【公務員試験】逆質問で合格を勝ち取る!面接官を唸らせる回答例と注意点

こんにちは、まさちゃんです!

今回は公務員試験の面接で高確率で聞かれる「逆質問」について、詳しく解説していきます。

「逆質問って何を聞けばいいの?」

「変な質問をして減点されたらどうしよう…」

「他の受験生と差をつけられる質問はないかな?」

こんな悩みを抱えている受験生の皆さん、安心してください!この記事を読めば、逆質問のコツがバッチリ掴めますよ。

それでは早速、逆質問について詳しく見ていきましょう!

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逆質問とは?面接官の意図を理解しよう

逆質問とは、面接の最後に面接官から「何か質問はありますか?」と聞かれる場面のことです。ここで受験生から面接官に質問をする機会が与えられます。

一見すると単なる時間調整のように思えるかもしれませんが、実は面接官はこの逆質問を通じて以下のようなことを見ています。

1. 志望度・熱意

2. コミュニケーション能力

3. 思考力・判断力

4. 自治体・仕事への理解度

つまり、逆質問は立派な選考項目の1つなんです。ここでいい印象を与えられれば、合格に大きく近づくことができますよ。

逆に、「特にありません」と答えたり、意味のない質問をしてしまうと、せっかくのアピールのチャンスを逃してしまいます。

なので逆質問はしっかり準備しておくようにしましょう。

逆質問の基本パターン5選

では、実際にどんな逆質問をすればいいのでしょうか?

ここでは、オーソドックスな逆質問のパターンを5つ紹介します。

①仕事内容に関する質問

「○○部署では具体的にどのような業務を行っているのでしょうか?」

仕事への関心をアピールできる質問です。ただし、HPなどで簡単に調べられる内容は避けましょう。

②求める人物像に関する質問

「○○市役所では、どのような人材を求めていますか?」

自治体の理念や方針への理解を示せます。ただし、採用要項に明記されているような一般的な内容は避けましょう。

③キャリアパスに関する質問

「入庁後、どのようなキャリアパスが一般的でしょうか?」

長期的な視点を持っていることをアピールできます。ただし、昇進や給与に関する直接的な質問は避けましょう。

④研修制度に関する質問

「新人職員向けにはどのような研修制度がありますか?」

学ぶ意欲をアピールできます。ただし、「研修はありますか?」といった単純な質問は避けましょう。

⑤自治体の課題に関する質問

「○○市の人口減少問題について、市としてどのような対策を考えていますか?」

自治体への理解と問題意識をアピールできます。ただし、批判的な内容や答えにくい質問は避けましょう。


これらは基本的なパターンですが、そのまま使うのではなく、自分なりにアレンジを加えることが大切です。

次は、もう一歩踏み込んだ、面接官を唸らせる逆質問の例を見ていきましょう。

面接官を唸らせる逆質問の回答例

ここからが本題です。基本パターンを押さえたうえで、さらに一歩踏み込んだ逆質問をすることで、面接官に強烈な印象を残すことができます。

以下に、特におすすめの逆質問の例を3つ紹介します。

①多様な経験を求める質問

「私は○○業務に興味がありますが、自分の適性を見極めるためにも様々な部署で経験を積みたいと考えています。○○市では、定年までにおおよそ何部署程度を経験できるのでしょうか?」

この質問の良い点
  • やりたい仕事だけでなく、幅広い経験を求める姿勢をアピールできる
  • 長期的なキャリアビジョンを持っていることを示せる
  • 「定年まで」と言及することで、長く働く意思をアピールできる

②自己成長と組織貢献を結びつける質問

「私は○○のスキルを活かして貢献したいと考えていますが、一方で△△の分野にも関心があります。職員の自己啓発や学びなおしを、市の施策にどのように活かしていく方針でしょうか?」

この質問の良い点
  • 自己成長への意欲と組織貢献への意識をアピールできる
  • 具体的なスキルや関心分野に言及することで、自己分析ができていることを示せる
  • 市の方針に関心を持っていることをアピールできる

③面接官の経験から学ぶ質問

「面接官の皆様が新人職員だった頃と比べて、現在の○○市の仕事環境や求められる能力で、特に変化したと感じる点はありますか?」

この質問の良い点
  • 面接官の経験を尊重する姿勢を示せる
  • 仕事環境の変化に対する関心をアピールできる
  • 柔軟な適応力があることを暗に示せる

これらの質問は、単に情報を得るだけでなく、自分の強みや意欲、考え方をさりげなくアピールできる内容になっています。

ただし、これらの例をそのまま使うのではなく、自分の言葉で語れるようにアレンジすることが大切です。また、面接全体の流れを踏まえて、その場に合った質問を選ぶことも重要ですよ。

