【公務員試験】宮崎県庁の一般行政職採用試験まとめ【日程・科目・倍率・年齢制限など】

こんにちは、まさちゃんです！

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今回は「宮崎県庁一般行政職採用試験」についてまとめました。試験日程や出題科目、過去の実施状況などを1記事に凝縮しています。

・宮崎県庁一般行政職採用試験の概要が知りたい
・試験内容や日程を詳しく知りたい
・過去の実施結果や倍率が知りたい

こういった疑問が解消できます。

実際に公務員試験を受験し、内定をもらった経験をもとにこの記事を書いています。公務員試験については熟知している人間が書いた記事なので、内容は信頼していただいて大丈夫です。

それでは早速、内容に入っていきます。

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宮崎県庁一般行政職採用試験の概要

宮崎県庁の一般行政職採用試験は、大きく分けて以下の5つの区分があります。

それぞれ受験資格や試験内容が異なりますので、自分に合った区分を選んで受験しましょう。

なお、この他にも障害者採用などの区分もありますが、今回はこの5つの区分について詳しく解説していきます。

宮崎県庁の職員として働くためには、まずこの採用試験に合格する必要があります。試験に合格すれば、晴れて宮崎県職員としてのスタートを切ることができます。

試験日程

令和6年度の宮崎県庁一般行政職採用試験の日程は以下の通りです。

大学卒業程度（一般行政特別枠）

項目	日程
受付期間	3月1日（金）～3月31日（日）
第1次試験	4月5日（金）から4月22日（月）のうち受験者が選択する日
第1次試験合格発表	4月26日（金）
第2次試験（論文試験）	5月9日（木）
第2次試験（個別面接）	5月9日（木）から5月19日（日）のうち人事委員会が指定する日
最終合格発表	5月下旬

大学卒業程度（一般行政）

項目	日程
受付期間	4月23日（火）～5月21日（火）
第1次試験日	6月16日（日）
第1次試験合格発表	6月21日（金）
第2次試験	7月8日（月）から7月19日（金）のうち人事委員会が指定する日
最終合格発表	7月下旬

大学卒業程度（一般行政（社会人））春試験

項目	日程
受付期間	3月1日（金）～4月15日（月）
第1次試験	4月23日（火）から5月15日（水）のうち受験者が選択する日
第1次試験合格発表	5月22日（水）
第2次試験（論文試験）	6月1日（土）
第2次試験（個別面接）	6月1日（土）から6月3日（月）のうち人事委員会が指定する日
最終合格発表	6月下旬

大学卒業程度（一般行政（社会人））秋試験

項目	日程
受付期間	8月27日（火）～9月30日（月）
第1次試験	9月1日（日）から10月15日（火）のうち受験者が選択する日
第1次試験合格発表	10月23日（水）
第2次試験（論文試験）	11月16日（土）
第2次試験（個別面接）	11月16日（土）から11月19日（火）のうち人事委員会が指定する日
最終合格発表	12月中旬

高校卒業程度（一般事務）

項目	日程
受付期間	7月17日（水）～8月22日（木）
第1次試験日	9月29日（日）
第1次試験合格発表	10月4日（金）
第2次試験（作文試験・適性検査）	10月16日（水）
第2次試験（個別面接）	10月26日（土）から11月1日（金）のうち人事委員会が指定する日
最終合格発表	11月中旬

就職氷河期選考（一般事務）

項目	日程
受付期間	8月27日（火）～9月20日（金）
第1次試験日	10月20日（日）
第1次試験合格発表	11月5日（火）
第2次試験	11月23日（土）から11月24日（日）のうち人事委員会が指定する日
最終合格発表	12月中旬

受験申込はインターネットで行うので、通信環境などの予期せぬ不具合がある可能性を考えると、締め切り間際に申し込むのは危険ですね。余裕を持って早めに申し込むようにしましょう。

受験資格（年齢制限など）

続いて気になる受験資格についてです。

大学卒業程度（一般行政特別枠）

大学卒業程度（一般行政）

大学卒業程度（一般行政（社会人））

昭和59年4月2日から平成7年4月1日までに生まれた者

高校卒業程度（一般事務）

平成15年4月2日から平成19年4月1日までに生まれた者（学歴は問いません。）

就職氷河期選考（一般事務）

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ただし、日本国籍を有しない方や、禁錮以上の刑に処せられた方などは受験できません。詳しくは宮崎県庁のホームページで確認してください。

