基礎を形成し、未知の問題への対応力を養い、自分の言葉で表現する力を培う、という3つを重視して指導するのが伊藤塾の方針。司法書士試験にも未知の問題は出題されるし、記述式もある。根本的な問題への向き合い方から指導してもらえるのは嬉しい。

シンプルな一色刷りテキスト
テキストは白黒。余白は少なめで、文字や図表がびっしりと詰め込まれている。ここに自分で色をつけたり補足を書き込んだりしてオリジナルのテキストに仕上げるのが伊藤塾流。好き嫌いは別れるが、うまく使えば知識定着に役立つのは間違いない。

カウンセリング制度
Zoomで個別カウンセリングを受けられる。講師やクラスマネージャーが担当し、疑問や不安の解消を助けてくれる。モチベーション維持やペース管理に最適。伊藤塾はここにかなり力を入れていて、評判がとても良い。

特徴的なのはやはり伊藤塾メソッドですね。「なぜ」を問い続ける訓練や、相互の関連を考える訓練、共通点と相違点を見つける訓練などがカリキュラム内で実施されます。

知識の定着やアウトプット、学習フォローなどが充実している予備校はたくさんありますが、この部分に力を入れている予備校は珍しいですね。

伊藤塾司法書士講座の実績

■2024年度
合格者の59%が伊藤塾有料講座受講生

2024年度の司法書士試験の合格者のうち、59%の方が伊藤塾の有料講座を受講していたとの実績です。

さすがの実績ですね。

伊藤塾司法書士講座の料金

司法書士入門講座スタンダードコース499,000円
司法書士入門講座ステディコース518,000円
司法書士入門講座一括配信コース488,000円

料金はTACやLECと同程度の料金設定ということで、ややお高めです。

コースの名称が分かりづらいんで補足します。まずスタンダードコースが山村講師担当の王道コースです。ステディコースは1回45分で「出るところ」に特化した講義内容となっていて、まとまった時間が取りにくい方におすすめのコースです。

一括配信コースはその名の通り講義が一括で配信されるので、好きなタイミングで自由に受講できます。こちらも山村講師が担当しています。

なので講義が配信されるスケジュールに合わせて学習したい方はスタンダード、好きなタイミングで学習したい方は一括配信、コンパクトな講義を希望する方はステディ、といった感じで選ぶと良いですね。

伊藤塾司法書士講座の評判

山村講師には勉強のことはもちろん、人生の教訓となるようなことまで様々なことを教えていただきました。楽しかった経験や辛かった経験まで話してくださり、どんどん山村講師の世界へ引き込まれていきました。飽き性の私が、ここまで勉強を続けられたのは山村講師の講義を受けていたからに他なりません。

伊藤塾合格者の声より

一色刷りのシンプルなテキストなのでポイントをマークした箇所も目立ちますし、余白にメモを取りやすいレイアウトも良かったです。講師がマーク箇所を指摘してくださるので講義のときはその箇所を、復習や問題演習のときに自分で 必要なマークを増やしていきました。

伊藤塾合格者の声より

膨大な知識が必要とされる試験で、メリハリのつけ方がすごいです。しかも過去問に基づき分析された上でのメリハリづけなので、これは独学では得られません。学習計画の相談では、その人に合った的確なアドバイスを頂けるので、合格への近道になりました。

伊藤塾合格者の声より

自分の学習進度に応じて相談できるのでカウンセリングは必須だと思います。悩みがなくても毎月カウンセリングすることをオススメします。一人で勉強しているとどうしても勉強を続けていくことを苦痛に感じることがあると思います。自分の気持ちをよく分かってくれる人と話すことでストレス解消にもなります。

伊藤塾合格者の声より

山村先生に関する良い口コミがとても多かったです。

それからカウンセリングについても好評でした。まあ司法試験で圧倒的な実績を出している予備校ですからね。長期間の勉強をやり切らせるのは、お手のものといったところでしょう。

