
公務員試験まで半年しかない…周りはもう勉強を始めてるのに、自分はまだ何もやってない…やばい、間に合わない…
こんにちは、まさちゃんです。
今回は、上記のような状況で焦っている方に向けた記事になります。
安心してください。
公務員試験は半年あれば、やり方次第で十分に合格を狙えます。
短期集中で効率的に合格をつかみ取る方法を解説していくので、参考にしていただければと思います。
なお、現時点で出遅れすぎて試験まで1ヶ月程度しかないという方は、以下の記事をどうぞ。

この記事を読むべき人

本題に入る前に、前提条件の話をしておきます。
公務員試験は基本的に、筆記試験が課されます。その筆記試験には、以下の3パターンがあります。
- 適性検査(SPI3など)のみ
- 教養試験のみ
- 教養試験+専門試験
このうち今回の記事の対象は、③を受験予定の方です。
①や②は、そもそも半年あれば普通に合格狙えますからね。焦る必要なしです。以下の記事を参考に普通に対策しましょう。


というわけでここから先は③を受験する方向けですが、もう少し対象者を絞ります。
③の試験に合格するには、1,000時間くらいの勉強時間が必要と言われています。1日3時間ずつで1年程度かかる計算です。半年しかないなら、もちろん1日6時間ずつが必要です。
ここで、「ほーなるほど、1日6時間ね、了解。」って思えるなら、以下の記事を参考に、1,000時間分の勉強をしてください。それができるならその方が絶対にいいので。我が道を歩んでください。


というわけで、「あと半年で1,000時間勉強しなきゃいけないけど、そんなの無理〜」って方のみ、この先を読み進めてくださいませ。
半年で合格するためにやるべきこと3選

