こんにちは、まさちゃんです。
いつも当ブログ(masablog)をご覧いただきありがとうございます。資格についての情報を発信しているブログになりますので、参考にしていただけましたら幸いです。
さて今回は、「大学生が取るべき資格10選」というテーマで情報をまとめました。
就職活動に向けて、何かしらの資格を取得したいと思っている大学生は多いですよね。ですがどの資格を取れば良いのかを決めきれずに、時間を浪費してしまっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そういった大学生に向けて、一生使える無駄にならない資格を10個厳選して紹介していきます。
読み終わる頃には、自分が取るべき資格を絞り込め、その取得に向けて一歩目が踏み出せる状態になっているはずです。
それでは早速、内容に入っていきます。
大学生が取るべき資格10選の選定基準
最初にこの記事で紹介していく「大学生が取るべき資格10選」の選定基準についてお伝えしておきます。
選定基準として重視したのは以下3点です。
- 就職活動でアピールできる資格であること
- 一生使える資格であること
- 取得難易度が高すぎない資格であること
就職活動でアピールできる資格であること
そもそもこの記事は「大学生が取るべき資格」というテーマで書いているので、身近な目標である「就活」で使えるという部分は大前提としてあります。知名度が高く、幅広い仕事に応用できる資格を選定しています。
一生使える資格であること
せっかく取得するなら、これから先の長い人生でずっと使える資格の方がいいですよね。今後も需要が見込まれる資格や、日々の生活の中でも活かせる資格、将来の安定や独立につながる資格などを厳選しています。
取得難易度が高すぎない資格であること
難易度が高い資格は取得さえできてしまえば一生の武器になりますが、長い期間の学習を要するため、就活に間に合わない可能性が出てきます。長くても半年〜1年程度の期間で取得できる資格を選定しました。
大学生が取るべき資格10選
日商簿記検定
受験資格 | 1級:なし(どなたでも受験可能) 2級:なし(どなたでも受験可能) 3級:なし(どなたでも受験可能) |
試験日 | 1級:6月、11月の年2回 2級:6月、11月、2月の年3回(ネット受験もあり) 3級:6月、11月、2月の年3回(ネット受験もあり) |
必要な学習時間目安 | 1級:500〜600時間 2級:100〜200時間 3級:50〜100時間 |
合格率 | 1級:10%前後 2級:20%〜30% 3級:40〜50% |
簿記は、企業の営業取引や経営活動を帳簿に記録する技術のこと。この知識があるかどうかが問われるのが簿記検定です。1954年から施行されている歴史ある試験で、これまでに累計で2,800万人以上が受験している人気資格でもあります。
企業の経理担当者などの求人で「簿記○級以上」という応募要件が設定されいてることがあるため、デスクワークの仕事を目指す方は簿記を取得することで応募できる職種の幅を広げられます。比較的取得しやすい資格として人気で、3級は50〜100時間程度の学習で合格が狙えます。
大学生におすすめなのは2級ですね。2級の勉強をすることで商業簿記の知識だけでなく工業簿記の知識も身につけられるので、より多くの企業でアピールできる資格と言えます。
また、1級を取得することで税理士試験の受験資格も取得できるため、将来の国家資格取得に向けての足がかりとしても取得しておいて損のない資格ですね。
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
受験資格 | なし(どなたでも受験可能) |
試験日 | 随時 |
必要な学習時間目安 | 40〜80時間 |
合格率 | 非公開(目安は一般レベル80%、上級レベル60%) |
MOSはMicrosoft Office Specialist(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)の略で、マイクロソフト社のパソコンソフト、WordやExcel、PowerPoint、Access、Outlookのスキルを証明するための試験です。世界約200か国で同じ基準で実施されている試験なので、取得することで日本だけでなく海外でもスキルの証明として使えます。
