【2026年版】通関士になるには?年収1000万円は狙える?AI時代の将来性や合格方法を徹底解説

こんにちは、まさちゃんです。

今回は「通関士になるには?」というテーマでお話ししていきます。

この記事で解決できること
  • 通関士ってどんな仕事?
  • 年収はどのくらい?
  • 将来性はあるの?
  • 試験はどのくらい難しい?
  • 効率よく合格する方法は?

こういった疑問が解消できます。

要するに「通関士について何も知らないけどなんとなく気になってる」という状況の方が、通関士を目指すかどうかを決断できるような内容になっています。

ぜひ最後まで読んでいただけたらと思います。

この記事を書いた人
まさちゃん
まさちゃん Webライター/コンテンツクリエイター 資格講座に累計100万円以上を使い、資格取得で年収500万円アップを達成。累計10,000時間以上を資格情報の収集に投下している資格が趣味の人。ポムポムプリン愛好家。
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目次

通関士とは?

通関士の役割

通関士は、輸出入における通関手続きのプロフェッショナルです。簡単に言うと「貿易現場のエキスパート」で、物品が国境を越えるときに必要な法的手続きをすべて担います。

日本では年間の輸出入金額の合計が100兆円を超えており、貿易取引はますます拡大しています。通関業者が行う通関手続きにはすべて通関士が関わります。通関業法の規定により、通関業者は営業所ごとに通関士を置かなくてはならないと義務付けられているため、安定した需要が保証されています。

主な仕事内容

通関書類の作成・チェック

輸出入では、輸出入申告書・インボイス(仕入書)・船荷証券・保険証券・許可証や承認証など多くの書類が必要です。通関士はこれらの書類の内容を確認・チェックし、申告に必要な書類を作成します。内容が複雑なため、多くの企業が通関士に依頼します。

輸出入申告の代理業務

書類が整ったら税関への申告業務を行います。輸出入の申告手続き・関税額の計算と納付・審査や検査への立ち会い・申告が却下された場合の不服申し立てまで、依頼人に代わってすべてを担います。

コンプライアンス・リスク管理

輸出入禁止品のチェックや法改正への対応など、貿易に関わるコンプライアンス業務も通関士の重要な役割です。企業のリスクを守るプロとして活躍します。

通関士には独占業務がある

通関士には法律で定められた2つの独占業務があります。

  • 通関書類の審査
  • 通関書類への記名・押印(電子署名を含む)

これらの業務は通関士にしかできません。つまりどんな企業も、通関業務を行う限り通関士なしには動けないということです。弁護士や税理士と同様に「いなければ業務が止まる」という強みがあります。

年収・将来性

どのくらい稼げるの?

平均年収:約591万円

職業情報提供サイト「jobtag」によると通関士の全国平均年収は約591万円となっています。日本の給与所得者の平均年収は約460万円なので、通関士は平均を大きく上回る水準です。

年代別の目安

年代年収目安
20代300〜380万円
30代420〜480万円
40代530〜600万円
50代600〜650万円

勤務先・働き方で年収は大きく変わる

国内の通関業者・物流会社

年収400〜500万円前後が目安。最も一般的な就職先で、通関業務のスペシャリストとして着実にキャリアを積めます。資格手当として月5,000〜15,000円が支給される企業も多いです。

海運・空運業界

年収600〜800万円程度。海運業界は貿易関連業界の中でも給与水準が高く、大手企業では年収1,000万円も視野に入ります。

外資系企業・海外勤務

年収600〜800万円以上。海外赴任手当・家族手当・危険手当などが加わり、国内勤務より200〜300万円高くなるケースもあります。

年収をアップさせる方法

他の資格やスキルと組み合わせる

  • 貿易実務検定(貿易の総合知識を証明)
  • 英語力(TOEIC)(外資系・海外勤務への道が開ける)
  • 乙仲・NACCS操作スキル(実務力のアピールに)

キャリアアップを狙う

  • 管理職・責任者ポジションへの昇進
  • 大手海運・外資系企業への転職
  • 海外勤務にチャレンジする

将来性はどう?

