こんにちは、まさちゃんです。
いつも当ブログ(masablog)をご覧いただきありがとうございます。
今回は「社労士試験の合格基準」について詳しく解説していきます。
社労士を目指すにあたって、上記のような疑問をお持ちの方も多いかと思います。
詳しく解説していきます。
社労士試験の合格基準の確認方法
まず最初に、社労士試験の合格基準の確認方法についてお伝えしておきます。この記事で扱っている社労士試験の情報は、「社会保険労務士試験オフィシャルサイト」で確認した情報になります。
公式の情報なので、間違いない情報です。
過去の合格基準を引用しつつ、深ぼっていきます。
社労士試験の合格基準
というわけで社労士試験の合格基準についていきなりみていきます。
果たしてどのくらい得点すれば合格できるのかという部分について、説明しますね。
社労士試験のオフィシャルサイトには以下の記載がありました。
合格基準点は、選択式試験及び択一式試験のそれぞれの総得点と、それぞれの科目ごとに定めます。各成績のいずれかが合格基準点に達しない場合は不合格となります(合格基準点は、合格発表日に公表されます。)。
社会保険労務士試験オフィシャルサイトより引用
社労士試験には「選択式」と「択一式」の2種類の試験がありまして、それぞれ「総得点」と「科目ごと」の2種類の基準があります。
合格するには、それらの基準を全て超える必要があります。まとめると以下の通りですね。
この合格基準点がどのくらいの点数なのか、このあと過去のデータを見ながら詳しく説明していきます。
社労士試験の配点
合格基準点の話に入る前に、社労士試験の配点についてみていきましょう。
先ほども説明した通り、社労士試験には「選択式」と「択一式」の2種類の試験がありまして、それぞれ配点は以下の通りです。
選択式の配点
労働基準法及び労働安全衛生法 | 1問(5点) |
労働者災害補償保険法 (労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。) | 1問(5点) |
雇用保険法 (労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。) | 1問(5点) |
労務管理その他の労働に関する一般常識 | 1問(5点) |
社会保険に関する一般常識 | 1問(5点) |
健康保険法 | 1問(5点) |
厚生年金保険法 | 1問(5点) |
国民年金法 | 1問(5点) |
合計 | 8問(40点) |
こんな感じでして、全ての科目が同じ配点です。
「労働者災害補償保険法」と「雇用保険法」の2科目についてはカッコ書きで(労働保険の保険料の徴収等に関する法律)と書きましたが、選択式はこの部分からの出題は無しです。
択一式の配点
労働基準法及び労働安全衛生法 | 10問(10点) |
労働者災害補償保険法 (労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。) | 10問(10点) |
雇用保険法 (労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。) | 10問(10点) |
労務管理その他の労働に関する一般常識 社会保険に関する一般常識 | 10問(10点) |
健康保険法 | 10問(10点) |
厚生年金保険法 | 10問(10点) |
国民年金法 | 10問(10点) |
合計 | 70問(70点) |
「労務管理その他の労働に関する一般常識」「社会保険に関する一般常識」の2科目については、合わせて10問の出題となっています。
「労働者災害補償保険法」「雇用保険法」については、カッコ書きで書いた(労働保険の保険料の徴収等に関する法律)に関する問題がそれぞれ3問、合計6問出題されます。
社労士試験の選択式の合格基準
各科目の配点がわかったところで、本題の合格基準の話に戻します。
まずは選択式の過去8年間の合格基準点を以下にまとめましたのでどうぞ。
令和5年度 | 総得点:26点以上 各科目:3点以上 【補正】なし |
令和4年度 | 総得点:27点以上 各科目:3点以上 【補正】なし |
令和3年度 | 総得点:24点以上 各科目:3点以上 【補正】労一は1点、国年は2点以上 |
令和2年度 | 総得点:25点以上 各科目:3点以上 【補正】労一、社一、健保は2点以上 |
令和元年度 | 総得点:26点以上 各科目:3点以上 【補正】社一は2点以上 |
平成30年度 | 総得点:23点以上 各科目:3点以上 【補正】社一、国年は2点以上 |
平成29年度 | 総得点:24点以上 各科目:3点以上 【補正】雇用、健保は2点以上 |
平成28年度 | 総得点:23点以上 各科目:3点以上 【補正】労一、健保は2点以上 |
毎年変動がありますが、大体の目安としては「総得点25点前後、各科目3点以上」といったところ。
この「各科目3点以上」という科目ごとの基準が厄介でして、1科目でもこの基準を下回ると、どれだけ総合得点が高かったとしても不合格となります。
なので捨て科目を作らずに満遍なく勉強する必要がありますね。
シビアな試験です。
問題の難易度によって補正が行われる科目があり、2点が基準になることもあります。
過去には1点が基準になったこともあるので、試験の出来が悪かったとしても希望がありますね。
社労士試験の択一式の合格基準
続いて択一式についても見ていきます。
過去8年間の合格基準点は以下の通りです。
令和5年度 | 総得点:45点以上 各科目:4点以上 【補正】なし |
令和4年度 | 総得点:44点以上 各科目:4点以上 【補正】なし |
令和3年度 | 総得点:45点以上 各科目:4点以上 【補正】なし |
令和2年度 | 総得点:44点以上 各科目:4点以上 【補正】なし |
令和元年度 | 総得点:43点以上 各科目:4点以上 【補正】なし |
平成30年度 | 総得点:45点以上 各科目:4点以上 【補正】なし |
平成29年度 | 総得点:45点以上 各科目:4点以上 【補正】厚年は3点以上 |
平成28年度 | 総得点:42点以上 各科目:4点以上 【補正】労一社一、厚年、国年は3点以上 |
択一式は「総得点45点前後、各科目4点以上」が目安ですね。
選択式同様に「各科目4点以上」という基準があり、1科目でも下回ってしまうと問答無用で不合格となります。
選択式と違って補正があまり入らないので、各科目4点以上を確実に取れるよう対策をしていきましょう。
社労士試験の選択式と択一式
というわけでここまででこの記事の本題としては以上なのですが、いくつか補足していきますね。
まずは社労士試験の選択式と択一式について。
社労士試験には選択式と択一式があって、それぞれ合格基準点が設けられているという説明はしましたが、そもそも選択式と択一式ってどんな問題が出るの?という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
簡単にまとめると、以下の通りです。
こんな感じですね。
社労士試験は午前中に選択式の試験、午後に択一式の試験が実施されます。
試験時間や実際の問題を「社労士試験の科目や出題形式まとめ【全8科目で選択式と択一式の2種類がある】」にまとめているので、気になる方はこちらから確認していただければと思います。
社労士試験の合格率
社労士試験の合格率は、ここ5年間は5〜7%台で安定しています。
過去には2%台という衝撃的な合格率の年もありましたが、ここ最近はこんな感じです。
合格率については「社労士試験の合格率の推移【5〜10%くらいなのでかなり低い】」の記事で詳しく傾向をまとめていますので、気になる方はこちらをチェックしてみてください。
今回は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは。
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