なお、評判についてもっと詳しく知りたい方は、「伊藤塾司法書士講座の評判は?」の記事をどうぞ。

体験講義は「公式サイト」でお試し視聴できます。

1位 アガルートアカデミー

評価項目評価コメント
合格実績5.02024年度合格率21.9%(全国平均の約4倍)
費用4.0約16万円~30万円
講師の質4.8三枝講師、浅野講師など実績豊富な講師陣
教材の質4.7フルカラーテキストで図表が豊富、視覚的にわかりやすい
サポート体制5.0オンライン質問、月1回のホームルームと定期カウンセリング
学習環境4.7スマホ1台で完結する最新の学習システム
総合評価4.876項目の平均点

そして1位で紹介するのはアガルートアカデミーです。

合格率の高さと手厚いサポート体制が強みのWeb通信講座です。

アガルート司法書士講座の特徴

スマホ1台で学習可能
Web通信講座なので、スマホ1台で全てのサービスが利用可能。講義動画の視聴、テキストの閲覧、問題演習、その他便利なサービスが多数用意されている。

2段階のインプット講義
最初に全科目を1周して全体像を把握する「全体構造編」がある。その後に必要な知識をインプットする「総合講義」がある。初学者でも学習しやすいカリキュラムになっている。

豊富な問題演習
まず過去問集があるのでこれを使ってアウトプットするのが基本。Web上で問題が解ける「TOKERUKUN」というサービスもあるのでスキマ時間も活用できる。過去問解説講座、答練、模試もついていて万全。

講師作成のオリジナルテキスト
テキストは講師作成のフルカラー。図表が豊富で余白も多めに取られているため見やすい作り。A5サイズで持ち運びしやすいのもありがたい。もちろんWeb上での閲覧も可能。

5段階の記述式対策
記述式が苦手な人に合わせた内容。必要な知識をインプットする1段階目、解法の基礎を身につける2段階目、解法の応用版を身につける3段階目、10年分の過去問で演習する4段階目、オリジナル問題で知識を補強する5段階目。細かく段階分けされているので徐々にステップアップできる。

サポート制度
オンラインで講師に質問できる「KIKERUKUN」、オンラインで問題演習できる「TOKERUKUN」、月1のホームルーム、学習サポーターへの相談、オプションでつけられる個別カウンセリングなど、とにかく手厚いサポートが受けられる。

アガルートもスタディング同様にWeb通信講座なので、スマホやパソコンで講義動画を視聴して学習を進めていくスタイルです。

先ほども書きましたが、アガルートの最大の強みは「手厚いサポート」です。もはやWeb通信講座とは思えないほどのサポートがついていて、挫折させる気はなさそうです。

アガルート司法書士講座の実績

■2024年度
合格率:21.9%(全国平均の約4倍)

2024年度の司法試験の合格率は21.9%。この年の全国平均合格率は5.3%だったので、4倍以上の数字です。

すごいとしか言いようがないですね。

手厚いサポートの賜物かなと思います。

アガルート司法書士講座の料金

入門総合講義162,800円
入門総合カリキュラム/ライト239,800円
入門総合カリキュラム/フル294,800円

料金はさすがにスタディングよりは高いですが、他の予備校よりはリーズナブルですね。

なお、フルカリキュラムには「合格者全額返金制度」が付いています。読んで字の如く、無事に司法書士試験に合格した場合に受講料が全額返金される制度です。

つまり合格したら、約30万円が返金されます。

これは頑張るしかないですね。言い方を変えれば自分の合格に高額賞金がかかっているようなものです。これをモチベーションに変えて、頑張りましょう。

アガルート司法書士講座の評判

浅野先生の講義はメリハリがあり、特に重要な部分を強調してくれるので、理解が深まりやすかったです。動きを取り入れた視覚的な説明で、記憶に残りやすく、学習効果が高まりました。理論だけでなく実務的な視点も交えて教えていただけるので、講義を聞いていて、面白かったです。

