【公務員試験】文章理解の効率的な攻略法!英語・現代文・古文の対策はどこまで必要?

こんにちは、元公務員のまさちゃんです。

今回は公務員試験の「文章理解」について、僕の体験を踏まえた効率的な対策方法を解説していきます。

「文章理解にどれくらい時間をかけるべき?」

「英語が苦手だけど、捨て科目にしても大丈夫?」

「現代文や古文の対策はどこまで必要?」

こういった疑問を持っている受験生は多いと思います。

確かに文章理解、特に英語は、公務員試験の中でも苦手意識を持つ人が多い科目です。「英語は捨ててしまおうかな」と考える受験生も少なくありません。

実は、僕自身も公務員試験を受験したときに英語を捨てるか悩んだ経験があります。結論から言えば、受験する試験区分や自分の得意不得意によっては、英語を捨て科目にすることも十分検討に値します。ただし、それには条件があります。

この記事では、文章理解、特に英語を捨てるべきかどうか、効果的な勉強法や対策のコツを詳しく解説していきます。

読み終わる頃には、文章理解への向き合い方が明確になり、効率的に得点アップを目指せるはずです。それでは、さっそく本題に入っていきましょう!

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目次

公務員試験における文章理解の位置づけ

文章理解は、ほとんどの公務員試験で出題される重要科目です。英語、現代文、古文(一部の試験のみ)が含まれます。

出題数は試験によって異なり、例えば以下の通りです。

・国家総合職: 10問(全30問中)

・国家一般職: 10問(全30問中)

・特別区: 英語4問、現代文5問(全40問中)

・地方上級(全国型): 英語5問、現代文3問、古文1問(全50問中)

これを見ると、文章理解の問題は全体の20%以上を占めていることがわかりますね。国家一般職では10問が文章理解で、これは全体の33.3%に当たります。

特に英語と現代文は、ほぼすべての試験で一定数出題されており、その重要度はとても高いと言えます。一方で、古文については出題数が少なく、多くの試験では出題されないため、対策の優先度は低めに設定しても問題ないですね。

文章理解で出題される問題のパターンとしては、主に以下の4つになります。

1. 内容把握:文章の内容と合致するものを選ぶ問題

2. 要旨把握:文章の要旨や筆者の主張を問う問題

3. 空欄補充:空欄に入る適切な語句を選ぶ問題

4. 文章整序:バラバラになった文章を正しく並べ替える問題

これらの中でも特に頻出なのが「内容把握」と「要旨把握」です。英語も現代文も、この2つの形式で多くの問題が出題されます。

「内容把握」は比較的取り組みやすい問題が多いのですが、「要旨把握」は筆者の主張を正確に読み取る必要があるため、少し難しく感じる人も多いかもしれません。

公務員試験は全体の時間制限が設定されているため、文章理解に時間をかけすぎると他の科目を解く時間が削られてしまいます。そのため、素早く正確に問題を解く能力が求められます。長文を効率よく読み、必要な情報を素早く見つけ出すスキルを身につけることが重要です。

したがって、文章理解、特に英語と現代文は公務員試験においてとても重要な位置を占めており、効果的かつ効率的な対策が合格への近道となる可能性が高いと言えるでしょう。問題演習を通して、読解力とスピードを鍛えておくことが大切です。

英語は捨てるべき?それとも対策すべき?

「英語が苦手だから心配…」という人も多いと思います。確かに、英語を捨てても合格できる可能性はあります。僕自身、英語を捨てて合格しました。

ですが、これは個人の得意不得意によって大きく変わってきます。僕の場合は、数的処理系の科目が得意だったので、英語を捨てても問題なかったという話です。

英語を捨てるかどうかは、自分の得意不得意や志望先の試験傾向をよく考えて決める必要があります。

英語を捨てるメリット

1. 他の重要科目の勉強時間を確保できる

2. 苦手意識によるストレスから解放される

3. 得意な科目に集中できるので、全体的な得点アップが期待できる

英語を捨てない方がいい人

1. 英語が得意な人

2. 数的処理が苦手な人

数的処理が得意な人なら、英語を捨てて数的処理に時間を使うのも一つの戦略です。ですが数的処理が苦手な人が英語まで捨ててしまうのは危険です。

英語が得意な人や、数的処理が苦手な人は、むしろ英語をしっかり対策して得点源にすることを考えましょう。過去問を解いてみて、ある程度の手応えがあれば、英語で点数を稼ぐ戦略も十分にアリです。

