【令和5年版】司法書士試験の受験者数の推移【毎年1万人以上が受験する人気資格】

こんにちは、まさちゃんです。

今日は司法書士試験の受験者数について詳しく解説していきます。

この記事で解決できること
  • 司法書士試験の受験者数はどのくらいなのか
  • 男女比や年齢層などの内訳はどうなっているのか

過去の司法書士試験の結果を基に、受験者数の推移をみていきます。

目次

司法書士試験の受験者数の確認方法

まず最初に、司法書士試験の受験者数の確認方法についてお伝えしておきます。この記事で扱っている司法書士試験の情報は、「法務省のHP」で確認した情報になります。

国が公表している正式な情報なので、間違いない数字です。

安心して読んでいただければと思います。

司法書士試験の受験者数の推移

早速、司法書士試験の受験者数をみていきましょう。

以下に推移を表にまとめました。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年13,372人695人5.20%
令和4年12,727人660人5.19%
令和3年11,925人613人5.14%
令和2年11,494人595人5.17%
令和元年13,683人601人4.39%
平成30年14,387人621人4.32%
平成29年15,440人629人4.07%

受験者数はこの7年間で減少傾向ですね。

  • 平成29年:15,440人
  • 令和5年:13,372人

平成29年が15,440人だったのに対し、最新の令和5年は13,372人という状況。

2万人以上減少しています。

とはいえここ数年は令和2年の11,494人を底に増加傾向となっています。

再度人気が高まってきている資格と言えますね。

司法書士試験の受験率

受験率についてもみていきましょう。受験率というのは、申込んだ人のうち、実際に受験した人の割合のこと。

以下の表にまとめました。

年度申込者数受験者数受験率
令和5年16,133人13,372人82.9%
令和4年15,693人12,727人81.1%
令和3年14,988人11,925人86.2%
令和2年14,431人11,494人79.6%
令和元年16,811人13,683人81.4%
平成30年17,668人14,387人81.4%
平成29年18,831人15,440人82.0%

ここ7年間は79〜86%くらいの受験率となっています。

とはいえ令和2年と3年はコロナの影響もあるため、あまり参考にはならないですかね。

特に令和2年度の試験はドンピシャでその影響を受けており、試験日が例年の7月から9月に延期されるという異例の事態となりました。

通常通りであれば、受験率は8割ちょっとの数字になりますね。

というわけで、残りの2割弱くらいの方が、受験申し込みをしたにもかかわらず受験せずに辞退しているという計算になります。大体5人に1人が辞退しているということですね。

辞退した方に直接聞いたわけではありませんが、その理由としては以下のものが考えられます。

  • 仕事や家庭の都合で受験ができなくなった。
  • 思ったように勉強時間が確保できなかった。

そもそも司法書士試験は合格するまでに3,000時間の勉強時間が必要と言われている試験でして、1日3時間ずつ勉強したとしても3年近くかかります。

それだけ長期間かけるとなると、勉強が予定通りに進まないことも当然ありますよね。

「とりあえず申し込んだけど、このままだと受けてもどうせ落ちるから、来年またチャレンジしよう。」という方も一定数いるわけですね。

また、司法書士試験は申し込みから試験日まで大体2ヶ月ほどあるので、予想していなかった事情により受けられなくなってしまう可能性もあります。

司法書士試験の合格者数

受験者数が減少傾向であるにも関わらず、合格者数は増加傾向です。

  • 平成29年:629人
  • 令和5年:695人

平成29年が629人だったのに対し、最新の令和5年は695人という状況。

ということは、合格率が上がってきているということ。

今が狙い目の試験と言えますね。

とは言え多くの方が不合格となる試験であることには変わりないので、価値のある資格というのは間違いないです。

司法書士試験の年齢層

続いて司法書士試験の年齢層をみていきましょう。こちらは受験者のデータがなかったので、合格者のデータになりますが、受験者についても同じような傾向かと思います。

法務省のHPで公表されている資料に、合格者の生まれた年を集計した表が掲載されていまして、令和5年度試験のものが以下です。

法務省HPより

こんな感じでして、特に多いのは30代と40代。この2つの世代だけで全体の6割以上を占めます。

この2世代ほどではありませんが、50代と20代の割合もある程度高く、全世代に人気の資格と言えますね。そして同時に、どの世代にもチャンスがある資格と言えます。

ちなみに合格者の平均年齢や最高年齢、最低年齢の情報も掲載されており、以下の通りです。

  • 平均年齢:41.14歳
  • 最高年齢:82歳
  • 最低年齢:19歳

19歳の方が最年少とのことで、なんと10代から合格者が出ました。

逆に最高齢は82歳という…すごすぎる…

司法書士試験の男女比

続いて合格者の男女比についてもみていきましょう。

年度男性女性合格者数
令和5年487人
(70.1%)
208人
(29.9%)
695人
令和4年478人
(72.4%)
182人
(27.6%)
660人
令和3年431人
(70.3%)
182人
(29.7%)
613人
令和2年437人
(73.4%)
158人
(26.6%)
595人
令和元年466人
(77.5%)
135人
(22.5%)
601人
平成30年479人
(77.1%)
142人
(22.9%)
621人
平成29年479人
(76.2%)
150人
(23.8%)
629人

令和5年度の合格者の男女比は7:3くらいなので、男性の方が多いですね。

少しずつですが、女性の割合も増えてきています。

司法書士試験の合格率

司法書士試験の合格率は、近年は4~5%前後で推移しています。記事の前半に掲載した表を再度以下に載せますね。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年13,372人695人5.20%
令和4年12,727人660人5.19%
令和3年11,925人613人5.14%
令和2年11,494人595人5.17%
令和元年13,683人601人4.39%
平成30年14,387人621人4.32%
平成29年15,440人629人4.07%

見ていただくとわかるとおり、徐々に合格率が上昇してきていますね。

合格率については本題から逸れるので、詳しく知りたい方はこちらの「司法書士試験の合格率の推移【上昇傾向だけど、それでも5%くらい】」の記事を参考にしてみてください。

司法書士試験の合格率が低い理由や、他の資格との比較などをまとめています。

司法書士試験の受験者推移まとめ

というわけで、今回は司法書士試験の受験者数について、ここ数年の推移や内訳などをまとめました。

ざっくりまとめますね。

司法書士試験の受験者数まとめ
  • 受験者数は減少傾向だが、ここ最近は増加傾向
  • 受験者がかなり減っているとはいえ、毎年10,000人以上が受験している
  • 15〜20%の方が、受験申込をしたにもかかわらず受験していない
  • 合格者が特に多いのは30代と40代で、全体の6割以上を占める
  • 合格者の男女比は大体7:3くらい

今回は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは。

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