こんにちは、まさちゃんです。
地元で働きたい人必見!公務員U・I・Jターン就職完全ガイド!
ということで、就職を機に地元に戻りたい、と思っている方、いらっしゃるかと思います。
「東京の生活も楽しいけど、やっぱり地元が恋しい」
「将来は地方でのんびり暮らしたい」
みたいに思っている方には、公務員という選択肢がめちゃくちゃおすすめです。
今回はその理由を解説していきます。
注意すべき点もあるので、そちらも合わせて解説していきますね。
最後まで読んでいただくと、U・I・Jターンを希望する方にとって、公務員という選択肢がいかに魅力的かが、おわかりいただけるかと思います。
それでは本題に入っていきます。
U・I・Jターンとは?

まず最初に、U・I・Jターンって何なのか、簡単に整理しておきましょう。
この辺りの言葉は就活でよく聞くと思うんですけど、ちゃんと理解できてますか?
Uターン
Uターンは、文字通りUの字を描くような就職パターンですね。
地元から進学のために首都圏や大都市へ出てきた学生が卒業後に地元に帰って就職することです。
「大学4年間は東京で過ごしたけど、やっぱり地元で働きたい」とか、「親の近くにいたいし、地元に貢献したい」 という方が、地元の県庁とか市役所に就職するパターンですね。
Jターン
Jターンはちょっと聞き慣れないかもしれませんが、これは地元から進学のために首都圏や大都市へ出てきた学生が、地元以外で就職することです。
例えば青森出身の学生が、東京の大学に進学して、卒業後に青森には戻らずに仙台で就職する、みたいな感じですね。
「地元は好きだけど、もうちょっと都市部の方がいいかな」という人に多いパターンです。
Iターン
Iターンは、都市部出身者で、かつ都市部の大学に通う学生が、卒業後に全く縁もゆかりもない地方に移住して就職することです。
もはやターンじゃないじゃんって話なんですが、まあその辺りは置いといて、「東京生まれ東京育ちだけど、なんか地方の温かい雰囲気に憧れる」とか、「自然豊かな環境で働いてみたい」とか、最近こういう人、結構増えてますよね。
僕は東京都内で働いてるんですが、なんかちょっと気持ちわかります。
いずれにせよ今回は、現在首都圏や大都市に住んでいるけど地方で就職したい、という方に向けて、お話ししていきます!
U・I・Jターン就職に公務員がおすすめな理由

それでは、なぜ地方就職に公務員がおすすめなのか、理由をお話ししていきます。
どこの地域にも必ず公務員の仕事がある
まず1つ目の理由は「どこの地域にも必ず公務員の仕事があるから」です。
民間企業だと、働きたい会社が自分の希望する地域にない、ってこと、結構ありますよね。
「あの会社で働きたいけど、東京にしかない」とか、「地元に帰りたいけど、やりたい仕事の会社がない」とかですね。
ですが公務員なら、日本全国どこにでも市役所、町役場、県庁があります。
国の出先機関もあります。
つまり、働く場所の選択肢が圧倒的に多いということです。
これは地方就職を考えている人にとっては、かなり大きなメリットかなと思います。
安定している
2つ目の理由は「安定している」ということです。
これは公務員の最大のメリットと言ってもいいかもしれませんね。
地方で働くとなると、「この会社、大丈夫かな?」「倒産しないかな?」という不安がつきものです。
地方の中小企業だと、経営状況が見えにくいこともありますからね。
ですが公務員なら、そんな心配は基本的に不要です。
よっぽどのことがない限り、クビになることもありませんし、給料が急に下がることもありません。
将来設計を立てやすいっていうのは、地方で腰を据えて生活したい人にとって、すごく大きなメリットだと思います。
「○歳までにはこのくらい貯金して、家を買って…」みたいな人生プランが立てやすいんですよね。

地域に根ざした仕事ができる
3つ目は、やりがいの話です。
公務員として県庁や市役所に就職すると、その地域に根ざした仕事ができます。
この部分は、U・I・Jターンを考えている人にとっては、とても大きなポイントかなと思います。
民間企業だと、どうしても会社の利益が最優先になりますよね。
ですが公務員は、その地域の住民のために働くのが仕事です。
例えば、地域のお年寄りが困っていたら、それを解決するのが公務員の役割です。
子育て世代が安心して暮らせる環境を作るのも公務員の仕事です。
地域の産業を活性化させて、雇用を増やすのも公務員の仕事です。
「この街をもっと良くしたい」
「地域の人たちの笑顔が見たい」
こういう気持ちで働けるのは、公務員ならではの魅力だと思います。
腰を据えてその地域のために働き続けることができる。
地域愛がある人にとって、これほどやりがいのある仕事はないんじゃないかなと思います。

多様な職種から選べる
4つ目は、職種の多様性です。
「公務員って事務仕事でしょ?」と思っている人は、結構多いんじゃないでしょうか。
ですが実際にはですね、土木職、建築職、電気職、化学職、農業職、福祉職、心理職など、たくさんの職種があります。
例えば土木職なら、道路や橋の建設・維持管理をしたり、防災対策を考えたりします。
福祉職なら、高齢者や障害者の支援、児童相談所での相談業務なんかもあります。
心理職なら、学校でのスクールカウンセラーや、職員のメンタルヘルス対応なんかもありますね。
大学で学んだ専門知識を活かしながら、地域貢献できるということです。
これって結構ありがたくないですか?
民間企業だと、専門職の求人が地方にほとんどない、なんてこともありますが、公務員なら大抵の専門分野で採用があります。
地域のため、住民のために、自分の専門性を発揮して働けます。
「自分の専門知識を活かして地域に貢献したい」という方にとって、公務員は魅力的な選択肢と言えますね。
注意すべきポイント

