- FPの通信講座・予備校を探しているけど、いっぱいありすぎてどこがいいのかよくわからないなあ…
- 費用や実績が一覧でまとまっている記事があれば比較しやすいのになあ…
- 実際に受講した方の評判・口コミも知りたいなあ…
いつも当ブログ(masablog)をご覧いただきありがとうございます。資格についての情報を発信しているブログになりますので、参考にしていただけましたら幸いです。
さて、今回は「FP(ファイナンシャルプランナー)通信講座・予備校の比較」についての記事になります。
それぞれの通信講座・予備校を、費用や実績、評判・口コミなどいくつかの視点から比較していきます。
- 費用で選ぶならここ!
- 実績で選ぶならここ!
- 評判・口コミで選ぶならここ!
- ここはやめとけ!
のような感じで、マイナスな面も挙げつつ比較項目ごとにおすすめの通信講座・予備校も紹介していきます。
それでは早速、内容に入っていきます!
FP試験について、基礎知識
まずはFP試験について、基本的な部分を説明していきます。
FPの資格には、1級〜3級までのレベル別資格の他にも、AFPやCFPといった資格もありまして、初めて見る方には少しイメージがしづらいです。
また、試験を実施する団体も2つあるので、その辺りも分かりづらいですね。
LECの公式サイトの図がめちゃ分かりやすくまとめられていたので、そちらを以下に掲載します。
FPの資格には1級〜3級までの国家資格と、AFP・CFPの民間資格があります。難易度順としては上記の通りなので、初めて学習をする方はまず3級から狙っていくといいですね。
実施団体はFP協会ときんざいの2つです。
FPの試験内容
続いてFP3級と2級の試験の内容について見ていきましょう。
学科試験はFP協会・きんざいどちらで受けても同じ問題です。実技試験はどちらの団体のものを受けるかで内容が変わってきます。
以下の表を参考にしていただければと思います。
FP3級の試験内容
受験資格 | 特になし |
試験内容 | 学科試験 筆記(マークシート形式)○・×三答択一 60問/120分 実技試験 筆記60分 【日本FP協会実施】三答択一式 20問 【金融財政事情研究会実施】事例形式 5題 |
合格基準 | 学科試験 60点満点で36点以上 実技試験 【日本FP協会実施】100点満点で60点以上 【金融財政事情研究会実施】50点満点で30点以上 |
受験料 | 学科試験 4,000円 実技試験 4,000円 |
FP2級の試験内容
受験資格 | 日本FP協会認定のAFP認定研修を修了した者 3級FP技能検定合格者 FP業務に関し2年以上の実務経験を要する者 |
試験内容 | 学科試験 筆記(マークシート形式)四答択一 60問/120分 実技試験 筆記90分 【日本FP協会実施】40問 【金融財政事情研究会実施】事例形式 5題 |
合格基準 | 学科試験 60点満点で36点以上 実技試験 【日本FP協会実施】100点満点で60点以上 【金融財政事情研究会実施】50点満点で30点以上 |
受験料 | 学科試験 5,700円 実技試験 6,000円 |
FPの合格率
続いてFP3級・2級の合格率を見ていきます。こちらもFP協会ときんざいに分けて、表にまとめましたのでどうぞ。
FP3級の合格率
FP協会 | 学科試験合格率 | 実技試験合格率 |
2024年1月 | 83.14% | 86.56% |
2023年9月 | 74.78% | 77.67% |
2023年5月 | 88.25% | 86.83% |
2023年1月 | 85.25% | 88.34% |
2022年9月 | 80.78% | 84.44% |
2022年5月 | 83.37% | 90.33% |
2022年1月 | 87.01% | 90.75% |
2021年9月 | 84.69% | 80.50% |
2021年5月 | 83.25% | 76.65% |
2021年1月 | 87.92% | 86.53% |
2020年9月 | 89.64% | 88.04% |
きんざい | 学科試験合格率 | 実技試験合格率 |
2024年1月 | 46.40% | 48.61% |
2023年9月 | 62.29% | 57.87% |
2023年5月 | 54.13% | 59.80% |
2023年1月 | 56.00% | 50.95% |
2022年9月 | 43.41% | 49.46% |
2022年5月 | 49.03% | 52.22% |
2022年1月 | 62.52% | 45.98% |
2021年9月 | 53.31% | 46.29% |
2021年5月 | 47.81% | 53.16% |
2021年1月 | 63.75% | 57.29% |
2020年9月 | 69.28% | 47.08% |
