【公務員試験】政治学の勉強法を徹底解説!独学で高得点を狙う方法

こんにちは、元公務員のまさちゃんです。

今回は公務員試験の政治学について、効率的な勉強法や押さえるべきポイントを徹底解説していきます。

「政治学ってどんな科目なの?」

「独学で政治学の勉強って可能なの?」

「政治学の参考書や問題集、どれを選べばいいんだろう?」

こんな疑問や不安を抱えている公務員受験生も多いのではないでしょうか。

確かに、政治学は公務員試験の中でも範囲が広く、暗記事項も多い科目です。学生時代に政治学を学んだことがない人にとっては、特に取っつきにくく感じるかもしれません。

ですが適切な方法で効率よく勉強すれば、政治学は十分に攻略可能です。

僕は公務員試験を受けたとき、政治学で高得点を取ることができ、無事に合格を勝ち取りました。その経験を踏まえて、独学でも効率よく点数アップできる方法をお伝えしていきます。

この記事を読めば、政治学への苦手意識が薄れ、効率的に得点アップを目指せるはずです。それでは、さっそく本題に入っていきましょう!

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目次

公務員試験における政治学の位置づけ

まずは公務員試験での政治学の位置づけについて確認しておきましょう。

政治学は、多くの公務員試験で出題される重要科目です。国家公務員試験はもちろん、地方上級や市役所など、ほぼすべての試験で政治学の知識が問われます。

具体的な出題数を見てみると以下の通りです。

・国家総合職(政治・国際区分): 10問/40問(必須)

・国家一般職: 5問/40問(選択)

・特別区: 5問/40問(選択)

・地方上級(全国型): 2問/40問(必須)

・市役所: 2問/40問(必須)

このように、専門試験全体の約5〜25%を占める重要科目となっています。

さらに政治学は、教養試験の政治・経済分野でも関連問題が出題されることがあります。つまり、政治学の知識は一石二鳥で活用できるコスパの良い科目とも言えます。

まとめると、政治学は公務員試験において以下の特徴があるというわけです。

1. ほぼすべての試験で出題される

2. 配点が比較的高い

3. 教養試験でも使える知識が身につく

だからこそ、効率的に高得点を狙える政治学は、公務員試験突破の強い味方になります。

政治学を捨て科目にしてもいいの?

政治学は確かに多くの公務員試験で出題される科目ですが、受験戦略によっては捨て科目にすることも検討できます。以下のような場合は、政治学を捨て科目にするのも一つの選択肢です。

・他の主要科目(憲法、行政法、経済学など)に自信がない場合

・試験までの時間が限られており、全科目を満遍なく対策する余裕がない場合

・志望する試験区分で政治学の配点が比較的低い場合

ただし、捨て科目にする場合でも、最低限の対策はしておくことをおすすめします。例えば、頻出テーマだけでも押さえておくなど、「完全に白紙」という状態は避けましょう。

また、教養試験でも政治分野の問題が出題されることがあるため、ある程度の基礎知識は必要です。完全に捨てるのではなく、「他の科目より優先度を下げる」程度の位置づけにするのが賢明でしょう。

捨て科目については以下の記事にまとめているので、参考にしてみてください。

政治学の出題範囲と特徴

次に、政治学の出題範囲と特徴について見ていきましょう。

政治学の出題範囲は大きく分けて7つあります。

1. 政治学の基礎

2. 政治制度

3. 政治の動態

4. 政治の意識と行動

5. 政治の思想

6. 政治の理論

7. 政治の歴史

それぞれの分野から、以下のような内容が出題されます。

政治学の基礎

・権力論

・リーダーシップ論

政治制度

・選挙制度

・政党制度

・議会制度

政治の動態

・政策過程

・官僚制

・圧力団体

政治の意識と行動

・政治参加

・世論

政治の思想

・古典的政治思想(プラトン、アリストテレスなど)

・近代政治思想(ロック、ルソーなど)

政治の理論

・民主主義理論

・権力分立論

政治の歴史

・日本政治史

・欧米政治史

政治学の特徴として、以下の3点が挙げられます。

1. 暗記事項が多い

2. 範囲が広い

3. 知らない学者名や理論が頻出する

これらの特徴から、政治学は学習が難しいと感じる人も多いです。膨大な量の暗記事項を覚えなければならない上に、出題範囲が広く、さらにどれだけ学習しても初見の学者名や理論が出てくることがあるからです。