採用予定数

続いてこちらも気になる採用予定数について。

令和6年度の宮崎県庁一般行政職採用試験の採用予定数は以下の通りです。

・大学卒業程度（一般行政特別枠）：30名程度
・大学卒業程度（一般行政）：50名程度
・大学卒業程度（一般行政（社会人））春試験：5名程度
・大学卒業程度（一般行政（社会人））秋試験：6名程度
・高校卒業程度（一般事務）：20名程度
・就職氷河期選考（一般事務）：3名程度

大学卒業程度（一般行政）で50名程度、大学卒業程度（一般行政特別枠）で30名程度と、かなり大規模な採用を予定しています。社会人枠や高校卒業程度、就職氷河期選考でも合計34名程度の採用予定があり、幅広い層から人材を求めていることがわかりますね。

試験内容

次は試験科目について見ていきましょう。

宮崎県庁一般行政職採用試験の内容や試験時間、出題科目は以下のようになっています。

大学卒業程度（一般行政特別枠）

試験段階	試験科目	試験時間	内容
第1次試験	C-GABplus 基礎能力検査	40分	職務遂行に必要な総合的な基礎能力についての検査（知的能力テスト）
第1次試験	C-GABplus 性格検査	約20分	職務遂行に必要な適性についての検査（パーソナリティ）
第2次試験	論文試験	90分	理解力、論理力、表現力等に対する知識その他の能力についての記述式による筆記試験
第2次試験	人物試験	–	個別面接Ⅰ、Ⅱ

大学卒業程度（一般行政）

試験段階	試験科目	試験時間	内容
第1次試験	適性検査（Web）	–	職務遂行に必要な適性の検査
第1次試験	教養試験	150分	公務員として必要な一般的な知識及び知能についての多肢選択式による筆記試験 [出題数50問]
第1次試験	専門試験	120分	専門的な知識、その他の能力についての多肢選択式による筆記試験 [出題数40問]
第2次試験	論文試験	90分	理解力、論理力、表現力等についての記述式による筆記試験
第2次試験	人物試験	–	個別面接Ⅰ・Ⅱ

大学卒業程度（一般行政（社会人））

試験段階	試験科目	試験時間	内容
第1次試験	C-GABplus 基礎能力検査	40分	職務遂行に必要な総合的な基礎能力についての検査（知的能力テスト）
第1次試験	C-GABplus 性格検査	約20分	職務遂行に必要な適性についての検査（パーソナリティ）
第2次試験	論文試験	90分	理解力、論理力、表現力等に対する知識その他の能力についての記述式による筆記試験
第2次試験	人物試験	–	個別面接Ⅰ、Ⅱ

高校卒業程度（一般事務）

試験段階	試験科目	試験時間	内容
第1次試験	教養試験	150分	公務員として必要な一般的な知識及び知能についての多肢選択式による筆記試験 [出題数50問]
第2次試験	作文試験	60分	理解力、論理力、表現力等についての記述式による筆記試験
第2次試験	人物試験	–	個別面接Ⅰ・Ⅱ及び適性検査

就職氷河期選考（一般事務）

試験段階	試験科目	試験時間	内容
第1次試験	基礎能力検査	60分	職務遂行に必要な基礎的な能力についての択一式による筆記試験 [出題数60問]
第1次試験	作文試験	60分	理解力、論理力、表現力等についての記述式による筆記試験
第1次試験	性格検査	20分	職務遂行に必要な適性についての検査
第2次試験	人物試験	–	個別面接Ⅰ・Ⅱ

それぞれの試験について、もう少し詳しく説明していきます。

教養試験

教養試験は、公務員として必要な基礎的な能力を測る試験です。出題分野は社会、人文、自然、文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈などです。

公務員試験の鬼門である数的処理系の科目もしっかり出題されるので、他の公務員試験同様に数的処理の出来が1次試験の合否を左右すると言えます。しっかり対策をしておきましょう。

はっきりとしたボーダーは不明ですが、他の公務員試験同様に6割程度の得点をボーダーと考えておくといいですね。

専門試験

専門試験は、大学で学ぶような専門的な内容を問われる試験です。

出題分野は政治学、行政学、憲法、行政法、民法、刑法、労働法、経済学、財政学、社会政策、国際関係、経営学等です。かなり幅広い分野から出題されるので、効率的に学習を進めていく必要がありますね。

専門試験のボーダーは7割くらいです。はっきりとした数字が示されているわけではありませんが、多くの予備校でも言われている数字なので、この数字を目指すといいでしょう。

