【令和6年最新】行政書士試験の合格率13.98%に上昇!都道府県別・年齢別データを徹底分析

こんにちは、まさちゃんです。

今回は「行政書士試験の合格率」というテーマでお話ししていきます。

令和5年度の行政書士試験では、合格率が13.98%まで上昇し、特に女性の合格者数が大幅に増加しました。この記事では、最新の試験データを徹底的に分析し、以下のような疑問にお答えしていきます。

・行政書士試験の実際の合格率は?
・都道府県別の合格率の違いは?
・年齢層による合格率の傾向は?
・男女別の合格状況は?
・なぜ合格率が低いのか?
・他の資格試験と比べてどうなのか?

この記事のポイントを最初にお伝えしておきます。

この記事のポイント
・令和5年度の合格率は13.98%(前年度比1.85ポイント上昇)
・合格者数は6,571人で、前年度から769人増加
・女性合格者は1,935人で、前年度から28.5%増加
・都道府県別では福井県が18.64%で最高、沖縄県が7.75%で最低

それでは本題に入っていきましょう!

目次

行政書士試験の合格率データ【公式発表】

行政書士試験の合格率データ

まず最初に、行政書士試験の合格率の確認方法についてお伝えしておきます。

この記事で扱っている行政書士試験の情報は、「行政書士試験研究センター」の公式サイトで確認した情報になります。

行政書士試験研究センターは「行政書士試験の実施団体」です。

公式が発表している間違いない数字を基にしているので、記事の内容は信用していただいて大丈夫です。

行政書士試験の合格率推移【過去12年分】

行政書士試験の合格率推移

というわけで、過去12年分の合格率を以下の表にまとめました。

年度申込者数受験者数合格者数合格率
令和5年度59,460人46,991人6,571人13.98%
令和4年度60,479人47,850人5,802人12.13%
令和3年度61,869人47,870人5,353人11.18%
令和2年度54,847人41,681人4,470人10.72%
令和元年度52,386人39,821人4,571人11.48%
平成30年度50,926人39,105人4,968人12.70%
平成29年度52,214人40,449人6,360人15.72%
平成28年度53,456人41,053人4,084人9.95%
平成27年度56,965人44,366人5,820人13.12%
平成26年度62,172人48,869人4,043人8.27%
平成25年度70,896人55,436人5,597人10.10%
平成24年度75,817人59,948人5,508人9.19%

具体的に傾向を深堀ってみていきます。

受験者数は微減傾向に

令和5年度の受験者数は46,991人で、前年度の47,850人から約1.8%減少しています。ですが約4.7万人という規模は依然として大きく、行政書士資格への関心は高い水準を維持していると言えます。

特筆すべきは、女性受験者が増加傾向にあることです。令和5年度は15,351人と前年度比で増加しており、行政書士試験に挑戦する女性が着実に増えています。

合格者数は増加傾向

令和5年度の合格者数は6,571人で、前年度の5,802人から大幅に増加しています。これは前年度比で約13.25%の増加となります。

特に女性の合格者数が1,935人と前年度から約28.5%増加している点が特徴的ですね。

合格率は上昇傾向

続いてこの記事の本題、合格率について。

令和5年度の合格率は13.98%と、前年度の12.13%から上昇しました。過去3年間の推移を見ると以下の通りです。

令和3年度:11.18%
令和4年度:12.13%
令和5年度:13.98%

着実に上昇しています。

【令和5年度】行政書士試験の最新合格率分析

行政書士試験の最新合格率分析

さて、合格率についてもう少し深掘って見ていきましょう。

男女別合格率の推移

年度全体男性女性
令和5年度13.98%14.65%12.61%
令和4年度12.13%13.17%9.89%
令和3年度11.18%11.77%9.86%

まずは男女別の合格率についてです。過去3年分のデータは上記の通りです。

令和5年度は女性の合格率が一気に上がっていますね。男性の合格率も上がっており、これが全体の合格率を引き上げた要因ですね。

世代別合格率の推移

年齢層令和5年度令和4年度令和3年度
20代16.92%15.08%13.60%
30代17.84%15.92%14.41%
40代14.52%12.17%10.92%
50代11.45%9.50%8.96%
60代以上8.48%6.67%6.57%

続いて世代別の合格率が上記です。こちらも過去3年分を掲載しました。

20代、30代が強いですね。令和5年度はどちらの世代も15%を超える合格率を記録しました。

その他の世代も含め、全体的に合格率は高まってきていることがわかりますね。

都道府県別合格率ランキング(令和5年度)

順位都道府県合格率
1位福井県18.64%
2位山梨県17.14%
3位石川県16.42%
4位東京都16.39%
5位宮城県15.17%
6位岐阜県15.03%
7位愛知県15.12%
8位京都府14.73%
9位大阪府14.59%
10位富山県14.24%
———-——–
43位徳島県10.89%
44位青森県8.55%
45位香川県8.93%
46位佐賀県8.10%
47位沖縄県7.75%