結局のところ、自分の得意な科目を中心に点数を稼ぐのが最も効率的な戦略です。英語を捨てるにしても対策するにしても、他の科目とのバランスを考えて決めてください。

そして、英語を捨てる場合は、他の科目でしっかりと得点を稼ぐ必要があります。特に数的処理は、集中的に勉強することをおすすめします。

捨て科目については以下の記事にまとめているので、こちらも参考にしてみてください。

現代文の効率的な対策法

現代文はある程度の得点を取る必要がある科目ですが、そこまで時間をかけて対策する必要はありません。僕の場合、以下のような対策で十分でした。

1. スーパー過去問ゼミを読んで、解き方のコツを理解する

2. 過去問を解いて、問題の傾向をつかむ

3. 時間を計って解く練習をする

ポイントは、「解き方のコツを知る」ことと「問題に慣れる」ことです。それ以上に深く勉強する必要はないと思います。

特に意識すべきは以下の点です。

a) 筆者の主張を意識して読む

現代文の問題では、筆者が何を言いたいのかを理解することが重要です。文章全体を通して、筆者の主張を常に意識しながら読むクセをつけましょう。

具体的なコツ

・冒頭と結論部分に注目する

・繰り返し出てくるキーワードをチェックする

・「つまり」「要するに」などの言葉の後に重要な内容が来ることが多い

b) キーワードや接続詞に注目する

文章の論理展開を理解するには、キーワードや接続詞が重要です。これらに注目することで、文章の構造が見えやすくなります。

具体的なコツ

・重要そうな名詞や動詞にマーカーを引く

・「しかし」「そのため」「一方で」などの接続詞に注目する

・段落の最初と最後の文を意識的に読む

c) 選択肢から読むクセをつける

現代文の問題、特に内容把握問題では、選択肢の方から目を通すことで、文章の大まかな内容が予想できます。内容が予想できれば、本文の中で選択肢に関連する部分に素早く気付けるので、回答スピードを上げることができます。

具体的なコツ

・まず選択肢を読む:これにより、文章の大まかな内容が予測でき、時間短縮になります。

・次に本文を読む:選択肢の内容を念頭に置きながら本文を読むことで、関連する情報に素早く気づくことができます。

・最後に選択肢を吟味する:本文の内容と照らし合わせながら、正しい選択肢を選びます。

この方法を使うことで、長文を全て読んでから選択肢を考えるよりも、効率的に問題を解くことができます。練習の段階から、この解き方に慣れておきましょう。


これらを意識しながら過去問を解くだけで、ある程度の得点は狙えます。

古文は捨ててOK

古文は出題頻度がとても低いです。地方上級試験などで1問程度出る程度で、多くの試験では出題されません。

なので捨ててOKです。

出題頻度が低い科目に時間をかけるより、他の重要科目の対策に時間を使った方が効率的です。

文章理解のおすすめの参考書・問題集

文章理解の勉強には、適切な参考書や問題集を選ぶことも重要です。ここでは、僕が実際に使って効果的だった教材を紹介します。

おすすめの参考書・問題集

『公務員試験 新スーパー過去問ゼミ 文章理解・資料解釈』

これが僕のおすすめです。豊富な過去問と丁寧な解説が魅力で、重要度も明記されているので、効率的に学習できます。レジュメも充実しているので、これ1冊で文章理解の対策がほぼ完結します。