絶対に避けるべきNG質問3選

逆質問では、良い印象を与えるチャンスがある一方で、悪い印象を与えてしまうリスクもあります。

ここでは、絶対に避けるべきNG質問を3つ紹介します。

①給与や福利厚生に関する質問

「初任給はいくらですか?」

「有給休暇は何日ありますか?」

このような質問は、仕事内容よりも待遇を重視しているような印象を与えてしまいます。公務員を志望する動機として適切ではありません。

②容易に調べられる質問

「○○市の人口は何人ですか?」

「市役所の職員数は何人ですか?」

こういった基本情報は、自治体のHPなどで簡単に調べられます。このような質問をすると、事前の調査不足を露呈してしまいます。

③批判的・否定的な質問

「なぜ○○市は△△の問題を解決できていないのですか?」

「□□市と比べて、○○市は遅れていると思いますが、どう考えていますか?」

このような質問は、自治体に対する批判や否定的な態度と受け取られかねません。建設的な姿勢で質問することが大切です。

これらのNG質問を避けつつ、前述の好印象を与える質問を心がけましょう。

逆質問を成功させるコツ

ここまで、逆質問の具体例を見てきましたが、ここからは逆質問を成功させるためのコツを紹介します。

①事前準備を怠らない

逆質問は「その場で考える」のではなく、必ず事前に準備しておきましょう。最低でも3つは質問を用意し、面接の流れに応じて最適なものを選べるようにしておくことをおすすめします。

②自治体研究を徹底する

良質な逆質問をするためには、自治体についてしっかり調べておくことが不可欠です。HPやパンフレットはもちろん、広報誌や地元紙なども参考にしましょう。

③面接全体の流れを意識する

逆質問は面接の締めくくりです。それまでの質疑応答の内容を踏まえて、全体の印象を良くするような質問を心がけましょう。

④質問の意図を明確にする

単に情報を聞くだけでなく、なぜその質問をするのかという意図も含めて伝えられるとベストです。「○○に関心があるので、△△について伺いたいのですが」といった具合です。

⑤答えやすさにも配慮する

面接官が答えやすい質問を心がけましょう。あまりにも専門的な内容や、個人的な見解を求めるような質問は避けた方が無難です。

⑥熱意を込めて質問する

質問の内容だけでなく、どのように質問するかも重要です。アイコンタクトを取り、はっきりとした声で、熱意を込めて質問しましょう。

これらのコツを押さえつつ、自分らしさを出すことで、印象に残る逆質問ができるはずです。

逆質問以外の「最後に一言」パターン

ところで、面接の最後に「何か質問はありますか?」ではなく、「最後に何か言いたいことはありますか?」と聞かれることもあります。

この場合は質問ではなく、自分の思いを伝える機会です。ここでも、しっかりと準備しておくことが大切です。

以下に、「最後に一言」の例を紹介します。

「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。面接を通じて、○○市で働きたいという思いがさらに強くなりました。私は△△を通じて培った□□力を活かし、市民の皆様のために全力で働く覚悟です。ぜひ、○○市職員として働かせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。」

このような一言で、改めて志望度の高さと自分の強みをアピールすることができます。

ただし、長々と話すのは避け、1分程度で簡潔にまとめるようにしましょう。また、面接全体の内容を踏まえて、その場に合った内容を話すことが大切です。

逆質問対策の具体的な準備方法

逆質問を成功させるためには、具体的な準備が欠かせません。ここでは、僕がおすすめする準備方法を紹介します。

①自己分析を徹底する

逆質問は、自分の強みや志望動機と結びつけると効果的です。そのためには、自己分析が欠かせません。自分の長所・短所、学生時代に力を入れたこと、将来のキャリアビジョンなどをしっかり整理しておきましょう。

②自治体研究のノートを作る

自治体のHP、広報誌、新聞記事などから得た情報を、ノートにまとめていきます。特に気になった点や疑問に思った点は、逆質問の種になります。

③質問リストを作成する

準備した質問を、以下のようにリスト化しておくと良いでしょう。

1. 質問内容

2. 質問の意図(なぜこの質問をするのか)