一般レベル(スペシャリスト)とエキスパートレベルがあり、エキスパートの方が高い難易度となっています。Word一般、Wordエキスパートのようにソフトごとに試験が分かれているので、必要なソフトのみをチョイスして受験できます。
ご存知の通り、WordやExcelを使っている企業は多いです。実際の求人でも「Word、Excelが使える方」のような条件がついているものも多いため、そういった求人に応募する際には「MOS Word取得」「MOS Excel取得」のように書くことでアピールできますね。
短期間の学習で取得できるのも魅力で、操作に慣れている方であれば40時間、未経験の方でも80時間ほどの学習で取得可能です。
ITパスポート
受験資格 | なし(どなたでも受験可能) |
試験日 | 随時 |
必要な学習時間目安 | 100〜180時間程度 |
合格率 | 50%前後 |
ITパスポートはその名の通り「ITの入門資格」に位置付けられる国家資格で、ITに関連した基礎知識が満遍なく問われます。今の時代はIT技術を導入していない企業はほとんどないです。しっかりITリテラシーが身についているという証明になる資格なので、職種や業界を問わずどんな分野でも評価される資格と言えます。
必要な学習時間は100時間〜180時間程度、合格率も近年は50%を超えており、難易度がそこまで高くないのも魅力です。さらにITパスポートの上位置資格として、「情報セキュリティマネジメント試験」「基本情報技術者試験」があり、その上にも「応用情報技術者試験」などの資格が複数あるので、ITパスポート合格後もステップアップできる道が用意されている点も魅力ですね。
FP(ファイナンシャルプランナー)
受験資格 | 2級:3級FP技能検定合格者など 3級:なし(どなたでも受験可能) |
試験日 | 2級:年3回(5月・9月・翌1月) 3級:年3回(5月・9月・翌1月) |
必要な学習時間目安 | 2級:150〜300時間 3級:30〜100時間 |
合格率 | 2級:学科40〜50%、実技50〜60% 3級:学科70〜80%、実技80〜90% |
FPは税金や年金、保険などに関する幅広い知識を持ち、ライフプランニングの助言をする専門家のこと。FP資格を取得することで、保険業界や金融業界をはじめとした様々な業界への就活でアピールできます。また、こういったお金の知識は日常生活の中でも役立ちます。一生使える資格と言えますね。
難易度もそこまで高くなく、3級は30〜100時間、2級は150〜300時間程度の学習で合格が狙えます。3級に合格することで2級の受験資格が得られるので、まずは3級の合格を目指して学習していきましょう。難易度は上がりますが、できれば2級まで取得しておくと就活でのアピール力が高まるためおすすめです。
なお、1級は受験資格を得るのに実務経験が必要なため、ここではおすすめしません。
TOEIC
受験資格 | なし(どなたでも受験可能) |
試験日 | 年間10回程度 |
必要な学習時間目安 | 目指すスコアによる |
合格率 | ー |
TOEICは英語のコミュニケーション能力を判定するテストです。もはや説明不要なほど認知度が高く、就活においても確実にアピールポイントとして使える資格ですね。合格・不合格で判定される試験ではなく、どのくらいのスコアが取れたかで英語力を判定します。一般的に、上場企業で一般社員に求めるレベルが600点台なので、このくらいのスコアが出せれば就活がかなり有利になりますね。700点を超えるとビジネス上の会話ができるレベル、800点を超えるとネイティブの方とディスカッションができるレベルです。
海外営業やキャビンアテンダントなどの仕事はもちろん、外国人の方が多く来店する店舗の販売店員、バスやタクシーの運転手、ホテルマンなども、TOEICの高得点はアピールになります。実際に「TOEIC ○点以上」という条件がついた求人も多く存在するため、応募できる企業の幅も広がりますね。