アガルート合格者の声より

浅野先生のレジュメは勉強時間の節約にかなり役に立ちます。おかけで今年の本試験では商法会社法は9問とも正解しました。記述過去問解析講座においても、浅野先生がものすごく丁寧で解説してくれました。そして、書き方や知識だけではなく、自分自身の受験の時の流れや経験も教えて頂けて、大変役に立ちました。

アガルート合格者の声より

講師の先生が作成してくれていた「図」や「表」には本当に助けられました。法律は同じようで微妙に異なるという事例がいくつもあり、知識の整理を求められるので、知識が丁寧にまとめられた表は必須でした。

アガルート合格者の声より

月1回のホームルームでは質問させていただいたこともあります。オンラインだと周囲の状況がわからないので、自分の勉強方法が合っているのか、ペースは問題ないか、と不安になることがありました。ホームルームでは、質問ひとつひとつに丁寧にお答えいただき励まされました。

アガルート合格者の声より

浅野講師についての良い評判が多かったですね。

僕も実際に講義を視聴しましたが、優しい語り口で聞き取りやすく、説明もわかりやすいと感じました。重要部分を強調してくれるので、記憶にも残りやすいです。

それから講師について補足情報ですが、司法書士試験のカリスマ講師、三枝りょう講師も実はアガルートに在籍しています。学習経験者向けの講座を担当しているので、経験者の方はこちらも要検討ですね。

評判についてもっと詳しく知りたい方は、「アガルート司法書士講座の評判は?」の記事をどうぞ。

また、アガルートも公式サイトでサンプル講義動画を公開しているので、受講を検討している方は要チェックです。

アガルート公式サイト
https://www.agaroot.jp/shoshi/

司法書士予備校・通信講座の徹底比較

続いて比較に入ります。

ランキング内でも各項目5点満点で採点した結果を掲載しましたが、それを項目別に見比べていきます。

詳しい話はランキング内でもしたので、詳細は省きますね。

合格率・合格実績比較

予備校名評価合格実績
アガルートアカデミー5.02024年度合格率21.9%(全国平均の約4倍)
伊藤塾5.02024年度最終合格者の59%が伊藤塾受講生
LEC東京リーガルマインド4.5一発合格者を多数輩出(直近13年で209名)
スタディング4.22024年度合格者34名以上(合格者の声掲載)
Wセミナー4.02024年度合格率31.8%(条件付き対象者内)

合格実績ではアガルートと伊藤塾が抜けていて、甲乙つけ難いです。アガルートは全国平均の4倍以上の合格率、伊藤塾は合格者の59%を有料講座受講生が占めるという実績で、どちらも素晴らしいですね。

LECは受講生の数が多い割に「13年間で209名の一発合格者輩出」という実績しか公表できていないのは物足りないです。

Wセミナーは合格率31.8%という数字が出てますが、集計対象を「答練・模試の提出率100%、かつ全国公開模試第3回の総合判定A〜Cのカリキュラム受講生」とかなり絞っての数字なので、あまり信用はできないです。

というわけで、実績で選ぶならアガルートか伊藤塾のどちらかを選んでおけばOKです。

アガルート公式サイト
https://www.agaroot.jp/shoshi/

費用・料金比較

予備校名評価費用
スタディング5.04.9万円~9.9万円
アガルートアカデミー4.0約16万円~30万円
伊藤塾3.7約48万円~53万円
Wセミナー(TAC)3.7約47万円~56万円
LEC東京リーガルマインド3.6約48万円~65万円

料金では圧倒的にスタディングです。

安さ重視で予備校選びをする方は、スタディング一択でOKです。

スタディング公式サイト
https://studying.jp/shoshi/

講師の質比較

予備校名評価講師の特徴
伊藤塾5.0山村講師や宇津木講師など、評判の良い講師多数在籍
アガルートアカデミー4.8三枝講師、浅野講師など実績豊富な講師陣
LEC東京リーガルマインド4.640年以上の指導実績を持つ経験豊富な講師陣
Wセミナー4.5山本講師、姫野講師など満足度92%の講師陣
スタディング4.2元Wセミナー講師など実力派講師が担当