独学で文章理解を攻略するなら、このスーパー過去問ゼミを中心に勉強を進めるのが最も効果的だと僕は思います。

独学では理解が難しいと感じた場合には、通信講座の利用をおすすめします。

通信講座のメリット

・専門家による丁寧な解説が聞ける

・質問ができるので疑問点をすぐに解決できる

・隙間時間を活用して効率的に勉強できる

・予備校に通うよりも安く済む


特に、現代文の要旨把握問題は、通信講座の解説を聞いて「なるほど!」と思うことが多いです。プロの視点から文章の構造や論理展開を解説してもらえるので、自分一人では気づかなかった読み方のコツを学べます。

僕が受験生だった頃は予備校に通いましたが、今はコロナ禍を経て通信講座も充実してきているので、今から講座を受講するなら、わざわざ予備校に通わずに通信講座で十分ですね。

よくある質問(FAQ)


最後に、文章理解の勉強に関してよくある質問とその回答をまとめておきます。

Q1. 英語を完全に捨てても本当に大丈夫ですか?

A1. はい、大丈夫です。僕自身、英語を捨てて合格できました。ただし、他の科目でしっかり得点を稼ぐ必要があります。特に数的処理に力を入れましょう。

Q2. 現代文の勉強時間の目安は?

A2. 週に1〜2時間程度で十分だと思います。それ以上時間をかけるより、他の重要科目に時間を使いましょう。ただし、日頃から新聞や質の高い雑誌を読む習慣をつけると、自然と読解力が身につきます。

Q3. 古文の対策はどこまで必要ですか?

A3. ほとんど必要ありません。出題頻度が低いので、捨ててしまってもOKです。対策するにしても、基本的な解き方を理解する程度で大丈夫です。

Q4. スーパー過去問ゼミだけで文章理解の対策は十分ですか?

A4. 十分ですね。

スーパー過去問ゼミは文章理解の対策にとても効果的な教材です。豊富な過去問と詳細な解説があるため、これ一冊でかなりの対策ができます。特に、解き方のコツや頻出パターンを学ぶには最適です。

スー過去で難しいと感じた場合には、通信講座の利用も検討してみてください。

Q5. 文章理解の勉強のモチベーションが上がりません。どうすればいいですか?

A5. そういう日もあります。少しずつでも毎日継続することが大切です。短い時間でも良いので、毎日文章に触れる習慣をつけることで、徐々に読解力が向上していくのを実感できるはずです。

やる気が出ない、モチベーションが上がらないときの対処法は、以下の記事にまとめています。参考にしてみてください。

まとめ

文章理解の対策について、僕の経験を踏まえて解説しました。ポイントをまとめておきます。

・英語は思い切って捨てるのもあり

・英語を捨てる場合には、数的処理で稼ぐ必要あり

・現代文は解き方のコツを押さえて、問題に慣れる程度でOK

・古文は捨ててもOK

・スーパー過去問ゼミを中心に、効率的に対策する

文章理解は出題数が多く、重要度の高い科目です。しかし、適切な学習戦略を立てることで、十分に攻略可能な科目でもあります。

重要なのは、自分の志望する試験区分や得意不得意を考慮して、文章理解にどの程度力を入れるか判断することです。公務員試験は範囲が広いので、効率的な勉強が大切です。文章理解に時間をかけすぎて、他の重要科目の対策が疎かにならないよう注意してください。

皆さんの努力が実を結び、希望の職に就けることを心から応援しています。頑張ってください!

追伸

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また、この記事を読んで公務員になりたいと思った方には、「公務員になるには【半年で安定を勝ち取るために今あなたがやるべきこと】」の記事が参考になるかと思います。

僕の元公務員としての経験や、現在のキャリアアドバイザーとしての知識をもとに書きました。

「将来が不安だなぁ…」と漠然と感じていた20代の僕を救い出してくれたのが公務員試験です。公務員試験への感謝の気持ちも込めて書いた記事です。

過去の僕と同じように将来に不安を感じている多くの方に、この記事が届くことを願っています。

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