FP2級の合格率
FP協会 | 学科試験合格率 | 実技試験合格率 |
2024年1月 | 39.00% | 61.12% |
2023年9月 | 53.54% | 52.02% |
2023年5月 | 48.82% | 58.61% |
2023年1月 | 56.12% | 59.53% |
2022年9月 | 42.16% | 56.55% |
2022年5月 | 49.20% | 62.11% |
2022年1月 | 41.51% | 56.33% |
2021年9月 | 50.56% | 60.26% |
2021年5月 | 55.61% | 66.67% |
2021年1月 | 44.02% | 71.01% |
2020年9月 | 49.19% | 57.37% |
きんざい | 学科試験合格率 | 実技試験合格率 |
2024年1月 | 13.27% | 41.52% |
2023年9月 | 22.75% | 40.80% |
2023年5月 | 17.51% | 39.49% |
2023年1月 | 29.07% | 35.14% |
2022年9月 | 15.75% | 38.05% |
2022年5月 | 22.11% | 32.80% |
2022年1月 | 19.50% | 45.34% |
2021年9月 | 25.46% | 40.03% |
2021年5月 | 33.82% | 44.76% |
2021年1月 | 23.42% | 45.58% |
2020年9月 | 33.10% | 48.09% |
こんな感じです。FP協会かきんざいかで合格率がかなり違っていますね。こうなってくるとFP協会の試験を受けた方が有利な気がしてしまいますが、実はあまり気にする必要なしです。
というのも、学科試験はFP協会もきんざいも同じ問題を使っています。合格点なども同じなので、特に有利とか不利とかはないはずですよね。なので単純に、FP協会ときんざいで受験者のレベルが違うのかなと思います。
きんざいの方が団体受験で受ける人が多いという話があるので、「会社から受けるように言われたから仕方なく受けた」的な方が多いのかと。こういった方は、自主的に受験する人と比べるとモチベーションを上げるのが難しいですよね。その点が、2つの団体の合格率の差に出ているのかと思います。
なのでこれから受験する方は、どちらの団体で受験しても有利不利はないので安心してくださいね。
FPの合格点
続いて合格点を見ていきましょう。
こちらもFP3級・2級の分を以下の表にまとめましたので参考にしていただければと思います。
FP3級の合格点
FP協会 | 出題形式 | 出題数 | 合格点 |
学科試験 | マークシート | 60問 | 36点/60点 |
実技試験 | マークシート | 20問 | 60点/100点 |
きんざい | 出題形式 | 出題数 | 合格点 |
学科試験 | マークシート | 60問 | 36点/60点 |
実技試験 | マークシート | 15問 | 30点/50点 |
FP2級の合格点
FP協会 | 出題形式 | 出題数 | 合格点 |
学科試験 | マークシート | 60問 | 36点/60点 |
実技試験 | マークシート | 40問 | 60点/100点 |
きんざい | 出題形式 | 出題数 | 合格点 |
学科試験 | マークシート | 60問 | 36点/60点 |
実技試験 | マークシート | 15問 | 30点/50点 |
こんな感じでして、3級も2級も6割の点数が合格点になっています。FP協会、きんざいどちらの試験でもこれは変わらないですね。
半分ちょっと取れれば合格できる試験と言えるので、完璧を目指さずに出題される可能性が高い部分を効率良く学習していけば、短期間で合格することが可能です。
FPの合格に必要な学習時間
FP3級・2級を取得するにあたって、どのくらいの学習時間が必要なのか、目安としては以下です。
- 3級:30〜100時間
- 2級:150〜300時間
一般的に言われている時間数はこれですね。
3級は1日2時間ずつ勉強したとして、1〜2ヶ月程度で到達できる時間数ですね。難易度としては比較的易しい資格と言えそうです。
同じく1日2時間ずつの勉強を続けたとすると、2級は3ヶ月〜5ヶ月くらいの期間でこの時間数に到達できます。こちらはなかなかモチベーションを維持するのが大変な期間ですね。効率よく学習していかないと挫折してしまう可能性もあります。
FP通信講座・予備校の選び方
続いてFP通信講座・予備校の「選び方」について、先に説明しておきますね。
高い費用を投じて講座を受講するわけなので、もちろん慎重に選ぶ必要があるのですが、あまり慎重になりすぎて勉強のスタートが遅くなってしまっては本末転倒です。
ぜひ参考にしてみてください!
