【2024年度最新】福岡市公務員試験 初級(行政事務)|日程・科目・対策法

こんにちは、元公務員のまさちゃんです!

「高卒から福岡市職員を目指せる?」
「初級区分の試験内容や難易度はどうなっている?」
「大学に進学せずに公務員になるための最短ルートは?」

このような疑問をお持ちの方のために、福岡市公務員試験の「初級(行政事務)」区分について詳しく解説します。

福岡市の初級(行政事務)区分は、高校卒業者や卒業見込みの方を対象とした試験です。専門試験がなく、9〜11月に試験が実施されるため、高校3年生でも受験しやすいスケジュールになっています。

この記事では、初級(行政事務)区分の試験日程、受験資格、試験内容、対策法までを徹底解説。高卒からでも公務員試験に合格するための効率的な学習法をお伝えします!

※この記事は2024年版です。2025年版は最新の試験案内が出次第更新します。

目次

試験日程

項目日程
受付期間7月29日(月)午前9時~8月19日(月)午後5時(受信有効)
第1次試験(筆記試験)9月29日(日)
第1次合格者発表10月3日(木)
第2次試験10月中旬~11月中旬(定期採用)
10月中旬~10月下旬(早期採用)
最終合格者発表11月下旬(定期採用)
10月下旬(早期採用)

※日程は2024年度のものです。2025年の日程は最新の試験案内が出次第更新します。

受験資格(年齢制限など)

年齢制限は以下になります。

平成14(2002)年4月2日から平成19(2007)年4月1日までに生まれた人(4年制大学在学者及び卒業者は受験できません。)

年齢以外の要件として、以下の条件も満たす必要があります。

  • 地方公務員法第16条の各号のいずれにも該当しない人
  • 日本国籍を有する人、または出入国管理及び難民認定法に定められている永住者、日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法に定められている特別永住者

ただし、外国籍の方は、採用後、担当できる職務等に制限があります。詳しくは、福岡市職員募集ホームページをご確認ください。

採用予定数

令和6年度の採用予定数は以下の通りです。

  • 初級(行政事務):55人(定期採用)、10人(早期採用)

試験内容

試験内容や試験時間、出題科目は以下のようになっています。

試験段階試験科目試験内容
第1次試験教養試験公務員として必要な一般教養についての5肢択一式による筆記試験を行います。(150分・50問)
第2次試験作文作文(60分・800字程度)の試験を行います。
第2次試験口頭試問個別面接(対面)を行います。

どんな試験なのか

どんな試験なのか

教養試験

教養試験は、公務員として必要な基礎的な能力を測る試験です。出題分野は以下の通りです。

  • 社会、人文、自然、文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈

公務員試験の鬼門である数的処理系の科目もしっかり出題されるので、他の公務員試験同様に数的処理の出来が1次試験の合否を左右すると言えます。しっかり対策をしておきましょう。

はっきりとしたボーダーは不明ですが、他の公務員試験同様に6割程度の得点をボーダーと考えておくといいでしょう。

以下の記事に対策方法をまとめていますので参考にしてみてください。

作文試験

作文試験は、与えられた課題について自分の考えを論理的に記述する試験です。800字以内、1時間という時間の中で、自分の考えをまとめる力が問われます。

福岡市の現状や課題に関する理解、論理的思考力、文章構成力、表現力などが評価されます。

以下の記事に対策方法をまとめていますので参考にしてみてください。

口頭試問(面接)

口頭試問は個別面接です。コミュニケーション力、情緒安定性、協調性・関係構築力、責任感・積極性などが評価されます。

「なぜ福岡市役所なのか」「福岡市の課題をどう捉えているか」といった質問は必ず聞かれると思っておいた方が良いでしょう。

以下の記事に対策方法をまとめていますので参考にしてみてください。

配点

配点は以下の通りです。

試験段階試験科目配点
第1次試験教養試験100点
第2次試験作文30点
第2次試験口頭試問160点

口頭試問の配点が高いですね。2次試験は口頭試問のみで合否が決まります。

ですが注意したいポイントがあり、以下の最終合格者の決定方法をご覧ください。

最終合格者の決定方法

最終合格者の決定方法

最終合格者の決定方法については、以下のようになっています。

  • 第1次試験の合格は、第1次試験科目の総合成績により決定しますが、一定の基準を満たさない試験科目がある場合は不合格となります。
  • 最終合格は、第2次試験科目の総合成績のみにより決定し、第1次試験の成績は反映されません。また、一定の基準を満たさない試験科目がある場合は不合格となります。