例えば、多くの学者の名前や理論、歴史的な出来事など、単純に暗記しなければならない事項が非常に多いです。また、政治制度から政治思想まで幅広い分野をカバーしているため、学習範囲が広大です。そして、いくら勉強しても、試験で初めて目にする学者名や理論が出題されることもあり、全てを完璧に対策するのは難しいのが現状です。

ただし、出題傾向はある程度決まっているので、重要な分野を押さえれば十分に高得点を狙えます。特に「選挙制度」「政党」「リーダーシップ論」「民主主義理論」は、毎年のように出題される超重要分野なので、しっかり対策しておきましょう。

これらの特徴を理解した上で、効率的な学習計画を立てることが、政治学攻略の鍵となります。暗記と理解のバランスを取りながら、幅広い範囲をカバーし、未知の内容にも対応できる基礎力を身につけていく必要があります。

独学で政治学を攻略するための勉強法

政治学を独学で攻略するには、以下のような方法が効果的です。

Step1: 基本事項をインプットする

まずは、スーパー過去問ゼミを使って政治学の基本的な概念や理論をインプットしていきましょう。この段階では深く考えすぎず、「こういう概念があるんだな」程度の理解で構いません。全体像を掴むことが目的です。

Step2: 過去問を解きまくる

基本事項をある程度押さえたら、すぐに過去問演習に移ります。ここが最も重要なステップです。とにかく多くの問題に触れることで、出題傾向や頻出分野を体感的に理解していきます。

Step3: 知らない知識は都度インプット

過去問を解いていく中で、知らない概念や学者名に出会ったら、そこで初めてインプットします。スーパー過去問ゼミの解説を読んだり、必要に応じてインターネットで調べたりしてください。

Step4: 繰り返し復習する

間違えた問題や自信がなかった問題は、定期的に見直しましょう。ただし、あまり細かいところにこだわりすぎず、重要度の高い分野を中心に復習することが大切です。

この方法で勉強を進めれば、効率的に政治学の対策ができるはずです。


繰り返しますが、政治学は範囲が広いので、どれだけ深く勉強したとしても、本番で見たことも聞いたこともないような学者の名前や理論が出題されることがよくあります。そういった問題は、あなただけでなく、他の多くの受験生も正解できない問題です。そういうものだと思っておきましょう。

また、政治学は暗記だけでなく、概念や理論の理解も重要です。単に知識を詰め込むのではなく、「なぜそうなのか」「どういう意味があるのか」を考えながら学習を進めることで、より深い理解と記憶の定着につながります。

政治学のおすすめ参考書・問題集

政治学の勉強には、適切な参考書や問題集を選ぶことも重要です。ここでは、僕が実際に使って効果的だった教材を紹介します。

おすすめの参考書・問題集

『公務員試験 新スーパー過去問ゼミ 政治学』

これが僕のおすすめです。豊富な過去問と丁寧な解説が魅力で、重要度も明記されているので、効率的に学習できます。レジュメも充実しているので、これ1冊で政治学の対策がほぼ完結します。

独学で政治学を攻略するなら、このスーパー過去問ゼミを中心に勉強を進めるのが最も効果的だと僕は思います。

ただし、政治学は難しい科目なので、独学だけでは理解が難しい部分も出てくるかもしれません。そんなときは、通信講座の利用をおすすめします。

通信講座のメリット

・専門家による丁寧な解説が聞ける

・質問ができるので疑問点をすぐに解決できる

・隙間時間を活用して効率的に勉強できる

・予備校に通うよりも安く済む

特に政治学のような暗記が多い科目は、通信講座を活用することで理解度が格段に上がります。

僕が受験生だった頃は予備校に通いましたが、先生の語呂合わせや雑談に、暗記を助けてもらいました。おかげで国家一般職の試験では満点が取れました。ありがとう、先生。

今はコロナ禍を経て通信講座も充実してきているので、今から講座を受講するなら、わざわざ予備校に通わずに通信講座で十分ですね。

よくある質問(FAQ)

最後に、政治学の勉強に関してよくある質問とその回答をまとめておきます。

Q1. 政治学は暗記が多くて大変そうですが、どう勉強すればいいですか?

