【公務員試験】神戸市の総合事務職採用試験まとめ【日程・科目・倍率・年齢制限など】

こんにちは、元公務員のまさちゃんです！

今回は「神戸市総合事務職採用試験」について、試験日程や出題科目、過去の実施状況などを1記事にまとめました。

・神戸市総合事務職採用試験の概要が知りたい
・試験内容や日程を詳しく知りたい
・過去の実施結果や倍率が知りたい

こういった疑問が解消できます。

実際に公務員試験を受験し、内定をもらった経験をもとにこの記事を書いています。公務員試験については熟知している人間が書いた記事なので、内容は信頼していただいて大丈夫です。

それでは早速、内容に入っていきます。

あわせて読みたい

公務員になるには【半年で安定を勝ち取るために今あなたがやるべきこと】 こんにちは、まさちゃんです。 今日は「公務員になるには」というテーマでお話ししていきます。 この記事に辿り着いたあなたは、きっと以下のような方なのではないでし...

神戸市総合事務職採用試験の概要

神戸市の総合事務職採用試験は、大きく分けて以下の5つの区分があります。

大卒レベルの試験は、一般的な公務員試験の内容が出題される「基礎的能力・専門試験方式」と、SPI3で受験可能な「適性検査方式」の2つがメインです。

経験者通年枠は神戸市の大きな特徴で、「通年」の名の通り、1年のうちほぼ毎月のように申し込み期間が設けられている試験です。

これらの他にも障害者採用、デザイン・クリエイティブ枠、就職氷河期世代対象試験などの区分がありますが、この記事では上記5つの区分について詳しく解説していきます。

神戸市の職員として働くためには、まずこの採用試験に合格する必要があります。試験に合格すれば、晴れて神戸市職員としてのスタートを切ることができます。

試験日程

令和6年度の神戸市総合事務職採用試験の日程は以下の通りです。

大学卒【適性検査方式】

項目	日程
受付期間	令和6年3月1日（金曜）～3月28日（木曜）正午まで
第1次試験	4月11日（木曜）～4月21日（日曜）のうち各受験者が選択する日時
第1次試験合格発表	5月1日（水曜）
第2次試験	5月13日（月曜）～16日（木曜）のうち神戸市が指定する1日
第2次試験合格発表	5月下旬
第3次試験	6月6日（木曜）・7日（金曜）のうち神戸市が指定する1日
最終合格発表	6月中旬

大学卒【基礎的能力・専門試験方式】

項目	日程
受付期間	令和6年4月18日（木曜）～5月17日（金曜）正午まで
第1次試験（適性検査）	6月6日（水曜）～16日（日曜）
第1次試験（基礎能力試験・専門）	6月16日（日曜）
第1次試験合格発表	6月28日（金曜）
第2次試験	7月9日（火曜）～12日(金曜）のうち神戸市が指定する1日
第2次試験合格発表	7月下旬
第3次試験	8月5日（月曜）～8日（木曜）のうち神戸市が指定する2日
最終合格発表	8月下旬

高専・短大卒

項目	日程
受付期間	令和6年4月18日（木曜）～5月17日（金曜）正午まで
第1次試験	6月1日（土曜）～14日（金曜）のうち各受験者が選択する日時
第1次試験合格発表	6月28日（金曜）
第2次試験	7月9日(火曜)～12日(金曜)のうち神戸市が指定する1日
第2次試験合格発表	7月下旬
第3次試験	8月5日(月曜)～8日(木曜)のうち神戸市が指定する2日
最終合格発表	8月下旬

高校卒

項目	日程
受付期間	令和6年7月22日（月）～8月20日（火）正午まで
第1次試験（適性検査）	9月10日（火）～9月29日（日）
第1次試験（筆記試験）	9月29日（日）
第1次試験面接等受験対象者発表	10月上旬
第1次試験（面接等）	10月21日（月）
第1次試験合格発表	11月上旬
第2次試験	11月12日（火）
最終合格発表	11月下旬

経験者通年枠

経験者通年枠は、A～Dの4つのタームに分かれています。各タームの日程は以下の通りです。

タームA

項目	日程
受付期間	令和6年4月1日～15日 令和6年5月1日～15日
予備審査	人事委員会が指定する期間（10日程度）の中で、各受験者が都合の良い日時を選択
予備審査結果発表	6月12日（水）
第1次試験	6月22日（土）又は23日（日）
第1次試験合格発表	6月下旬
第2次試験	7月6日（土）又は7日（日）
最終合格発表	7月中旬

