社労士試験の受験資格【専門学校卒はあり、高卒は他の要件満たす必要あり】

こんにちは、まさちゃんです。

いつも当ブログ(masablog)をご覧いただきありがとうございます。

今回は「社労士試験の受験資格」について詳しく解説していきます。

この記事で解決できること
  • 社労士試験の受験資格はどうなっているのか
  • 高卒で社労士になるにはどうすればいいのか

社労士試験を受けるには、受験資格を満たしている必要があります。学歴や職務経歴、持っている資格などの要件があるのですが、ちょっとわかりづらいので詳しく解説していきます。

目次

社労士試験の受験資格は3つ

社労士試験の受験資格は3つあり、その中のどれか1つを満たしていれば受験可能です。

以下の3つですね。

  • 学歴
  • 職務経歴
  • 所持している資格

それぞれ細かい要件があるので、説明していきます。

社労士試験の学歴による受験資格

まず一般的なのは学歴による受験資格でして、多くの方はこの要件で受験資格を満たしているかと思います。

社会保険労務士試験オフィシャルサイト」によると、具体的には以下の学歴があれば受験資格を満たしていると言えます。

  • 大学、短大、高専等卒業
  • 専門学校卒業
  • 厚生労働大臣が認めた学校卒業
  • 各種学校等卒業
  • 専門職大学、専門職短期大学卒業
  • 高等専門学校(5年制)卒業
  • その他

専門学校卒は、受験資格として認められる

大学、短大、専門学校などを卒業していれば、「受験資格がある」ということになりますね。かなりの方がこの時点で受験資格を満たしているのではないでしょうか。専門学校卒業も受験資格にカウントされるのは嬉しいですね。

また、大学の場合は卒業していなくても受験資格として認められる場合があります。

大学(短期大学を除く)における修得単位数62単位以上、または一般教養科目36単位以上を修得し、かつ、専門教育科目等の単位を加えて合計48単位以上

こんな感じで、一定の単位を修得していればその時点で受験資格ありとなります。

厚生労働大臣が認めた学校とは

「厚生労働大臣が認めた学校卒業」という項目もありますが、こちらには看護師学校や保健師学校など、88区分が該当しています。美容師の養成施設などもこちらに入っていますね。

社労士の資格と関係していない学校を卒業した場合も受験資格として認められるので、自分の卒業した学校が該当するかどうかは「こちら」から確認してみてください。

高卒は受験資格を満たさない

注意点としては、高卒の方は「学歴だけでは受験資格を満たさない」という点です。

ですが高卒だからといって絶対に受験資格を満たさないというわけではなく、学歴以外の面で受験資格を満たせば社労士試験の受験が可能です。

以下で紹介していきます。

社労士試験の実務経験による受験資格

実務経験を活かして受験資格を得る方法もあります。

社労士試験のオフィシャルサイト」によると、以下の実務経験が受験資格として認められています。

  • 労働社会保険諸法令の規定に基づき設立された法人の役員又は従業者
  • 国又は地方公共団体の公務員等
  • 日本郵政公社の役員又は職員
  • 全国健康保険協会又は日本年金機構の役員又は従業員
  • 社会保険労務士又は弁護士の補助者(社労士法人、弁護士法人を含む)
  • 労働組合の専従役員
  • 会社その他の法人(法人でない社団又は財団を含む)の労務担当役員
  • 労働組合の職員又は法人等若しくは事業を営む個人の従業者

社労士の仕事に関係の深い業務が対象ですね。

これらの経験が3年以上あれば、受験資格が得られます。

社労士試験以外の試験合格による受験資格

社労士試験以外の資格を持っている方も、資格によっては受験資格として認められます。

オフィシャルサイトによると、以下の3種類があります。

  • 社労士試験以外の国家試験合格
  • 司法試験予備試験等の合格
  • 行政書士試験の合格

一番上の「社労士試験以外の国家試験」というのは、正確に言うと「社会保険労務士試験以外の国家試験のうち、厚生労働大臣が認めた国家試験」ですね。国家試験ならなんでもOKというわけではなく、厚生労働大臣が認めたものでなければダメですね。こちら」で確認できるので、何かしらの資格を所持している方は、一度確認してみてください。

社労士に直接関係しそうな法律系資格の他、キャリコンや食品衛生監視員、特級ボイラー技師などの資格も含まれています。

かなり多くの資格が対象となっているので、こちらで受験資格を満たしている人も多いかもしれませんね。

高卒で社労士を目指す場合

ここまでで説明したとおり、高卒の方はそれだけだと受験資格がありません。

実務経験やその他の資格を所持していれば問題ないですが、どの要件も満たしていない場合はどうすればいいのか…

結論、上記のどれかの条件を満たすようになるしかないですね。

抜け道はありません。

  • 今から大学や短大、専門学校に通い、卒業する
  • 受験資格が得られる職種で、3年間の実務経験を積む
  • 他の資格を取得する

このどれかしかありません。

一番おすすめは「資格取得」

一番おすすめなのは「資格取得」ですね。

大学や短大に通うにしても2年以上の期間がかかりますし、実務経験も3年必要です。

それに比べて、資格はものによっては1年以内で取得することが可能なので、最短で受験資格が欲しいなら他の資格取得を狙いましょう。

とはいえ社労士の受験資格が得られる資格試験は、難しいものが多いです。軽い気持ちで合格できるものではないので、社労士試験の練習だと思って、しっかり勉強の習慣を身につけていきたいですね。

おすすめ資格は、行政書士

社労士の受験資格が得られる資格はたくさんありますが、その中でもおすすめなのは行政書士の資格ですね。

行政書士は社労士よりも若干簡単な部類に入る資格でして、勉強時間で言うと以下の差があります。

  • 社労士:1,000時間程度
  • 行政書士:600〜800時間程度

社労士より簡単とはいえ、それでも600〜800時間の勉強は必要です。しんどいですが、この試験勉強に耐えられないようでは社労士の資格に合格できるはずはないですね。

勉強の習慣をつけたり、社労士試験に向けて自信をつける意味でもちょうどいい資格かと思います。

また、行政書士の資格はそれだけでも価値のある資格です。資格を活かして仕事もできるので、取っておいて損はない資格です。

社労士・行政書士のおすすめの予備校

最後に社労士と行政書士の対策におすすめの予備校を紹介して、この記事を終わろうと思います。

以下の予備校がおすすめですね。

  • アガルートアカデミー
  • スタディング
  • フォーサイト

どの予備校も最近テレビCMなどが入り、一気に知名度を上げてきている予備校です。

この3校は全てWeb通信専門の予備校でして、スマホ1台あればどこでも学習できるというメリットがあります。通勤や通学の時間にコツコツと勉強を重ねられるので、忙しい方には特におすすめですね。

公式サイトでサンプル講義が視聴できるので、一度見てみるとイメージがわきますよ。

これらの予備校も含め、合計8校の予備校を比較した「社労士予備校8校をガチ比較!【TAC、大原、アガルート、フォーサイトなど】」の記事も参考にしてみてください。

今回は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは。

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