6ステップで絞り込もう
まず、自分の学習スタイルや習慣を明確にしましょう。通学型が良いのか、それともオンラインの通信講座が合うのか、自分に合った方法を選びましょう。
学習に投資する予算をあらかじめ決めておきましょう。資格を取得後の給料アップなどで元が取れる場合も多いので、その辺りも考慮して予算設定すると良いですね。
各予備校・通信講座のカリキュラムやサポート内容を確認しましょう。この記事の中で重要な部分は紹介しているので、気になった予備校・通信講座は公式サイトで詳細を確認すると良いですね。
過去の受講生の声やネットの評判・口コミなどを確認しましょう。この記事にも評判・口コミをまとめているので、参考にしてみてください。
実際に体験講義を受けたり、講義動画のサンプルを試聴したりすることで、講義自体の質や講師の教え方を事前に確認することができます。講師との相性確認の意味でも、このステップは重要ですね。
自分に合った予備校・通信講座を1つに絞り込み、申し込みます。
通学とWeb通信はどっちがいい?
上記のステップ1について、少しだけ補足です。
通学受講とWeb通信受講の2択で悩んでいる方も多いかと思うので、以下にそれぞれのメリットとデメリットをまとめておきます。
通学受講のメリット
- わからないことがあれば、すぐに質問できる!
- 自宅以外の場所で集中できる場所が手に入る!
- 講師やスタッフ、一緒に頑張る受講生から刺激がもらえる!
- 講義スケジュールが決まっているので、学習習慣が作れる!
通学受講のデメリット
- 教室に通うのが面倒…
- 決まったスケジュールに合わせる必要あり…
- 料金がちょっとお高い…
Web通信受講のメリット
- カフェや自宅、お気に入りの場所でゆったり学べる!
- 深夜でも早朝でも、好きな時間に勉強できる!
- わからないところは何度でも講義が視聴できる!
- 料金が安く、コスパが良い!
Web通信受講のデメリット
- 自分でペースを管理するのがちょっと大変…
- 質問環境が整っていない予備校・通信講座もある…
- 講師やスタッフ、周りの受講生からの刺激が少ない…
ご自身の状況に合わせて、どちらにするかをイメージしておきましょう。
やはりいつでもどこでも学習ができるというのは大きいです。
通勤や通学の電車内、昼休憩の食事後の残り時間、家に帰って一息ついてからの時間など、普段の生活の中で勉強時間として使える時間って、結構あります。こういった時間を活用すれば、1日1時間や2時間は簡単に捻出できるはずです。
というわけで、タイムパフォーマンスの面でもWeb通信講座がおすすめです!
今回比較するFP通信講座・予備校10個
今回比較するFP通信講座・予備校は以下の10個です。
Google検索したらすぐに出てくる定番の通信講座・予備校なので、実績も豊富で安心して通うことができます。
あえて実績のない通信講座・予備校を受講する意味はないですからね。この10スクールの講座から選んでおけば、大はずれの講座を引いてしまって後悔する未来を回避できます。
FP通信講座・予備校おすすめランキング
比較に入る前に、先に結論からお伝えします。
この記事のまとめのような感じで、比較した結果をランキングにまとめました。最後まで読むのが面倒な方は、こちらを読んでいただくと大体のイメージが掴めるかと思います!
それでは早速10位からカウントダウンで見ていきます!
10位 ヒューマンアカデミーたのまな
- スマホで学習でき、スキマ時間を活用できる
- 全70問の確認テストがある
- 1本5分前後に編集された映像講義
- サポート期間が12ヶ月と長い
- 質問回数は無制限
- 毎月開催のオンラインセミナーで情報収集できる
- グループ会社「ヒューマンソリシア」の就・転職サポートが受けられる
まず10位は、資格取得の学校として全国に教室展開しているヒューマンアカデミーの通信講座「たのまな」です。
スキマ時間で学習しやすいよう、1本あたり5分前後という短い講義動画を提供している他、質問回数無制限などの手厚いサポートやオンラインセミナーが受けられるのが特徴ですね。
この順位にした理由としては、公式サイトに「合格者の声」の掲載がなかったこと。医療事務などの他講座ではしっかり掲載されているので、FPについては単純にあまりいい実績があがっていないことが想像できますね。費用面では比較的安いものの、しっかり実績をあげている安いスクールも他にあるので、あえてたのまなを選択する必要はないかなと。
グループ会社「ヒューマンソリシア」の就・転職サポートが受けられる点は他にない特徴なので、FPの資格を取ることに加えて転職サポートも受けたい人は選択肢に入れてもいいかもしれません。
9位 資格のキャリカレ
- スマホで学習でき、スキマ時間を活用できる
- 万が一不合格の場合に受講料が全額返金される制度がある