タームB

項目	日程
受付期間	令和6年6月1日～15日 令和6年7月1日～15日 令和6年8月1日～15日
予備審査	人事委員会が指定する期間（10日程度）の中で、各受験者が都合の良い日時を選択
予備審査結果発表	9月6日（金）
第1次試験	9月14日（土）又は15日（日）
第1次試験合格発表	9月下旬
第2次試験	10月5日（土）又は6日（日）
最終合格発表	10月下旬

タームC

項目	日程
受付期間	令和6年9月1日～15日 令和6年10月1日～15日
予備審査	人事委員会が指定する期間（10日程度）の中で、各受験者が都合の良い日時を選択
予備審査結果発表	11月8日（金）
第1次試験	11月16日（土）又は17日（日）
第1次試験合格発表	11月下旬
第2次試験	12月7日（土）又は8日（日）
最終合格発表	12月下旬

タームD

項目	日程
受付期間	令和6年11月1日～15日 令和6年12月1日～15日 令和7年1月1日～15日
予備審査	人事委員会が指定する期間（10日程度）の中で、各受験者が都合の良い日時を選択
予備審査結果発表	2月7日（金）
第1次試験	2月15日（土）又は16日（日）
第1次試験合格発表	2月下旬
第2次試験	3月8日（土）又は9日（日）
最終合格発表	3月下旬

経験者通年枠は、同一年度内にA～Dのうちいずれか1つのタームのみ受験可能です。

---

神戸市の採用試験は、当該年度にいずれか1つしか受験することができません。どの区分で受験するのが自分に有利になるのか、しっかり考えてから応募しましょう。

受験資格（年齢制限など）

各区分の受験資格は以下の通りです。

大学卒【適性検査方式】【基礎的能力・専門試験方式】共通

高専・短大卒

高校卒

経験者通年枠

採用予定数

令和6年度の神戸市総合事務職採用試験の採用予定数は以下の通りです。

経験者通年枠の募集人数が多いですね。多くの公務員試験では大卒枠の募集人数が一番多いので、これはかなり珍しいです。

社会人の方にとっては大きなチャンスですね。

試験内容

次は試験科目について見ていきましょう。

神戸市総合事務職採用試験の内容や試験時間、出題科目は以下のようになっています。

大学卒【適性検査方式】

試験段階	試験科目	試験詳細
第1次試験	適性検査（SPI3）	■内容 〈基礎能力検査〉 言語的理解力、数的処理能力及び論理的思考力などの基礎能力が問われます。 〈性格検査〉 職務遂行に必要な適性について検査が行われます（面接試験の参考にされます）。自宅等で事前に受検する必要があります。 ■試験時間 〈基礎能力検査〉 約35分 〈性格検査〉 約30分
第2次試験	面接	■内容 個別面接（Web）が行われます。
	エントリーシート	■内容 申込時に提出されたエントリーシートの内容について評価されます。
第3次試験	面接	■内容 個別面接が行われます。
	グループワーク	■内容 神戸市を含む基礎的自治体が抱える課題について、グループでの議論、提案・発表が行われます。テーマは試験当日に指示されます。

大学卒【基礎的能力・専門試験方式】

試験段階	試験科目	試験詳細
第1次試験	基礎的能力	■内容 基礎的能力について択一式により試験が行われます。知能分野は25題必須解答です。知識分野は20題から15題を選択解答します。 ■出題分野 知能分野：文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈 知識分野：社会事情(政治・法律、経済、社会・一般事情、時事) ■試験時間 2時間30分
	専門試験	■内容 専門的知識について択一式（25題）により試験が行われます。22分野より5分野選択解答します。 ■試験時間 1時間20分
	適性検査	■内容 〈性格検査〉 職務遂行に必要な適性について検査が行われます。 （面接試験の参考にされます） 自宅等で受検する必要があります。 ■試験時間 約30分
第2次試験	面接	■内容 個別面接（Web）が行われます。
第3次試験	面接	■内容 個別面接が行われます。
	グループワーク	■内容 神戸市を含む基礎的自治体が抱える課題について、グループでの議論、提案・発表が行われます。テーマは試験当日に指示されます。
	論文	■内容 論文題は試験当日に指示されます。