それでは早速、半年で合格を目指す人が今から絶対にやるべきこと3つを紹介していきます。
この科目だけやってください
1つ目は、とにかく重要な科目だけに絞る、ということです。
公務員試験って、ものすごい科目数があるんですよね。
教養試験だけでも、数的処理、判断推理、資料解釈、空間把握、文章理解、人文科学、自然科学、社会科学…
専門試験があるところだと、憲法、民法、行政法、経済学、財政学、政治学、行政学、社会学…
まだまだあります。
そしてそれぞれの出題範囲も、めちゃくちゃ広いです。
半年という短期間で、これらを全てやるのは、正直、きついです。
というか無理です。
絞りましょう。
以前別の記事でも書きましたが、最重要科目は数的処理です。
判断推理、数的推理、資料解釈、空間把握、これらをまとめて数的処理と呼びます。
なぜ数的処理が重要かというと、出題数が多いからです。
全体の4割から5割を占めるところも多いです。
ここができないと、他の科目でいくら点数を稼いでも、合格は難しくなります。
専門試験があるところを受けるなら、憲法、民法、行政法、ミクロ経済学、マクロ経済学、この5科目を優先的に対策しましょう。
ほぼほぼどこの試験でも出題される科目です。
汎用性が高いので、併願するときにも有利です。
数的処理と専門5科目、合わせて6科目ですね。
この6科目が仕上がれば、公務員試験の対策はほぼほぼ終わったようなものです。
何十科目もやらなきゃいけないと思うと、気が遠くなりますよね。
でも6科目だけなら、頑張れる気がしてきませんか?
時間がない今だからこそ、科目を絞って、重要なところから確実に潰していきましょう。
完璧を目指さないでください
2つ目は、完璧を目指さない、ということです。
公務員試験の合格ボーダーは、6割くらいの点数と言われています。
満点を取る必要なんてないんです。
半分ちょっとでいいんです。
しかも5択です。
選択肢が5つあって、そのうち1つを選べばいいんです。
こう考えると、意外と簡単に見えてきませんか?
難しいところは、飛ばしちゃってOK。
大体どの参考書にも、予備校や通信講座のテキストにも、重要度が書かれています。
☆3つとか、Aランクとか、そういう表記です。
重要度が低いところは、容赦なく飛ばしましょう。
今はそんなところにかまってる場合じゃないです。
時間がないなら、コスパいい論点だけ仕上げて、どんどん進みましょう。
100点を目指すより、確実に60点を取る方が、合格への近道です。
時間がない状況では、完璧主義は禁物です。
「ここの部分難しいから、もうちょっと理解を深めてから次に進もう」とか思っていると、いつまで経っても先に進めません。
もう1回言います。
6割取れればいいんです。
4割は間違えてもいいんです。
この割り切りが、半年合格を勝ち取るための重要なマインドセットになります。
一刻も早く過去問に触れてください
3つ目は、とにかく早く過去問に触れる、ということです。
個人的にはこれが一番重要かなと思います。
公務員試験のテキストを読んでいると、なんかまだ理解が浅い気がして、「過去問はまだ早いかな」ってなって、テキストの復習に時間を割きがちなんですよね。
僕も実際そうだったので、そうなっちゃう気持ちはめちゃくちゃわかります。
でもね、そんな時間は、ないです。
出遅れてるんで。
とっとと過去問に取りかかりましょう。
過去問やって、わからなければすぐに解答解説を読む。
これを繰り返して覚えていく感じです。
公務員試験の勉強やっててわかったんですけど、いくらテキストで知識を入れても、最初は過去問が解けないんですよ。
言い回しが独特だし、問題文が長いから読むの大変だし、焦るし。
これはもう、やりまくって慣れるしかないです。
慣れつつ、覚える。
そのうち、「この選択肢の言い回し、正解っぽいな」みたいなのもわかってきます。
テキストを完璧にしてから過去問に進むのではなく、テキストをざっと読んだら、すぐに過去問に取りかかる。
わからない問題があったら、その都度テキストに戻って確認する。
このサイクルを回した方が、圧倒的に効率がいいです。
半年という限られた時間だからこそ、早く過去問に触れて、実践感覚を身につけていきましょう。
補足
ただですね、ここまで話してきた内容、言うだけなら簡単なんですけど、実際に勉強する側になってみると、意外とできないものなんですよね。
科目を絞るって言っても、「あっちもやっといた方がいいんじゃないか」とか思っちゃう。
6割でいいって言っても、「もう少しテキスト読み込みたい」とか思っちゃう。
早く過去問に触れるって言っても、「まだ基礎が固まってないから不安」とか思っちゃう。
こういう迷いが出てくるのは、当然のことです。
そういう時に、「今やるべきことはこれだ」って示してくれる、ペース管理してくれる存在がいるかいないかは、大きな違いです。
予備校や通信講座なら、出遅れた人用に速習カリキュラムを用意しているところも多いです。
限られた時間の中で、何を優先的にやるべきか、どこまでやればいいのか、明確に示してくれます。
独学でやるのもいいですが、時間がない今だからこそ、プロの力を借りるのも選択肢の一つです。
予備校や通信講座に頼っちゃった方が、結果的に効率よく合格できる可能性は高いと思います。
実際に僕も予備校の講座を使って合格したんで。
そっちの方が楽ですよ。

まとめ
というわけで今回は、出遅れた人が絶対にやるべきこと3選、というテーマでお話ししました。
簡単に内容を振り返っていきましょう。
1つ目は、科目を絞る。
数的処理と、専門試験があるなら憲法、民法、行政法、ミクロ経済学、マクロ経済学を優先的に対策しましょう。
2つ目は、6割を目指す。
満点なんていりません。
重要度の低いところは飛ばして、コスパのいい論点だけ仕上げましょう。
完璧主義は禁物です。
3つ目は、早く過去問に触れる。
テキストを完璧にしてから過去問に進むのではなくて、早めに過去問に取りかかって、実践感覚を身につけましょう。
半年しかないからといって、合格を諦める必要は全くありません。
やり方次第で、十分に合格は狙えます。
とはいえ、一人で勉強していると、「このやり方で本当に合っているのかな」「もっと効率的な方法はないかな」と不安になることもあるかと思います。
そんな方は、ぜひ予備校の講座も検討してみてください、という話でした。
というわけで、今回は以上になります。
このブログには、他にも公務員関連の記事がたくさんあります。以下からどうぞ。


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