なお、今回は就活に向けて「短期間で取得できる」という資格を紹介しています。TOEICってそんなに簡単にスコアアップできるんだっけ…と感じた方もいるかと思うので、念のため補足しておくと、TOEICのスコアは短期間で上げることが可能です。短期間に大幅スコアアップを目指すのであれば、「英語コーチング」を受けるのがおすすめです。学習スケジュールの作成や進捗管理、レッスンなどが受けられるというサービスで、スクールにもよりますが、例えばトライズというスクールであれば2ヶ月の受講で150点前後のスコアアップというのが受講生の平均値です。
医療事務系の資格
受験資格 | なし(どなたでも受験可能) |
試験日 | 医療事務認定実務者(R)試験:年12回 医療事務技能審査試験:年12回 医療事務管理士(R)技能認定試験:年6回 診療報酬請求事務能力認定試験:年2回 |
必要な学習時間目安 | 医療事務認定実務者(R)試験:200時間程度 医療事務技能審査試験:200~300時間 医療事務管理士(R)技能認定試験:200~300時間 診療報酬請求事務能力認定試験:350~600時間 |
合格率 | 医療事務認定実務者(R)試験:60〜80%程度 医療事務技能審査試験:60%程度 医療事務管理士(R)技能認定試験:50%程度 診療報酬請求事務能力認定試験:30%程度 |
医療事務は病院やクリニックなどで医療費の計算をしたり、保険者に診療報酬を請求したりする仕事です。その医療事務の仕事をする上で必要なスキルを判定する資格がいくつかあり、代表的なものが上の表に記載した4資格です。医療事務の求人は資格がなくても応募できるものが多くありますが、人気職種のため採用倍率が高くなる傾向があります。他の応募者より一歩リードするためにも、これらの資格を取ってアピールできた方がいいですね。
また、病院やクリニックは全国各地にあるため、働く場所の選択肢も増えます。景気にも左右されにくく安定しているという点も魅力。一生にわたって使える資格です。
難易度が比較的低い医療事務認定実務者であれば200時間ほどの勉強で合格が可能です。少ない学習時間で一生使える資格が手に入るということで、学習コスパの良い資格と言えますね。
宅建(宅地建物取引士)
受験資格 | なし(どなたでも受験可能) |
試験日 | 例年10月の第3日曜 |
必要な学習時間目安 | 300〜400時間 |
合格率 | 15%前後 |
宅建は不動産関係の知識を証明する国家資格です。不動産屋で賃貸契約などをする際に発生する「重要事項の説明」「重要事項説明書への記名、押印」「契約書面への記名、押印」の3つの業務は、宅建資格を取得した方でないとできない業務です。そのため不動産業界への就職を目指す場合には非常に有利になる資格と言えます。不動産業界以外にも、金融機関や建築会社への就活ではアピールになりますね。300〜400時間ほどの学習で取得できる点も魅力です。
また、宅建取得そのものを目的とする以外にも、様々な資格の足掛かり的な意味合いで取得するのもおすすめです。宅建取得の際に学んだ法律知識を活かし、司法書士や行政書士などの法律系資格を目指したり、不動産鑑定士や土地家屋調査士などの不動産系資格を狙うなど、さらなる難関資格にチャレンジする土台が作れます。
行政書士
受験資格 | なし(どなたでも受験可能) |
試験日 | 例年11月の第2日曜日 |
必要な学習時間目安 | 600〜800時間 |
合格率 | 10%〜15%程度 |
行政書士は行政機関に提出する書類の作成や相談業務をする専門家のこと。毎年4万人前後の方が受験する人気の国家資格です。難関資格の中でも比較的合格を狙いやすく、600〜800時間ほどの勉強で取得できます。これくらいの勉強時間であれば、単位をほぼほぼ取り終えて余裕のある方であれば半年程度で到達できる時間数ですね。受験資格もないので、大学生のうちから狙っていくのもおすすめです。
ですが合格率は10%〜15%程度とかなり低いため、独学で合格を目指すのはかなり大変です。通信講座や予備校に頼るという選択肢も検討していきましょう。
将来的に独立開業を目指したい方にもおすすめの資格です。
公務員試験
受験資格 | 基本的になし(ただし、受験する試験による) |
試験日 | 受験する試験による |
必要な学習時間目安 | 500〜1500時間 |
合格率 | 受験する試験による |
