社労士試験の難易度が高い科目は?【行政書士・宅建・税理士と比べてどうなの?】

こんにちは、まさちゃんです。

いつも当ブログ(masablog)をご覧いただきありがとうございます。

今回は「社労士試験の難易度」について詳しく解説していきます。

この記事で解決できること
  • 社労士試験の難易度はどのくらいなのか
  • 他の資格との比較も知りたい
  • 出題される科目ごとの難易度も知りたい

社労士を目指すにあたって、上記のような疑問をお持ちの方も多いかと思います。

詳しく解説していきます。

目次

社労士試験の勉強時間による難易度比較

まずは社労士試験の勉強時間から難易度を見ていきましょう。

一般的に、社労士試験は合格までに1,000時間程度の勉強時間が必要と言われています。

1日3時間ずつ勉強していったとして、約1年の期間が必要という計算になります。

これだけでも「ひえ〜」って感じですね…

参考までに、他の資格の勉強時間も合わせて紹介します。

  • 社労士:1,000時間
  • 行政書士:600〜800時間
  • 司法書士:3,000時間
  • 宅建士:300〜400時間
  • 税理士:2,000〜2,500時間

社労士は、行政書士や宅建士よりは難易度が高く、司法書士や税理士よりは難易度が低いということがわかります。

社労士試験の合格率による難易度比較

続いて社労士試験の難易度を合格率の面から見てみます。

他の資格も含めた合格率を以下にまとめました。

  • 社労士:5〜10%程度
  • 行政書士:10〜15%程度
  • 司法書士:4〜5%前後
  • 中小企業診断士:3〜8%程度
  • 弁理士:6〜10%程度

こんな感じでして、難関資格と言われる上記の試験はどれも合格率が低いですね。

社労士試験の合格率が低い理由としては以下の3つが挙げられるかと思います。

  • 試験自体が長丁場で、体力的にしんどい
  • 出題される科目数が多く、対策しづらい
  • 1科目でも基準点に満たないと、即不合格になる

この辺りも含めて、社労士試験の合格率の推移や、合格率が低い理由については「社労士試験の合格率の推移【5〜10%くらいなのでかなり低い】」の記事にまとめているので、参考にしていただければと思います。

社労士と宅建士の難易度比較

上記で紹介した通りですが、宅建士と比較すると以下の通りです。

  • 社労士勉強時間:1,000時間
  • 宅建士勉強時間:300〜400時間
  • 社労士合格率:5%〜10%程度
  • 宅建士合格率:15%〜18%程度

この2資格だと、圧倒的に社労士の方が難しいですね。

社労士と行政書士の難易度比較

行政書士との比較もまとめておきます。

社労士の受験資格を得るために行政書士試験の合格を先に目指す人もいるかと思うので。

  • 社労士勉強時間:1,000時間
  • 行政書士勉強時間:600〜800時間
  • 社労士合格率:5%〜10%程度
  • 行政書士合格率:10%〜15%程度

この2資格だと、社労士の方が難しい資格と言えますね。

ちなみに社労士試験の受験資格については「社労士試験の受験資格【専門学校卒はあり、高卒は他の要件満たす必要あり】」の記事にまとめているので、気になる方はこちらをどうぞ。

社労士と税理士の難易度比較

税理士との比較もまとめておきますね。

  • 社労士勉強時間:1,000時間
  • 税理士勉強時間:2,000〜2,500時間
  • 社労士合格率:5%〜10%程度
  • 税理士合格率:15%〜20%程度

こちらは勉強時間で見ると断然税理士の方が難易度が高いです。

ですが合格率で見ると、社労士の方が低いです。この理由は、試験自体の仕組みによるものですね。

税理士は科目免除制度があるので、1度合格点に達した科目は翌年以降は免除が受けられます。

それに対して社労士はその制度がなく、1科目でも基準に満たなければその他の科目も含めて全て翌年以降も受け直しです。

過酷ですね。

社労士試験の科目別の難易度

社労士試験に出題される科目は全部で8科目あります。

この科目ごとでも難易度に差があるので、その辺りも説明していきますね。

まず、全8科目が以下です。

  • 労働基準法及び労働安全衛生法
  • 労働者災害補償保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)
  • 雇用保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)
  • 労務管理その他の労働に関する一般常識
  • 社会保険に関する一般常識
  • 健康保険法
  • 厚生年金保険法
  • 国民年金法

この中で最難関は「労務管理に関する一般常識」ですね。

範囲が広く、出題される問題もかなり細かい知識を問われる内容となっていて、かなり対策しづらいです。

「労務管理に関する一般常識」ほどではないですが、「労働安全衛生法」も範囲が広く、難易度の高い科目と言えます。

「国民年金法」と「厚生年金保険法」も難易度高めですね。範囲はそこまで広くありませんが、法改正も多く、対策しづらい科目です。

難易度が高い科目としてはこんな感じですが、どの科目も合格基準が設けられていて、どれか1科目でも下回ってしまったらその時点で不合格となってしまうのが社労士試験です。

全ての科目を満遍なく対策していく必要があるので、合格率が低く、難易度が高い試験になっています。

ちなみに合格基準については「社労士試験の合格基準は総合点と科目ごとの2種類【科目ごとの足切りがえぐい…】」の記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしていただければと思います。

独学で合格を狙う場合の難易度

最後に、独学で合格を目指す場合の難易度についてもお伝えしておきます。

ここまで読んでいただいてお分かりの通り、「独学で合格を目指すのはかなり難易度が高い」と言えます。

その理由は以下ですね。

  • 1,000時間という勉強時間を耐え切るのが難しい
  • 質問したいときに質問できないのはつらい
  • 試験の情報収集が、独学だときつい

社労士試験は勉強時間が1,000時間必要と言われていて、この時間を誰の力も借りずに1人で耐え切るのは正直しんどいです。

また、細かい知識が問われる科目もあるので、どうしても参考書だけでは理解しきるのが難しい部分があります。そんなときに誰にも質問できないのは、どう考えても不利ですね。

法改正が絡んだ出題もあるので、その情報収集も自分1人でやるとなると大変ですね。

実際に、アガルートやフォーサイトなど予備校の合格率を見ると、予備校組が強いのは言うまでもないです。

大手予備校のTACや大原も多くの合格者を輩出していて、以下の通り。

令和4年の社労士試験の合格実績
  • アガルート:27.37%
  • フォーサイト:22.4%
  • TAC:229名
  • 大原:329名

社労士試験に本気で合格したいなら、予備校の講座を受講するのが圧倒的におすすめですね。

社労士試験のおすすめの予備校

最後に社労士試験の対策におすすめの予備校を紹介して、この記事を終わろうと思います。

以下の予備校がおすすめですね。

  • アガルートアカデミー
  • スタディング
  • フォーサイト

どの予備校も最近テレビCMなどが入り、一気に知名度を上げてきている予備校です。

この3校は全てWeb通信専門の予備校でして、スマホ1台あればどこでも学習できるというメリットがあります。通勤や通学の時間にコツコツと勉強を重ねられるので、忙しい方には特におすすめですね。

公式サイトでサンプル講義が視聴できるので、一度見てみるとイメージがわきますよ。

これらの予備校も含め、合計8校の予備校を比較した「社労士予備校8校をガチ比較!【TAC、大原、アガルート、フォーサイトなど】」の記事も参考にしてみてください。

今回は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは。

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