高専・短大卒

試験段階	試験科目	試験詳細
第1次試験	適性検査（SPI3）	■内容 〈基礎能力検査〉 言語的理解力、数的処理能力及び論理的思考力などの基礎能力が問われます。 〈性格検査〉 職務遂行に必要な適性について検査が行われます。（面接試験の参考にされます）自宅等で事前に受検する必要があります。 ■試験時間 〈基礎能力検査〉 約35分 〈性格検査〉 約30分
第2次試験	面接	■内容 個別面接が行われます。
	グループワーク	■内容 神戸市を含む基礎的自治体が抱える課題について、グループでの議論、提案・発表が行われます。テーマは試験当日に指示されます。
第3次試験	面接	■内容 個別面接が行われます。
	論文	■内容 論文題は試験当日に指示されます。

高校卒

試験段階	試験科目	試験詳細
第1次試験	適性検査	■内容 〈性格検査〉 職務遂行に必要な適性について検査が行われます。 （面接試験の参考にされます） 自宅等で受検する必要があります。 ■試験時間 約30分
	教養試験	■内容 一般教養について択一式により試験が行われます。出題数40題のうち20題（主として知能分野）は必須解答、残り20題（主として知識分野）から15題を選択解答します。 ■出題分野 知能分野：文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈 知識分野：社会科学、人文科学、自然科学 ■試験時間 1時間40分
	面接	■内容 個別面接が行われます。
	グループワーク	■内容 神戸市を含む基礎的自治体が抱える課題について、グループでの議論、提案・発表が行われます。 テーマは試験当日に指示されます。
第2次試験	面接	■内容 個別面接が行われます。
	論文	■内容 論文題は試験当日に指示されます。

経験者通年枠

試験段階	試験科目	試験詳細
予備審査	適性検査(SPI3)	■内容 〈基礎能力検査〉 言語的理解力、数的処理能力及び論理的思考力などの基礎能力が問われます。 〈性格検査〉 職務遂行に必要な適性について検査が行われます（面接試験の参考にされます）。自宅等で事前に受検する必要があります。 ■試験時間 〈基礎能力検査〉 約35分 〈性格検査〉 約30分
	エントリーシート	■内容 提出されたエントリーシートについて審査されます。 （申込時に必ず添付する必要があります）
第1次試験	面接	■内容 個別面接（Web）が行われます。 ■試験時間 約45分
第2次試験	面接	■内容 個別面接が行われます。 ■試験時間 約60分

それぞれの試験について、もう少し詳しく説明していきます。それぞれの試験について、もう少し詳しく説明していきます。

教養試験（基礎的能力試験）

教養試験（基礎的能力試験）は、公務員として必要な基礎的な能力を測る試験です。出題分野は以下の通りです。

・知能分野：文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈
・知識分野：社会事情(政治・法律、経済、社会・一般事情、時事)

公務員試験の鬼門である数的処理系の科目もしっかり出題されるので、他の公務員試験同様に数的処理の出来が1次試験の合否を左右すると言えます。しっかり対策をしておきましょう。

はっきりとしたボーダーは不明ですが、他の公務員試験同様に6割程度の得点をボーダーと考えておくといいですね。

専門試験

専門試験は、大学で学ぶような専門的な内容を問われる試験です。22分野より5分野を選択して解答します。出題分野は以下の通りです。

憲法、行政法、民法①、民法②、政治学・行政学・労働法、経済原論①、経済原論②、経済原論③、財政学・経済事情、経済政策・経済事情、経営学、会計学①、会計学②、マーケティング論①、マーケティング論②、英語①、英語②、国際関係論、国際経済学、国際経営論、教育学、数学・物理

かなり幅広い分野から出題されるので、効率的に学習を進めていく必要がありますね。

専門試験のボーダーは7割くらいです。はっきりとした数字が示されているわけではありませんが、多くの予備校でも言われている数字なので、この数字を目指すといいでしょう。

SPI3

SPI3は、民間企業の採用試験でも広く使われている適性検査です。基礎能力検査と性格検査から構成されています。

基礎能力検査は言語分野と非言語分野に分かれており、言語分野では語彙や読解力、非言語分野では計算力や論理的思考力が問われます。

論文試験

論文試験は、与えられた課題について自分の考えを論理的に記述する試験です。神戸市の課題や施策に関連したテーマが出題されることが多いので、事前に神戸市の現状や課題について調べておくと良いでしょう。