結論:需要は安定していて、将来性があります。

輸出入取引の増加が続いている

eコマースの国際化やアジア新興国との貿易拡大により、輸出入申告件数は増加傾向にあります。取引量が増えるほど通関士の出番も増えます。

法律で「必置資格」として義務付けられている

通関業者は営業所ごとに通関士を置く義務があります。需要が制度的に担保されているため、景気に左右されにくい安定した職業です。

合格率10〜20%の難関資格で担い手が少ない

難関資格であるため新規参入者が限られており、有資格者の希少性は維持されます。資格取得さえできれば就職・転職で強い武器になります。

AIに代替されにくい判断業務が多い

複雑な法律解釈や税関との折衝、イレギュラーなケースへの対応など、人間の判断が必要な業務が中心です。書類の単純処理は自動化が進んでも、判断業務は通関士の領域です。

活躍できる職場

就職先特徴
通関業者最も一般的。通関業務のスペシャリストとして活躍。
海運・航空・運送会社物流全体に関わる。年収高めの傾向。
貿易会社・商社社内担当者として活躍。海外とのやり取りも多い。
倉庫会社保管業務と通関業務を担当。物流全体の管理も。

試験の基本情報

受験資格

通関士試験に受験資格はありません。年齢・学歴・経験は一切不問で、誰でもチャレンジできます。財務省(税関)が主催する国家試験で、年1回10月に実施されます。

試験概要

試験日程・受験料

項目内容
試験日例年10月の第1または第2日曜日
申込期間例年7月下旬〜8月上旬
合格発表例年11月中旬
受験料3,000円(NACCS申込は2,900円)
試験会場全国13都道府県

出題科目・出題形式

科目配点試験時間合格基準点
通関業法45点50分27点以上(60%)
関税法等60点100分36点以上(60%)
通関実務45点120分27点以上(60%)
※合格基準点は年度により変動する場合があります。

出題形式はすべてマークシート方式です。通関業法・関税法等は択一式・選択式が中心ですが、通関実務では申告書作成(輸出・輸入各1問)と計算問題も出題されます(計算結果の数字をマークシートに記入する形式)。

また、択一式問題では選択肢の中に正解がない場合に「0」をマークする形式があり、単純な暗記だけでは対応できません。

合格基準

  • 全科目で満点の60%以上の得点が必要
  • 1科目でも基準点を下回ると不合格
  • 合格基準は絶対評価(問題の難易度で合格率が変動する)

3科目の中で最難関とされるのが通関実務です。申告書の作成や計算問題が出題されるため、単純な暗記では通用しません。入念な対策が必要です。

どのくらい難しいの?

最新の試験結果(2025年度・第59回)

項目数値
受験者数6,322人
合格者数954人
合格率15.1%

過去10年間の合格率推移

年度受験者数合格者数合格率
2025年度6,322人954人15.1%
2024年度6,135人759人12.4%
2023年度6,332人1,534人24.2%
2022年度6,336人1,212人19.1%
2021年度6,961人1,097人15.8%
2020年度6,745人1,140人16.9%
2019年度6,388人878人13.7%
2018年度6,218人905人14.6%
2017年度6,535人1,392人21.3%
2016年度6,997人688人9.8%

例年の合格率は10〜20%前後で推移しています。絶対評価のため問題の難易度によって毎年大きくばらつきます。苦手科目を作らず満遍なく得点できる実力が求められます。

科目免除制度について

実務経験免除される科目
15年以上関税法等・通関実務の2科目免除
5年以上通関実務の1科目免除

科目免除を受けた受験者は合格率が大幅に上がります。逆に言えば、免除なしの全科目受験者の合格率は上記の数字より低くなります。しっかりとした対策が必要です。

どのくらい勉強が必要?

