【公務員試験のエントリーシート対策】志望動機や自己PRの書き方のコツを徹底解説!

こんにちは、元公務員のまさちゃんです!

今回は公務員試験におけるエントリーシートの書き方について、徹底的に解説していきます。エントリーシートは公務員試験の重要な関門の1つで、面接官があなたの人物像を知るための大切な資料となります。

「エントリーシートって何を書けばいいの?」

「志望動機や自己PRはどう書けばいいんだろう…」

「民間企業のエントリーシートとは違うの?」

そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。この記事を読めば、公務員試験のエントリーシート対策が万全に仕上がるはずです!

それでは、さっそく詳しく見ていきましょう。

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公務員試験のエントリーシートとは?

公務員試験におけるエントリーシートは、民間企業のそれとは少し役割が異なります。公務員試験では「面接カード」や「面接シート」とも呼ばれ、主に面接試験の際の参考資料として使用されます。

民間企業の場合、エントリーシートは書類選考の材料となることが多いですが、公務員試験では筆記試験で一次選考を行うため、エントリーシートそのものが合否に直結することは少ないです。

ただし、エントリーシートの内容は面接で深掘りされる可能性が高いので、しっかりと準備しておくことが大切です。エントリーシートを通じて、あなたの人物像や公務員としての適性をアピールしていきましょう。

エントリーシートの提出時期と方法

エントリーシートの提出時期や方法は、受験する公務員の種類や自治体によって異なります。大きく分けると以下のようなパターンがあります。

1. 願書提出時に一緒に提出

2. 一次試験(筆記試験)の当日に提出

3. 一次試験合格後、二次試験(面接)までに提出

4. 二次試験(面接)当日に提出

国家公務員の場合は、多くが面接試験当日にエントリーシート(面接カード)を持参する形式です。地方公務員は自治体によって様々なので、必ず募集要項をよく確認しましょう。

提出方法も、手書きで記入する場合とWEB上で入力する場合があります。手書きの場合は、丁寧な文字で書くことを心がけてください。

エントリーシートの主な記入項目

公務員試験のエントリーシートには、主に以下のような項目があります。

1. 基本情報(氏名、学歴、職歴など)

2. 志望動機

3. 自己PR

4. 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)

5. 長所・短所

6. 趣味・特技

7. 卒業論文のテーマ

8. 公務員になってやりたい仕事

9. 最近関心のあること

これらの項目は自治体や職種によって多少の違いがありますが、基本的には志望動機と自己PRが中心となります。

志望動機の書き方

志望動機は、エントリーシートの中でも特に重要な項目です。ここでは「なぜ公務員を目指すのか」「なぜその自治体や職種を選んだのか」を明確に伝える必要があります。

以下のポイントを押さえて、説得力のある志望動機を書きましょう。

1. 公務員の仕事内容や役割をよく理解する

まずは、公務員の仕事について十分に理解していることをアピールしましょう。志望する自治体や職種の具体的な業務内容、取り組んでいる施策などをリサーチし、それらに対する自分の考えを述べることが大切です。

2. 地域への思いを伝える

特に地方公務員の場合、その地域に対する思い入れや貢献したい気持ちを伝えることが重要です。地元出身者であれば、地元愛をアピールしましょう。地元出身でなくても、その地域の魅力や課題について自分なりの考えを述べることができれば好印象です。

3. 公共への奉仕精神をアピールする

公務員は利益追求ではなく、公共の利益のために働く職業です。住民のために尽くしたい、社会に貢献したいという思いを具体的に述べましょう。

4. 自分の経験や強みを関連付ける

自分のこれまでの経験や強みが、公務員としてどのように活かせるかを具体的に説明しましょう。ボランティア活動や学生時代の経験など、公共性のある活動経験があれば積極的にアピールしてください。

5. 将来のビジョンを示す

単に「公務員になりたい」だけでなく、公務員として何を実現したいのか、どのように社会に貢献したいのかという将来のビジョンを示すことで、志望度の高さをアピールできます。