人気職業の公務員を目指し、公務員試験を受けるというのもおすすめですね。公務員試験には様々な種類があり、日程が被らない限り併願することができます。「国家公務員を目指すのか地方自治体の職員を目指すのか」「事務職なのか専門職なのか」「大卒なのか高卒なのか」などによって細かく分類されています。この辺りは「事務職公務員の種類」の記事でまとめているので、詳しく知りたい方は参考にしてみてください。
どの試験を受験するかによって難易度も大きく変わってくるのですが、一般市役所の職員などは500時間程度の勉強で合格が目指せると言われています。政令市や東京23区、都道府県庁、国家公務員などを目指す場合には1,000時間ほどが必要なので、この辺りまでがおすすめできる範囲ですね。最難関の「国家総合職」は1,500時間もの膨大な学習時間が必要になるので、「難易度が高すぎない」というこの記事のコンセプトから外れるため、積極的におすすめはしません。各試験の難易度については「公務員試験の難易度と穴場な試験」の記事で詳しく説明しているので参考にしてみてください。
また、具体的に公務員試験の合格に向けて何をしたらいいのかというところを「公務員になるためにやるべきこと」に全てまとめています。こちらも併せてどうぞ。国や自治体全体に関わる大きな仕事がしたい、安定した生活がしたい、という方におすすめです。
プログラミング関係の資格
受験資格 | 基本的になし |
試験日 | 受験する試験による |
必要な学習時間目安 | 受験する試験による |
合格率 | 受験する試験による |
プログラミング関係の資格もおすすめですね。IT人材は2030年には79万人が不足すると言われているため、プログラミングの知識を身につけておくことで選べる仕事の幅が大きく広げられます。給料が他の業界に比べて高い傾向にあるのも魅力ですね。
深刻な人材不足ではありますが、「IT=カッコイイ」というイメージからか、実はIT系の仕事に就きたいという方はかなり多いです。それでも人材不足が解消されないのは、企業側も「誰でもいい」と思っていないということ。就職活動前にプログラミング系の資格を取っておくことで、本気度をアピールできるのは大きなメリットです。
また、プログラミングのスキルは一度身につけてしまえば誰にも奪われることがないため、将来的にフリーランスとして活躍することも可能。世界中で使われている技術なので、世界を股にかけて仕事をすることもできます。物価の安い国に住みながら報酬の高い仕事をすることもできるわけですね。
様々なプログラミング言語がありますが、言語の選び方や勉強方法は「プログラミング学習の始め方」の記事にまとめているのでぜひ参考にしてみてください。
大学生が取るべき資格まとめ
というわけで今回は、「大学生が取るべき資格」というテーマで情報をまとめました。
改めて、いかに大学生が取るべき資格10選をまとめておきます。
- 日商簿記検定
- MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
- ITパスポート
- FP(ファイナンシャルプランナー)
- TOEIC
- 医療事務系の資格
- 宅建(宅地建物取引士)
- 行政書士
- 公務員試験
- プログラミング関係の資格
興味があるものを1つ選び、すぐに取得に向けての勉強を始めていきましょう。数ヶ月後には、就職活動でアピールでき、その後の人生でも一生使える資格が取得できていますよ。
そして資格取得の勉強をする際には、独学よりも予備校や通信講座でしっかりサポートしてもらうのがおすすめです。お金はかかりますが、資格を取得してしまえばすぐに元が取れるため、自己投資としてはかなりコスパがいいです。
こんな感じで、予備校や通信講座にかけた費用はすぐに取り戻せます。「お金をケチって独学で勉強し、挫折してしまった…」というのが最悪パターンなので、これを回避するためにも積極的に予備校・通信講座を活用していきましょう。今回紹介した資格10個については、おすすめの予備校・通信講座を別記事で紹介しています。以下に置いておくので、選ぶ際の参考にしてみてください。
今回は以上になります。資格取得で、読者の皆さまに明るい未来が訪れることを願っております。
大学生が取るべき資格10選の予備校・通信講座の比較記事
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