講師については正直どこの予備校も評判の良い講師が在籍しているのですが、総合力で見ると伊藤塾ですね。

山村講師や宇津木講師など、人気講師多数です。

教材の質比較

予備校名評価教材の特徴
LEC東京リーガルマインド4.8「ブレークスルー」テキストが高評価、2色刷りで見やすい
アガルートアカデミー4.7フルカラーテキストで図表が豊富、視覚的にわかりやすい
伊藤塾4.5シンプルで書き込みやすい構成、重要度ランク付き
Wセミナー4.4「山本浩司のオートマシステム」など定評ある教材
スタディング4.0スキマ時間学習に特化した簡潔な内容、AI問題復習機能

教材はやはりLECのブレークスルーテキストが強すぎます。

長年にわたる指導の中で磨き上げられてきた、最高のテキストです。

LEC公式サイト
https://www.lec-jp.com/shoshi/

サポート体制比較

予備校名評価サポート内容
アガルートアカデミー5.0オンライン質問、月1回のホームルームと定期カウンセリング
伊藤塾4.8個別カウンセリング制度が充実、学習の悩みや不安解消をサポート
Wセミナー4.3担任講師制度、Webホームルーム、オンライン個別相談
LEC東京リーガルマインド4.3「教えてチューター」などオンライン質問制度が充実
スタディング3.8質問はオプション購入制、合格フルサポートサービスあり

サポート体制はアガルートですね。

講師に直接聞ける質問制度、月1のホームルーム、学習サポーター制度、バーチャル自習室、雑談ルームでの他の受講生との交流、定期カウンセリング、実務家を招いてのイベントなど、Web通信講座とは思えないほどの手厚いサポートが受けられます。

アガルート公式サイト
https://www.agaroot.jp/shoshi/

学習環境比較

予備校名評価学習環境の特徴
アガルートアカデミー4.7スマホ1台で完結する最新の学習システム
スタディング4.5AIテクノロジー活用で効率的な学習が可能
伊藤塾4.5基本的にWeb受講
LEC東京リーガルマインド4.3全国展開で通学・通信どちらにも対応
Wセミナー4.0自習室完備、通信でも受講可能、通学は新宿校のみ

学習環境が整っているのはアガルートですね。

スマホ1台で学習でき、バーチャル自習室やホームルーム、学習サポーターやカウンセリングなどもあるので、孤独感の解消やモチベーション維持もしやすい環境です。

アガルート公式サイト
https://www.agaroot.jp/shoshi/

よくある質問:募集してます

ここからはよくある質問のまとめです。

問い合わせフォームからの質問に、記事で回答します。お気軽にどうぞ。(増えてきたら別記事に切り分けます。)
» 問い合わせフォーム

質問

仕事をしながらでも司法書士試験に合格できますか?

回答

もちろん可能です。

むしろ仕事を続けながら、収入を維持しながら挑戦できるのはメリットが大きいです。

「試験に落ちたらどうやって生きていこう…」という心配をする必要がなくなるので。

精神的にも安定した状態で学習できますよ。

質問

独学での合格は可能ですか?予備校は必要?