3. 予想される回答

4. フォローアップの質問

このようなリストを作成することで、質問の意図を明確にし、面接官の回答に応じて柔軟に対応できるようになります。

④面接練習で逆質問を実践する

友人や家族、あるいは鏡を見ながら、実際に逆質問をする練習をしましょう。声に出して言ってみることで、言い回しの自然さや時間配分などを確認できます。

⑤最新情報をチェックする

面接直前まで、自治体の最新情報をチェックしておきましょう。最近の出来事や新しい政策などを踏まえた質問ができれば、より深い関心を示すことができます。

自治体別の逆質問攻略法

逆質問は、志望する自治体によって少し変えていく必要があります。ここでは、自治体の種類別に、効果的な逆質問の例を紹介します。

①市町村の場合

市町村では、住民との距離が近いことが特徴です。そのため、住民サービスや地域コミュニティに関する質問が効果的です。

例:「○○市では、高齢者と若者の交流を促進するような取り組みはありますか?私は学生時代にボランティア活動で世代間交流の重要性を実感したので、とても興味があります。」

②都道府県の場合

都道府県では、より広域的な視点が求められます。産業振興や防災対策など、大きな枠組みでの政策に関する質問が適しています。

例:「△△県では、地域の特産品を活かした産業振興に力を入れていると伺いました。具体的にどのような取り組みを行っているのでしょうか?私は大学で地域経済について学んだので、とても関心があります。」

③国家公務員の場合

国家公務員の場合は、より広い視野と専門性が求められます。国の政策や国際的な視点を含んだ質問が効果的です。

例:「日本の少子高齢化問題に対して、□□省ではどのような対策を考えているのでしょうか?私は将来的に、この問題に取り組む部署で働きたいと考えています。」

④特別区(東京23区)の場合

特別区は、都心という特殊な環境にあります。都市問題や多様性への対応など、大都市特有の課題に関する質問が適しています。

例:「◇◇区では、多様な文化背景を持つ住民へのサポートについて、どのような取り組みをされていますか?私は留学経験があり、多文化共生に強い関心があります。」


このように、志望する自治体の特徴を踏まえた質問をすることで、その自治体への理解と熱意をアピールすることができます。

逆質問で失敗しないための心構え

最後に、逆質問で失敗しないための心構えについて触れておきます。

①緊張しすぎない

逆質問は、あくまでも面接全体の一部です。ここで完璧を求めすぎて緊張しすぎないようにしましょう。リラックスした態度で質問できるよう、十分な準備と練習を心がけてください。

②柔軟な対応を心がける

面接の流れによっては、準備していた質問がふさわしくない場合もあります。そんなときは、臨機応変に対応することが大切です。場合によっては、「今の話を伺って、〇〇について気になりました」といった形で、その場で考えた質問をすることも検討しましょう。

③質問できなくても焦らない

まれに、面接官から逆質問の機会が与えられないこともあります。そんなときは、焦らずに「ありがとうございました」と丁寧にお礼を言って面接を終えましょう。質問できなかったからといって、必ずしも不利になるわけではありません。

④答えを予想しすぎない

質問に対する答えを事前に想定しすぎると、その答えを期待してしまい、実際の回答とのギャップに戸惑ってしまう可能性があります。質問の意図は考えておいても、答えは柔軟に受け止める姿勢が大切です。

⑤面接官の立場に立って考える

逆質問をする際は、常に面接官の立場に立って考えることが大切です。答えやすい質問か、その質問をすることでどんな印象を与えるかなど、相手の視点を意識しましょう。

まとめ

いかがでしたか?逆質問の重要性と具体的な例、注意点について詳しく見てきました。

改めて、逆質問を成功させるためのポイントをまとめます。

1. 逆質問の意図を理解する

2. 基本パターンを押さえる

3. 面接官を唸らせる質問を準備する

4. NGな質問は避ける

5. 事前準備と自治体研究を怠らない

6. 面接全体の流れを意識する

7. 熱意を込めて質問する

8. 自治体の特徴に合わせた質問を考える

9. 柔軟な対応を心がける

10. 面接官の立場に立って考える

逆質問は、単なる形式的なものではありません。ここで良い印象を与えられれば、合格に大きく近づくことができます。

ぜひ、この記事を参考に、あなたらしい逆質問を準備してみてください。きっと面接官を唸らせる質問ができるはずです!

最後に、逆質問だけでなく面接全体の対策もしっかり行うことが大切です。志望動機や自己PR、予想される質問への回答なども、しっかり準備しておきましょう。

それでは、皆さんの公務員試験の合格を心より応援しています!頑張ってください!

追伸

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また、この記事を読んで公務員になりたいと思った方には、「公務員になるには【半年で安定を勝ち取るために今あなたがやるべきこと】」の記事が参考になるかと思います。

僕の元公務員としての経験や、現在のキャリアアドバイザーとしての知識をもとに書きました。

「将来が不安だなぁ…」と漠然と感じていた20代の僕を救い出してくれたのが公務員試験です。公務員試験への感謝の気持ちも込めて書いた記事です。

過去の僕と同じように将来に不安を感じている多くの方に、この記事が届くことを願っています。

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