A1. 政治学は確かに覚えることが多い科目ですが、ただ暗記するだけでは効果的ではありません。重要なのは、概念や理論の背景にある考え方を理解することです。

具体的な事例を想像しながら学習すると、理解が深まり記憶に定着しやすくなります。例えば、選挙制度について学ぶ際は、実際の選挙の様子を思い浮かべながら、その制度がどのような影響を与えるかを考えてみるといいでしょう。

また、関連する概念をまとめて覚えるのも効果的です。例えば、「民主主義」に関連する理論や学者をひとまとまりで覚えるといった具合です。

Q2. 政治学はいつから勉強を始めればいいですか?

A2. 政治学の勉強開始時期は、主要科目の学習状況や全体の試験対策スケジュールによって変わってきます。

一般的には、憲法や行政法といった法律系科目、そして経済学などの主要科目の基礎固めを終えてから、政治学の勉強を始めるのが良いでしょう。これらの主要科目は出題数も多く、得点への影響が大きいため、まずはこちらを優先的に学習することをおすすめします。

また、政治学は行政学との関連性が高いので、行政学と並行して勉強を進めるのも効果的です。両科目には重複する内容も多いため、同時期に学習することで効率よく知識を身につけることができます。

Q3. 政治学の勉強にはどのくらいの期間が必要ですか?

A3. 政治学の勉強期間は、集中的に取り組むなら1ヶ月程度が目安です。この期間で基本的な概念や重要理論を押さえ、過去問演習を中心に学習を進めるのが効率的です。

政治学は範囲が広いので、細かいところまで追い始めるとキリがありません。1ヶ月程度で仕上げるのがベストかと思います。それ以上の期間をかけるのは、他の重要科目の学習時間を削ることになるので、あまりおすすめできません。

Q4. スーパー過去問ゼミだけで政治学の対策は十分ですか?

A4. スーパー過去問ゼミはとても良い教材ですが、それだけで完璧というわけではありません。特に難しい概念や応用問題については、通信講座などを併用することで、より確実な理解につながります。

ただし、時間や予算に制約がある場合は、スーパー過去問ゼミを中心に勉強しても十分な対策になります。その場合は、分からない点があれば、インターネットで調べたり、時事問題に関する新書を読んだりして補完するようにしましょう。

Q5. 政治学の勉強のモチベーションが上がりません。どうすればいいですか?

A5. 政治学は日常生活や社会の仕組みと密接に関わる学問です。学んでいる内容が、実際の政治や社会にどのように適用されるのかを考えながら勉強すると、興味が湧きやすくなります。

例えば、選挙制度について学ぶ際は、実際の選挙結果がどのように変わる可能性があるか考えてみるのも良いでしょう。

やる気が出ない、モチベーションが上がらないときの対処法は、以下の記事にまとめています。参考にしてみてください。

まとめ

ここまで、公務員試験における政治学の攻略法について解説してきました。重要なポイントをまとめます。

1. 政治学は公務員試験の主要科目の1つで、配点も高い

2. 政治制度、政治理論、政治思想が主な出題範囲

3. スーパー過去問ゼミを中心に勉強するのが効率的

4. 暗記だけでなく、考え方の理解が大切

5. 必要に応じて通信講座も活用すると理解が深まる

政治学は確かに範囲が広く、学習量も多い科目です。でも、コツコツと勉強を積み重ねていけば、必ず得意になれます。

重要なのは、単に暗記するのではなく、なぜそのような制度や理論があるのか、どのような場面で適用されるのかを考えながら学習を進めることです。そうすることで、断片的な知識がつながり、政治学全体の体系が見えてくるはずです。

この記事を参考に、ぜひ効率的な学習を進めてくださいね。政治学の学習は大変かもしれませんが、その分だけ達成感も大きいはずです。みなさんの頑張りが実を結び、公務員試験に合格されることを心から願っています。がんばってください!

追伸

この記事が役に立ったと思った方は、SNSなどでシェアしていただけると嬉しいです。一人でも多くの方に、公務員試験のリアルな情報が届きますように!

また、この記事を読んで公務員になりたいと思った方には、「公務員になるには【半年で安定を勝ち取るために今あなたがやるべきこと】」の記事が参考になるかと思います。

僕の元公務員としての経験や、現在のキャリアアドバイザーとしての知識をもとに書きました。

「将来が不安だなぁ…」と漠然と感じていた20代の僕を救い出してくれたのが公務員試験です。公務員試験への感謝の気持ちも込めて書いた記事です。

過去の僕と同じように将来に不安を感じている多くの方に、この記事が届くことを願っています。

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