志望動機を書く際は、「安定しているから」「給料がいいから」といった理由は避けましょう。これらは本音かもしれませんが、面接官の印象は良くありません。公共のために働きたいという熱意や、具体的な貢献への意欲を示すことが重要です。

自己PRの書き方

自己PRでは、あなたの強みや特徴を効果的にアピールします。以下のポイントを押さえて、印象に残る自己PRを作成しましょう。

1. 自己分析をしっかり行う

自分の強みや特徴を客観的に分析することから始めましょう。学生時代の経験、アルバイト、部活動、ボランティアなど、様々な経験を振り返り、そこから得られた学びや成長を整理します。

2. 公務員に求められる資質を意識する

公務員に求められる資質(例:責任感、協調性、柔軟性、問題解決能力など)を意識し、自分のどの部分がそれに合致するかを考えましょう。

3. 具体的なエピソードを交える

単に「〇〇な性格です」と言うだけでは説得力に欠けます。具体的なエピソードを交えて、あなたの強みがどのように発揮されたのかを説明しましょう。

4. 数字や第三者の評価を活用する

可能であれば、具体的な数字や第三者からの評価を盛り込むことで、客観性と説得力が増します。

5. 公務員の仕事に結びつける

アピールした強みが、公務員としてどのように活かせるかを具体的に説明しましょう。

自己PRを書く際は、1つの強みを深掘りして説明するか、複数の強みをバランスよく紹介するかを選びます。どちらの方法を選んでも、「公務員としてどう活かせるか」という視点を忘れずに書くことが大切です。

エントリーシート作成時の注意点

エントリーシートを作成する際は、以下の点に注意しましょう。

1. 文字数や形式を守る

指定された文字数や形式は必ず守りましょう。はみ出したり、極端に少なかったりすると、ルールを守れない人だと思われかねません。

2. 読みやすさを意識する

文字の大きさや行間など、読みやすさを意識して書きましょう。手書きの場合は特に、丁寧な文字で書くことが重要です。

3. 具体的に書く

抽象的な表現ではなく、具体的なエピソードや数字を交えて書くことで説得力が増します。

4. 一貫性を保つ

エントリーシート全体を通して、一貫したメッセージや印象を与えられるよう心がけましょう。

5. 面接を意識して書く

エントリーシートの内容は面接で質問されることが多いです。面接で詳しく説明できる内容を書くようにしましょう。

6. 誤字脱字をチェックする

提出前に必ず誤字脱字のチェックを行いましょう。可能であれば、第三者にも確認してもらうと良いでしょう。

7. オリジナリティを出す

ありきたりな表現や、誰にでも当てはまるような内容は避け、あなたらしさが伝わる内容を心がけましょう。

エントリーシートの例文

ここでは、志望動機と自己PRの例文を紹介します。あくまで参考例ですので、自分の言葉で書くことを忘れずに。

【志望動機の例文】

「私が〇〇市役所を志望したのは、地域住民の生活をより豊かにする仕事に携わりたいと考えたからです。大学時代にボランティアとして〇〇市の子ども食堂に関わった経験から、行政サービスが地域社会に与える影響の大きさを実感しました。特に、〇〇市が力を入れている子育て支援や高齢者福祉の分野に興味があります。

現在、〇〇市は少子高齢化や人口減少という課題に直面していますが、私はこれらの課題を解決し、誰もが安心して暮らせるまちづくりに貢献したいと考えています。大学で学んだ社会福祉の知識や、ボランティア活動で培ったコミュニケーション能力を活かし、市民一人ひとりの声に耳を傾けながら、きめ細やかな行政サービスを提供していきたいです。

将来的には、〇〇市の特色である自然環境を活かした地域活性化策を企画・実行し、若い世代にも魅力的なまちづくりに取り組みたいと考えています。」

【自己PRの例文】

「私の強みは、粘り強さと柔軟な発想力です。この強みは、大学3年次に取り組んだ地域活性化プロジェクトで遺憾なく発揮されました。

当初、地域住民の参加が少なく、プロジェクトの存続が危ぶまれる状況でしたが、私は諦めずに粘り強くアプローチを続けました。住民一人ひとりと対話を重ね、ニーズを丁寧に聞き取る中で、従来のイベント形式ではなく、SNSを活用した新しい形の地域交流の仕組みを提案しました。