さて、ここまで良い話ばかりしてきましたが、当然注意すべきポイントもあります。
現実的な話をしていきますね。
試験を受けに行くのにお金がかかる
まず1つ目は、試験を受けに行くのにお金がかかる、という点ですね。
これは結構切実な問題ですね。
都市部に住んでいる学生が地方の公務員試験を受けに行くとなると、交通費、宿泊費、食費などで結構な出費になります。
しかも公務員試験って、1回だけじゃ済まないことが多いですからね。
筆記試験、面接試験、場合によっては複数回面接があったりします。
その度に地方に行くとなると、かなりの負担です。
「受験貧乏」という言葉があるくらい、試験にお金がかかるのは公務員試験の特徴の一つです。
とはいえ最近は、オンライン面接を導入する自治体も増えてきました。
筆記試験も、住んでいる場所の近所にあるテストセンターで受験できるところも結構あります。
コロナの影響で一気に普及したんですが、受験生にとってはありがたい変化ですね。
また、一部の自治体では交通費補助制度があったりもます。
受験予定の自治体にそういう制度がないか、事前に調べてみることをおすすめします。
倍率が高めのところが多い
2つ目の注意点は、倍率が高めのところが多い、という点です。
地方の公務員試験は、都市部の試験に比べて倍率が高い傾向にあります。
採用人数が少ないからです。
東京都や特別区だと数百人単位で採用がありますが、地方の市役所だと数人から数十人程度のことが多いです。
若干名、という募集数のところも結構あります。
受験者数はそれなりにいるのに、採用人数が少ないので、必然的に倍率が上がってしまいます。
それから地方の公務員試験は、試験日程が集中することが多いです。
試験日がバラけていたら併願しやすいんですが、近隣の市役所はみんな同じ日程で試験を実施していたりするので、「どこか1つしか受けられない」ということがよくあります。
受験戦略をしっかり立てることが重要になってきます。
面接で差別化が必要
3つ目は、面接対策の話です。
地方の公務員試験を受けに行くということは、その地元の受験生と戦うということです。
地元の受験生は、志望動機を言いやすいです。
「生まれ育った地元に恩返ししたい」
「子供の頃からお世話になった街のために働きたい」
こんな感じで、自然で説得力のある志望動機を持っています。
一方で、U・I・Jターンを考えている受験生は、面接官から必ずこう聞かれます。
「なぜ都市部ではなく、うちの自治体で働きたいのですか?」
このときに、「地域貢献したいから」「自然豊かな環境で働きたいから」のような回答だと、地元の受験生に勝てませんよね。
なんとなく深みがない感じになっちゃってるの、わかりますかね。
まあUターンの受験生の場合は、確かに地元なので「地元が好きだから」という理由でも通用します。
ですが、I・Jターンの受験生の場合は、地元出身者との差別化が特に重要になってきます。
都心と地方を比べて、地方にしかない魅力や、実現できることを、あなたの実体験・エピソードを踏まえて、オリジナリティを出すことが大事になってきます。
例えば、「東京では○○という課題を感じていたが、△△市を訪れた際に□□という取り組みを目の当たりにして、地方だからこそできる××に感動した」
「都市部での◇◇の経験を通じて、地方の●●という魅力の価値を再認識した」とかですね。
こういう風に、都市部での体験と地方での体験を対比させながら、具体的なエピソードで話せると、地元出身者にはない独自性が出せます。
そのためには、実際に現地に足を運んで、その地域の課題や魅力を、自分の目で確かめることが大切です。
インターンシップに参加したり、地域のイベントに参加したりして、都市部との違いを肌で感じる体験を積んでおきましょう。
付け焼き刃の知識では、百戦錬磨の面接官にはすぐにバレますよ。


働き始めてからのギャップ
最後に、これは意外と盲点なんですが、働き始めてからのギャップについても話しておきます。
「地方でゆったり働けると思ったのに、意外と忙しい」
「思っていたより田舎すぎて、生活が不便」
「地域の人間関係が濃すぎて疲れる」
こういうギャップは、ありがちなパターンですよね。
地方の公務員は、都市部ほど忙しくないことが多いですが、それでも繁忙期はありますし、災害対応などで突然忙しくなることもあります。
また、車がないと生活できない地域も多いですし、都市部では当たり前だったサービスが受けられないこともあります。
地域コミュニティが密な分、プライベートでも地域の人たちとの付き合いが増えることもあります。
こういう現実をしっかり理解した上で、それでも地方で働きたいかどうか、よく考えてみてください。
まとめ
今回は「公務員U・I・Jターン就職完全ガイド」というテーマでお話ししました。
内容を簡単に振り返っていきます。
まず、U・I・Jターンの違いについて説明しました。
- Uターン:地元に戻る
- Jターン:地元以外の地方に就職
- Iターン:都市部出身者が地方に移住
続いて公務員が地方就職におすすめな理由として4つ紹介しました。
- どこの地域にも必ず仕事がある
- 安定している
- 地域に根ざした仕事ができる
- 多様な職種から選べる
最後に地方の公務員試験を受ける際に注意すべきポイントとして、こちらも4つお伝えしました。
- 試験を受けに行くのにお金がかかる
- 倍率が高めのところが多い
- 面接で差別化が必要
- 働き始めてからのギャップ
というわけで、U・I・Jターンを希望する方にとって、公務員という選択肢がいかに魅力的か、伝わりましたでしょうか。
ぜひ今回ご紹介した注意点も参考にしていただきながら、公務員試験の合格に向けて一歩を踏み出していただけたらと思います。
今回は以上になります。
このブログには、他にも公務員関連の記事がたくさんあります。以下からどうぞ。



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