個別面接

個別面接では、主に志望動機や自己PR、神戸市職員としての適性などについて質問されます。エントリーシートの内容を掘り下げて質問されることも多いので、事前にエントリーシートの内容を振り返っておくことが大切です。

グループワーク

グループワークでは、与えられたテーマについてグループで議論し、提案・発表を行います。神戸市を含む基礎的自治体が抱える課題がテーマとなることが多いです。協調性や積極性、論理的思考力などが評価されます。

エントリーシート

エントリーシートは、申込時に提出する必要があります。志望動機や自己PR、直近3年間に力を入れたことなどを記入します。面接の際の重要な資料となるので、しっかりと準備して作成しましょう。

また、「神戸市の求める人物像」に関する経験を記入する欄もあります。

上記が求める人物像です。これに沿った内容をしっかり準備しておくことで、面接も有利に運ぶことができるでしょう。

資格加点

経験者通年枠では、資格加点制度が設けられています。以下のような資格を持っている場合、申請すれば第1次試験の得点に加点されます。

行政書士、司法書士、公認会計士、英検準1級以上、日商簿記検定2級以上、ITサービスマネージャ、宅地建物取引士、社会福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員、公認心理士 など

これらはあくまでも例示で、これら以外でも加点対象となる可能性があります。何かしらの資格を持っている方は、受験申込時に申請しておきましょう。

配点

各区分の配点は以下の通りです。

大学卒【適性検査方式】

試験段階	試験科目	配点
第1次試験	適性検査（SPI3基礎能力検査）	100点
第2次試験	面接	200点
	エントリーシート	20点
第3次試験	面接	200点
	グループワーク	100点

大学卒【基礎的能力・専門試験方式】

試験段階	試験科目	配点
第1次試験	基礎的能力試験	160点
	専門試験	140点
第2次試験	面接	200点
第3次試験	面接	200点
	グループワーク	100点
	論文	100点

最終合格者の決定方法：
第1次試験の得点を2分の1に換算し、第2次試験及び第3次試験との総合成績により決定。ただし、面接、グループワーク、論文のいずれかにおいて一定の基準に達しない人は、他の成績いかんにかかわらず不合格。

高専・短大卒

試験段階	試験科目	配点
第1次試験	適性検査（SPI3）	150点
第2次試験	面接	200点
	グループワーク	100点
第3次試験（総合事務のみ）	面接	200点
	論文	100点

最終合格者の決定方法：
第1次試験、第2次試験及び第3次試験の総合成績により決定。ただし、面接、グループワーク、論文のいずれかにおいて一定の基準に達しない人は、他の成績いかんにかかわらず不合格。

高校卒

試験段階	試験科目	配点
第1次試験	教養試験	300点
	面接	200点
	グループワーク	100点
第2次試験	面接	200点
	論文	100点

最終合格者の決定方法：
第1次試験と第2次試験の総合成績により決定。ただし、試験科目のいずれかにおいて一定の基準に達しない人は、他の成績いかんにかかわらず不合格。

経験者通年枠

試験段階	試験科目	配点
予備審査	適性検査（SPI3基礎能力検査）	100点
	エントリーシート	100点
第1次試験	面接	200点
	資格加点	20点
第2次試験	面接	300点

最終合格者の決定方法：
第1次試験及び第2次試験の総合成績により決定。

過去の実施結果（倍率など）

過去2年分の実施結果を区分ごとに紹介します。

令和5年度

試験区分	採用予定者数	申込者数	受験者数	1次合格者数	2次合格者数	3次合格者数	倍率
大学卒【適性検査方式】	約15名	378	363	73	34	11	33.0倍
大学卒【基礎的能力・専門試験方式】	約40名	300	226	156	93	45	5.0倍
高専・短大卒	若干名	65	64	11	5	1	64.0倍
高校卒	約3名	16	13	4	2	–	6.5倍