この柔軟な発想により、若い世代の参加が増え、最終的にはプロジェクトへの参加者が当初の3倍に増加。地域の方々から「若い人の意見を聞けて新鮮だった」という評価をいただきました。

この経験から、粘り強く取り組むことと、状況に応じて柔軟に対応することの重要性を学びました。公務員として働く上でも、長期的な視点を持ちつつ、社会の変化に柔軟に対応できる人材になりたいと考えています。住民の皆様の声に真摯に耳を傾け、新しい発想で課題解決に取り組んでいく所存です。」

まとめ

公務員試験のエントリーシートは、あなたの人物像を伝える重要なツールです。志望動機や自己PRを通じて、公務員としての適性や意欲をしっかりとアピールしましょう。

エントリーシート作成のポイントをまとめると以下になります。

1. 公務員の仕事への理解を深める

2. 具体的なエピソードを交えて書く

3. 公共への奉仕精神をアピールする

4. 自分の強みと公務員の仕事を結びつける

5. 面接を意識して書く

6. 読みやすさと誠実さを意識する

これらのポイントを押さえつつ、あなたらしさが伝わるエントリーシートを作成してください。

エントリーシートは面接官があなたを知るための最初の窓口です。ここでしっかりとアピールできれば、面接でより深い議論ができる可能性が高まります。

公務員試験は長丁場ですが、一つ一つの関門を着実にクリアしていけば、必ず合格への道が開けます。エントリーシート対策をしっかり行い、自信を持って試験に臨んでください。

最後に、エントリーシート作成で困ったときのアドバイスをいくつか紹介します。

1. 先輩や知人に見てもらう

一人で考えていると、どうしても客観性に欠けてしまうことがあります。信頼できる先輩や知人に見てもらい、率直な意見をもらうのも良いでしょう。

2. 添削サービスを利用する

プロの添削サービスを利用するのも一つの手です。客観的な視点からアドバイスをもらえるので、より効果的なエントリーシートに仕上げられる可能性が高まります。

3. 自治体のホームページをチェックする

志望する自治体のホームページには、その自治体の特徴や取り組んでいる施策などが詳しく載っています。これらの情報を参考にすることで、より具体的で説得力のある志望動機が書けるでしょう。

4. OB・OG訪問を活用する

可能であれば、志望する自治体や職種のOB・OGに話を聞くのも効果的です。実際の仕事内容や求められる資質などを知ることができ、より具体的なイメージを持ってエントリーシートを書くことができます。

5. 時間をかけて練り上げる

エントリーシートは一朝一夕では完成しません。時間をかけて何度も推敲し、ブラッシュアップしていくことが大切です。提出期限に余裕を持って取り組むようにしましょう。


公務員試験のエントリーシート対策は、単なる書類作成以上の意味があります。エントリーシートを作成する過程で、自分自身を深く見つめ直し、公務員という職業について真剣に考えることができるのです。

この機会を通じて、「なぜ公務員になりたいのか」「公務員としてどのように社会に貢献したいのか」という問いに向き合ってください。そうすることで、より説得力のあるエントリーシートが書けるだけでなく、面接試験や今後の公務員人生にも良い影響を与えるはずです。

公務員試験は決して楽な道のりではありませんが、しっかりと準備を重ねれば必ず道は開けます。エントリーシート対策を通じて、自分の志望理由や強みを明確にし、自信を持って試験に臨んでください。

みなさんの健闘を心から祈っています!頑張ってください!

追伸

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また、この記事を読んで公務員になりたいと思った方には、「公務員になるには【半年で安定を勝ち取るために今あなたがやるべきこと】」の記事が参考になるかと思います。

僕の元公務員としての経験や、現在のキャリアアドバイザーとしての知識をもとに書きました。

「将来が不安だなぁ…」と漠然と感じていた20代の僕を救い出してくれたのが公務員試験です。公務員試験への感謝の気持ちも込めて書いた記事です。

過去の僕と同じように将来に不安を感じている多くの方に、この記事が届くことを願っています。

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