- 合格したら、他の好きな講座を無料受講できる
- 費用が安い
- サポート期間が12ヶ月と長い
- 質問回数は無制限
9位は資格のキャリカレです。たのまな同様に12ヶ月というサポート期間の長さと、質問回数の無制限はありがたいですね。
スマホ1台で学習できるような講座内容になっているので、スキマ時間を活用でき、忙しい方でも時間を捻出しやすい作りになっています。
2級・3級FP技能士という講座1本の提供ですが、評判・口コミを見る限りだと2級のフォローが手薄なようです。その点はかなり不安ですね。
費用面では他の講座と比較してもかなり安く、万が一不合格だった場合に受講料が全額返金される制度や、合格した場合には他の講座を無料受講できるなどの特典もあるため、かなりお得と言えますね。
8位 資格の大原
- 2色刷り、豊富な図表のオリジナルテキスト
- 全国に教室展開しているため、通いやすい
- サポート・フォローが充実している
- 自習室など快適な学習環境がある
- メールでの質問サポートあり
- 知名度抜群のため、安心感がある
8位はCMなどでもお馴染み、知名度抜群の大原です。専門学校のイメージが強いかと思いますが、社会人向けの講座もやっています。
受講生思いの熱血講師が多いという評判が多く、「挫折してしまいそう」「勉強が苦手」「合格できるか不安」など、モチベーション面で手厚くサポートしてほしい方は、大原で受講することで合格が近づくかもしれませんね。
心配な点としては、公式サイトで合格実績の公表がないこと。大原は高い実績をあげている資格については合格実績を公表しているので、FPについてはあまり実績があがっていないものと思われます。
とはいえ大原は、全国に教室展開している大手予備校ということもあり、安心して受講できるというメリットもあります。高いお金を払って講座受講するなら、「安心感と安定感を重視して選びたい!」という方にはおすすめですね。
7位 LEC東京リーガルマインド
- 15年以上の豊富な指導実績がある
- その指導歴を活かして作られたオリジナル教材
- 選べるコースが多く、状況に合わせて選択できる
- 全国に教室展開しているため、通いやすい
- 知名度抜群のため、安心感がある
- サポート・フォローが充実している
7位はLEC東京リーガルマインドです。こちらも大原と並び、資格予備校の定番中の定番ですね。多くの資格の合格講座を開講しているLECは、もちろんFP講座も開講しており、15年以上の豊富な指導実績を誇ります。
指導歴が長いということは、それだけ試験についての情報が蓄積されているということ。FP講座に関しては大原以上に安心して受講できる予備校と言えますね。
ですがLECも、やはり合格実績を公式サイトで公表していません。合格者の声の掲載もされていない状況です。他の資格試験では大きく実績掲載していることを考えると、FPの試験ではあまり良い実績は残せていないようですね。
大原同様に、安心感や安定感を求めて受講する場合は選択肢に入りますが、それ以外では上位のスクールで講座受講する方が良いかと思いますね。
6位 クレアール
- 3色刷りのカラーテキストが見やすい
- 質問回数は無制限
- 3回の受験チャンスがある余裕のある受講期間
- スキマ時間を活用できるWebテスト
- 1単元平均約30分のコンパクトな講義
- 非常識学習法という、独自の学習法
- 合格者の総合満足度93.3%
6位はWeb通信専門のスクール、クレアールです。「非常識学習法」という独自の学習法が特徴のスクールでして、「必要最小限の努力で合格を勝ち取る」というコンセプトで講座のカリキュラムが組まれています。
FPの資格は6割の得点で合格できるので、満点を目指す必要がありません。クレアールの講座なら、出題される可能性の高い分野に絞って学習でき、効率よく6割の得点を目指せます。忙しくて学習する時間がなかなか取れない方、勉強が苦手でなるべく無理をしたくない方におすすめの講座ですね。
合格者の総合満足度93.3%と高いので安心して受講できますし、サンプル講義動画が公式サイトから視聴できるので、講師との相性確認も事前にできます。
5位 資格の学校TAC
- 選べるコースが多く、状況に合わせて選択できる
- 図表を多数使用したオリジナル教材
- 全国に教室展開しているため、通いやすい
- 知名度抜群のため、安心感がある
- サポート・フォローが充実している
続いて5位は資格の学校TACです。資格試験の予備校として知名度抜群のTACは、もちろんFPの講座も開講しています。
先に紹介した大原やLEC同様に、手厚いサポートとフォローが最大の特徴ですね。FP試験に合格するために必要なものは全て揃っている予備校と言えます。