通関士試験の合格に必要な学習時間は400〜500時間と言われています。

  • 平日2時間×土日5時間→約5〜6ヶ月
  • 平日1時間×土日3時間→約8〜9ヶ月

試験日は10月なので、4月頃から学習をスタートするのが標準的なペースです。早めに始めたい場合は前年12月〜2月からスタートするといいですね。働きながら合格している人がほとんどなので、スケジュール管理が合否を分けます。

効率的な合格方法

結論:予備校・通信講座を使いましょう

通関士試験は合格率10〜20%の難関試験です。独学での合格も不可能ではありませんが、効率的なカリキュラムが組まれている予備校・通信講座の利用をおすすめします。

時間を無駄にしないで済む
出題傾向の分析や学習順序の最適化など、独学では時間がかかる部分を予備校がカバーしてくれます。純粋に勉強だけに集中できます。

法改正情報を逃さない
通関士試験の問題は7月1日時点の法律で作成されます。法改正された論点は頻出ですが、過去問だけでは対応できません。予備校なら最新情報を確実にキャッチアップできます。

通関実務の計算・申告書対策ができる
最難関の通関実務には申告書作成や計算問題が出題されます。独学では対策しにくいこの分野を、予備校の演習で確実に固められます。

挫折しにくい
400〜500時間の学習を一人でやり抜くのは大変です。予備校の学習スケジュール管理でモチベーションを維持しやすくなります。

どの予備校を選べばいい?

予備校選びで重要なのは以下の5つです。

  1. 合格実績はどうか(合格者数・合格率)
  2. 教材は分かりやすいか(テキスト・講義の質)
  3. サポート体制は充実しているか(質問対応等)
  4. 料金は予算に合うか
  5. スマホ学習に対応しているか(働いている人には重要)

詳しい予備校比較については、以下で徹底的に分析しています。

通関士予備校おすすめ5選をガチ比較

よくある質問

Q1:全くの初心者でも受験・合格できる?

できます!

通関士試験に受験資格はありません。ただし合格率10〜20%の難関試験のため、しっかりした対策は必要です。予備校を活用することで初学者でも十分に合格を狙えます。

Q2:働きながらでも合格できる?

できます!

実際に合格者の大半は社会人です。400〜500時間の学習は長期間コツコツ積み上げれば十分こなせる量です。スキマ時間を活用できる通信講座との相性が良い試験です。

働きながら合格するコツ

  • 毎日少しずつ:1〜2時間を継続することが大事
  • スキマ時間を活用:通勤中にスマホで講義・問題演習
  • 通信講座を活用:効率的なカリキュラムで時短学習
  • 法改正情報を追う:試験は7月1日時点の法律が基準

Q3:独立・開業はできるの?

通関士は基本的に独立・開業には向かない資格です。通関業を営むには財務大臣の許可が必要で、「経営基盤が確実であること」という条件を個人が満たすのはなかなか困難です。関税の立替資金(月数千万〜数億円規模になることも)も必要なため、実際に個人で通関業者となっている例は全国でも極めてわずかです。

その代わり、就職・転職市場での価値は高く、企業の中でキャリアアップしながら安定した収入を得られます。

Q4:AIに仕事を奪われる心配はない?

心配ありません!

書類の単純処理は自動化が進んでいますが、複雑な法律解釈・税関との折衝・イレギュラー案件への対応など、人間の判断が必要な業務が通関士の本質的な仕事です。むしろAI・自動化ツールを活用して業務効率を上げることで、より高度な業務に集中できるようになります。

まとめ

通関士はこんな資格

項目評価理由
将来性輸出入増加・法律で必置が義務付けられた安定需要。
収入平均年収591万円。海運・外資なら1,000万円超も目指せる。
難易度合格率10〜20%の難関。400〜500時間の学習が必要。
安定性独占業務・必置義務でAIにも代替されにくい。

こんな人におすすめ

  • 貿易・物流に興味がある人:国際取引の現場で専門家として活躍できる
  • 安定した職業に就きたい人:法律で需要が保証されている数少ない資格
  • グローバルに働きたい人:外資系・海外勤務でさらに収入アップも
  • 着実にキャリアアップしたい人:経験を積むほど年収が上がる年功序列型

最後に

通関士は、法律で「いないと業務が止まる」と定められた、数少ない必置資格のひとつです。貿易取引が拡大し続ける中で、専門知識を持った通関士の需要は今後も安定して見込めます。

合格率10〜20%の難関試験ではありますが、400〜500時間の学習で十分合格を狙える試験です。予備校・通信講座を活用して、最短ルートで合格を目指しましょう。

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