そして地域別の合格率も見ていきましょう。合格率が高い順に並べた表が上記になります。

1番合格率が高かったのは福井県で18.64%、反対に1番低かったのは沖縄県で7.75%でした。2倍以上の差があります。問題は同じものを使っているので、これだけ地域差が出るというのは面白いですね。

他の資格試験との合格率比較

他の資格試験との合格率比較

行政書士試験の位置づけを理解するため、他の資格試験とも比較してみましょう。

行政書士:13.98%(令和5年度)
司法書士:4〜5%前後
中小企業診断士:3〜8%程度
弁理士:6〜10%程度
社労士:5%〜10%程度
宅建士:15%~18%程度

難関資格と言われる上記の試験は、どれも合格率が低いです。

行政書士は宅建士よりは合格率が低く、社労士や司法書士よりは高いということがわかります。

合格までの勉強時間を比較してみても、行政書士が600〜800時間と言われているのに対し、社労士は1,000時間、宅建士は300〜400時間なので、行政書士はこの2資格の間の難易度ということになりますね。

行政書士試験の合格率が低い4つの理由

行政書士試験の合格率が低い4つの理由

行政書士試験は6割の得点で合格できる試験です。半分ちょっとの得点で合格と考えると、意外と簡単に合格できるように感じてしまいますよね。

ですが実際は10〜15%程度という低合格率の難しい試験です。なぜこんなに合格率が低いのか…

理由としては以下が考えられますね。

記述式の問題が出題されるため、難しい
出題される科目数が多く、対策しづらい
受験資格に制限がないので、ワンチャン狙いの受験者がいる
簡単な試験だと誤解している人がいる

順番に説明していきます。

記述式の問題が出題されるため、難しい

行政書士試験には記述式の問題が出題されます。

記述式はその名と通り、文章を記述して解答する形式です。

しっかり自分の言葉で説明できるレベルの知識が問われるので、かなり難しいですね。

出題される科目数が多く、対策しづらい

行政書士の試験で出題されるのは大きく分けて9科目です。

法律科目だけでなく、情報通信や個人情報保護、文章理解などの基礎知識科目も出題されるので、幅広い知識が求められます。

基礎知識については56点中24点という足切りもあり、雑な対策では乗り切れないですね。

法律科目についても、かなり細かい知識が問われるため、対策が難しいです。

受験資格に制限がないので、ワンチャン狙いの受験者がいる

行政書士試験は受験資格に制限がないので、誰でも受験することが可能です。

なので、あまり勉強せずにワンチャン狙いで受験している人も一定数いると考えられますね。

簡単な試験だと誤解している人がいる

行政書士試験について、簡単な試験だと誤解している人もいます。

実際にはとても難しい試験なのですが、簡単だと思われてしまう理由としては以下です。

・民法や憲法、行政法など、馴染みのある身近な法律からの出題が多いから
・6割の得点で合格できるから
・司法書士などの他の法律系資格に比べて簡単だから

こんな感じですね。

実際には先ほども書いた通り記述式の問題なども出題され、そう簡単に得点できないようになっています。

出題される問題自体も、さらっと勉強しただけで得点できるような簡単なものは少ないです。

舐め腐った考えで受験する人は当然落ちるので、その分合格率が低くなるという感じですね。

まとめ:合格率アップのための対策方法

今回は「行政書士試験の合格率」というテーマでまとめました。もう1度この記事の冒頭に掲載したポイントを確認しておきましょう。

この記事のポイント
・令和5年度の合格率は13.98%(前年度比1.85ポイント上昇)
・合格者数は6,571人で、前年度から769人増加
・女性合格者は1,935人で、前年度から28.5%増加
・都道府県別では福井県が18.64%で最高、沖縄県が7.75%で最低

というわけで行政書士試験の合格率は上昇傾向です。女性の合格率が一気に上昇しているのが特徴的ですが、男性の合格率も、世代別の合格率も年々上昇傾向です。この傾向がいつまで続くかはわかりませんが、以前に比べて合格しやすい試験になってきていると言えます。

しっかり対策をして挑めば、合格を勝ち取ることができるでしょう。

そのためには、行政書士試験対策の予備校講座を受講するのが近道です。最近は現地の予備校校舎に通わずに、オンライン上で講義を視聴して学習するタイプの予備校が増えてきています。その中でもアガルートアカデミーの行政書士講座は、実績が圧倒的です。

アガルート
2021年度:合格率42.14%(一般合格率の3.77倍)、合格者数217名
2022年度:合格率56.17%(一般合格率の4.63倍)、合格者数296名
2023年度:合格率56.11%(一般合格率の4.01倍)、合格者数304名

アガルートは行政書士受験指導のカリスマ、豊村先生が講座を担当します。とにかくわかりやすいので、ぜひ1度公式サイトに公開されている豊村先生のサンプル講義を視聴してみてください。この講義を受ければ合格できる気がする…と思わせてくれる講義が、そこにあります。

アガルート行政書士講座の詳細はこちら


アガルートも含め、合計10校の予備校を比較した「行政書士予備校10校をガチ比較!」の記事も以下に置いておくので、参考にしてみてください。

今回は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは。


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