C-GABplus

C-GABplusは、日本エス・エイチ・エル社が提供するテストセンター形式の適性検査です。以下の内容で構成されています。

対策としては、時間配分に慣れることと、各分野の問題形式に慣れておくことが重要です。対策本があまりないため、同じ日本エス・エイチ・エル社が提供している適性検査である「玉手箱」の参考書などを活用して対策しておくのがいいでしょう。

なお、宮崎県庁の試験では英語の成績は配点に含まれません。

論文試験・作文試験

論文試験や作文試験は、与えられた課題について自分の考えを論理的に記述する試験です。理解力、論理力、表現力などが評価されます。時間内に的確に自分の考えをまとめる練習をしておくことが大切です。

個別面接

全ての区分で実施される個別面接は、コミュニケーション能力、協調性、主体性、行動力、積極性などが評価されます。「なぜ宮崎県庁なのか」「宮崎県の課題をどう捉えているか」といった質問は必ず聞かれると思っておいた方が良いでしょう。宮崎県の現状や課題、県の施策などについてしっかり勉強しておくことが大切です。

適性検査

適性検査は、職務遂行に必要な適性を判断するために行われます。特別な対策は必要ありませんが、指示をよく読み、正直に回答することが大切です。

配点

宮崎県庁一般行政職採用試験の配点は以下のようになっています。

大学卒業程度（一般行政特別枠）

試験段階	試験科目	配点
第1次試験	C-GABplus基礎能力検査	200点
第2次試験	論文試験	60点
第2次試験	人物試験	360点

大学卒業程度（一般行政）

試験段階	試験科目	配点
第1次試験	教養試験	100点
第1次試験	専門試験	100点
第2次試験	論文試験	60点
第2次試験	人物試験	360点

大学卒業程度（一般行政（社会人））

試験段階	試験科目	配点
第1次試験	C-GABplus基礎能力検査	180点
第2次試験	論文試験	60点
第2次試験	人物試験	360点

高校卒業程度（一般事務）

試験段階	試験科目	配点
第1次試験	教養試験	100点
第2次試験	作文試験	20点
第2次試験	人物試験	160点

就職氷河期選考（一般事務）

試験段階	試験科目	配点
第1次試験	基礎能力検査	100点
第1次試験	作文試験	20点
第2次試験	人物試験	160点

全ての試験区分において人物試験の配点が高くなっていますね。宮崎県庁は人物重視の選考を行っていることがわかります。筆記試験の対策はもちろん大切ですが、面接対策にも十分な時間を割くようにしましょう。

過去の実施結果（倍率など）

過去3年間の宮崎県庁一般行政職採用試験の実施結果を以下にまとめました。

大学卒業程度（一般行政特別枠）

年度	採用予定者数	受験者数	合格者数	競争倍率
令和5年度	21名	200名	31名	6.5倍
令和4年度	10名	255名	30名	8.5倍
令和3年度	10名	259名	25名	10.4倍

大学卒業程度（一般行政）

年度	採用予定者数	受験者数	合格者数	競争倍率
令和5年度	55名	156名	67名	2.3倍
令和4年度	50名	192名	60名	3.2倍
令和3年度	45名	176名	59名	3.0倍

大学卒業程度（一般行政（社会人））

年度	採用予定者数	受験者数	合格者数	競争倍率
令和5年度（第1回）	5名	93名	9名	10.3倍
令和5年度（第2回）	4名	47名	8名	5.9倍
令和4年度（第1回）	5名	117名	7名	16.7倍
令和4年度（第2回）	4名	47名	8名	5.9倍

高校卒業程度（一般事務）

年度	採用予定者数	受験者数	合格者数	競争倍率
令和5年度	22名	123名	32名	3.8倍
令和4年度	21名	185名	39名	4.7倍
令和3年度	20名	190名	30名	6.3倍

就職氷河期選考（一般事務）

年度	採用予定者数	受験者数	合格者数	競争倍率
令和5年度	3名	70名	5名	14.0倍
令和4年度	3名	94名	6名	15.7倍
令和3年度	4名	85名	4名	21.3倍

大学卒業程度（一般行政）の競争倍率は2〜3倍台と比較的低めですが、大学卒業程度（一般行政特別枠）や社会人枠、就職氷河期選考は競争が激しいようです。ただし、倍率は年度によって変動があるので、あくまで参考程度に捉えておくといいでしょう。