回答

可能です。

どんな資格でもそうですが、独学で合格できないことはないです。

ですが司法書士試験は3,000時間という膨大な学習時間の確保が必要な試験ですからね。この厳しい戦いにたった1人で挑んだ場合、挫折の2文字がチラつく人はかなり多いはず。

なのでおすすめは圧倒的に予備校ですね。

予備校なら効率よく学習できるカリキュラムが組まれているので無駄がないですし、ペース管理もしてもらえます。精神的にキツくなったらカウンセリングとか立て直してもらえたりもします。

挫折せずにやり切れる環境が整っていると言えます。

それからもう1つ、お金を払って予備校の講座を受講することで、「お金を無駄にしないために頑張ろう」という気持ちが生まれるのも大きいです。

司法書士講座は高いものだと60万円以上の費用がかかります。大金です。挫折した瞬間にこのお金が無駄になると考えると…引くに引けないですよね。

というわけで、司法書士試験は独学でも合格が狙える試験ではあるものの、予備校の講座を受講するのがおすすめです。

質問

法律の知識が全くない状態からでも合格できますか?

回答

もちろんできます。

法律の知識があった方が学習時間を短縮できるのは間違いないですが、知識がないからといって即終了ということにはなりません。

ほとんどの予備校には「初学者向けの講座」「学習経験者向けの講座」のような感じで複数の講座が用意されています。自分のレベルに合わせて選べば問題なしです。

「どの講座を受講すればいいかわからない」という人は、予備校の受講相談などでその旨を伝えてみるといいかと思います。一人ひとりの状況に合わせたアドバイスをしてもらえますよ。

質問

社会人におすすめの予備校はどこですか?

回答

社会人が司法書士を目指すときにネックとなるのは、「勉強時間を確保」ですよね。忙しい仕事の合間を縫っていかに勉強時間を確保するかが、勝負の分かれ目です。

そう考えると、スキマ時間を有効活用できる「通信講座」がおすすめですね。

  • 通勤電車の中でスマホ学習
  • 昼休憩の時間にスマホ学習
  • お風呂に入りながらスマホ学習
  • 寝る前のちょっとした時間にスマホ学習

こんな感じで毎日コツコツ勉強を進められるのは通信講座のメリットです。

例えば毎日以下くらいなら、無理なく勉強時間を確保できそうじゃないですかね。

  • 往復の通勤電車で30分ずつ
  • 昼食後の休憩時間に30分
  • お風呂に浸かりながら15分
  • 家事や育児の合間に15分

これで毎日2時間ずつが捻出できます。365日続ければ730時間になります。3,000時間の勉強が必要と言われている司法書士試験で、この時間数をスキマ時間で確保できるのは大きいですよね。

というわけで結論ですが、社会人はランキング通り、伊藤塾LECの通信講座か、アガルートを受講すればOKです。

特にアガルートはおすすめで、通信講座に特化しているのでスキマ時間学習がしやすいように作られています。公式サイトでサンプル講義動画を視聴して、良さそうならアガルート、合わないと感じたら伊藤塾とLECを検討、という感じでいいかと思います。

質問

予備校を2つ以上併用するのは効果的ですか?

回答

あまりおすすめできません。

基本的にどの予備校も、自分のところの講座だけで合格できるようにカリキュラムが組まれています。

なのであれこれ手を広げるよりは、自分が選んだ予備校のカリキュラムをしっかりやり切ることを目指した方が良いかと思います。

司法書士予備校の比較まとめ

というわけで、この記事のまとめです。

結論、アガルートか伊藤塾かLECを選べばOKです。

前半でも書きましたが、一番重視すべきは合格実績です。教材が充実していようが有名講師が在籍していようがAIを使った最新機能を導入していようが、合格できなければ無意味です。

通学で受講したい場合はLEC、通信ならアガルート伊藤塾です。

そしてこの記事を閉じた後に、みなさんがやるべきことは以下です。

  • 無料体験の申し込み
  • 受講相談の申し込み
  • サンプル講義動画の視聴

自分の将来を託す予備校を選ぶわけなので、しっかり中身をチェックした上で申し込むようにしてくださいね。

アガルート公式サイト
https://www.agaroot.jp/shoshi/

LEC公式サイト
https://www.lec-jp.com/shoshi/

というわけで以上です。

みなさんが良い予備校・通信講座と出会い、その先の司法書士試験の合格を勝ち取ることができますように。

それでは。

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