マイナス面としては、公式サイトに掲載されている合格者の声の数が少ないこと。この記事を書いている2024年3月の時点で、8名分のみの掲載です。TACは資格試験の予備校として抜群の知名度を誇るため、受講する方も多く、他を寄せ付けない合格実績を叩き出すこともあるほど。8名というのは少し物足りないですね。
この後に紹介するスクールは高い実績を出しているところもあるので、FPに関してはそちらを受講するのが良いかなと個人的には思います。
4位 スタディング
- Web通信専門のスクール
- 1回の講義が30分程度なので、スキマ時間を有効活用できる
- スマホで問題演習できる
- 費用が圧倒的に安い
- 学習レポートやマイノート機能など豊富な機能
- Q&Aチケットを使い、質問する形式
4位はWeb通信専門のスクール、スタディングです。最近はCMなども入り、一気に知名度を高めてきているスクールですね。
最大の特徴は料金の安さでして、「FP3級・2級セットコースQ&Aチケット10枚付き」という講座が31,900円という料金。「FP3級合格コース」だと4,950円です。
これだけ安いと逆に不安に感じる方もいらっしゃるかと思いますが、公式サイトにはしっかり合格者の声が掲載されており、実績もあがっていることがわかります。学習レポートやマイノート機能など、豊富な機能が学習をサポートしてくれますし、スキマ時間を活用しやすいよう1回の講義が30分程度の長さにまとめられているのも嬉しいですね。
講義のわかりやすさなどは公式サイトから無料サンプル講義が視聴できるので、そちらで事前確認することが可能。納得した上で受講開始できる安心感もありますね。
3位 アガルートアカデミー
- スマホで学習できるので、スキマ時間を有効活用できる
- 総講義時間が約22時間のコンパクトな講義
- オンライン質問サービスKIKERUKUN
- 月1の動画ホームルームで講師に相談できる
- テキストがフルカラーで見やすい
- 実技対策は48のパターン演習
- 合格したら、お祝い金1万円か受講料全額返金
3位はWeb通信専門のスクール、アガルートアカデミーです。最近はテレビCMも入り、スタディング同様に一気に知名度を上げてきています。
通信のスクールの中では抜群に手厚いサポートが特徴でして、「オンライン質問サービスKIKERUKUN」を利用しての質問は講師や有資格者が丁寧に回答してくれます。月1の動画ホームルームで講師に直接相談できるなど、Web通信講座の弱点である「孤独との戦い」の部分について、しっかりフォローしてくれます。
また、費用面でも「2級3級 合格講座」が65,780円と安く、無事にFP試験に合格できた際には受講料が全額返金されるなど、コスパの面でも上位ですね。
合格実績も上々で、これまでの累計実績で3級の合格率が100%、2級の合格率が88.10%との情報が公式サイトに掲載されていました。
ちなみに講師を務める小田先生は、FP1級の合格者であり、「おーちゃん【1級FP技能士】TV」という登録者数6万人超のYouTubeチャンネルを運営している人気講師です。
公式サイトでサンプル講義動画が無料公開されているので、気になる方はチェックしてみてください。
2位 フォーサイト
- eラーニング「ManaBun(マナブン)」がライフスタイルに合わせて学習スケジュールを自動で立ててくれる
- スマホで学習できるので、スキマ時間を有効活用できる
- テキストがフルカラーで見やすい
- 講義動画はテレビ局レベルの専用スタジオで収録
- 費用が安い
- 受講生の合格率がとても高い
2位はフォーサイト。こちらもWeb通信専門のスクールとして、最近伸びてきていますね。
この順位にした最大の理由はなんと言っても合格実績の高さでして、公式サイトに以下の実績が大きく掲載されていました。
2022年度のFP2級試験で、合格者419名を輩出したとのこと。また、フォーサイト受講生の合格率が90.5%だったという数字も、あわせて掲載されていました。FP2級の全国平均合格率は53.54%なので、実に1.69倍の合格率を叩き出しています。
徹底的にスキマ時間を活用しやすいように作られている学習システムや、講義動画のレベルの高さが、この合格率を出せる理由ですね。
公式サイトからサンプル講義動画の視聴ができるので、講師との相性確認がてら視聴してみると、フォーサイトのレベルの高さがイメージできるかと思います。
1位 ユーキャン
- スキマ時間に学習が可能
- 12ヶ月まで学習サポートが受けられる
- 合格実績が圧倒的に高い
- 費用が安い
- 抜群の知名度で、安心感がある
そして1位は、お馴染みユーキャンです。通信の講座としては、もはや説明不要なくらい知名度も高く、安心して受講できる講座ですね。
1位の理由は、圧倒的な合格実績です。脅威的な数字を叩き出していまして、過去10年間のFP試験で16,523名の合格者を輩出しているとのこと。ここ2年間は特に多くの合格者を出していて、令和4年度は2,062名、令和3年度は2,481名と2,000名超えでした。