初任給と待遇

宮崎県庁職員の初任給は以下の通りです。（令和6年4月1日現在）

これに各種手当が加算されます。また、6月と12月には期末・勤勉手当（いわゆるボーナス）が支給されます。

勤務時間は原則として、月曜日から金曜日までの1日7時間45分、週38時間45分です。年次有給休暇は年間20日付与されます。

その他、育児休業制度や介護休暇制度なども充実しており、ワークライフバランスを保ちやすい環境が整っています。

よくある質問（FAQ）

Q1. 宮崎県庁の採用試験は難しいですか？

A1. 倍率や難易度は区分によって異なります。大学卒業程度（一般行政）の倍率は2〜3倍台と比較的低めですが、大学卒業程度（一般行政特別枠）や社会人枠、就職氷河期選考は競争が激しい傾向にあります。ただし、試験内容自体は公務員試験としての一定の難易度がありますので、しっかりとした対策は必要です。

Q2. どの区分を受験すべきでしょうか？

A2. 自分の学歴や経験に応じて選択しましょう。大学卒業（見込み含む）の方は大学卒業程度（一般行政）または大学卒業程度（一般行政特別枠）、社会人経験がある方は大学卒業程度（一般行政（社会人））、高校卒業（見込み含む）の方は高校卒業程度（一般事務）が対象となります。就職氷河期世代の方は就職氷河期選考（一般事務）を検討してみてください。

Q3. 宮崎県出身でなくても受験できますか？

A3. はい、受験できます。宮崎県庁職員の採用に当たって、出身地は問われません。ただし、面接では「なぜ宮崎県庁を志望したのか」といった質問が出る可能性が高いので、宮崎県に対する理解や熱意をアピールできるよう準備しておくことをおすすめします。

Q4. 試験対策はいつから始めればいいですか？

A4. できるだけ早く始めることをおすすめします。特に大学卒業程度（一般行政）を受験する場合は、教養試験と専門試験の対策が必要なため、最低でも半年から1年程度の準備期間が必要です。社会人枠の場合は、職務経験を整理し、自己アピールを準備する時間が必要です。高校卒業程度（一般事務）の場合も、教養試験の対策に時間がかかるため、早めの対策開始が望ましいです。ただし、遅くとも試験の3ヶ月前からは集中的に勉強を始めましょう。

Q5. 宮崎県庁の採用試験と他の自治体の試験を併願することはできますか？

A5. はい、可能です。ただし、試験日程が重なる場合もあるので、受験を希望する自治体の試験日程をよく確認し、計画的に準備を進めることが大切です。また、宮崎県庁の採用試験の中でも、春試験と秋試験で同じ区分試験を受験することはできませんので注意してください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。宮崎県庁の一般行政職採用試験について、大学卒業程度（一般行政特別枠）、大学卒業程度（一般行政）、大学卒業程度（一般行政（社会人））、高校卒業程度（一般事務）、就職氷河期選考（一般事務）の5区分それぞれの詳細を解説してきました。

宮崎県庁の試験は、区分によって難易度や競争率が異なりますが、しっかりとした対策を行えば十分に合格可能な試験だと言えます。特に大学卒業程度（一般行政）の倍率は比較的低めなので、チャンスと言えるでしょう。

一方で、人物試験の配点が高いことから、宮崎県庁が人物重視の採用を行っていることがわかります。筆記試験の対策はもちろんですが、面接対策にも十分な時間を割くようにしましょう。宮崎県の現状や課題、県の施策などについてしっかり勉強し、自分なりの考えを持つことが大切です。

宮崎県は、豊かな自然環境や独自の文化、食といった魅力的な地域資源を持つ一方で、人口減少や産業振興といった課題にも直面しています。そんな宮崎県の発展に貢献できる宮崎県庁職員は、やりがいのある仕事だと言えるでしょう。

自分に合った区分を選び、計画的に準備を進めていけば、きっと合格への道が開けるはずです。頑張ってください！

最後までお読みいただき、ありがとうございました。皆さんの合格を心よりお祈りしております。

追伸

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また、この記事を読んで公務員になりたいと思った方には、「公務員になるには【半年で安定を勝ち取るために今あなたがやるべきこと】」の記事が参考になるかと思います。

僕の元公務員としての経験や、現在のキャリアアドバイザーとしての知識をもとに書きました。

「将来が不安だなぁ…」と漠然と感じていた20代の僕を救い出してくれたのが公務員試験です。公務員試験への感謝の気持ちも込めて書いた記事です。

過去の僕と同じように将来に不安を感じている多くの方に、この記事が届くことを願っています。