令和4年度

試験区分	採用予定者数	申込者数	受験者数	1次合格者数	2次合格者数	3次合格者数	倍率
大学卒【適性検査方式】	約20名	575	542	121	58	20	27.1倍
大学卒【基礎的能力・専門試験方式】	約50名	536	451	250	123	51	8.8倍
高専・短大卒	若干名	56	51	10	4	1	51.0倍
高校卒	約3名	21	19	5	1	–	19.0倍

公務員試験の平均的な倍率は3倍～4倍前後ですが、神戸市の総合事務職採用試験は全体的に高い倍率となっています。特に高専・短大卒の倍率が非常に高くなっています。

大学卒【基礎的能力・専門試験方式】も他の自治体と比べると高倍率ですが、神戸市の試験の中で見るとこれが一番狙いやすい区分と言えますね。

初任給と待遇

初任給（地域手当を含む）

上記は令和6年4月1日現在の額です。採用される時点では変更になっている可能性があります。

また、職務経歴等のある方は、上記の額に一定の基準で加算されます。

諸手当

上記の初任給のほか、以下の手当が支給要件に応じて支給されます。

勤務時間・休日等

よくある質問（FAQ）

Q1. 神戸市の採用試験は難しいですか？

A1. 神戸市の総合事務職採用試験は、公務員試験の中でも比較的難易度が高いと言えます。特に高専・短大卒の倍率が非常に高くなっています。大学卒【基礎的能力・専門試験方式】は他の区分と比べると倍率が低く、チャレンジしやすい試験区分です。難しいと言われていますが、しっかりと対策を行えば十分に合格可能です。

Q2. どの区分で受験すべきでしょうか？

A2. 自分の学歴や経験に応じて選択しましょう。大学卒業（見込み含む）の方は大学卒【適性検査方式】または【基礎的能力・専門試験方式】、高専・短大卒（見込み含む）の方は高専・短大卒、高校卒業（見込み含む）の方は高校卒が対象となります。また、一定の職務経験がある方は経験者通年枠での受験も検討してみてください。

Q3. 神戸市出身でなくても受験できますか？

A3. はい、受験できます。神戸市職員の採用に当たって、出身地は問われません。ただし、面接では「なぜ神戸市を志望したのか」といった質問が出る可能性が高いので、神戸市に対する理解や熱意をアピールできるよう準備しておくことをおすすめします。

Q4. 試験対策はいつから始めればいいですか？

A4. できるだけ早く始めることをおすすめします。特に大学卒【基礎的能力・専門試験方式】を受験する場合は、教養試験と専門試験の対策が必要なため、最低でも半年から1年程度の準備期間が必要です。【適性検査方式】や高専・短大卒、高校卒の場合も、SPI3や面接の対策に時間をかけることで、合格率が上がります。経験者通年枠の場合は、職務経験を整理し、自己アピールを準備する時間が必要です。ただし、遅くとも試験の3ヶ月前からは集中的に勉強を始めましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。神戸市の総合事務職採用試験について、5つの区分それぞれの詳細を解説してきました。

神戸市の試験は、他の自治体と比べて比較的難易度が高い試験だと言えます。しかし、だからといって諦める必要はありません。しっかりとした対策を行い、万全の態勢で試験に臨みましょう。

神戸市は、豊かな自然環境や独自の文化、食といった魅力的な地域資源を持つ一方で、人口減少や産業振興といった課題にも直面しています。そんな神戸市の発展に貢献できる神戸市職員は、やりがいのある仕事だと言えるでしょう。

試験対策は大変かもしれませんが、合格すれば素晴らしい未来が待っています。自分に合った区分を選び、目標に向かって頑張ってください！

最後までお読みいただき、ありがとうございました。皆さんの合格を心よりお祈りしております。

追伸

この記事が役に立ったと思った方は、SNSなどでシェアしていただけると嬉しいです。一人でも多くの方に、公務員試験のリアルな情報が届きますように！

また、この記事を読んで公務員になりたいと思った方には、「公務員になるには【半年で安定を勝ち取るために今あなたがやるべきこと】」の記事が参考になるかと思います。

僕の元公務員としての経験や、現在のキャリアアドバイザーとしての知識をもとに書きました。

「将来が不安だなぁ…」と漠然と感じていた20代の僕を救い出してくれたのが公務員試験です。公務員試験への感謝の気持ちも込めて書いた記事です。

過去の僕と同じように将来に不安を感じている多くの方に、この記事が届くことを願っています。