文句なしに1位ですね。
また、ユーキャンは受講生の満足度も高く、以下の通りです。
公式サイトに掲載されていた情報を引用しました。2017、2018、2020と、オリコン顧客満足度調査で1位を獲得しています。
こんな感じでして、ユーキャンは「実績」「満足度」「安心感」の3つの面で、とてもおすすめの講座です。
公式サイトに合格者の体験談が多数掲載されているので、そちらで評判などをチェックしてみると、具体的なイメージがわくかと思います。
FP通信講座・予備校の実績を比較
さて、ここからが本題の比較になります。まずはFP通信講座・予備校10個の実績を比較していきましょう。以下にまとめました。
合格実績一覧
たのまな | 掲載なし |
キャリカレ | 掲載なし(合格者の声あり) |
大原 | 掲載なし |
LEC | 掲載なし |
スタディング | ■2023年内 合格報告:800件以上 |
クレアール | 掲載なし(合格者の声あり) |
TAC | 掲載なし(合格者の声あり) |
アガルート | ■これまでの累計 3級合格率:100% 2級合格率:88.10% |
フォーサイト | ■2022年度FP2級試験 419名合格 合格率90.5%(全国平均53.54%の1.69倍) |
ユーキャン | ■過去10年間のFP試験 16,523名の合格者 令和4年:2,062名 令和3年:2,481名 令和2年:1,550名 令和元年:1,377名 平成30年:1,163名 |
実績公表していないところが多い
こんな感じでして、多くのスクールは合格実績を公表していません。「合格者の声」という形で、体験談を掲載しているのみ。どんな資格でも一貫して合格者の声のみを掲載しているクレアールは別として、その他のスクールはちょっと不安ですね。
合格者数はユーキャンが多い?
人数だけで見ると、ユーキャンがここ2年間2,000人以上の合格者を出しており、良い感じです。
ですがユーキャンの実績は「2級」とは書いていなかったので、FP試験全体の数字です。3級も含まれているので、注意が必要ですね。
フォーサイトも高実績
フォーサイトは人数としては少なく見えますが、2級のみの実績なので実はかなりすごいですね。
400名以上の合格者数、そして90%を超える合格率ということで、素晴らしいです。
安心して受講できる通信講座と言えるでしょう。
アガルートも高実績
そしてアガルートも合格率でフォーサイトに引けを取らないですね。2級は88.1%の合格率ということで、ほぼほぼフォーサイトと同じ。3級は100%です。
さらに素晴らしいのは、この数字がこれまでの累計実績ということ。今年だけいい実績が出ました!というわけではなく、実績を出し続けているということです。
こちらも安心して受講できる通信講座と言えるでしょう。
FP通信講座・予備校の費用を比較
続いてFP通信講座・予備校の費用を比較していきます。全てではありませんが、各スクールの講座料金を以下にまとめました。
費用・料金一覧
たのまな | ■FP2級+AFP講座【eラーニングコース】 75,900円 ■FP3級講座【eラーニングコース】 20,900円 ■FP2・3級+AFP講座【eラーニングコース】 80,300円 |
キャリカレ | ■2級・3級FP技能士 78,800円 |
大原 | ■3級合格コース 19,300円 ■初歩からの2級(AFP)合格コース 65,100円 ■3級から学ぶ2級(AFP)合格コース 102,300円 ■CFP(r)合格コース 6課目 144,600円 |
LEC | ■3級FP合格パック 15,400円 ■3・2級FP・AFP対策パック 95,700円 ■2級FP・AFP対策パック 88,000円 ■1級FPパーフェクト合格パック 103,950円 ■CFPパック 6課目一括 118,250円 |
スタディング | ■FP3級・2級セットコースQ&Aチケット10枚付き 31,900円 ■FP2級合格コースQ&Aチケット5枚付き 29,700円 ■FP3級合格コース 4,950円 |
クレアール | ■FP技能士3級・2級セット合格コース 49,500円 ■FP技能士3級合格コース 11,000円 ■FP技能士2級合格コース 44,000円 |
TAC | ■3・2級本科生 108,000円 ■3級本科生 12,800円 ■2級本科生 101,000円 ■1級本科生(学科対策) 133,000円 ■CFP総合コース(基本講義+公開模試)6課目一括 179,000円 |
アガルート | ■2級3級 合格講座 65,780円 ※2024年5月試験向けは販売終了 ※2024年9月~2025年5月試験向けは販売時期調整中 |