つまり、第1次試験で高得点を取っても、第2次試験で失敗すれば不合格になる可能性があります。逆に、第1次試験でギリギリ合格しても、第2次試験で挽回すれば最終合格する可能性があるということです。

そして一定の基準を満たさない科目があった場合には問答無用で不合格になるとのこと。論文は配点が低いですが、しっかり対策をして基準を上回らないと足切りにあいます。ご注意を。

過去の実施結果(倍率など)

過去の実施結果も確認しておきましょう。

年度採用区分採用予定数受験者数合格者数倍率
R6定期採用55人307人71人4.3倍
R6早期採用10人38人13人2.9倍
R5定期採用45人290人58人5.0倍
R4定期採用45人363人55人6.6倍
R3定期採用45人413人44人9.4倍

倍率は2倍台〜9倍台まで、かなりバラつきがあります。定期採用は徐々に倍率が低下してきているため、この傾向が続いてくれればチャンスは広がりますね。

早期採用は令和6年度のものしかデータがありませんが、2倍台と低倍率です。他の試験区分でも早期採用は定期採用に比べて低い倍率になっているので、10月から働き始められる方はこっちを狙っていくのも手ですね。

合格するためのポイント

合格するためのポイント

福岡市の試験に合格するためには、教養試験と論文、そして面接の対策がポイントになるということは、ここまでに説明した通りです。

改めて、より詳しい対策法をまとめた記事を以下に置いておきます。

ぜひ参考にしてみてください!

おすすめの対策講座

おすすめの対策講座

公務員試験の対策は、予備校を活用するのが手っ取り早いです。効率よく対策するカリキュラムが組まれていますし、Web通信スタイルで受講すればスマホ1台で対策することもできます。

特におすすめの予備校は以下の2つです。

アガルートアカデミー
→Web通信専門で手厚いサポートが特徴。スマホ1台で隙間時間に学習できる。

資格の大原
→全国に教室を展開している大手予備校。長年の実績と豊富な教材で安心の対策が可能。

より詳しい予備校比較は以下の記事もご参照ください!

福岡県の公務員予備校事情については、以下の記事にもまとめています。こちらも併せて参考にしていただけば!

初任給と待遇

福岡市の初級(行政事務)で採用された場合の初任給(給料+地域手当)は以下の通りです。

  • 初級:183,260円

このほかに、扶養手当、住居手当、通勤手当などが支給されます。また、6月と12月には期末・勤勉手当(いわゆるボーナス)が支給されます。

勤務時間は原則として、月曜日から金曜日までの1日7時間45分、週38時間45分です。年次有給休暇は年間20日付与されます。

その他、育児休業制度や介護休暇制度なども充実しており、ワークライフバランスを保ちやすい環境が整っています。

まとめ:福岡市職員・初級(行政事務)試験の特徴と対策

この記事では、福岡市公務員試験の初級(行政事務)区分について解説してきました。

初級(行政事務)試験の主な特徴は以下の通りです。

  • 高校卒業者や卒業見込みの方を対象とした試験(4年制大学在学者・卒業者は受験不可)
  • 専門試験がなく、教養試験・作文・面接という比較的シンプルな試験構成
  • 倍率は年々低下傾向で、最新の令和6年度は定期採用で4.3倍、早期採用では2.9倍と挑戦しやすい状況
  • 面接の配点が160点と最も高く、人物重視の選考
  • 9〜11月実施のため、高校3年生でも受験しやすいスケジュール

合格するためには、まず教養試験の基礎力をしっかり身につけることが重要です。特に数的処理と文章理解は得点源になりやすい科目なので、重点的に対策しましょう。

作文や面接では、福岡市の特徴や課題に関する知識を持っていることが評価されます。地元の新聞やニュースサイトをチェックして、福岡市の現状について理解を深めておくことが大切です。

初級区分は専門試験がなく、倍率も比較的低めなので、高卒から公務員を目指す方にとってはチャンスです。計画的な学習と面接対策で、ぜひ合格を勝ち取りましょう!

※試験情報は変更される可能性がありますので、最新情報は必ず福岡市公式サイトでご確認ください。

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