フォーサイト | ■バリューセット1(2級基礎+過去問・2級FP技能士+AFP)+3級対策 60,800円 ■バリューセット2(2級基礎+過去問+直前対策+過去問一問一答演習・2級FP技能士+AFP)+3級対策 65,800円 |
ユーキャン | ■ファイナンシャルプランナー(FP)講座 64,000円 |
2級は6万円台が相場
こんな感じでして、2級対策まで含まれている講座だと6万円台のスクールが多いですね。この辺りが相場と言えます。
そう考えると、大手の予備校、TACとLECは費用が高めです。これらの予備校は全国に教室を出しているため、教室のテナント料や維持費、講師やスタッフの人件費などがかさみます。なのでどうしても料金が高くなってしまうというわけですね。「何がなんでも教室で受講したい」という希望がある方は別ですが、その他の方は通信で受講することで費用を抑えることができます。
圧倒的に安いのはスタディング
それから費用面で圧倒的に安いのはスタディングです。「FP3級・2級セットコースQ&Aチケット10枚付き」で31,900円という安さ。
3級対策だけのコースだと4,950円で受講できます。費用面を重視して選ぶならスタディングの一択ですね。
アガルートは全額返金制度あり
アガルートは無事に合格を勝ち取った場合に、受講料を全額返金する制度があります。
全ての講座が対象となっているのではなく、FP講座は以下のみが対象です。
FP技能検定試験 2級3級合格講座
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FP通信講座・予備校の評判を比較
最後にFP通信講座・予備校の評判を比較していきましょう。公式サイトに掲載されていた受講生の声を以下にまとめました。(たのまな、大原、LECは合格者の声を掲載していなかったため、省略しています。)
たのまなの評判
掲載なし
キャリカレの評判
3級は十分、2級は少し物足りない感はあるけど、基本的な事は理解出来る内容だった。
合格に必要なポイントが、動画やテキストで無駄なく、的確に説明されていると思います。また、初学者であるに加えて理解力がない私ですら、苦痛なく進めていける易しい講義でもありました。
動画講座はとてもわかりやすかったです。短い期間で3級に合格できて、大満足でした。ただ、2級には、ちょっと物足りない感がありました。基本の確認のために、動画を見直したりしましたが、やはり2級の試験は難問が多く、自分で過去問をやる形の学習が多かったです。もう少し、2級試験へのフォローがあればな、と思いました。
大原の評判
掲載なし
LECの評判
掲載なし
クレアールの評判
テキストもわかりやすく、重要なところは強調してあり勉強しやすかった。また、講義も深入りする事なく短期間で学習し合格可能な教え方だった。
スマホで学習出来るのは大変良かったです。教材もポイントが理解出来る様になってました。
基礎のテキストが厚すぎず、やれるのでは、とやる気が起きた。出ないところは省いて、出るところのみよく説明している所が良かった。
TACの評判
FPで勉強することのほとんどは聞きなれない言葉で戸惑いましたが、講師が語呂合わせなどでわかりやすく教えてくれたため、だんだんと覚えることに抵抗がなくなり、無事に3級に合格することができました。
TACの講義は面白く、講師の指導のとおりに学習していたら、2級は高得点で合格することができました。この資格を職業とするために、現在CFP合格に向かって全力投球しています。
経済的知識がゼロの状態から、FP3級、FP2級、CFPと確実に合格することができました。実務でも活躍しているプロの講師から直接指導が受けられるのがTACの強みだと思います。
スタディングの評判
スタディングは5分、10分ほどのスキマ時間に学習できるので仕事と両立ができます。特に学習レポート機能が大いに役立ちました。学習時間、テストの正答率等、進捗率が毎回確認できるので、苦手分野を確認しながら復習できました。
スタディング上での、テキストとイメージのコンテンツで教科書のように確認することができて、カバーしている範囲が広く、助かりました。市販の教科書のみであれば、落ちていたと思います。
他の参考書等はまったく使わずスタディング一本で勉強してきましたが、情報が足りないと思ったことはあまりなく、必要十分な内容だと思いますし、勉強道具がスマホなりタブレットなり、それ一つだけで出来るのもスタディングの魅力だと思います。
アガルートの評判
アウトプット中心の講義で、映像に話しかけながら先生と一緒になって問題を解きました。6つの係数が中々覚えられずに悩んでいましたが、アガルートのテキストに「現在と未来で判断しましょう」というコメントが書いてあり、そのおかげで本番では全て解けました。
一つひとつの講義時間は短いにもかかわらず、非常にわかりやすい解説のおかげですぐに理解することができました。また、講義をみなくてもテキストの解説だけで理解することもでき、時間をかけずに取り組むことができました。
学科対策パーフェクト・動画講義ともに、FPの学習内容について基礎知識の全くなかった私でも取り組みやすい内容だったと思います。動画講義にて相賀先生がたびたび「FPは、6割取れれば合格ですからね!」と励ましていただいたおかげで、途中で自信を失うことなく「完璧を目指さなくてもいいから、とにかく取り組むことが大事!」と思いながら半年間勉強を継続することができました。
フォーサイトの評判
講義はテキストの内容だけでなく、嚙み砕いて説明して頂いたので具体的なイメージが出来ました。分かりやすくて頭にスッと入りました。講義の合間に入る「コーヒーブレイク」はホッとできる時間で、日々の生活の役に立ちました。伊藤先生だから飽きずに聴き続けることができました。
電車の中でも勉強が出来て良かったです。通勤時間が1時間半と非常に長く、電車も混雑しているので、スマホで勉強が出来るeラーニングは便利でした。
家事をしながら音声のみで聞いたり、スマホで空き時間に問題解答したり、全体を通してスキマ時間を活用できたのが大変ありがたかったです。また、質問をしやすい仕組みになっていたので、疑問を放置せずにすぐに解消出来たのが良かったです。早い段階でお返事をいただけたので、スムーズに勉強が進みました。
ユーキャンの評判
私の抽象的な質問から的を得ない問いかけまで、かなり親切、具体的に回答を頂き、周辺知識までカバーしていただいた事でかなり理解が深まりました。メールを全て保存して、読み返すだけでもかなりの知識の定着につながりました。通信教育とは思えないフォローだと思います。全くの未経験からのスタートで、ユーキャン以外全くやっていませんが、本番では9割以上得点できました。
ユーキャンのテキストと進め方を守ったからこそ合格できたと思っています。お陰で自分の興味のある分野などが分かり物事の見方も違う形で見られるようになったかなと思います。
教材を読んでる時は専門的な内容に頭を抱えていましたが、全部を理解しようとせず、ざっくり把握すればいいと思って読み進めました。試験前日に届いたユーキャンからのメールに勇気をもらった事を覚えています。
FP通信講座・予備校のガチ比較まとめ
というわけで今回は「FP(ファイナンシャルプランナー)通信講座・予備校のガチ比較」というテーマで、10個のスクールのFP講座をいくつかの観点から比較してきました。
自分に合いそうなFP通信講座・予備校は見つかりましたでしょうか。
「FP通信講座・予備校の選び方」のところでも書きましたが、良さそうな講座が見つかったら、次にとる行動は以下です!
体験講義の受講・サンプル講義動画の試聴
「資料請求」という選択肢もありますが、正直意味がないので請求する必要はないかなと思います。(資料請求しても、公式サイトに載っているようなことしか書かれていませんので。)
ほとんどのスクールが早期に講座申し込みをすると大幅に割引がきくので、なるべく早く一歩目を踏み出すようにしてくださいね!
今回は以上になります。最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
社会人におすすめのFP通信講座・予備校
最後に、社会人におすすめのFP通信講座・予備校について説明します。「社会人におすすめ」という観点でみると、やはり通信で受講できる講座がおすすめでして、理由としては以下です。
- 隙間時間を有効活用できる。
この1点につきますね。社会人として働きながらFP資格を目指すとなると、「忙しい中でいかに学習時間を確保するか」がポイントになってきますね。
- 電車やバスに乗っている通勤中の時間
- 昼休みの時間
- 帰宅後一息ついた後の時間
などなど、普段の生活の中で隙間時間というのは意外とたくさんあります。
この時間を活かさない手はありませんね!
通信で受講できる講座であれば、基本的にどこのスクールも隙間時間に学習を進めやすいようなサービスを提供しています。
- スマホで講義が見れる
- スマホで問題演習ができる
- スマホでテキストが見れる
- スマホで質問ができる
- スマホで進捗管理ができる
こんな感じでして、とにかくスマホ1台あればいつでもどこでも学習を進めることができます。
通学で受講するより費用的にも安いので、忙しい社会人にはメリットしかないですね!
おすすめはランキングでも紹介した通り「ユーキャン」と「フォーサイト」です。どちらも実績豊富なので、安心して受講することができます。気になる方は講座情報をチェックしてみてください!
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